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Commands the Stars(星を統べる者)
第87話 翠龍山脈
ファーランを統治する竜王がいるのは、閏都ズイセンだ。現在地の東湖地方セリンツォから、数日旅をしたところにある。
リトスとレイヴンは、ユエリの案内のもと、組合馬車を乗り継いだりしながら、潤都ズイセンを目指し西に移動した。
「屋台でテンスイ麺を買ってきましたが、本当にこれで良いんですか?」
隻眼のエルフは、両手にテイクアウトの麺料理が入った椀を持っている。
リトスは、昼飯を買って来いとユエリをパシっていた。
「リトス様は貴族でしょうに、庶民の食べ物でよろしいので? ちなみに、これは辛いですよ」
「え~どれどれ」
リトスは、わくわくしながら椀をもらった。
国ごとに違う料理を楽しみたいというのが、旅の目的の一つではある。出国そうそうトラブルに巻き込まれ後回しになっていた。
椀の中には、黒いソースがかかった白い太麺が入っている。二本の細い棒は食器らしい。口に入れるとスパイスの香りと独特の辛みが広がる。辛みは長時間持続せず、甘い味が残る。濃い味のソースが掛かった太麺は、噛みごたえがあってモチモチしていた。
リトスの故郷メレフでは、麺といえばスパゲッティー。カルボナーラのように、チーズや卵を使った料理が多い。
ところ変われば、同じ麺料理でも、こうも味付けや麺の種類が変わるものか。
「美味しいなコレ」
「……聞いてもいいでしょうか」
ユエリは、麺をむさぼるリトスを奇妙なものを見る目で眺めていたが、意を決したように言った。
「メレフを出て、ずっと旅をされていたのですか」
「うん、そうだよ」
「今後は、どうされるおつもりですか」
そう聞いてくるユエリの瞳には、ある期待が揺れている。
参ったな、そこまで好かれるような事をしてないんだけど。
「お前には言ってなかったけど、俺は昔から見聞を広めるために旅をしたかったんだよ」
「昨今は、魔物が各地に出没して危険です。噂では、北のグレイドリブンが魔物に襲われ凍土と化したとか。安全なファーランに住むつもりはありませんか」
グレイドリブン復活のニュースが広まるのは、まだ先みたいだな。
今、正体を明かすつもりのないリトスは、答えに迷って結局ごまかした。
「何ユエリ、お前また俺の奴隷になりたいの? そんなに好かれてるなんて知らなかったな~」
「あなたという人は! 軽薄で憎らしかったことを今思い出しましたよ!」
よしよし好感度が下がったぞ。
リトスは怒っているユエリから視線を逸らした。
ちょうど向こうの空き地で、レイヴンが行商の護衛をしている屈強な獣人の傭兵相手に剣で立ち回りを演じている。おぬし出来るな、と剣術の試合を申し込まれたのだ。
相手が参りましたと頭を下げ、レイヴンは自分の剣を鞘に収めた。
汗ひとつかいていない涼しい顔だが、良い運動になったと悦にいっている事がリトスには分かる。レイヴンの奴は好戦的で運動が好きなのだ。俺は付いていけないノリだな。
「お疲れ。麺食う?」
「いや」
余っている椀をすすめると、レイヴンは首を横に振った。意外と辛い食べものは苦手らしい。
「もう一つ聞きたかったのですが、レイヴン殿とは、どういう関係なんですか」
「護衛かな」
ユエリの質問攻撃がうざい。
リトスの適当な答えを聞いて、レイヴンが嘆息した。
彼は、リトスではなくユエリに向き直る。
「……俺とこいつの間に雇用関係はない。どちらかと言えば、俺の用事にこいつを付き合わせている」
「あなたがリトス様に同行を頼んだと?」
「そうだ。こいつはこう見えて有能な男だからな」
なんで俺の株をあげるんだよっ!
