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真実・2
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「じゃあ、内緒話ができる環境を整えましょうか」
欧羅魔術・空間収納から小さな鈴を取り出す。本体から取っ手が伸びた、本来なら人を呼ぶときに使う道具だ。貴人というのは大声を出して人を呼ぶようなことはしないらしい。
その鈴を鳴らすと、一瞬だけ何も聞こえなくなり……すぐ元に戻った。
違和感があったのか雪花が両耳を押さえる。
「お姉様、その鈴は……?」
「魔導具――いえ、ここは仙人らしく『宝貝』とでも説明しておきましょうか」
「パオペエ、ですか?」
「具体的に言うと室内の音を封じ込める道具ね。まぁつまり、この部屋の中で話したことが外に漏れ聞こえることはないってこと」
「それは……使いどころは限られますが、凄い道具なのでは?」
「まさしく使いどころが限られるのが欠点だけどね」
なにせ普通の人間はこんな道具を使ってまで内緒話をする必要なんてないのだから。
「……もしかして、お姉様は自分の凄さに無自覚なのですか?」
「無自覚? 何が?」
「……いえ、何も」
すべてを諦めたように雪花は首を横に振り、仕切り直しとばかりに咳払いをした。
「やっと確信が持てました。お姉様はこのお茶について警告してくださっていたのですね」
「え? 気づいていなかったの?」
私が「えぇ~?」という顔をすると、なぜか雪花に睨まれてしまった。
「お姉様は言葉足らずが過ぎます。『それはやめなさい』だけで分かるはずがないでしょう? 心が読めるならともかく」
「あのときは他にも人がいたから気を使ったのに……」
と、私としては真っ当な言い訳をしたのだけど、
「わたくしに分からなければ、何の意味もない気遣いですわね」
私の言い訳はバッサリと切り捨てられてしまった。なんかすみません。
「とにかく。改めまして、お姉様には感謝と謝罪を申し入れたく」
「感謝は铃ちゃんのことだとして……謝罪とは铃ちゃんの行動に対して?」
「それもあります。しかし、もう一つ。わたくしはお姉様を試すようなことをしてしまいました」
雪花が目を向けたのは……侍女頭が置いて行ったティーセット。茶葉は妊娠初期から中期の大敵、ラズベリーリーフだ。
「……お姉様と陛下のご関係は聞き及んでおりました。お姉様からしてみればわたくしは浮気相手。ゆえにこそ、お姉様はわたくしがラズベリーリーフを飲むことを咎めず、流産させることもできましたのに、それでも警告してくださいました。一度ならず二度までも」
いや、知識があるなら警告するのでは? 普通なら。
しかし私の常識は、後宮における非常識であるらしい。
「この敵だらけの後宮において、お姉様は信頼できる数少ない人間です。なので、謝罪を。そしてお姉様との深い交流をお願いいたしたく」
「……なんというか、大げさねぇ」
「後宮という世界は敵だらけ。皇帝の御子を宿した今は尚更に。少しでも味方を増やしたいと願うのは大げさでしょうか?」
「そう言われてみれば、それもそうね。……今のは試しだったとしても、以前からそのお茶を飲んではいたのよね? 梓宸の子供を産みたくないの?」
すでに雪花の本心は分かっているけれど、それでも問いかける。万が一、私の『目』が間違っていることを期待して。
私の詰問に、雪花様は当然のことのように頷いてみせた。
「はい」
「…………」
恐ろしい。
皇帝を憎んでいるわけでも、妊娠によって精神的に不安定になっているわけでもなく。ただ、ただ、理性的に判断して雪花はその結論に至ったのだ。自分の子供は、いらないと。
この後宮に来てから、私は初めて真の意味での『恐怖』を感じたかもしれない。
「一応、理由を聞いてもいい?」
「まず一つは、まかり間違って男子を生み、権力闘争に巻き込まれたくはないから。そして二つ目の理由は、出産時のリスクです」
リスク、とは危険度などの意味を持つ欧羅語だ。
「あ~、やっぱりそうなるわよねぇ……」
納得するしかない私。この国では欧羅に比べて出産時の死亡率が高いけど……その原因は医学の未熟と知識のなさにある。
雪花は成人しているらしいけど、体格はどう見ても12歳か13歳くらい。妊娠出産するには小さすぎるのだ。
