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閑話 許凜風という女(皇帝・梓宸視点)
まだ少年と呼べるような年齢だった頃の話。
『――あなたは皇帝になるのよ』
『――皇帝になって、あの女共に復讐するのよ』
『――両手両足を切り落とし、それでも殺さず、地べたを這いずり回らせて、一生後悔させてやるのよ』
俺の母親は、よくそんな呪詛を吐く女だった。
自分は皇帝の妃だったとか、俺が皇帝の息子だとか、嫉妬に狂った他の妃たちに嵌められたとか、そんな、にわかには信じがたい話をする女だった。
もちろん俺自身も本気で信じていたわけではない。
地元の人間も、狂人の戯言だと相手にしていなかった。男に捨てられた可哀想な流れ者の女だと。
ただ、ひとりを除いては。
「信じてあげなさいよ」
とある日の河原で。母親の妄言癖はどうにかならないものかと愚痴をこぼすと……彼女、凜風はそんなことを口にした。
とてつもない美少女だと思う。
烏の濡れ羽色をした髪の毛は艶やかに腰まで伸び、肌の白さは寒い年の初雪を思わせる。
そして、瞳。
他に例がないという金色の瞳はまさしく黄金のような輝きで。彼女の美しさを一層際立たせていた。
そんな美貌に対し、家柄も決して劣っていない。
今はなき南朝貴族の末裔。かつ、ここら一帯を実質的に支配する大商家の愛娘。……そして、日傭取りである俺の雇い主の娘。
本来なら声をかけることすら憚られる存在であるのに、凜風はなぜか暇を見ては俺に話しかけてきてくれた。
…………。
もしかして俺のことが好きなのか?
と、聞いたら殴られた。拳骨で。
まぁ俺は肉体労働で鍛えているし、凜風は同年代の女子に比べても小柄なうえ、そもそも本気で殴られたわけではないので痛くはない。猫に甘噛みされているようなものだ。
「信じてあげなさいよ」
先ほどの拳骨が幻であったかのように話を続ける凜風だった。
「愛する人から捨てられて。妃の座からは蹴落とされ。そのうえ実の息子にすら信じてもらえないだなんて可哀想すぎるじゃない」
「……可哀想だから話を合わせてやれってことか?」
「違うわよ。そんなことをする必要なんてない。だって発言内容は一貫しているじゃない。皇帝の愛妃で、貶められて、追い出されて……。あの人はずっと事実を話しているのよ」
「まさか、本当だとでも? 本当に俺が皇帝の息子だとでも?」
ついつい鼻で笑ってしまう。俺に学はないが、馬鹿じゃあない。都の人間が好きな小説でもあるまいし、そんな非現実的なことがあるわけ――
「――現実よ」
まるで心を読んだかのように凜風は断言した。
彼女と話しているとこういうことがよくある。
本来なら怖がったり気味悪がったりするものなのかもしれないが、あの金色の瞳を見ているとなぜか「そういうもの」として受け入れてしまう俺だった。
「そもそもあなた、私の言うことが信じられないの?」
「…………」
ここで他の女が相手なら「信じてやれずに傷つけてしまっただろうか?」と不安になるところ。
だが、凜風の場合は「この私の言うことが信じられないの? そんなはずないわよね? 何とか言ったらどうなの? 返事次第では――」と脅されている気になるのはどうしてだろうか?
……日頃の行いだな、うん。
「ぶん殴るわよ?」
そういうところが「日頃の行い」なのだが。という指摘は言葉にする前に飲み込んだ。本当に拳が飛んでくるからな。
呆れたようにため息をつく凜風。
「まぁいいわ。別に『皇帝になれ』とまでは言わないから、これからはもう少しだけお母様に優しくしてあげなさい」
「へいへい」
「なに? その返事は?」
「……はい、分かりました」
「うん、よろしい」
満足げに笑った彼女はやはりとてつもない美少女であり。
正直言えば、
俺は、その笑顔が好きだった。
今のようなやり取りも好きだった。
楽しかった。
ずっと一緒にいたいと思っていた。
でも、俺はしょせん流れ者の息子であり。
南朝貴族の血を引き、大商人の娘でもある凜風とずっと一緒にいることなんて不可能だった。
それこそ、俺が皇帝にでもならない限り――
――――。
逆に言えば。
俺が相応の地位に就けば、凜風と添い遂げることも可能になるのか。
皇帝になんて興味はないし、どんな仕事をしているのかすら知らない。何をすればいいのかなんて分からないし、なれたとしても凜風を手に入れられる保証などない。
でも、
それでも、
俺には、これしか道がなかった。
凜風と一緒にいるために――
「――俺は、皇帝になる!」
「あなた馬鹿でしょう?」
即座の否定に俺の心は折れた。音を立てて。
思わず膝を突いてうなだれると、凜風も視線の高さを揃えるようにしゃがみ込んだ。
「まぁ、でも、馬鹿な男は嫌いじゃないわ」
俺の頭を撫でながらくすくすと笑う凜風。西洋に住むという聖女はきっとこのような笑い方をするに違いない。あるいは人を破滅させるという悪魔は以下略。
「梓宸。読み書きもできないままじゃ皇帝になれないわよ?」
「む、勉強か……」
勉強には苦手意識があるが、それ以前の問題として勉強することは難しいだろう。この辺には小学(庶民向けの学校)なんてないし、近くに住む賢人に教えを請うだけの金もない。何かをしてもらうなら代償として金を払う。当たり前の話だ。報酬もなしに勉強を教えてくれる奇特な人間なんて――
「しょーがないわね。ここはお姉さんが勉強を教えてあげましょう」
いた。
奇特の塊のような人間が、目の前にいた。
同い年なのに『お姉さん』と名乗る人間を、奇特以外の何と表現すればいいのだろう?
