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20.救いたいもの3~治療中~☆☆☆

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「⋯⋯ちゅ、ちゅぷ、れろっ、ちゅっ」

暖炉の炎で暖かいオレンジ色に柔肌が染まっていた。
華奢で私より小柄だけど、ユマは肩や腕など程よく弓使いの筋肉が見て取れる。ラインも綺麗な腰、丸みを帯びたお尻。滑らかな肌、艶のあるぷるんとした乳房の頂点にある桃色の実。秘部は無毛で割れ目は丸見えだった。

(⋯⋯なんだか、昨日より色っぽい⋯⋯)

私の鼓動がトクンと大きくなる。頰に熱を感じる。
ほんの数時間前と現在の違いだけど、強引に男を知らされた彼女の身体は艶めかしく見えた。

〈古の回復術式アモーレ〉

短く口づけを交わし、舌をおへその周りに魔法陣を描くように這わす。
胸の真ん中にも魔法陣を描き、長い口づけをする。
本当はもう一つ行程があるんだけど──それは秘密。
魔力を注ぎ込む口づけは儀式的な影響なのか、呪聖印の熱量をも高め私の鼓動を乱していた。

暖炉の薪もメラメラと燃える勢いを増す。
ユマが身動ぐとお互いの肌が触れ合う、自然な丸みの柔らかな球体が何度も何度もブラにあたった。

──まだ意識は戻らない。

集中して魔力の循環を強めていく、息継ぎしながら人工呼吸のように流す。

(ユマ、戻ってきて! ユマ、お願い!!)

身体を掌で擦ると肌に赤みがさしてきた。
明らかに色みの薄くなっていた唇も頰も耳も生気を取り戻し、色濃くなったような気がする。

(あぁ! 目を開けて!)

と、その時──

それまで僅かに身動ぐ程度だったユマの身体が、大きく跳ねた。

「きゃっ!」

うっすらと目を開け、彼女は小さな悲鳴をあげた。
ふいに手を上げると、私の首にかかる。
ユマは意識を取り戻した。

「⋯⋯ナディア様⋯⋯ど⋯⋯して泣いてるの? 悲しいの?」

「ぜんぜんっ、う、嬉し涙だから⋯⋯よかった⋯⋯」

「⋯⋯うち、あれれ?」

眠そうに目を擦りながら青い髪を左右に小さく揺らす。
上半身を起こそうとして、自分が裸なのに気づいたよう。
私の首に置いた手ごと、大きくぶるぶる身体を震わせる。

「⋯⋯でも、うち、何か嬉しいな」

大きな瞳を潤ませて愛らしい顔。上目遣いで私を見上げて、とびっきりの笑顔で呟いた。
不思議なキュンっ!!
胸の奥が甘く揺さぶられる。
私は思わず溢れる喜びのまま、お互いの胸が潰れるほど強く抱きしめた。しばし瞳を閉じて、体温と心音を確かめ合う。

「ぐぐぐぐぐるじいっ! ナディア様っ!」

「ご、ごめん」

なんとか回復治療は成功した。
伝染するような術や淫呪のたぐいじゃなくてよかった。
私は先生の見本を見ただけだったから、初めて、女の子とこんなにも触れ合った割にはよくやった方だと思う。
けれど、なぜ流行していたのか身を持って分かった。いろんな所を触ると、どんどん相手の身体の奥の奥の奥の奥底まで触りたくなる独占欲。
脳内に性欲が溢れるなんて、と自己嫌悪に苛まれた。

だけど──

「⋯⋯あぁん、聖女様にこんな、うち綺麗にしてもらって、身体の奥まで火照らせてもらえるなんて⋯⋯ステキ」

「えぇっ!? 治療なので、火照りは副産物だからっ、ぅうっ、はうっ!」

ユマが乙女の瞳で、うっとり私を見つめてくる。
好奇心に染まりキラキラと輝きだした。
背中に回っている彼女の手が脇腹を擦ってきて、曖昧な説明と聖女の矜持と甘い刺激とがこんがらがってしまう。

「ももももう、駄目よっ、治療終わったから、ね?」

「ナディア様は自慰したことありますか?」

「うぅっ、じじい、自慰っ!? そんな急に⋯⋯」

「じゃあ、信者のエッチな告白聞いたとか、司祭様にお尻を触られたとか、女の子同士のアレは?」

質問ユマは目をぱちくりさせる。
彼女の膝が私のショーツに擦れた。
下から股の間に入った膝が秘部をなぞってくる。

「あぁ⋯⋯ユマっ⋯⋯」

さり気なく、どの質問も鋭い。
女性の乳房は宮廷の華々ともてはやす王太子のもとロンダルの風紀は乱れていた。
高位の聖職者が娼家に入り浸ったり、信者との密室での性行為。または、禁欲に耐えられなくなった修道女同士の恋愛などなどよくある話だった。