せっかく下げたのに。
「なるほど……?」
ユエリは釈然としない表情をしている。
「この話題は、ここまでにしようぜ。なあ、次は、あの山を越えんの?」
リトスは、行く手に立ちふさがる壁のような山脈を見上げた。
今は登山口のある村で、休憩している最中だ。
ユエリも現実的な話題に、気を取り直して乗ってくる。
「ええ。潤都ズイセンまでは、翠龍山脈を越えなければいけません」
「大変そう……」
「そうでもありません。翠龍山脈を直通するトンネルが掘られています。現役の坑道でもありますね。今もドワーフたちがせっせと金銀ミスリルを掘り進めています」
ドワーフか。元奴隷にも一人、図太いドワーフの爺さんがいたな。
「……アドルフォどうしてるの?」
「この山で穴を掘ってますよ。まったくドワーフときたら、石相手に目を輝かせてばかり。何が楽しいのか私には全く分かりません」
「そうか~」
アドルフォはユエリと共に、元奴隷たちの中で、リトスと直接やりとりがあった個性の強い面々の一人だ。出くわさないことを祈ろう。
雑談をしていると、山の方から、慌てた様子の男たちが駆け降りてきた。
「大変だ! 坑道が崩落したらしい! 鉱夫のドワーフの奴らが巻き込まれたかもしれん! 誰か見に行って、助けてやらんと」
「なんだと?!」
「セリンツォの駐在所まで報告に行ってたら、間に合わないな」
知らせを受けた村人たちは心配そうにしている。
同道している行商人や傭兵も、坑道が崩れたと聞いて険しい顔だ。素人目に見ても登るのが難しそうな山脈である。できれば坑道を使いたかっただろう。
ユエリを見ると、真っ青な顔色になっていた。
憎まれ口をたたいても、元同僚のドワーフの心配をしているらしい。
「……坑道に案内してくれ。救助を手伝うよ」
リトスがそう申し出ると、振り返った村人たちは怪訝な顔をした。
「細っこい人間の坊主が、俺たちを助けるだって?」
「これでも魔術師だ。何かの役に立つと思うよ」
猫の手でも借りたいんじゃないのか?と見渡すと、村人たちは顔を見合わせて、案内を始める。緊急事態だ、憎い人間の手でも借りたいのだろう。
リトスはレイヴンと視線をかわし、戸惑うユエリと共に彼らの後を追った。
リトスとレイヴンは、ユエリの案内のもと、組合馬車を乗り継いだりしながら、潤都ズイセンを目指し西に移動した。
「屋台でテンスイ麺を買ってきましたが、本当にこれで良いんですか?」
隻眼のエルフは、両手にテイクアウトの麺料理が入った椀を持っている。
リトスは、昼飯を買って来いとユエリをパシっていた。
「リトス様は貴族でしょうに、庶民の食べ物でよろしいので? ちなみに、これは辛いですよ」
「え~どれどれ」
リトスは、わくわくしながら椀をもらった。
国ごとに違う料理を楽しみたいというのが、旅の目的の一つではある。出国そうそうトラブルに巻き込まれ後回しになっていた。
椀の中には、黒いソースがかかった白い太麺が入っている。二本の細い棒は食器らしい。口に入れるとスパイスの香りと独特の辛みが広がる。辛みは長時間持続せず、甘い味が残る。濃い味のソースが掛かった太麺は、噛みごたえがあってモチモチしていた。
リトスの故郷メレフでは、麺といえばスパゲッティー。カルボナーラのように、チーズや卵を使った料理が多い。
ところ変われば、同じ麺料理でも、こうも味付けや麺の種類が変わるものか。
「美味しいなコレ」
「……聞いてもいいでしょうか」
ユエリは、麺をむさぼるリトスを奇妙なものを見る目で眺めていたが、意を決したように言った。
「メレフを出て、ずっと旅をされていたのですか」
「うん、そうだよ」
「今後は、どうされるおつもりですか」
そう聞いてくるユエリの瞳には、ある期待が揺れている。
参ったな、そこまで好かれるような事をしてないんだけど。
「お前には言ってなかったけど、俺は昔から見聞を広めるために旅をしたかったんだよ」
