野良猫の赤ちゃんを保護しました

里親さがし〜里親を募集すると決めた経緯〜

これが保護した赤ちゃんたち。

わが家の猫たちは、たちまち大歓迎。
黑ミー

白ニャン

青ミー

なんて良い子たちだろう.(⁠ ⁠；⁠∀⁠；⁠)
赤ちゃんたちの見守り役は、彼らに任せることができたのだ。

私は約３時間おきに授乳と排泄の世話をしなければならず、しかも相手は３匹。
ほんの数日間だったけれど
寝不足状態でヘロヘロだったから、とてもありがたかった。
あの日ミケは、わが子をここまで運んできた。
その判断は正しかったね！

そうね、ミケ。
おそらくあなたは、うちの猫たちにわが子を託した。

そうね、ミケ。
みんなわが家で暮らすことができたなら、
うまくやっていけたかもしれないね。

なんだけど……それはとても難しい。

暮らしを支える私たち夫婦は、大きなもんだいに直面して
いっぱい悩んだーー。
どんな大もんだいかというと……以下。

【お金のもんだい】(資料を調べました)
完全室内飼いの猫の寿命は、約２０年。
(私の義母の飼い猫は、２３年生きた)
そして、かかる飼育費は、
生涯まったく健康そのもで過ごせた場合でも
猫１匹につき、１年間で約１２万円。
６匹いると、最低でも約７２万円必要になる。
うちわけは、
・医療費
健康診断やワクチン接種など、定期的におこなわなければならない基礎的医療費。
ほかに、生後半年を過ぎたら不妊手術が必要で、これは別途費用。
・毎日の食事代(年齢や健康状態に適したフード)
・トイレ用品(猫砂など)
・その他、爪切り、ブラッシング、シャンプーなどなどは、
専門の方にお願いする場合は別途費用。

ちなみにわが家の場合は
赤ちゃん３匹にかかった初期医療費だけで、
こりゃ厳しいと思い知った。
(ノミ・ダニ駆除剤、体内の虫下し薬など)
そして毎日の食事代、トイレ砂代……などなどは
赤ちゃんたちもどんどん成長していくわけで
いずれ成猫６匹ぶんとなると
こりゃとんでもなく厳しくなると、思い至った。

【飼育環境】
猫は縄張り意識が強く、自分だけの居場所を求める生き物なので
・トイレ
猫１匹につき１つの専用トイレが必要。
６匹いると、６＋１＝７つのトイレを備えるのがベスト。
・それぞれの猫がくつろげる場所
１匹だけなら、ワンルームの住居でも特に問題なく飼い主と共に暮らせるけれど
２匹、３匹……となると、
それぞれの猫が自由に出入りできる部屋数を確保することがベスト。

ちなみにわが家の場合は、
専用トイレは３つ、離れたところに置いてある。
砂が散らからないように、大きく深めの衣装ケースを利用しており掃除は楽。
しかしどのみち場所を取られている。
さらに赤ちゃんたちのトイレ１つ。
小さな赤ちゃんなので当面は小箱１つで間に合うけれど
いずれ大きな衣装ケース６～７つとなると……
置ける場所がない。

猫の出入り自由にしている部屋は３部屋。
あらためて考えてみると確かに、
夜になると１階の大部屋に３匹全員集合している。
そして日中は、１階に黑ミー、２階の北部屋に白ニャン、２階の南部屋に青ミーが、
それぞれひとりで居ることが多い。

つまり、わが家の場合は
猫３匹までが、わが家の広さに
ぎりぎりちょうどよいのだ。

・・・

そんなわけで。
『チビたち可愛いいな。うちで飼いたいよ！』
『だね。ほんとに可愛い。うちで飼いたいよね』
『『あああ。だけど現実は厳しいなぁ……』』
ダンナと私。
毎日毎日、悩みに悩み……。

赤ちゃんたちが幸せに暮していける里親さんを
募集しようと決めたのだった。