みるく日記２０２２

路上に放置された犬のフン〜黄色いチョーク作戦〜

黄色いチョーク作戦（イエローチョーク作戦）をご存知ですか？
さまざまな自治体の公式ホームページにて紹介されています。

黄色いチョーク作戦とは、
放置された犬のふんの周囲に黄色いチョークで円を描く作戦です。
ふんを放置した飼い主が、再度犬を散歩させた際に、
罪悪感を認識させてマナーの向上を促進することがねらいだそうです。

ಠ_ಠ　いるんですね、自分の飼い犬が出したふんを、
路上に放置して行く人。
(・・;　なぜこんなことして平気なんでしょう？

☆☆☆

去年のことですが、うちの義母が被害にあいました。
私が義母宅を訪ねた時、義母が怒りながら玄関前を掃除していたところでした。
「このところ毎日のように犬のふんが放置されていて、困っているの。
マナーの悪い飼い主ね。
わが家の玄関前だもの、アタシが片付けるほかないのよ！」
と、涙目で怒る義母。

その時ネット検索して知った対応策が、黄色いチョーク作戦でした。
「ママちゃん、この作戦、ウチらもやってみようよ」
早速１００円ショップで黄色いクレヨンを買って来ると、
義母が示した場所に円を描き、
【犬のフンあり！　○月○日○時ごろ】
と書き込みました。

チョークではなくクレヨンを使った理由は、
チョークだと雨が少し降っただけでも消えてしまうけど、
クレヨンならば、雨が降っても数日は書いた跡が残るからです。

すると翌日は、玄関前には放置されませんでした。
しかし、家から少し離れた場所に放置されていて、呆れました。
まったく、酷い飼い主ですね¯\_ಠ_ಠ_/¯
なのでまた、黄色いクレヨンで同じことをしました。

すると次は、さらに離れた場所に放置され……

クレヨンで書いた円と日時の跡は、
だんだんと家から離れつつ、いくつも並んでいきました。
書いた跡は、古いものから薄くなっていきましたが
当の飼い主の悪行の軌跡は、その道を通る人たちに、まるわかりです。
そうして約一週間も過ぎたころ、ようやく、ふんの放置はなくなりました。

「飼い主さんが改心してくれたのね」
と、義母は信じていますが
私は義母みたいに優しくなれず
「飼い主が散歩コースを変えただけかもしれないよ」
と思っています。

なぜなら、放置されたふんを毎日片付けていたのは、義母だからです。
当の飼い主は、ただの一度も片付けてないからです。

黄色いチョーク作戦を紹介している自治体のホームページでは、
「ふんは片付けたりせず、黄色い円で囲ったままにしておくと、飼い主のためになる」
とあります。
でも義母は、そんな汚物は放置できない性分です。
怒りながらも、毎日自分が掃除していました。

☆☆☆

そんな事件を、すっかり忘れていた、つい先日のこと。
(((;ꏿ_ꏿ;)))やられました。
わが家の玄関から近い路上に、いまわしい、犬のふん。
この家に住んで以来、初めての出来事でした。
お向かいの家の奥様が第一発見者でした。
「犬の世話ができない飼い主ね。犬を飼う資格ないわね」と。

私は義母みたいに優しくないので、
他人が置き去りにした汚物を片付けたくありません。
「作戦を実行するから３日間だけ辛抱して、このままにしてくださいね」
と、向かいの奥様に伝えた後
早速、黄色いチョーク作戦を実行しました。
使ったのは黄色いクレヨン。
ふんも、そのままにしておきました。

すると……
翌日には、ふんそのものが、なくなっていました。
さらに水がまかれていて、クレヨンの書き込みを消そうとした跡がありました。
クレヨンなので、チョークのように少し水をかけたくらいでは消せませんから、
当の飼い主は困ったことでしょう。
以後、このような被害はなくなりました。

果たして飼い主は、
改心して、今はちゃんと片付けているのか
あるいは散歩コースを変えただけなのか
知るすべは、ありません。

でも私、思うんだけど
自分の、かわいい飼い犬のウンチだよ。
いつでもどこでも必ず持ち帰れ！

☆☆☆

今日の日記のおしまいは、
わが家の庭へ遊びに来る野良猫たちのことです。
常客は３匹。
野良なんだけど、行儀の良い子たちです。

雨が降っても濡れにくい場所に、
柔らかい土だけを入れたプランターを置いてます。
猫たちは、それを専用トイレにしています。
猫たちは、自分で土を掘って用を足し、
用を足したら、自分で土をかけるんです。

はじめは誘導したんですけどね。
ふんをされたくない箇所に、猫が嫌がるニオイの薬をまき、
用意したプランターだけを利用したくなるように。

野良猫だってマナー良くできるんです。