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第5話 学校ではモブ。しかしてその本性は?
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あれからゴブリン討伐を繰り返す事2回。シロがズボンの裾を引っ張って来る。感情は『心配』だ。
―もしかすると?
と思い、マコトに目を向ける。本人自身は元気そうに笑顔なんだけど、身体が右へ左へと揺れている。
―精神的に限界だな。
「マコト。今日の探索は終わりだ」
「先輩?まだお昼にもなってないし、まだまだ時間あるっスよね?」
マコトは不思議そうにこっちを見ている。やっぱり自分では自身の状態に気付いて無いみたいだな。
「今日は明日からのダンジョン探索に向けてのただの下見だよ。そろそろお腹も空いて来たし引き上げ時だな」
「そんな?今ようやく慣れて来た感じがするのに、勿体ないっス!」
マコトが俺に詰め寄って来ようと足を出した瞬間、膝から崩れ落ちた。
それを予想してました。とばかりに抱えあげる。
「あれっ?これって何スか?」
「日頃からモブを頑張っている俺に天からご褒美って所かな?」
モニュリと胸板に柔らかい感触が伝わって来た。役得役得…。
「あ~…。限界が来てたっスかぁ~…。納得っスね。先輩足を引っ張ってごめんなさい…」
「ご褒美って言ったろ?男の子はこれがあれば、凄く元気になるんだよ」
ニヤリと笑うとさらにマコトが安定するように身体を抱え上げ直す。
フニャリプニュリとする重みが心地良い。
「あはは。先輩ってやっぱり残念キャラっス。でもありがとうございます」
「気にするな。今日は良く頑張った。実際初ダンジョンとは思えないくらいの活躍ぶりだったぞ?」
「立ってただけっスけどね…?」
「冷静に俺の指示に従って動いてくれたろ?俺の時なんか、ただパニクって武器を振り回してただけだったからな?それを考えると優秀と言わざるを得ない」
抱き合ったまま視線を合わせて笑いかける。しかしながら、そんな状態を許されないのはモブ改め残念キャラの俺のフラグってモノだろう。
―モンスターか?
「格好良く決められないのは運命だよな~?」
マコトを地面に下ろすとシロにマコトの護衛を頼む。
俺は愛用のKomichi製小太刀を二刀抜き放つとそれと対峙した。モンスター犬が一匹『クーシー』だ。小型のモンスターになる。と言ってもマスチフくらいはある体躯で人の頭くらい簡単に噛み潰す。これが初心者推奨のダンジョンの本性だ。
無造作に俺が歩み寄って行くと、凄まじい勢いで首を狙って来た。それを膝で蹴り上げて、右の眼球を小太刀で抉って回復されないように刺したまま残す。
もう一刀を両手で握り直して死角から地を這うような低さで踏み込む。
―ヒュガッ!
脛椎をまるで豆腐のように切断すると、ゆっくりと頭部が落ちて粒子が散っていった。
◆◆◆
僕はナイフみたいな武器と魔石を拾い上げる先輩を見つめながら、顔が火照るのを感じた。
―残念キャラなんかじゃ全然ない。
「ズルいな先輩。凄く格好良いっスよ」
―甘えてる?
「うん。完全に甘えてるよ…」
シオリの言った事は完全に的を得ていた。悔しいけど今の僕は完全に無防備状態だった。
精神的にサンドバッグだ。助かっているのは先輩が本気で自分自身を『モブ』とか『残念キャラ』だと思っている事。
―失敗した。
あの2人に紹介するんじゃ無かった。これは1人占めするべきだった。特にミドリはすぐに堕ちちゃうよ。
「うぁ~…。本当にズルいっスよ先輩ぃ~…」
シロちゃんに頭を撫でられながら、意識は闇に落ちていくのだった…。
◆◆◆
「起きたかマコト?」
「あれ?ここは…?」
俺の膝枕で眠っていたマコトを起き上がらせる。ここは朝来た駅のホームだ。マコトの家は知ってはいたがお姫様抱っこで送り届ける訳にもいかず、ベンチで目が覚めるのを待ってた所だった。
「すみません先輩。ご迷惑をおかけしました」
「いや役得だったぞ?寝顔は案外幼いんだな?新発見だ」
顔を赤くして俯いてしまった。
―しまった!迷惑じゃ無かったって言いたかっただけなんだ!これだから残念キャラは!
直ぐ様に伊達眼鏡をかけ直す。これで余計な事は言わないモブキャラにスイッチが入ったハズだ。
「とりあえず今日は帰るか?」
マコトは何も言わず頷くだけだった。トホホ。
◆◆◆
「到着だな。自分のステータスはゆっくりした後で確認してみてくれ。俺は犬型モンスターのクーシーの魔石をシロに与えてみる。もし種族進化出来るようだったらラインを入れるよ」
俺はマコトを家まで送る。モブになったせいなのか、シロに早く魔石を与えたいからなのか、立ち話が落ち着かなくて仕方ない。
「分かったっス先輩。明日はどうしますか?」
「今日と同じで構わないか?」
未だにマコトは俺と同じくなんだかモジモジしている。つい見つめ合ってしまった。
―なんだこの空気!?