「……いや凜風。姉って。一月早く産まれただけで姉ぶられても……」
凜風を『姉』扱いするのは無理がある。こいつは同年代の女の中でも背が低く、女性らしさの指標となる胸部の膨らみも絶無絶壁――
「あ゛ん?」
「わ、わーい、凜風お姉ちゃんに勉強を教えてもらえるなんて光栄だなー」
表向き喜んだ俺だったが、内心では冷や汗を掻いていた。
なにせ凜風は天才だ。一度読んだだけの本の内容を数年後もそらんじることができるほどに。
つまり、彼女にとって、勉強とは『一度読んで覚える』だけのことであり。そんな彼女が凡人にまともな教育を施せるのかというと……。
とても、とても苦労した。
あのときのことを、俺はそう表現することしかできない。
そして、現在。
俺は死を覚悟していた。
皇帝になった後、五年。俺は凜風を迎えに行けていないのだ。
言い訳するなら政情を安定させるためとか、先に有力貴族の娘と後継ぎを作らなきゃいけないとかの理由があった。安定した政局と、しっかりした血統と権力に保護された跡取り。この二つを軽んじる皇帝など、皇帝である資格はないと俺は思う。
凜風は頭がいいから、こちらの事情も理解してくれるだろう。
理解した上で、ぶん殴ってくるだろう。
容赦なく。昔みたいなじゃれ合いの一環としてではなく。本気の怒りを込めて。
ちなみに凜風はあの美貌のせいで昔から誘拐目的の事件に巻き込まれることも多く、荒事も相応に経験しているわけであり……。おふざけ半分ではない暴力を振るってきた場合どうなるかというと……。
「……ほんとに殺されるかもしれん」
「なら諦めればいいだろう? こちらとしても平民の女を後宮に迎え入れたくはない」
宰相であり親友でもある維が僾逮(眼鏡)を押し上げた。
平民の女が後宮に入り、皇帝陛下の寵愛を受け、子供を産む。市井の人間が好みそうな物語だが、混乱を巻き起こすのは必至。有力貴族との折衝も行う宰相としては諦めてほしいのだろう。
だが、維の提案はもちろん却下だ。何のために皇帝になったと思っているんだ。
「先帝陛下の暗愚政治を正すため。重税に苦しむ民を救うため。だろう?」
「……うむ」
維の言葉に頷く俺。皇帝を目指すきっかけは間違いなく凜風だが、皇帝になるために学んでいくうちにこの国を変えなければと思うようになった。そのような志があったからこそ最年少で科挙に合格した維や、名将として名高い孫武が協力してくれたのだ。
「だが! それとこれとは話が別だ! やっと凜風を口説ける地位を手に入れたのだぞ! 今さら諦められるか!」
俺が絶叫すると維は呆れたように首を横に振り、維の近くで話を聞いていた孫武もどことなく冷たい声を出した。
「情けない男だなぁ、おい。惚れた女がいるならグダグダと理由を並べ立てる前にまず迎えに行けよ。つーか『ただの梓宸』だったときに娶ればよかっただろうが」
「お前は凜風に会ったことがないからそんなことが言えるんだ! あの美貌! あの家柄! そして頭の良さ! ただの荷運びの男が釣り合えるはずがないだろう!? それこそ皇帝にでもならなければ――」
「そんな理由で12年も待たせんだから世話ねぇよな」
「ぐっ」
孫武は基本的に豪放磊落な人物なのだが、この件については辛辣だ。筋や義理を重んじる彼にとって、女を待たせ続けた俺は許せないのだろう。
「まぁ、梓宸がヘタレなのは今に始まったことではないから別にいいとしてだ」
切って捨ててから維は紙束を取り出した。この国ではほとんどの書類に竹簡を使用しているが、皇帝に関するものや重要な書類には紙も利用され始めている。
つまり、宰相である維にとって、これから報告することはかなり重要な案件だということだ。
「許凜風という庶民についてはこちらでも調べさせてもらった」
「…………」
妃に迎え入れようというのだから宰相として当然の行動だ。不穏分子を後宮に入れるわけにはいかないからな。ただでさえ太妃(先帝の妃)のせいでゴタゴタしているのだから……。
しかし、大丈夫だろうか? あんなにも美しく聡明な凜風のことを調べたら、維も惚れてしまうのではないだろうか!?
