81 / 126
竜の娘
79 サクッと巨人を倒しました
ヨルムンガンドの背中から身を乗り出して、上空から巨人を観察する。緑の毛だと思ってたのは草だった。頭や肩に草木がぼうぼうに生えている。
「地面の中で寝てたのかな」
「うむ、地中で難を逃れて絶滅せずに生き延びたのかもしれぬ」
俺の推測にヨルムンガンドが重々しく同意した。
「それよりも見よ、草の中に人間が立っているぞ」
「あ。本当だ」
巨人の頭の上に、痩せた男が立って指図している。
「はーっはっはっは! 踏みつぶせっ」
あいつが巨人をコントロールしているのかな。調子に乗ってるっぽい。
フレイヤがヨルムンガンドにお願いする。
「お爺さま、巨人の頭に近付いてください」
ヨルムンガンドは軽く羽ばたきながら、慎重に巨人の頭に近付いた。
巨人に乗っている男がこちらに気付く。
「なんだ? 子供が二人?」
「そこの者! 私をエスペランサの王女フレイヤと知っての無礼か?!」
フレイヤの声は王者の威厳があって、高らかに響いた。
男はきょとんとした後「可愛いお姫さまだな」と笑い出す。
フレイヤは不快そうにしながら重ねて問いかけた。
「質問に答えなさい! お前はここに来るまでに、エスペランサの民を殺しましたか?」
「殺しましたよ、お姫さま! ここに来るまでに山の中にあった小さな村を二つ三つ、踏みつぶしたが、それがどうかしましたか?!」
男はこちらを舐めきった態度で答えた。
巨人が掴みかかってきたので、ヨルムンガンドは上昇する。巨人が片手に持つ棍棒からは人間の血の匂いがした。
「なんてことを……絶対に許さない!」
「あ、フレイヤ」
フレイヤは黄金の槍を持って飛び降りる。
血の気が多い娘《こ》だなあ。
「喰らえーっ!」
紅蓮の炎をまとった槍の一撃が、巨人の脳天を串刺しにかかった。
「ははっ、魔法は効かないぞ! 竜は魔法で空を飛び火を吐くが、この巨人はあらゆる魔法を吸収し、無効化する竜の天敵なのだ!」
男が嘲笑う。
フレイヤの槍から炎が消えた。
「きゃあっ」
巨人に近付くほど炎の勢いは弱まり、フレイヤは巨人の腕に薙ぎ払われて空中を落下する。ヨルムンガンドが慌てて彼女の身体を受け止めに飛んだ。
低空飛行する青い竜の背中に、フレイヤが一回転して着地する。
その隙を狙ったのか、ヨルムンガンドの尻尾を巨人がむんずと掴んだ。
「む。力が抜ける」
「ヨルムンガンド?!」
巨人から離れようとヨルムンガンドは翼をばたつかせる。
敵は早くも勝利を確信したようだ。
「無駄ムダあっ! エスペランサの竜騎士などもはや敵ではない! お前たちは今日をもって滅びるのだ!」
男は巨人の頭の上でふんぞり返って高笑いした。
「……ふーん。それはどうかな」
俺は天牙を鞘から解き放つ。
シャリンと心地いい鋼の音が鳴った。
「ふんっ、剣などという原始的な武器で巨人を傷付けられるものか!」
男が俺を見て馬鹿にするように言った。
原始的、ときましたか。
悪口を聞き付けたのか、空色の髪の少女の姿をした天牙の精霊メープルが、俺の肩に乗るように姿を現す。
「私をそこらの剣と一緒にしないで! ゼフィ、やっちゃえ!」
メープルが人差し指をビシッと突き付けるのと同時に、俺は駆け出した。ヨルムンガンドの尻尾を握った巨人の手に、刃を走らせる。
硬い手応え……だけど斬れなくはないな。
「せやっ!」
巨人の手首がごとりと落ちた。
「うっそお?!」
男が両手を頬にあてて青ざめる。
俺はそのまま尻尾を伝って巨人の腕に飛び移る。
肩に駆け登り、天牙を一閃。
「えええええっ?!」
男の悲鳴と共に、巨人の頭がスパッと胴体から離れた。
頭の上に乗っていた男は地面に落ちていく。
巨人の胴体は仰向けになって倒れた。
どしーん、と地響きが鳴って盛大な土埃が上がる。
メープルが空中でガッツポーズをした。
「意外と呆気なかったね、ゼフィ!」
「そうだね」
「セイルさまーっ」
フレイヤがヨルムンガンドの背から飛び降り、いきなり俺に後ろから抱きついてきた。メープルが「むっ」と嫌な顔をする。「私のゼフィなのに」という呟きが聞こえたが、俺は聞かなかったことにした。
「我慢していましたが限界です! やっぱり竜は苦手です! 特に鱗のぬめぬめした感じが蛇に似ていて」
「落ち着いてフレイヤ。言い忘れてたけど、師匠は竜じゃないよ」
「え?」
「私は神獣である!」
地面に降りたヨルムンガンドが翼を広げ、どや顔で胸をはる。
「ええーーっ?!」
フレイヤは「私は何て恐れおおいことを」とおろおろした。
当然だが、竜より神獣の方が凄いのだ。
神様の一種だからね。
巨人さえ倒せば、後は普通の兵士同士の戦いである。
竜騎士を擁するエスペランサは圧倒的に有利だ。
巨人の後ろにいた敵国の兵士を倒したり、捕虜にするのに、一日も掛からなかった。
ここに来た目的は達成したので、後は黄金の聖女が指揮する兵士たちに任せ、俺たちはレイガスに帰ることにした。
「待て、少年」
聖女バレンシアに別れの挨拶をして、ヨルムンガンドに乗り込もうとした俺を、竜騎士の一人が呼び止める。
何だろうと俺は振り返った。
「我らの王女と共に戦ってくれた若き英雄に、感謝する!」
「へ?」
整列した竜騎士や兵士たちが、じっと俺を見ている。
えっと……誉められてる?