代表的な例では母親の骨盤より胎児の頭の方が大きい可能性があり、その場合は胎児が母親の骨盤を通れず、自然分娩が不可能となる。そうなると母親のお腹を切り裂いて胎児を出すことになるのだけど……正直、この国の医学水準だとそんな判断ができる医師はほとんどいないし、施術の経験があるとなればさらに少なくなるでしょう。つまり、そのまま放置されるか、雑に腹を切り裂かれて母親が亡くなってしまうことも多いのだ。
理想論ではどうにもならない、現実。
しかもそれが、前世での死因となれば尚更だ。
彼女の前世が過ごしていた100年くらい前の大華国だと、さらに医術は未発達だろうし……。
雪花はその苦しみを知っている。悔しさを。恨みを知っている。
前の人生の記憶を思い出し。自分が死んだ原因を調べ。欧羅の医術を知り。大華国の医療の未熟さに絶望し。どうあっても無理だとしか思えなくて。
そんな彼女が子供の命より自分の命を優先させたとして、一体誰が責められるだろうか? しかも愛する男との子供ならとにかく……雪花と梓宸は、そういう関係ではない。雪花は自分の意思と関係なく後宮に送り込まれただけ。梓宸は、皇帝として後継ぎを残すという義務感だけ。
どこか哀愁を漂わせながら雪花が胸の内を吐露する。
「この世界の女性は一人で生きていくことは困難です。特に貴族は家の都合で結婚させられ、相手への好悪など関係なく出産し、後継ぎを残すことが要求されます」
うん、まぁ、そうよねぇ。私は平民だし手に職を持っているのであまり実感はないけど、貴族は大変だと聞くわね。
「わたくしは実家の力で後宮に入れられてしまいました。しかし見た目は実年齢より幼いですし、他にも魅力的な女性がいるのだから皇帝のお手つきになる可能性は低いと思っていたのですが……」
「あの幼女趣味者に手を出されてしまったと」
「い、いえ、ロリコンとまでは……」
「まぁ、それを考えるとラズベリーリーフを飲みたくなる気持ちも分かるわ」
「では、見逃してくださいますか?」
「あ、それは無理」
「……なぜですの?」
「だって私は神仙術士だもの。――この術は、人々を救うために。それが師匠からの教えだし」
「……このまま出産しては、わたくしが死亡するリスクは高いと思いますが?」
「でも、産まれ来る赤子に罪はないのよね」
「それは、そうですが……」
「というか、そんな無茶をしたら二度と妊娠できなくなる可能性もあるわよ? 今はともかく、将来的に後悔するかもしれない。それでもいいの?」
「…………。……では、お姉様が責任を取っていただけますか?」
「責任というと?」
「わたくしの出産まで――いえ、出産後もサポートしてくださいませ。正直言いまして、この国の医療では出産と出産後のリスクが高すぎます。ですが、铃を救ってくださったお姉様であれば安心して任せることができますから」
サポートとは看護などの意味を持つ欧羅語だったかしら?
もちろん、私だって綺麗事のお説教だけして帰るつもりはない。
というか、最初からそのつもりだったし。
「雪花の出産に関しては私がサポートしましょう」
「では、よろしくお願いしますわねお姉様。何かあったときはすぐに駆けつけてくださいませ」
「えぇ、大丈夫よ。後宮から帰っても魔導具を使えば連絡が付くし、縮地を使えばすぐに――」
「――あら。駄目ですよ?」
雪花が笑う。
にっこりと。
妖艶に。
その見た目からは想像できないほど、腹黒く。
「緊急時に魔導具が手元にないかもしれませんし、故障しているかもしれません。もしかしたら他の妃に盗まれたり壊されるかも……。縮地にしても、想像ではありますが消費魔力が大きく、当日の状況によっては使えない可能性もあるでしょう?」
まるで事前に考えていたかのように。すらすらと問題点を指摘する雪花だった。
「それは……」
「ですから――、お姉様にはわたくしの出産まで後宮に留まっていただき、わたくしのサポートをしていただきませんと。いえ、出産後も感染症などが怖いですし、しばらくは留まってくださいませんと」
「……はい?」
「後宮にいてくだされば魔導具が壊れていても侍女を派遣してすぐに駆けつけてもらえますし。とても合理的だと思いますが?」
「それは、いや、でも、私は後宮に長居するつもりなんて……」
「わたくしの出産をサポートしてくださるというのは、嘘だったのですか?」
「い、いや、嘘じゃないけど……」
「では、これからもよろしくお願いいたしますね? お・ね・え・さ・ま?」
「…………。…………。……後宮こわい」
自然と逃げ道を塞がれて、ガクガクと震えるしかない私だった。え? ほんと怖い。付き合いやすいと思った瑾曦様も、雪花も、実際はこんな感じなの……? 逃げ道が……逃げ道がない……。
――つまりは。
私はまだしばらく後宮に留まらなきゃいけないみたいだ。