俺の心配などどこ吹く風で維は報告を始める。
「許凜風。27歳。かつての南朝貴族『許家』の末裔とされるが、事実かどうかまでは調べられなかった。少なくとも今は平民だ」
そういえば、凜風の口から貴族の血を引いているという話は聞いたことがないな。親や周りの人間がそういう風に扱っていただけで。
凜風ならば嘘か本当かくらい見れば分かるだろうし、自ら名乗らなかったのだから嘘だったのだろうか?
……いや、彼女の場合は事実だったとしても「どうでもいいわよ」で済ませてしまいそうだしなぁ……。
俺が内心で苦笑していると維が眼鏡を押し上げた。
「しかし現在の許家は鉄の専売権を有するほどの商家だ。事実などどうでもいいし、そういうことにしておいた方が都合がいいだろう」
「…………」
たとえ僭称だったとしても事実として扱う。そうすれば俺は「南朝貴族の末裔を娶った」ことになり権勢の強化に繋がると。
しかも実家は大商家であるから資金援助なども期待できる。歴史と権威があっても金がない貴族に比べてなんと役に立つことか……と、維は言いたいのだろう。
「維。お前は恐い男だなぁ」
「すぐに理解できる梓宸に言われたくはない」
鼻を鳴らしてから維は紙を一枚めくった。
「その許凜風だが、二年ほど前に銀髪になったらしい」
「……はい?」
「銀髪。銀色の髪」
「……なんで? 凜風の髪はそれはそれは美しい黒髪なんだぞ?」
「私に聞かれても知るか。まぁ仙人になったというし、そういうこともあるのだろう」
「……なんだって?」
「仙人」
「……凜風が?」
「報告ではそうなっているな。自称しているのはあくまで神仙術士だが」
「ふ、不老不死の仙薬とか作っているのか? あの凜風が? 詐欺を働いた方術師をぶん殴っていた凜風が?」
「ぶん殴……。いいや。方術師を名乗る詐欺師とは違い、真の尊敬に値する術を行使する。とは、御爺様の言だ」
「お、御爺様とは、張のじいさんか? 『三代宰相』の?」
「許凜風には腰痛の治療で大変お世話になっているそうだ。こちらとしては怪しげな術士との交流は自重して欲しいのだが、効果はあるようなので悩みどころだな」
「いやいやなんで帝都にいるあのじいさんが、地元にいるはずの凜風から治療を受けられるんだ? もしかして凜風は帝都に住んでいるのか? ならすぐ会いに行かないと――」
「落ち着け。彼女は帝都にはいない。『縮地』という方術――いや、神仙術か。それで帝都まで移動できるらしい」
「……わけがわからん」
縮地とは昔どこかで聞いたことがある。大地と大地を繋げて一瞬で移動する秘術、だったか? にわかには信じがたいし、そんな与太話を信じるほどあのじいさんは耄碌していないと思うのだが……。まぁ、うん、凜風なら使えてもおかしくはないか。だって凜風だし。
「ここから先は梓宸にとって辛い報告かもしれないが」
「うん?」
「許凜風はよく欧羅人の若い男性と会っているそうだ。商取引とのことだが、密室での二人きりの会談だからどこまで本当かは分からないな」
「…………」
「そして、実家の屋敷にはよく白髪の若い男性が出入りしている。その立ち振る舞いからして護衛のようだし、許家の娘なのだから専属の護衛がついていることは何ら不思議はないが……若い男と女が近くにいればどうなるか分かったものではないな。しかも常に自分を守ってくれる男だ。12年も放っておいた男と違ってな」
「…………………」
よし、地元に帰ろう。凜風の元へ帰ろう。
立ち上がった俺を孫武が羽交い締めにした。
「まぁまて坊主。お前の地元まで馬車で何日かかると思っているんだ?」
「早馬ならすぐにつく!」
何とか孫武を振りほどこうとする俺に対して、維が呆れたようにため息をついた。
「梓宸。御爺様が再会のための場を整えてくださるそうだから、今しばらく待て」
暢気なことを言う維に向けて俺は腕を振り払った。
「待てるか! 昔から無自覚に! 男女問わず落とし続けたのが凜風だぞ! さっきの報告にあった野郎共も落とされているに違いない! 待っていろ凜風今行くぞ今こそ俺は愛に生きる一人の男として今お前を――ぐぇ」
「……孫武。いくら旧友とはいえ、皇帝陛下を裸絞めするな。気絶させるな」
「すまん、気持ち悪くてうざかったからつい」
「…………、……気持ちは分かるが、自重してくれ」
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