「しばしば、聖職者は権力者の欲情をそそるかもしれません。なので清潔、清楚な服装、それに肌の露出を控えるの」

「あー、あー、あー、否定しないんだあ」

「私は、ごにょごょ⋯⋯」

「あふふっ、とっても可愛い」

濡れたユマの瞳が妖しく光ると、いきなり頰に唇を押しつけてきた。
唇は少しづつずれていき、キス。私の唇を情熱的に吸い、舌を入れてくる。

(女の子の舌で舌を舐めるの、口の中、蕩けちゃう⋯⋯)

ユマの唇と甘い淫靡な舌に脳まで痺れる。
抱き合い、唇を合わせたまま、背中に回っている手がブラのホックに伸びているのが分かった。

「⋯⋯だめよ、もうぅ」

「ずるいー、うちのおっぱいも乳首もアソコも全部、見てて自分だけは見せないなんてぇ⋯⋯ぐすんっ」

「そんな⋯⋯泣きマネしても、だ、だめ」

「いいでしょ、いいでしょ。見たいい。あっ!?」

「キャッ!」

パスン!

か弱くホックが外れる音とともに、乳房がぷるるんとユマの目の前に弾け出た。
露出した乳房をじっくり間近で見られてしまう。
私はボッと顔が熱くなった。

「見ないで、恥ずかしいから⋯⋯」

「うわぁ、おっぱい大っきい、乳首ピンク色ですっごく綺麗!」

「んん、大きさのこと言わないで⋯⋯ユマにもおっぱいあるでしょ」

「うらやま! うち、こんな、大っきくない」

「成長中、成長中。これからよ。さぁ、みんなが心配しているから服を着るの」

褒めてくれるのは嬉しいけど、ユマをなだめて早く外のみんなと合流しなくてはいけない。
あんな変態な追っ手。しかもユマを狙って来たようなのは懲り懲り。
マートン伯爵の別邸に急いだほうがいい。
私が四つん這いの体勢から起き上がろうとした時、温かくて柔らかな唇が乳突起を挟んできた。

「こらぁ、もぉ、服を着よ⋯⋯ああぁ⋯⋯ふううぅ」

「んちゅ⋯⋯はむぅ、甘くて、おっぱい美味しいぃ♡」

顔を乳房に押しあてられ、ちゅうちゅう乳首を吸われて感じてしまう。乳首にきつく吸いつき、固くなってきた乳首をレロレロと転がしてくる。その突起をつねりクリクリよじる。
もう片方の揺れる乳房も手で捕らえられた。貪るように、乳肉を持ち上げ、揉みしだかれ、絞るように揉まれた。
私は息を震わせ、唇を開いて甘い声で呻く。ユマの手つきは淫らで上手だった。

「⋯⋯だめ⋯⋯なのにっ⋯⋯♡」

「あっ! え!? ナディア様♡ 淫紋? んんん♡」

「うぅっん、違う違う、訳ありなの」

うずうず身体が疼いて、私は我慢できなくなっていた。
ユマの発情が呪聖印に強く伝わり血流が熱くなる。

「ナディア様っ⋯⋯♡」

「はぁ、はぁ⋯⋯おっぱい♡」

揺れるユマの乳房を右手で揉むと、柔らかな感触の虜になる。揉むたびに指が弾力を受けて沈み、跳ね返された。
すべすべな肌の感触を感じながら揉む。

「んっ⋯⋯うちのおっぱい♡ もっとぉ♡」

ユマの裸身がスッと反り返って、乳房の愛撫に悶えた。
感じやすくなっているのは彼女も同じ、いつしか私は主導権を取り返していた。

「ユマのアソコ触っていい?」

「や、あんっ♡ ナディア様ぁ、そこは⋯⋯今っ♡」

唇に責められっぱなしだった乳房を開放されたので、身体をずらしてつるつるの秘部に指を這わせる。
薄桃色の膣粘膜には熱とたっぷり濡れているヌメリ感があった。
くぐもったユマの甘い声が責めの心をくすぐってくる。徐々に情が込み上げてきた。

