SOARS MUSICAL PROJECT Vol,2「COSMOS」脚本

片山行茂

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シーン13 夜の百貨店 通路

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*照明変化 薄暗い明かり。

*咲良が1人、スポンジ洗いを終えて、帰っていこうとしている。

 

咲良    「あぁ、どうして、私はこんなにとろいんだろ。もう、こんな時間・・。

でも、町田さん、生き生きしてたな。私もせっかく、企画メンバーになれたんだし、

もっと役に立たてるように頑張らないと!」

 

*近くで人の気配を感じる。

 

咲良    「あ、ヤマさん!すみません!すぐに出ます!!・・え?」

*暗がりから出てきたのは秋野。

秋野    「お疲れさまです。」

咲良    「あ、お疲れさまです。」

*深くお辞儀をして、秋野は咲良の横を通り過ぎていく。

咲良    「こんな遅い時間に?どこの店舗の人だろ・・・いや、違う。どこかで・・誰だっけ・・。」

 

SONG16 【 マネキンシンドローム 】 *スタート

 

*咲良の息が荒くなっていく。

さくら   「え?・・・・・・誰だっけ。」

*辺りにマネキンたちが集まってくる。次第に音に合わせて動き出し、踊りだす。

 

It`s show time・・・   It`s show time・・・

 

*音源再生に付き歌詞は割愛します。

 

It`s show time… さあ、こっちだよ… It`s show time… さあ、おいで…

 

*迫り来るマネキンから逃げ惑うさくら

 

SE13 チャイム

SONG16 【 マネキンシンドローム 】 *チャイムに重なりフェイドアウト

 

BGM7 「オルゴール音・夜のデパートのメロディ」

*照明変化

BGM7 【 マネキンシンドローム 歌なし 】 CUT IN

【 回想 】

*マネキンたちが、咲良の学生時代の様子になっていく。現代の咲良は俯瞰してみている。

*休み時間。ゆりが咲良と話している。らん、すずかはクラスの男子たちと話している。

 

ゆり    「まだ途中だけど、凄く面白いよ。一気に読みたいけど、終わるのももったいないし。」

咲良    「え?」

ゆり    「今?アーサー王が結婚するところ。」

咲良    「ゆり?高校生の私?」

ゆり    「ちょっと、話しの先を言わないでよ!

・・え?そうなの?さくらちゃんもお姉さんに結末言われたの?

いや、だからって、私に行っていいことにはならないでしょ?だから、言わないでって!」

 

ゆりが楽しそうに笑ってるところに、らんとすずかがやって来る。

 

らん    「ねえ、咲良、夏休みどこか行かない?・・」

ゆり    「え?私が行くなら、って。」

らん    「じゃあ、ゆりも来ていいよ。来るでしょ?」

ゆり    「え、でも。」

らん    「決まり!」

ゆり    「・・うん。」

らん    「じゃあ、海か山かどっちがいい?・・だから、咲良が決めてよ。」

すずか   「どっちでもいいと思うよ。らんは海も山も興味がないんだから。」

らん    「うるさいな。あんたみたいに彼氏がいる奴にはわかんないのよ。」

すずか   「あ、いいの、そんな口、私に聞いて。」

らん    「あ、ゴメン! すずか様。有難うございます! ほら、咲良も。」

すずか   「もう、お礼を言うなら私じゃなくて片山君にでしょ・・

そう、私、片山君と付き合ってんの・・え? 咲良、知らなかったっけ。」

らん    「で、その片山君が男子を何人か誘って、キャンプに一緒に来てくれるってわけ。

駄目なの!私とすずか二人じゃ、万が一、私とその子が上手くいかなかった時気まずいでしょ?」

すずか   「何、その理由って感じだよね。誰がいい?片山君顔広いから、好きな子誘ってくれるよ。

らん?らんは秋野君にゾッコンだから。」

らん    「必ず、この夏でものにするわ!!」

すずか   「さくらは?・・え?広川君?へえ、ああいう男が好みなんだ。ゆりは?」

ゆり    「え、私は誰でも・・。」

すずか   「誰でもって・・ねぇ。」

らん    「いいじゃない、私が決めてあげるわ。ゆりは松尾君にしときなよ。あの子も頭いいし。」

ゆり    「う、うん。」

らん    「よし、これで私の秋野君とはタイプが違うし、被らないわね。あんた達は親友よ!」

すずか   「いや、あんたの親友の定義がよくわかんないわよ。」

SE13 チャイム

*らん、すずか、笑い声。

BGM7 【 マネキンシンドローム 歌なし 】 FADE OUT

 

*咲良、過去を思い出し、鼓動が激しくなり、頭痛も起こって苦しそうにしている。

 

咲良    「秋野・・君・・。」
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