ネグサ

ねこまんま

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ネグサ

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 ある日近所を歩いていたら人が集まっていた。「なんだ、事件か?」俺はそう思い人が集まっている所に歩っていった。スマホで写真を撮る人や話している人などさまざまな事をしている人が川の近くに集まっていた。「なんだありゃ」川を見ると古い木造の家が一軒流され止まっていた。「台風や嵐なんて無かったよな・・」異様な光景に人々が集まっていたそうだ。俺もスマホで写真を撮り家に帰って行った。丁度定年退職で暇だったんだ、妻には良い土産話が出来る。家に帰って写真を妻に見せた。「へぇ、不思議な事もあるもんだね」「そうだよなぁ、嵐や台風の情報なんてやってないから災害で流れてきた訳じゃなさそうなんだよな」「ねぇ、でもこの家かなり古くない?今こんな家建っていたら逆に目立つぐらいだよね」「もしかしたらあそこから流れて来たのかなぁ」「あそこって?」「ほら、川沿いにちょっとした森みたいになってるだろ?」「そうねぇ」「その森に昔村があったんだよな、今は廃村になってるけどな、昔はよくあそこに遊びに行ったもんだ、駄菓子屋や小さな郵便局もあったのを覚えてる」そう、あそこは思い出の場所でもある。これは私が小学生くらいの頃だったかな?私はあそこの村に住んでいる人間では無いが友人が住んでいた。よく日曜日になると遊びに行っていた。「こーちゃん遊ぼ!」私は友人の家の外でいつも大きな声を出していたもんだ。その時はテレビゲームとか無いので駄菓子屋で買ったオモチャで遊んでいた。「こーちゃん!パス!」よく空き地でサッカーや野球をしていたな、毎週の様に遊んでいた。雨の日も嵐の日も、そんなある日の事だった。その時は私はだいたい中学生ぐらいだった覚えがある。私の友達の名前は幸太郎と言い明るい奴だった。「幸太郎またな!」「うん!バイバーイ」私はその時に一緒に付いて歩けば良かったと思った。幸太郎は1人で家までの通学路を歩っていった。多分その時だったのだろう。「動くな!」急に謎の男が来た「な!なんですか!?」「金目の物を出せ!」男は猟銃を持っていたそうだ。俺も家に向かって歩っている途中だった。急に銃声が聞こえたのだ。それも村の方向からだった。俺は嫌な予感がした。俺は走って行った。すると人が集まっていて俺は誰かが撃たれたと予感が確信になった。「幸太郎じゃないよな・・」俺は人混みを通り死体を見た。幸太郎だった。「幸太郎!おいしっかりしろ!幸太郎!幸太郎!」幸太郎はもう既に脈も止まり頭を撃ち抜かれて即死だったそうだ。丁度この町の近場では殺人事件が2件起きていたそうだ。恐らく同じ犯人だろう。そして今に至る。「なぁ・・俺ちょっと行ってくるわ」「どこに行くの?まさか廃村?」「そうだ」俺は車を出して廃村へ向かって走って行った。5分ぐらいで付いた。村の入り口には立ち入り禁止の文字があったが足を上げれば入れるレベルだった。「大分雑草が生えているな」家はちゃんと建っている建物はあまり無かった。川の近くに行くと土砂崩れの様な場所があり建物や木材が土の中に沈んでいるように見える場所があった。「まるで土が水の様だな、恐らくここに建っていた家が川に流れたんだろうな、それにしてもこれ以上進むと危険だな土がドロドロで俺まで沈みそうだ」ドロドロの土を見ると小さな草が生えていた。「もしかしてこれが原因か・・」草を見ると葉と茎の部分は小さいが根の部分がブラシの様に沢山あった。この植物はネグサという植物でミミズ同様土を柔らかくする作用があるがネグサはミミズ以上に土を柔らかくするのが強くあまり生えすぎると土砂崩れなどの原因になる。「こりゃしばらく人が手入れしてないから、生えずきてるんだな」俺はそう思い幸太郎の家に行った。「ここか、大分ボロくなったな」そう言い俺は幸太郎の家を見ていた
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