Lv999×2の勇者&魔王の冒険しにくい冒険

リトマス

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ボイヘン町の魔人

宿屋でグッスリ【宿泊料30ペカー 本宿屋以外に安い宿屋のチラシを持ってくれば更にお安く!】

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ボイヘン町の宿屋に泊まり込む3人、金?ゴブリンから奪い取った道具を売りさばいた金だ。
ベッドにボスンと頭から二人、ジャンヌと魔王は突っ込み
「oh……yes……oh……yes」
「YEAH!YEAH!YEAH!YEAH!YEAH!YEAH!YEAH!」とワケわからないくらいはしゃいだ。
「だ、大丈夫ですかお二人とも!?」
「ええ大丈夫よピュセル、いい、この世には絶対勝てない存在……睡魔というものがあるの、あれだけは私でもコイツでも勝てないのよ」さっきの体勢のままキリッとした顔でピュセルに説明をするが、全然かっこよくない、そのうちジャンヌは頭を枕に埋めて眠ってしまった。


死んでは蘇生を繰り返した結果、ピュセルの体力は満タンだったため、どうにも寝付けず椅子に机に突っ伏していた。
「……暇だわ」
『ふん、ま……ハインリヒ様によって今のあなたはここにいるのよ、感謝しなさい』
「は、はいクラインさん」
『第一貴女、どんだけ死ぬのよ!しかもハインリヒ様には何回も蘇生魔法かけてもらえるなんて、羨ましいじゃない!私なんてハインリヒ様がお忙しいなか治癒魔法をかけてくれたぐらいしかないわよ!第一更進が遅すぎじゃない!さっさと続き書いてハインリヒ様の勇姿を見せてくださいヨオーーーーーッ!!』
「お客様?タオルの交換をしにきました」
「あ、クラインさん、ちょっと切りますよ」
『ハインリヒ様ァーー!!』二人に教えてもらった通りペンダントの電源を切り、使用人を中に入れた。
「お客様、騒音は他のお客様に迷惑ですので御遠慮ください」
「す、すいません……」
「まあお客様は巨乳ですから許しますけど」
「いや待ってその理屈はおかしい……」軽いセクハラをされたじろぐ
「では失礼しました」と使用人は部屋からでていった
「ところで」とでも思っていたのか?
「ワヒィ!な、なんですか?」
「最近この町に殺人鬼がでるんです、決まって夜なので絶対に外に出ないでくださいね」
「あ、はい」
「いいですか?絶対にですよ、絶対に外に出ないでくださいよ」
「アッハイ」妙に忠告をしつつ彼は部屋を出た。
「……殺人鬼かぁ……怖い」今まで何回も「ひんし」にされてきたのに何をいってんだコイツは

結局、ピュセルはオフトゥンに横たわり、無理矢理寝た。


「ふわぁ……つづ……く」
最後は偶然である
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