「あの?マコト?今日と同じで構わないか?」
「あっ!はい!今日と同じで良いっス!」
「あぁ。それじゃまた明日な?学校の連中が来る前に帰るなっ?それじゃ!」
「はい!?また明日っス!?」
―なんだこの青春の1ページのような瞬間は?モブには荷が重すぎるぅ!
俺はダッシュで家路につくのだった…。
◆◆◆
家にモブからがらたどり着く。
―ヤバい!なんか俺と別れるのが名残惜しそうに見えてしまった!勘違い君にはなりたくないよ?!
これは重症だ。明日に向けてモブと残念キャラを強化しとかないと不味い。
勘違い君になってしまって、拗らしてストーカー堕ちとか?!
―お前はどこを目指そうと言うのか?!
OK。落ち着いて行こう。まずはシロにクーシーの魔石を与える所から始めよう。
スポーツバッグからシロを取り出して食卓の上に乗せると、魔石を目の前に置いてみた。直ぐ様身体に取り込むと魔石が砕けて消えていく。『来たよ!』みたいな感情が感じられた。これはもしかすると?もしかするか?
【種族進化が可能になりました】
―おお!ラッキーだ!
【赤ちゃんスライム】
【名前】:シロ
【性別】:無し
【年齢】:0歳
【LV】:20
【戦力】:50
【スキル】:無し
なるほど!レベル20が進化ラインか?ん…?そうだった。マコトにラインしないとな。うん。(柔らかかったよな)
いやいやいや!ちゃんとしようぜ!
なぜか電話していた。ラインじゃ無かったのか?なんでか俺も不思議だ?
「マコト今日はお疲れ様。シロ進化可能だよ」
『先輩お疲れ様っス!早速っスね!』
「あぁ。やってみるよ。シロ行くぞ!」
―プルプル!(喜!)
スピーカーにして繋ぎっぱなしにする。スマホの向こうからマコトの息づかいが聞こえて来る。
【進化しますか?[Yes] [No]?】
「もちろん[Yes]でお願いします!」
シロを見ると表皮が黒く硬質な物に変わってテイムした回線が切られたような感じが頭に広がった。
「思った通りだ。一度テイムは解除されるみたいだな?多分進化後に再接続されるハズだ」
『先輩の言ってた知能と技術がもう一度継承するってやつっスよね?』
「あぁ。進化すればさらに多くの引き継ぎが出来ると思うんだけどな?」
『楽しみっスね!パシャン…』
―パシャン…?
『すみませんっス!お湯の中にスマホ落としちゃいました!興奮しすぎたっス!』
―えっと?マコトは今裸で興奮していると?
いかん!進化時に何想像してるの俺!?こんなの引き継いだら、服だけ溶かしちゃう触手スライムが爆☆誕しちゃいますよっ?!
「シロちゃんも僕みたいに身体を解しながらお湯に浸かってる状態なんスかね?」
―今はらめぇ~~~~…!!!
そうだ!鞄の中に【精神安定剤】があったハズだ!元々は戦闘中、冷静さを保つための物なんだけど仕方ないんだよ!
―パキュ!グビリ!
栄養剤のようなビンを投げ出してシロを見る。
―進化形成に間に合ったか?!
黒い繭のような物が割れて恐らくシロであろう半透明な全裸の幼女が中から這い出して来て俺に抱きついた。頭の中で再び回線がつながる感じがする。感情は『お父さん好き』だった。
―うん。精神安定剤良く効いてる。
直ぐ様にライセンスカードを引っ張り出してシロのステータスを確認した。
―以下、こんな通りでした…。
【幼体スライム】
【名前】:シロ
【性別】:幼女
【年齢】:0歳
【LV】:1
【戦力】:37
【スキル】:無し
【特殊スキル】:変幻自在・薬品生成
そして、戦力をダブルタップ。
【ステータス】
【HP】:16
【MP】:0
【攻撃力】:6
【防御力】:10
【魔力】:0
【抗魔力】:0
【俊敏】:5
【スキル】:無し
【特殊スキル】
[変幻自在]:形質転換
[薬品生成]:精神安定剤精製
『おーい先輩!どうしたっスか?!』
「はははっ。マコト?疲れてる所悪いんだけど助けて欲しい事があるんだ」
『ええっ?!まぁ先輩の頼みなら仕方ないっス。どうすれば良いっスか?』
「ウチまで来れそうか?」
『了解っス!これは貸しっスね!』
「あぁ。よろしく頼む…」
『ツー…。ツー…』
―これでロリコンとか…?ほんと、どこまで行くつもりなんだろうか…?