「ここ、かな?」

「ひあぁぁっ! あぁん♡ はうぅっ♡ あ♡ クリだめっ~あああっ♡」

くちゅくちゅくちゅ。
わざとゆっくり、指を陰核に這わす。
むっちりした太ももと豊満なお尻を撫で回した。
ユマの吐息が一段と大きくなってきた。彼女の白いしなやかな身体が悶え、激しく乳房が揺れる。
甲高い悲鳴にビクビクとお尻が震えた。

「んあぁっ♡ あっ♡ あっ⋯⋯ナディア様♡ クリ♡ そこだめ~♡」

「ふふっ、ユマからちょっかい出してきて、こんなに濡れちゃって⋯⋯いけない娘」

「んんぅっ、お姉様♡」

「なに、その呼び方、やめてね」

「じゃあ、ママッー!!」

「⋯⋯まだ、姉の方がいいかな。二人っきりの時とかなら」

母扱いは助けた人々を含めると──見習いの時から、かなり年上の人にまで母と呼ばれ過ぎたし、教会には年上は姉ばかり、年下なら妹ばかりで少し辟易していた。

てもでも、正直、ユマに呼ばれるのは悪くなかった。

(恥ずかしいので、顔には出さない)

私に心配そうな表情を向けるユマに微笑む。
すぐ微笑み返してくれるのが嬉しくて、つるつるの秘部に優しく触れる。
発情と愛撫に小陰唇が震えて、内側の薄紅色の媚肉がひくひくしてきていた。中指を這わせて、柔らかな窪みに差し込んでいく。

「きゃふぅお姉様♡ あああっお姉様♡ ふぁお姉様♡ お姉様んぷぅ♡ お姉様ひゃむうぅ♡♡」

「はい、お姉様の連呼は禁止にしまーす♡」

「えぇ、はやぁい、やだやだやだやだやだぁ♡」

魔力で暖めたから体温が高めなのか、ユマの膣内は熱くて指が溶けちゃいそうだった。膣壁がぷちぷちしいて擦ると湿りを増し、女蜜が溢れた。膣内は収縮を繰り返して不規則なうねりのまま、指の行き先を狭めてくる。

「はぁ♡ アソコ広げないでぇ♡♡ はぁ♡ ナディア様に⋯⋯うちの恥ずかしい顔ォ♡ 見られちゃう♡ やだやだぁあ♡ はあぁっ♡ あぁ、あぁっ⋯⋯♡」

蒸れた身体が小刻みに揺れる。下腹部に熱がこもり、内ももに女蜜が垂れた。欲情してるのが伝わってくる。
それに今頃になってからユマは羞恥に気づいたよう。

「かわいい~♡」

「はぁっんん♡ はぁ⋯⋯♡ はぁ言葉でイクッ♡ クリ舐めないでぇ~っ♡ クリ⋯⋯あふっ♡ はぁ、んんっ♡ あはぁ♡ んふあぁ⋯⋯♡」

切なそうな陰核を舌でペロペロ転がす。
それに薬指も差し込んでいく。媚肉にずぷぷと吸い付いて吸い込まれる。ぎゅうううと指が二本とも締めつけられた。ユマの恍惚な表情に私の秘部も熱くなった。

「あっ♡ あっ、はぅうん♡ やっ⋯⋯んあっ♡ しゅごい、イクッ⋯⋯♡ こんな♡ しゅごいいぃ♡ いい♡ んぁ、ひっ♡ ぽっ♡ あ♡ んはあぁっ♡ イクッ⋯⋯あぁ、いぃ♡ ナディア様っ、全部忘れさせてください、もうぅぅ、ナディア様っ⋯⋯♡」

「うん、ユマの顔を見てるから、私のことだけ考えて♡ イッて♡」

深く触れ合って、ユマの熱を感じる。
右手の二本指を使って膣穴を突き、左手で包皮から顔を出している陰核を摘んだり擦る。

「ああぁんっ♡ ひうぅっ、イクッ⋯⋯♡ あんッ♡ ひぃいいん⋯⋯♡ あはぁあぁぁぁぁっ♡ 気持ちイイッ♡ あぁッ♡ うち、イクウゥゥゥ~♡♡」

プシュァァァアアアァァァァアアアア!!

ひときわ激しく、ユマの乳房がぷるんぷるんと揺れた。湧き上がる快感のごとく、跳ね踊るお尻。
勢いよく潮を噴きながら達し、彼女は身体を仰け反らせ何度も何度も不規則な痙攣をした。唇からは嬌声を響かせ絶頂を迎えた。


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