「昨今は、魔物が各地に出没して危険です。噂では、北のグレイドリブンが魔物に襲われ凍土と化したとか。安全なファーランに住むつもりはありませんか」
グレイドリブン復活のニュースが広まるのは、まだ先みたいだな。
今、正体を明かすつもりのないリトスは、答えに迷って結局ごまかした。
「何ユエリ、お前また俺の奴隷になりたいの? そんなに好かれてるなんて知らなかったな~」
「あなたという人は! 軽薄で憎らしかったことを今思い出しましたよ!」
よしよし好感度が下がったぞ。
リトスは怒っているユエリから視線を逸らした。
ちょうど向こうの空き地で、レイヴンが行商の護衛をしている屈強な獣人の傭兵相手に剣で立ち回りを演じている。おぬし出来るな、と剣術の試合を申し込まれたのだ。
相手が参りましたと頭を下げ、レイヴンは自分の剣を鞘に収めた。
汗ひとつかいていない涼しい顔だが、良い運動になったと悦にいっている事がリトスには分かる。レイヴンの奴は好戦的で運動が好きなのだ。俺は付いていけないノリだな。
「お疲れ。麺食う?」
「いや」
余っている椀をすすめると、レイヴンは首を横に振った。意外と辛い食べものは苦手らしい。
「もう一つ聞きたかったのですが、レイヴン殿とは、どういう関係なんですか」
「護衛かな」
ユエリの質問攻撃がうざい。
リトスの適当な答えを聞いて、レイヴンが嘆息した。
彼は、リトスではなくユエリに向き直る。
「……俺とこいつの間に雇用関係はない。どちらかと言えば、俺の用事にこいつを付き合わせている」
「あなたがリトス様に同行を頼んだと?」
「そうだ。こいつはこう見えて有能な男だからな」
なんで俺の株をあげるんだよっ!
せっかく下げたのに。
「なるほど……?」
ユエリは釈然としない表情をしている。
「この話題は、ここまでにしようぜ。なあ、次は、あの山を越えんの?」
リトスは、行く手に立ちふさがる壁のような山脈を見上げた。
今は登山口のある村で、休憩している最中だ。
ユエリも現実的な話題に、気を取り直して乗ってくる。
「ええ。潤都ズイセンまでは、翠龍山脈を越えなければいけません」
「大変そう……」
「そうでもありません。翠龍山脈を直通するトンネルが掘られています。現役の坑道でもありますね。今もドワーフたちがせっせと金銀ミスリルを掘り進めています」
ドワーフか。元奴隷にも一人、図太いドワーフの爺さんがいたな。
「……アドルフォどうしてるの?」
「この山で穴を掘ってますよ。まったくドワーフときたら、石相手に目を輝かせてばかり。何が楽しいのか私には全く分かりません」
「そうか~」
アドルフォはユエリと共に、元奴隷たちの中で、リトスと直接やりとりがあった個性の強い面々の一人だ。出くわさないことを祈ろう。
雑談をしていると、山の方から、慌てた様子の男たちが駆け降りてきた。
「大変だ! 坑道が崩落したらしい! 鉱夫のドワーフの奴らが巻き込まれたかもしれん! 誰か見に行って、助けてやらんと」
「なんだと?!」
「セリンツォの駐在所まで報告に行ってたら、間に合わないな」
知らせを受けた村人たちは心配そうにしている。
同道している行商人や傭兵も、坑道が崩れたと聞いて険しい顔だ。素人目に見ても登るのが難しそうな山脈である。できれば坑道を使いたかっただろう。
ユエリを見ると、真っ青な顔色になっていた。
憎まれ口をたたいても、元同僚のドワーフの心配をしているらしい。
「……坑道に案内してくれ。救助を手伝うよ」
リトスがそう申し出ると、振り返った村人たちは怪訝な顔をした。
「細っこい人間の坊主が、俺たちを助けるだって?」
「これでも魔術師だ。何かの役に立つと思うよ」
猫の手でも借りたいんじゃないのか?と見渡すと、村人たちは顔を見合わせて、案内を始める。緊急事態だ、憎い人間の手でも借りたいのだろう。
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