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恐喝まがいの脅しはやめて下さい。脅迫してるんですか??怖いです。
しおりを挟むドンドンドンドン!!!
「すいませーん!
玄関先に来てください!!」
男のデカイ声が響く。
ドンドンドンドン!!!
男「すいませーん!
玄関先でお願いします!!」
家主「お帰り下さい。」
男「玄関先にてお願いします!」
何軒も何軒も。
男はただひたすらに扉を叩き。
玄関先に来る様に言う。
ドンドンドンドン!!!
「すいませーん!
玄関先に。」
とある場所の、男が向かった家で。
ようやく、人が出て来た。
ガチャッ、、
男「すいませ。」
男は扉の間に足を入れ、
その家主の顔を見ようとしたが。
そこには、誰も居なかった。
男「あの、。」
次に声を出した時。
鼻に嫌な刺激臭がした。
男「くっさ、。」
開かれた扉から見えた部屋の中は。
まだ昼間だというのに。暗くて。
何も、見えなかった。
扉は何故か半開きのままで。
まるで、誰かがそこに居る様だった。
男は何だか気持ち悪くなり、
その家を後にした。
ドンドンドンドン!!!
男「すいませーん!
玄関先に来てください!!」
男はそれをただ繰り返した。
扉を叩き。玄関先へと来い。
と言う。
インターホンがある時代に扉をわざわざ叩き。
相手の都合や時間帯を考えさえせずに。
自分の考えを押し付ける様な行為をする。
なんて自分勝手な男なのだろうか。
その男は仕事を終え。ビールを呑んでいた。
男をフォローするなら。それが、仕事だった。
と、でも言っておくか。
自らの名前を名乗らず。
身分証明書すらも提示せず。
扉をわざわざ叩き。相手の都合等は考えずに。
ただ。強制的に、玄関先に来いと言う。
それが、男の仕事なのだ。
扉を叩く行為が。近所迷惑になる事。
相手の都合等を"尊重する"と言った、
行為等は、しないと言う事。
ここまで来ると。きっと。
「そうしろ」
と、命じられてるのであろう。
仮にそうでなくとも。男は。
自分のやっている事が、"正しい"と。
そう、考え。行動しているのだ。
なんて迷惑なんだろうか。
男は、疲れ。
うとうととしていた。
すると。
ドンドンドンドン!
扉を叩く。大きな音でビックリした。
男「なんっ。」
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
それは、家の中で響いた。
男「だっ、誰だっ、」
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
物凄い音に。
男は、腰が抜けてしまった。
男「やっ、。ゃめて、くれぇ。。」
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
男は、音のする方を見るが。
それは、そこらじゅうから聞こえた。
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドン!!!
男「やめてくれー!!!」
男がようやく次に声が出るようになって叫ぶと。
音は、止まった。
男「はぁ、、。
一体。何だったんだ、、」
しかし。安心している男の耳元で、
不意に。声がした。
「トビラヲ。
タタクンジャ、ネエ!!!」
男「うわぁあぁあああ!!!」
それと一緒に。
何処かで嗅いだ、嫌な刺激臭がした。
男はそのまま気を失った。
どうやら、男が昼間行ったあの場所で。
人が亡くなってしまっていたらしい。
文字通り、寝ていたのに。
男によって、起こされてしまったんだ、
自己中心的で、わざわざ扉を叩く男の。
勝手に来て玄関先に来いと言う奴等の。
名前を名乗らない、提示しない。
ただの、不審者の。恐怖のお話。
私は。誰かって??
私はねえ。?
「トビラヲ。
タタクンジャ、ネエ!!!」
の人だよ。
「嫌がらせは、やめてください。」
嫌がらせをしないで下さい。
脅迫まがいな事も、やめてください。
『やめてください。』
お願いします。
普通に、恐いんですよ。
ただ、それだけです。
扉を、馬鹿みたいに叩かないで下さい。
壊れます。脅迫してるのですか?
近所迷惑です。
名前を。個人情報を。
馬鹿みたいに、大きな声で叫ばないで下さい。
個人情報を大切に扱って下さい。
こっちにだって予定や都合があります。
勝手に来て。
玄関先に来い?
なんて横暴も、やめてください。
いつでも暇な訳じゃあ無いんです。
嫌な思い。嫌な気持ち。
代弁しておきましたよ、?
最後までお付き合いして頂き、
ありがとうございました。
ジャンルは勿論ホラーで。
何せ、怖い思いをしたので。
でわ。また何処かで。
嫌がらせは、やめてください。ね?
応援ありがとうございます!
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