5 / 5
第5話「魔女と王子」
しおりを挟む
魔女討伐隊に助けられた王子は、三日三晩、目を覚まさず、目を覚ましたときには、北の森で迷ったことも、銀の髪の少女のことも、何も覚えてはいなかったのです。
燃えた北の森は、王子の記憶同様、緑を取り戻すことはありませんでした。
何も覚えておらず、何も知らずに微笑む王子を見るたびに、王様と国民は胸が苦しくなりました。
その後だれが始めたのか、いくつもの苗木が森の焼け跡に、ポツポツと植えられていきました。
その苗木が一万本になったころ、王子は城から、ふっと消えたのです。
そして森は、ゆっくりゆっくり育っていき――
何十年も何百年も何千年もかけて、緑豊かに戻ったのです。
おわり
燃えた北の森は、王子の記憶同様、緑を取り戻すことはありませんでした。
何も覚えておらず、何も知らずに微笑む王子を見るたびに、王様と国民は胸が苦しくなりました。
その後だれが始めたのか、いくつもの苗木が森の焼け跡に、ポツポツと植えられていきました。
その苗木が一万本になったころ、王子は城から、ふっと消えたのです。
そして森は、ゆっくりゆっくり育っていき――
何十年も何百年も何千年もかけて、緑豊かに戻ったのです。
おわり
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
哀しすぎるよ…作者さま救済お願いしますヽ(д`ヽ)
読んでくださってありがとうございます!また別の形で救済するかもしれません(^^;
涙しかでてこない(-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩___-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩)
読んでくださって、ありがとうございます!