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第一章
05 巨大化する羊
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天魔に覚醒してしまった少女を、どうか引き取って欲しいと村長は国に届け出たらしい。しかし、忙しいのか何なのか、一向に国から返事が来ないそうだ。
「こうなったら街の教会にアニスを預けることにする」
「……なんでそれを、僕に言うんですか」
村長の家に呼び出されたリヒトは困惑した。
目の前には農村では珍しい甘いお菓子が並んでいる。
まるで接待されているようだ。
「お菓子には釣られませんからね」
「リヒトよ……アニスと聖剣を教会に送り届けるのだ」
「お断りです。僕には愛する羊さん達がいるので」
「……金貨3枚を支度金として持たせよう」
「せめて5枚」
リヒトと村長はお菓子を挟んで睨みあった。
村長は初老の男性だった。白髪まじりの顎髭をさすりながら、彼は片手を広げ指を4本上げてみせる。
「羊飼いがそんな大金を持ってどうするのじゃ……4枚」
「畜舎を増築して、羊さんが快適に過ごせるようにするんです。5枚は譲れません」
「むむ……」
「天魔を届け出したら国から報償金が出るんでしょ。ケチらないで下さいよ」
「5枚だそう。持ってけ泥棒ー!」
交渉は成立した。
まんまと大金をせしめたリヒトは、せっかくなので出された焼き菓子を食べてから村長の家を後にした。
「アローリアの街まで徒歩で1日半くらいか……途中で野宿することになるのかな」
日帰りできる距離ではないので、羊さんは置いて行くことになるだろう。リヒトは自分の家に帰って準備を整えた。
両親は数年前に山火事に巻き込まれて亡くなっている。
だから家族は羊のメリーさんだけだ。
「メリーさん……僕は必ず帰ってくるから。レイルの言い付けを聞いて大人しく待ってるんだよ」
「……メエー(一人で大丈夫? ハンカチは持った?)」
「草が足りないって? 飼い葉桶に多めに入れていくよ」
「メエー(そうじゃない)」
心なしか心配そうな羊のメリーさんだが、残念ながら飼い主に意図が通じていない。
メリーさんに見送られ、リヒトは旅の荷物が詰まったリュックを持って幼馴染みの少女と村を出発した。
「ねえリヒト、私達、どこへ行くの?」
記憶が混乱して訳が分かっていないアニスは、急拵えの鞘に収めた聖剣を手に、不思議そうにしながらもリヒトに付いて歩き出す。
ちなみに聖剣は血みどろ親子喧嘩に使われて縁起が悪くなったので、今後、観光資源には使わないらしい。村長は返品交換してきて欲しそうだったが、百貨店の商品じゃあるまいし、返品はともかく交換は無理そうだと思う。
「アローリアの街で最近、クリームパンなるものが流行しているらしい。その調査と試食に行くのさ」
「ふーん。良く分からないけど美味そうね」
リヒトは、村長からもらった金貨を使って食べ歩きしようと思っていた。
天魔の悪魔の方を宿してしまったアニスは、教会に連れていくと下手すれば殺されるかもしれない。けれど引き渡すかどうかの決定権はリヒトにある。街に着いて食べ歩きを楽しんでから、どうするか考えても遅くないだろう。
二人は軽い足取りで山を下って行った。
リヒトが去った翌日。
レイル少年はリヒトの分の羊まで面倒をみることになっていた。
余談だが、羊飼いの仕事は近隣の村人達の羊を預かって、草の生えた場所をゆっくり移動する仕事である。自分の飼っている羊だけではなく他人の羊の世話もするのだ。
「なんでだよ……そもそも街に行きたいって言ってたの、俺じゃね?」
レイルは理不尽を噛み締めた。
羊の世話をする毎日に飽き飽きして、街に出て修行して冒険者になりたいと言っていたのはレイルの方だったはず。ところが現実はレイルが残されてリヒトが街へ出てしまった。
「うおおおおっ、納得できん!」
あいつ、本当に帰ってくるのかよ。
アニスと一緒に厄介払いされてしまったのでは、という懸念もぬぐいきれない。リヒトが帰ってこないと、レイルは一人きりで羊の世話をし続けることになる。
「嫌だ! それだけは断固拒否! よっし、俺はリヒトを追いかけるぞ!」
拳を握って立ち上がったレイルに、小柄な羊が寄ってきた。
「メエー(よくぞ言った、レイル少年)」
「あれ? お前は確かリヒトの飼ってるメリーさん」
メリーさんはいななくと、足踏みする。
「メエエエ!(天然なリヒトが心配で暢気に草を食べてる場合じゃないわ! 一緒に行くわよ)」
「な、何?!」
目を白黒させているレイルの前で、腰の高さだったメリーさんが、モコモコ膨らんでいく。あっという間に3倍近くまでサイズが大きくなったメリーさんは、仰天するレイルを見下ろした。
「メエメエ!(さあ、乗って)」
「羊が巨大化?!」
「メエエエエ(ええい、まどろっこしいわね)」
「ぐえっ」
メリーさんは少年の首ねっこを加えると、ポーンと空に放り投げた。
「うわあああ!」
ぽすん、と音を立ててレイルは羊の背中に落ちる。
羊毛100パーセントなので肌に優しい。
フワフワな毛並みが迎えてくれる。
「メエ(出発)!」
「……いったいぜんたい、何がどうなってるんだよーーっ!」