はぁ……。梓宸の調子に乗った顔が目に浮かぶようだわ……。
欧羅魔術・空間収納から小さな鈴を取り出す。本体から取っ手が伸びた、本来なら人を呼ぶときに使う道具だ。貴人というのは大声を出して人を呼ぶようなことはしないらしい。
その鈴を鳴らすと、一瞬だけ何も聞こえなくなり……すぐ元に戻った。
違和感があったのか雪花が両耳を押さえる。
「お姉様、その鈴は……?」
「魔導具――いえ、ここは仙人らしく『宝貝』とでも説明しておきましょうか」
「パオペエ、ですか?」
「具体的に言うと室内の音を封じ込める道具ね。まぁつまり、この部屋の中で話したことが外に漏れ聞こえることはないってこと」
「それは……使いどころは限られますが、凄い道具なのでは?」
「まさしく使いどころが限られるのが欠点だけどね」
なにせ普通の人間はこんな道具を使ってまで内緒話をする必要なんてないのだから。
「……もしかして、お姉様は自分の凄さに無自覚なのですか?」
「無自覚? 何が?」
「……いえ、何も」
すべてを諦めたように雪花は首を横に振り、仕切り直しとばかりに咳払いをした。
「やっと確信が持てました。お姉様はこのお茶について警告してくださっていたのですね」
「え? 気づいていなかったの?」
私が「えぇ~?」という顔をすると、なぜか雪花に睨まれてしまった。
「お姉様は言葉足らずが過ぎます。『それはやめなさい』だけで分かるはずがないでしょう? 心が読めるならともかく」
「あのときは他にも人がいたから気を使ったのに……」
と、私としては真っ当な言い訳をしたのだけど、
「わたくしに分からなければ、何の意味もない気遣いですわね」
私の言い訳はバッサリと切り捨てられてしまった。なんかすみません。
「とにかく。改めまして、お姉様には感謝と謝罪を申し入れたく」
「感謝は铃ちゃんのことだとして……謝罪とは铃ちゃんの行動に対して?」
「それもあります。しかし、もう一つ。わたくしはお姉様を試すようなことをしてしまいました」
雪花が目を向けたのは……侍女頭が置いて行ったティーセット。茶葉は妊娠初期から中期の大敵、ラズベリーリーフだ。
「……お姉様と陛下のご関係は聞き及んでおりました。お姉様からしてみればわたくしは浮気相手。ゆえにこそ、お姉様はわたくしがラズベリーリーフを飲むことを咎めず、流産させることもできましたのに、それでも警告してくださいました。一度ならず二度までも」
いや、知識があるなら警告するのでは? 普通なら。
しかし私の常識は、後宮における非常識であるらしい。
「この敵だらけの後宮において、お姉様は信頼できる数少ない人間です。なので、謝罪を。そしてお姉様との深い交流をお願いいたしたく」
「……なんというか、大げさねぇ」
「後宮という世界は敵だらけ。皇帝の御子を宿した今は尚更に。少しでも味方を増やしたいと願うのは大げさでしょうか?」
「そう言われてみれば、それもそうね。……今のは試しだったとしても、以前からそのお茶を飲んではいたのよね? 梓宸の子供を産みたくないの?」
すでに雪花の本心は分かっているけれど、それでも問いかける。万が一、私の『目』が間違っていることを期待して。
私の詰問に、雪花様は当然のことのように頷いてみせた。
「はい」
「…………」
恐ろしい。
皇帝を憎んでいるわけでも、妊娠によって精神的に不安定になっているわけでもなく。ただ、ただ、理性的に判断して雪花はその結論に至ったのだ。自分の子供は、いらないと。
この後宮に来てから、私は初めて真の意味での『恐怖』を感じたかもしれない。
「一応、理由を聞いてもいい?」
「まず一つは、まかり間違って男子を生み、権力闘争に巻き込まれたくはないから。そして二つ目の理由は、出産時のリスクです」
リスク、とは危険度などの意味を持つ欧羅語だ。
「あ~、やっぱりそうなるわよねぇ……」
納得するしかない私。この国では欧羅に比べて出産時の死亡率が高いけど……その原因は医学の未熟と知識のなさにある。
雪花は成人しているらしいけど、体格はどう見ても12歳か13歳くらい。妊娠出産するには小さすぎるのだ。
代表的な例では母親の骨盤より胎児の頭の方が大きい可能性があり、その場合は胎児が母親の骨盤を通れず、自然分娩が不可能となる。そうなると母親のお腹を切り裂いて胎児を出すことになるのだけど……正直、この国の医学水準だとそんな判断ができる医師はほとんどいないし、施術の経験があるとなればさらに少なくなるでしょう。つまり、そのまま放置されるか、雑に腹を切り裂かれて母親が亡くなってしまうことも多いのだ。