しかし真剣な雰囲気だ。雑な態度をとると、まずそうな気がする。
「……俺のような若輩に過分な評価、痛み入ります。エスペランサに栄光と永久の平和があらんことを」
咄嗟に昔の記憶から、それらしい返答を捻り出した。
観衆の視線や竜騎士たちの眼差しが柔らかくなる。
良かった。この答えで合っていたらしい。
「セイルさまは不思議な方ですね」
ヨルムンガンドの背中によじ登ると、フレイヤが感心したように言った。
「私は英雄の娘として振る舞おうと努力していますが、セイルさまは自然体で英雄に見えます」
「……買いかぶりだよ」
しまった。人間の世界には関わらないようにしてたのに、何だか有名になりそうな気がする。
俺は急いで話題を逸らした。
「そういえば、フレイヤの竜嫌いはもう、大丈夫なの?」
「どうでしょう。お爺さまは竜ではないということですし」
今は普通にヨルムンガンドに乗っているが、他の竜だとそうはいかないかもしれない、とフレイヤは浮かない顔をした。
「そもそも、なんで竜が嫌いなの?」
「子供の頃に飼っていた小鳥を、かごの中に入ってきた蛇が丸飲みにしたのです。それ以来、蛇のような鱗を持つ獣が苦手になって」
「なるほどね……」
蛇は細い隙間を出入りして、自分より大きな動物でもペロリと食べてしまう。お腹がボールみたいに膨らんだ蛇は滑稽な姿だ。あいつら、人間も飲み込むことがあって……この話は止めておこう。
「じゃあ、ヨルムンガンドにパートナーの竜になってもらえばいいんじゃない?」
「それは良い考えだ!」
ヨルムンガンドは喜んで翼をばたばたさせた。
ずっと普通の竜の振りをする必要があるんだけど、分かってるのかな。
「お爺さまさえ良ければ、よろしくお願いいたします」
フレイヤも異論ないようだ。
よし、これで師匠の課題は解決したぞ!
「師匠、約束覚えてる?」
「む」
「尻尾ステーキ!」
「ゼフィ、君は本当に食べ物に関することとなると目の色が変わるな……」
竜騎士学校のある街レイガスに戻る手前で、俺はヨルムンガンドの尻尾の先を切らせてもらった。フレイヤは微妙な顔をしていた。
欠けた尻尾は可哀想だから、時の魔法で治してあげた方が良いかなと思ったけど、ヨルムンガンドは「ふんっ!」と気合い一発。
にょきっ。
再生するの、早すぎ!
「それじゃ、フレイヤ、また学校で」
「ええ、セイルさま。この度は本当にありがとうございました!」
人目の付かない場所で、俺たちは挨拶をして別れた。
俺は持って帰った尻尾を領事館のコックに「料理して」と言って渡した。もちろん素材の出所は伏せて。
尻尾の味?