もっともなレイル少年の叫びは、天然羊毛100パーセントのクッションに吸い込まれて消えた。少年を拉致した羊のメリーさんは、他の羊がポカンとしている中、悠々と山を下って行ったという。
強く生きろよ、レイル少年。
「こうなったら街の教会にアニスを預けることにする」
「……なんでそれを、僕に言うんですか」
村長の家に呼び出されたリヒトは困惑した。
目の前には農村では珍しい甘いお菓子が並んでいる。
まるで接待されているようだ。
「お菓子には釣られませんからね」
「リヒトよ……アニスと聖剣を教会に送り届けるのだ」
「お断りです。僕には愛する羊さん達がいるので」
「……金貨3枚を支度金として持たせよう」
「せめて5枚」
リヒトと村長はお菓子を挟んで睨みあった。
村長は初老の男性だった。白髪まじりの顎髭をさすりながら、彼は片手を広げ指を4本上げてみせる。
「羊飼いがそんな大金を持ってどうするのじゃ……4枚」
「畜舎を増築して、羊さんが快適に過ごせるようにするんです。5枚は譲れません」
「むむ……」
「天魔を届け出したら国から報償金が出るんでしょ。ケチらないで下さいよ」
「5枚だそう。持ってけ泥棒ー!」
交渉は成立した。
まんまと大金をせしめたリヒトは、せっかくなので出された焼き菓子を食べてから村長の家を後にした。
「アローリアの街まで徒歩で1日半くらいか……途中で野宿することになるのかな」
日帰りできる距離ではないので、羊さんは置いて行くことになるだろう。リヒトは自分の家に帰って準備を整えた。
両親は数年前に山火事に巻き込まれて亡くなっている。
だから家族は羊のメリーさんだけだ。
「メリーさん……僕は必ず帰ってくるから。レイルの言い付けを聞いて大人しく待ってるんだよ」
「……メエー(一人で大丈夫? ハンカチは持った?)」
「草が足りないって? 飼い葉桶に多めに入れていくよ」
「メエー(そうじゃない)」
心なしか心配そうな羊のメリーさんだが、残念ながら飼い主に意図が通じていない。
メリーさんに見送られ、リヒトは旅の荷物が詰まったリュックを持って幼馴染みの少女と村を出発した。
「ねえリヒト、私達、どこへ行くの?」
記憶が混乱して訳が分かっていないアニスは、急拵えの鞘に収めた聖剣を手に、不思議そうにしながらもリヒトに付いて歩き出す。
ちなみに聖剣は血みどろ親子喧嘩に使われて縁起が悪くなったので、今後、観光資源には使わないらしい。村長は返品交換してきて欲しそうだったが、百貨店の商品じゃあるまいし、返品はともかく交換は無理そうだと思う。
「アローリアの街で最近、クリームパンなるものが流行しているらしい。その調査と試食に行くのさ」
「ふーん。良く分からないけど美味そうね」
リヒトは、村長からもらった金貨を使って食べ歩きしようと思っていた。
天魔の悪魔の方を宿してしまったアニスは、教会に連れていくと下手すれば殺されるかもしれない。けれど引き渡すかどうかの決定権はリヒトにある。街に着いて食べ歩きを楽しんでから、どうするか考えても遅くないだろう。
二人は軽い足取りで山を下って行った。
リヒトが去った翌日。
レイル少年はリヒトの分の羊まで面倒をみることになっていた。
余談だが、羊飼いの仕事は近隣の村人達の羊を預かって、草の生えた場所をゆっくり移動する仕事である。自分の飼っている羊だけではなく他人の羊の世話もするのだ。
「なんでだよ……そもそも街に行きたいって言ってたの、俺じゃね?」
レイルは理不尽を噛み締めた。
羊の世話をする毎日に飽き飽きして、街に出て修行して冒険者になりたいと言っていたのはレイルの方だったはず。ところが現実はレイルが残されてリヒトが街へ出てしまった。
「うおおおおっ、納得できん!」
あいつ、本当に帰ってくるのかよ。
アニスと一緒に厄介払いされてしまったのでは、という懸念もぬぐいきれない。リヒトが帰ってこないと、レイルは一人きりで羊の世話をし続けることになる。
「嫌だ! それだけは断固拒否! よっし、俺はリヒトを追いかけるぞ!」
拳を握って立ち上がったレイルに、小柄な羊が寄ってきた。
「メエー(よくぞ言った、レイル少年)」
「あれ? お前は確かリヒトの飼ってるメリーさん」
メリーさんはいななくと、足踏みする。
「メエエエ!(天然なリヒトが心配で暢気に草を食べてる場合じゃないわ! 一緒に行くわよ)」
「な、何?!」
目を白黒させているレイルの前で、腰の高さだったメリーさんが、モコモコ膨らんでいく。あっという間に3倍近くまでサイズが大きくなったメリーさんは、仰天するレイルを見下ろした。
「メエメエ!(さあ、乗って)」
「羊が巨大化?!」
「メエエエエ(ええい、まどろっこしいわね)」
「ぐえっ」
メリーさんは少年の首ねっこを加えると、ポーンと空に放り投げた。
「うわあああ!」
ぽすん、と音を立ててレイルは羊の背中に落ちる。
羊毛100パーセントなので肌に優しい。
フワフワな毛並みが迎えてくれる。
「メエ(出発)!」
「……いったいぜんたい、何がどうなってるんだよーーっ!」
もっともなレイル少年の叫びは、天然羊毛100パーセントのクッションに吸い込まれて消えた。少年を拉致した羊のメリーさんは、他の羊がポカンとしている中、悠々と山を下って行ったという。
強く生きろよ、レイル少年。
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