理想論ではどうにもならない、現実。
しかもそれが、前世での死因となれば尚更だ。
彼女の前世が過ごしていた100年くらい前の大華国だと、さらに医術は未発達だろうし……。
雪花はその苦しみを知っている。悔しさを。恨みを知っている。
前の人生の記憶を思い出し。自分が死んだ原因を調べ。欧羅の医術を知り。大華国の医療の未熟さに絶望し。どうあっても無理だとしか思えなくて。
そんな彼女が子供の命より自分の命を優先させたとして、一体誰が責められるだろうか? しかも愛する男との子供ならとにかく……雪花と梓宸は、そういう関係ではない。雪花は自分の意思と関係なく後宮に送り込まれただけ。梓宸は、皇帝として後継ぎを残すという義務感だけ。
どこか哀愁を漂わせながら雪花が胸の内を吐露する。
「この世界の女性は一人で生きていくことは困難です。特に貴族は家の都合で結婚させられ、相手への好悪など関係なく出産し、後継ぎを残すことが要求されます」
うん、まぁ、そうよねぇ。私は平民だし手に職を持っているのであまり実感はないけど、貴族は大変だと聞くわね。
「わたくしは実家の力で後宮に入れられてしまいました。しかし見た目は実年齢より幼いですし、他にも魅力的な女性がいるのだから皇帝のお手つきになる可能性は低いと思っていたのですが……」
「あの幼女趣味者に手を出されてしまったと」
「い、いえ、ロリコンとまでは……」
「まぁ、それを考えるとラズベリーリーフを飲みたくなる気持ちも分かるわ」
「では、見逃してくださいますか?」
「あ、それは無理」
「……なぜですの?」
「だって私は神仙術士だもの。――この術は、人々を救うために。それが師匠からの教えだし」
「……このまま出産しては、わたくしが死亡するリスクは高いと思いますが?」
「でも、産まれ来る赤子に罪はないのよね」
「それは、そうですが……」
「というか、そんな無茶をしたら二度と妊娠できなくなる可能性もあるわよ? 今はともかく、将来的に後悔するかもしれない。それでもいいの?」
「…………。……では、お姉様が責任を取っていただけますか?」
「責任というと?」
「わたくしの出産まで――いえ、出産後もサポートしてくださいませ。正直言いまして、この国の医療では出産と出産後のリスクが高すぎます。ですが、铃を救ってくださったお姉様であれば安心して任せることができますから」
サポートとは看護などの意味を持つ欧羅語だったかしら?
もちろん、私だって綺麗事のお説教だけして帰るつもりはない。
というか、最初からそのつもりだったし。
「雪花の出産に関しては私がサポートしましょう」
「では、よろしくお願いしますわねお姉様。何かあったときはすぐに駆けつけてくださいませ」
「えぇ、大丈夫よ。後宮から帰っても魔導具を使えば連絡が付くし、縮地を使えばすぐに――」
「――あら。駄目ですよ?」
雪花が笑う。
にっこりと。
妖艶に。
その見た目からは想像できないほど、腹黒く。
「緊急時に魔導具が手元にないかもしれませんし、故障しているかもしれません。もしかしたら他の妃に盗まれたり壊されるかも……。縮地にしても、想像ではありますが消費魔力が大きく、当日の状況によっては使えない可能性もあるでしょう?」
まるで事前に考えていたかのように。すらすらと問題点を指摘する雪花だった。
「それは……」
「ですから――、お姉様にはわたくしの出産まで後宮に留まっていただき、わたくしのサポートをしていただきませんと。いえ、出産後も感染症などが怖いですし、しばらくは留まってくださいませんと」
「……はい?」
「後宮にいてくだされば魔導具が壊れていても侍女を派遣してすぐに駆けつけてもらえますし。とても合理的だと思いますが?」
「それは、いや、でも、私は後宮に長居するつもりなんて……」
「わたくしの出産をサポートしてくださるというのは、嘘だったのですか?」
「い、いや、嘘じゃないけど……」
「では、これからもよろしくお願いいたしますね? お・ね・え・さ・ま?」
「…………。…………。……後宮こわい」
自然と逃げ道を塞がれて、ガクガクと震えるしかない私だった。え? ほんと怖い。付き合いやすいと思った瑾曦様も、雪花も、実際はこんな感じなの……? 逃げ道が……逃げ道がない……。
――つまりは。
私はまだしばらく後宮に留まらなきゃいけないみたいだ。
はぁ……。梓宸の調子に乗った顔が目に浮かぶようだわ……。
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