なんかスルメみたいな味だったなあ。
-----------------------
【お知らせ】次回の更新は4/3(水)です。そろそろ新章始めます……。
「地面の中で寝てたのかな」
「うむ、地中で難を逃れて絶滅せずに生き延びたのかもしれぬ」
俺の推測にヨルムンガンドが重々しく同意した。
「それよりも見よ、草の中に人間が立っているぞ」
「あ。本当だ」
巨人の頭の上に、痩せた男が立って指図している。
「はーっはっはっは! 踏みつぶせっ」
あいつが巨人をコントロールしているのかな。調子に乗ってるっぽい。
フレイヤがヨルムンガンドにお願いする。
「お爺さま、巨人の頭に近付いてください」
ヨルムンガンドは軽く羽ばたきながら、慎重に巨人の頭に近付いた。
巨人に乗っている男がこちらに気付く。
「なんだ? 子供が二人?」
「そこの者! 私をエスペランサの王女フレイヤと知っての無礼か?!」
フレイヤの声は王者の威厳があって、高らかに響いた。
男はきょとんとした後「可愛いお姫さまだな」と笑い出す。
フレイヤは不快そうにしながら重ねて問いかけた。
「質問に答えなさい! お前はここに来るまでに、エスペランサの民を殺しましたか?」
「殺しましたよ、お姫さま! ここに来るまでに山の中にあった小さな村を二つ三つ、踏みつぶしたが、それがどうかしましたか?!」
男はこちらを舐めきった態度で答えた。
巨人が掴みかかってきたので、ヨルムンガンドは上昇する。巨人が片手に持つ棍棒からは人間の血の匂いがした。
「なんてことを……絶対に許さない!」
「あ、フレイヤ」
フレイヤは黄金の槍を持って飛び降りる。
血の気が多い娘《こ》だなあ。
「喰らえーっ!」
紅蓮の炎をまとった槍の一撃が、巨人の脳天を串刺しにかかった。
「ははっ、魔法は効かないぞ! 竜は魔法で空を飛び火を吐くが、この巨人はあらゆる魔法を吸収し、無効化する竜の天敵なのだ!」
男が嘲笑う。
フレイヤの槍から炎が消えた。
「きゃあっ」
巨人に近付くほど炎の勢いは弱まり、フレイヤは巨人の腕に薙ぎ払われて空中を落下する。ヨルムンガンドが慌てて彼女の身体を受け止めに飛んだ。
低空飛行する青い竜の背中に、フレイヤが一回転して着地する。
その隙を狙ったのか、ヨルムンガンドの尻尾を巨人がむんずと掴んだ。
「む。力が抜ける」
「ヨルムンガンド?!」
巨人から離れようとヨルムンガンドは翼をばたつかせる。
敵は早くも勝利を確信したようだ。
「無駄ムダあっ! エスペランサの竜騎士などもはや敵ではない! お前たちは今日をもって滅びるのだ!」
男は巨人の頭の上でふんぞり返って高笑いした。
「……ふーん。それはどうかな」
俺は天牙を鞘から解き放つ。
シャリンと心地いい鋼の音が鳴った。
「ふんっ、剣などという原始的な武器で巨人を傷付けられるものか!」
男が俺を見て馬鹿にするように言った。
原始的、ときましたか。
悪口を聞き付けたのか、空色の髪の少女の姿をした天牙の精霊メープルが、俺の肩に乗るように姿を現す。
「私をそこらの剣と一緒にしないで! ゼフィ、やっちゃえ!」
メープルが人差し指をビシッと突き付けるのと同時に、俺は駆け出した。ヨルムンガンドの尻尾を握った巨人の手に、刃を走らせる。
硬い手応え……だけど斬れなくはないな。
「せやっ!」
巨人の手首がごとりと落ちた。
「うっそお?!」
男が両手を頬にあてて青ざめる。
俺はそのまま尻尾を伝って巨人の腕に飛び移る。
肩に駆け登り、天牙を一閃。
「えええええっ?!」
男の悲鳴と共に、巨人の頭がスパッと胴体から離れた。
頭の上に乗っていた男は地面に落ちていく。
巨人の胴体は仰向けになって倒れた。
どしーん、と地響きが鳴って盛大な土埃が上がる。
メープルが空中でガッツポーズをした。
「意外と呆気なかったね、ゼフィ!」
「そうだね」
「セイルさまーっ」
フレイヤがヨルムンガンドの背から飛び降り、いきなり俺に後ろから抱きついてきた。メープルが「むっ」と嫌な顔をする。「私のゼフィなのに」という呟きが聞こえたが、俺は聞かなかったことにした。
「我慢していましたが限界です! やっぱり竜は苦手です! 特に鱗のぬめぬめした感じが蛇に似ていて」
「落ち着いてフレイヤ。言い忘れてたけど、師匠は竜じゃないよ」
「え?」
「私は神獣である!」
地面に降りたヨルムンガンドが翼を広げ、どや顔で胸をはる。
「ええーーっ?!」
フレイヤは「私は何て恐れおおいことを」とおろおろした。
当然だが、竜より神獣の方が凄いのだ。
神様の一種だからね。
巨人さえ倒せば、後は普通の兵士同士の戦いである。
竜騎士を擁するエスペランサは圧倒的に有利だ。
巨人の後ろにいた敵国の兵士を倒したり、捕虜にするのに、一日も掛からなかった。
ここに来た目的は達成したので、後は黄金の聖女が指揮する兵士たちに任せ、俺たちはレイガスに帰ることにした。
「待て、少年」
聖女バレンシアに別れの挨拶をして、ヨルムンガンドに乗り込もうとした俺を、竜騎士の一人が呼び止める。
何だろうと俺は振り返った。
「我らの王女と共に戦ってくれた若き英雄に、感謝する!」
「へ?」
整列した竜騎士や兵士たちが、じっと俺を見ている。
えっと……誉められてる?