―もしかすると?
と思い、マコトに目を向ける。本人自身は元気そうに笑顔なんだけど、身体が右へ左へと揺れている。
―精神的に限界だな。
「マコト。今日の探索は終わりだ」
「先輩?まだお昼にもなってないし、まだまだ時間あるっスよね?」
マコトは不思議そうにこっちを見ている。やっぱり自分では自身の状態に気付いて無いみたいだな。
「今日は明日からのダンジョン探索に向けてのただの下見だよ。そろそろお腹も空いて来たし引き上げ時だな」
「そんな?今ようやく慣れて来た感じがするのに、勿体ないっス!」
マコトが俺に詰め寄って来ようと足を出した瞬間、膝から崩れ落ちた。
それを予想してました。とばかりに抱えあげる。
「あれっ?これって何スか?」
「日頃からモブを頑張っている俺に天からご褒美って所かな?」
モニュリと胸板に柔らかい感触が伝わって来た。役得役得…。
「あ~…。限界が来てたっスかぁ~…。納得っスね。先輩足を引っ張ってごめんなさい…」
「ご褒美って言ったろ?男の子はこれがあれば、凄く元気になるんだよ」
ニヤリと笑うとさらにマコトが安定するように身体を抱え上げ直す。
フニャリプニュリとする重みが心地良い。
「あはは。先輩ってやっぱり残念キャラっス。でもありがとうございます」
「気にするな。今日は良く頑張った。実際初ダンジョンとは思えないくらいの活躍ぶりだったぞ?」
「立ってただけっスけどね…?」
「冷静に俺の指示に従って動いてくれたろ?俺の時なんか、ただパニクって武器を振り回してただけだったからな?それを考えると優秀と言わざるを得ない」
抱き合ったまま視線を合わせて笑いかける。しかしながら、そんな状態を許されないのはモブ改め残念キャラの俺のフラグってモノだろう。
―モンスターか?
「格好良く決められないのは運命だよな~?」
マコトを地面に下ろすとシロにマコトの護衛を頼む。
俺は愛用のKomichi製小太刀を二刀抜き放つとそれと対峙した。モンスター犬が一匹『クーシー』だ。小型のモンスターになる。と言ってもマスチフくらいはある体躯で人の頭くらい簡単に噛み潰す。これが初心者推奨のダンジョンの本性だ。
無造作に俺が歩み寄って行くと、凄まじい勢いで首を狙って来た。それを膝で蹴り上げて、右の眼球を小太刀で抉って回復されないように刺したまま残す。
もう一刀を両手で握り直して死角から地を這うような低さで踏み込む。
―ヒュガッ!
脛椎をまるで豆腐のように切断すると、ゆっくりと頭部が落ちて粒子が散っていった。
◆◆◆
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―残念キャラなんかじゃ全然ない。
「ズルいな先輩。凄く格好良いっスよ」
―甘えてる?
「うん。完全に甘えてるよ…」
シオリの言った事は完全に的を得ていた。悔しいけど今の僕は完全に無防備状態だった。
精神的にサンドバッグだ。助かっているのは先輩が本気で自分自身を『モブ』とか『残念キャラ』だと思っている事。
―失敗した。
あの2人に紹介するんじゃ無かった。これは1人占めするべきだった。特にミドリはすぐに堕ちちゃうよ。
「うぁ~…。本当にズルいっスよ先輩ぃ~…」
シロちゃんに頭を撫でられながら、意識は闇に落ちていくのだった…。
◆◆◆
「起きたかマコト?」
「あれ?ここは…?」
俺の膝枕で眠っていたマコトを起き上がらせる。ここは朝来た駅のホームだ。マコトの家は知ってはいたがお姫様抱っこで送り届ける訳にもいかず、ベンチで目が覚めるのを待ってた所だった。
「すみません先輩。ご迷惑をおかけしました」
「いや役得だったぞ?寝顔は案外幼いんだな?新発見だ」
顔を赤くして俯いてしまった。
―しまった!迷惑じゃ無かったって言いたかっただけなんだ!これだから残念キャラは!
直ぐ様に伊達眼鏡をかけ直す。これで余計な事は言わないモブキャラにスイッチが入ったハズだ。
「とりあえず今日は帰るか?」
マコトは何も言わず頷くだけだった。トホホ。
◆◆◆
「到着だな。自分のステータスはゆっくりした後で確認してみてくれ。俺は犬型モンスターのクーシーの魔石をシロに与えてみる。もし種族進化出来るようだったらラインを入れるよ」
俺はマコトを家まで送る。モブになったせいなのか、シロに早く魔石を与えたいからなのか、立ち話が落ち着かなくて仕方ない。
「分かったっス先輩。明日はどうしますか?」
「今日と同じで構わないか?」
未だにマコトは俺と同じくなんだかモジモジしている。つい見つめ合ってしまった。
―なんだこの空気!?
