星の記憶 2nd season

鳳聖院 雀羅

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第1証

ep.6『陰陽の宝玉』

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星の記憶 2nd season 第1証 ep.6『陰陽の宝玉』 


オーガスト『お~らぁ!…行くぜぇ!アドルフさんよぉ!!…』

アンタレス『ま、待て!…』

オーガスト『何故、止める?…喧嘩の鉄則だろ!?…大将に斬り込むのはよ~!…』

メイ『待つのです!…オーガスト!』

オーガスト『メ、メイ…』
『あ~ぁ!もう!…調子狂うなぁ!萎えたわ…』

メイ『観なさい!オーガスト!…様子がおかしい…』
『あ、あの光は!?…』

アンタレス『タンザナイトが…発光を始めている!?』
『ま、まずい!!…』
『今すぐ、皆 その場から離れろ!!!』

三人目のセミラミス『…時、既に…遅し、よ…』

執政官アドルフ『全弾、一斉射撃!…』

三人目のセミラミスが魔石タンザナイトを発光させ
力を込め、その光を解き放った…
同時に、その背後から無数の砲弾が確認される!!…

三人目のセミラミス『メ·テ·オ!!…』

アンタレス『ま、魔弾!?…』
『や、ヤバい!!…ジャンヌ!…伏せろぉ!!!!』


ジャンヌ『だ、ダメ…間に合わない!!』

執政官アドルフ『ダミーの魔女になど、興味はない!狙いは!…』

アンタレス『追跡弾!?び、ビスマルク!!!…』

三人目のセミラミス『そちらの血の気の多そうな野人の言葉を借りて、あえて言わせて貰うわね…』
『「大将を狙う」…鉄則でしたっけ?…フフフ』

オーガスト『メイ!』

メイ『仕方無いわ…許可する!…』

オーガスト『よし!来た!!…』
『砂場で拾った小石みてぇな石コロで、魔石たぁ 笑わせるねぇ!』
『悪党相手なら遠慮なく暴れられるぜ!!…』
『魔石の真の力を見せてやるよ!』
『俺の魔石「翡翠の勾玉」!!…』

メイ『そして私の魔石「瑪瑙の勾玉」!!…』

オーガストとメイの二人は、互いの宝玉を左右に重ね合わせ、メイは自分の宝玉を反転させ宝玉同士でひとつの円を作る

アンタレス『勾玉…』
『陰と陽…』
『太陽と月の具現化…』
『ま、まさか!?…超新星爆発!!?』


メイ『月が太陽に重なる…、天照は岩戸に隠れる…』
オーガスト『月が日を蝕み』
メイ『日が月を蝕む』
メイ·オーガスト『天照、再び現れし時…』
執政官アドルフ『なんだ!?…この光は!?』

オーガスト『姉御に傷ひとつ付けて見ろ!…』
『この光は、お前達もろとも世界を焼き尽くす!!…』

※(消炎結固…停平静黙…オン…ギャティ…ソワカ…)
『これこれ、全く…お前達は、後先考えずに行動するものだな…』
『ここは、地獄でも極楽でも…ましてや、黄泉の国でもない…』
『森羅万象…ヤオヨロズの血と涙で創られた清らかなる星を、邪鬼の血と涙で汚してはならん…』
(陰陽白離…昼夜現滞…ノウマク…サンマンダ…)

メイ『親方様!!?』

オーガスト『か、カシラ!?…』

親方様『あなた達はさがりなさい…』
(ん?…これは…石…)
(成る程…殺生石ですね…)
(影遣いですか?…)
『久しいですね…九尾狐…』
『貴女なのでしょう?…玉藻前』

三人目のセミラミス(玉藻前)『貴様何者だ?…』

親方様『おやおや…私をお忘れですか?…淋しゅう御座いますな…』
『白き百合…いや、白き妖狐(葛の葉)の御子…』
『陰陽師、安倍晴明!!』

執政官アドルフ『晴明だと!?…』

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