しかし真剣な雰囲気だ。雑な態度をとると、まずそうな気がする。
「……俺のような若輩に過分な評価、痛み入ります。エスペランサに栄光と永久の平和があらんことを」
咄嗟に昔の記憶から、それらしい返答を捻り出した。
観衆の視線や竜騎士たちの眼差しが柔らかくなる。
良かった。この答えで合っていたらしい。
「セイルさまは不思議な方ですね」
ヨルムンガンドの背中によじ登ると、フレイヤが感心したように言った。
「私は英雄の娘として振る舞おうと努力していますが、セイルさまは自然体で英雄に見えます」
「……買いかぶりだよ」
しまった。人間の世界には関わらないようにしてたのに、何だか有名になりそうな気がする。
俺は急いで話題を逸らした。
「そういえば、フレイヤの竜嫌いはもう、大丈夫なの?」
「どうでしょう。お爺さまは竜ではないということですし」
今は普通にヨルムンガンドに乗っているが、他の竜だとそうはいかないかもしれない、とフレイヤは浮かない顔をした。
「そもそも、なんで竜が嫌いなの?」
「子供の頃に飼っていた小鳥を、かごの中に入ってきた蛇が丸飲みにしたのです。それ以来、蛇のような鱗を持つ獣が苦手になって」
「なるほどね……」
蛇は細い隙間を出入りして、自分より大きな動物でもペロリと食べてしまう。お腹がボールみたいに膨らんだ蛇は滑稽な姿だ。あいつら、人間も飲み込むことがあって……この話は止めておこう。
「じゃあ、ヨルムンガンドにパートナーの竜になってもらえばいいんじゃない?」
「それは良い考えだ!」
ヨルムンガンドは喜んで翼をばたばたさせた。
ずっと普通の竜の振りをする必要があるんだけど、分かってるのかな。
「お爺さまさえ良ければ、よろしくお願いいたします」
フレイヤも異論ないようだ。
よし、これで師匠の課題は解決したぞ!
「師匠、約束覚えてる?」
「む」
「尻尾ステーキ!」
「ゼフィ、君は本当に食べ物に関することとなると目の色が変わるな……」
竜騎士学校のある街レイガスに戻る手前で、俺はヨルムンガンドの尻尾の先を切らせてもらった。フレイヤは微妙な顔をしていた。
欠けた尻尾は可哀想だから、時の魔法で治してあげた方が良いかなと思ったけど、ヨルムンガンドは「ふんっ!」と気合い一発。
にょきっ。
再生するの、早すぎ!
「それじゃ、フレイヤ、また学校で」
「ええ、セイルさま。この度は本当にありがとうございました!」
人目の付かない場所で、俺たちは挨拶をして別れた。
俺は持って帰った尻尾を領事館のコックに「料理して」と言って渡した。もちろん素材の出所は伏せて。
尻尾の味?
なんかスルメみたいな味だったなあ。
-----------------------
【お知らせ】次回の更新は4/3(水)です。そろそろ新章始めます……。
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
虐げられた前王の子に転生しましたが、マイペースに規格外でいきます!
竜鳴躍
ファンタジー
気が付いたら転生していました。
でも王族なのに、離宮に閉じ込められたまま。学校も行けず、家庭教師もつけてもらえず、世話もされず。社交にも出られず。
何故なら、今の王様は急逝した先代の陛下……僕の父の弟だから。
王様夫婦には王子様がいて、その子が次期王太子として学校も行って、社交もしている。
僕は邪魔なんだよね。分かってる。
先代の王の子を大切に育てたけど、体が弱い出来損ないだからそのまま自分の子が跡を継ぎますってしたいんだよね。
そんなに頑張らなくても僕、王位なんていらないのに~。
だって、いつも誰かに見られていて、自分の好きなことできないんでしょ。
僕は僕の好きなことをやって生きていきたい。
従兄弟の王太子襲名の式典の日に、殺されちゃうことになったから、国を出ることにした僕。
だけど、みんな知らなかったんだ。
僕がいなくなったら困るってこと…。
帰ってきてくれって言われても、今更無理です。
2026.03.30 内容紹介一部修正
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。