「あの?マコト?今日と同じで構わないか?」
「あっ!はい!今日と同じで良いっス!」
「あぁ。それじゃまた明日な?学校の連中が来る前に帰るなっ?それじゃ!」
「はい!?また明日っス!?」
―なんだこの青春の1ページのような瞬間は?モブには荷が重すぎるぅ!
俺はダッシュで家路につくのだった…。
◆◆◆
家にモブからがらたどり着く。
―ヤバい!なんか俺と別れるのが名残惜しそうに見えてしまった!勘違い君にはなりたくないよ?!
これは重症だ。明日に向けてモブと残念キャラを強化しとかないと不味い。
勘違い君になってしまって、拗らしてストーカー堕ちとか?!
―お前はどこを目指そうと言うのか?!
OK。落ち着いて行こう。まずはシロにクーシーの魔石を与える所から始めよう。
スポーツバッグからシロを取り出して食卓の上に乗せると、魔石を目の前に置いてみた。直ぐ様身体に取り込むと魔石が砕けて消えていく。『来たよ!』みたいな感情が感じられた。これはもしかすると?もしかするか?
【種族進化が可能になりました】
―おお!ラッキーだ!
【赤ちゃんスライム】
【名前】:シロ
【性別】:無し
【年齢】:0歳
【LV】:20
【戦力】:50
【スキル】:無し
なるほど!レベル20が進化ラインか?ん…?そうだった。マコトにラインしないとな。うん。(柔らかかったよな)
いやいやいや!ちゃんとしようぜ!
なぜか電話していた。ラインじゃ無かったのか?なんでか俺も不思議だ?
「マコト今日はお疲れ様。シロ進化可能だよ」
『先輩お疲れ様っス!早速っスね!』
「あぁ。やってみるよ。シロ行くぞ!」
―プルプル!(喜!)
スピーカーにして繋ぎっぱなしにする。スマホの向こうからマコトの息づかいが聞こえて来る。
【進化しますか?[Yes] [No]?】
「もちろん[Yes]でお願いします!」
シロを見ると表皮が黒く硬質な物に変わってテイムした回線が切られたような感じが頭に広がった。
「思った通りだ。一度テイムは解除されるみたいだな?多分進化後に再接続されるハズだ」
『先輩の言ってた知能と技術がもう一度継承するってやつっスよね?』
「あぁ。進化すればさらに多くの引き継ぎが出来ると思うんだけどな?」
『楽しみっスね!パシャン…』
―パシャン…?
『すみませんっス!お湯の中にスマホ落としちゃいました!興奮しすぎたっス!』
―えっと?マコトは今裸で興奮していると?
いかん!進化時に何想像してるの俺!?こんなの引き継いだら、服だけ溶かしちゃう触手スライムが爆☆誕しちゃいますよっ?!
「シロちゃんも僕みたいに身体を解しながらお湯に浸かってる状態なんスかね?」
―今はらめぇ~~~~…!!!
そうだ!鞄の中に【精神安定剤】があったハズだ!元々は戦闘中、冷静さを保つための物なんだけど仕方ないんだよ!
―パキュ!グビリ!
栄養剤のようなビンを投げ出してシロを見る。
―進化形成に間に合ったか?!
黒い繭のような物が割れて恐らくシロであろう半透明な全裸の幼女が中から這い出して来て俺に抱きついた。頭の中で再び回線がつながる感じがする。感情は『お父さん好き』だった。
―うん。精神安定剤良く効いてる。
直ぐ様にライセンスカードを引っ張り出してシロのステータスを確認した。
―以下、こんな通りでした…。
【幼体スライム】
【名前】:シロ
【性別】:幼女
【年齢】:0歳
【LV】:1
【戦力】:37
【スキル】:無し
【特殊スキル】:変幻自在・薬品生成
そして、戦力をダブルタップ。
【ステータス】
【HP】:16
【MP】:0
【攻撃力】:6
【防御力】:10
【魔力】:0
【抗魔力】:0
【俊敏】:5
【スキル】:無し
【特殊スキル】
[変幻自在]:形質転換
[薬品生成]:精神安定剤精製
『おーい先輩!どうしたっスか?!』
「はははっ。マコト?疲れてる所悪いんだけど助けて欲しい事があるんだ」
『ええっ?!まぁ先輩の頼みなら仕方ないっス。どうすれば良いっスか?』
「ウチまで来れそうか?」
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「あぁ。よろしく頼む…」
『ツー…。ツー…』
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