虚口の犬。alternative

HACCA

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16.このまま、時間が止まってくれないだろうか

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快楽に溢れる透明な体液を理央の舌がすくう。

俺の性器を愛しいもののように愛撫して吸い付く唇に否応なく昂る。

美しい黒髪を指ですいたら甘い匂いがした。

「気持ちいいか、?…やまと、」

「っ、そのまま喋らないで、」

俺の先端を唇で食んで頬張る理央の扇情的な表情に心臓が軋む。

「っふ、…っ、ん、っぅ、」

「…っ、く、」

主人から与えられる快楽に身体が勝手に反応する。

競り上がる射精感に歯を食いしばった。

「っ理央、ヤバ、…っい、」

そう告げたら、理央がそこから唇を離して身体を起こす。

「…挿れるか、?」

「…は、」

何を言っているのか、俺には咄嗟に理解できなかった。

それに気付いたのか、理央は少し脚を開いて、自分の後腔をさらして俺に見せ付ける。

「ここ、…」

そこは赤く膨れて濡れていて、内腿まで体液を滴らせていた。

「…っ、」

思わず目を逸らす。

「俺も一応はオメガだ、…そうは見えねーかもしれねーが、お前の処理くらいには…、」

「…っ何を言って、…そんな風には思えないと前にも、」

あなたは俺の主人で、吉良と番うオメガだ。

本来なら俺のような出来損ないの剱が触れていい人ではない。

「…そうだったな」

顔を伏せ、そう呟くと、理央はまた背を丸めて俺の器官に舌を這わせた。

「もう十分です、止めて下さい、理央、」

「…口でする、…いいだろ、」

「っ理央、」

止めようとしない理央の舌の感触に鳥肌がたつ。

「ん、っう、…っ、」

「…ッ、は、」

気付けば理央の後頭部を引き寄せ、理央の喉の感触を楽しんでいた。

「…っ、ぅ、っふ、」

「射精る、っ理央、」

「ッ、ン…ッ 、」

俺が射精している間、嫌がる素振り等一切見せず、理央は俺の精液を直接全部飲んだ。

射精が終わっても、理央は俺の器官に舌や唇で愛撫を続ける。

「…理央、」

「くち、…口でする、から、」

「…っ、」

止めようとしたら理央は俺の器官を頬張って口に入りきらない部分を手で擦った。

「…いい?やまと、気持ちいいか、」

「いい、です、」

部屋に響く濡れた音に、不意に気付く。

「…っ、ん、ん、」

「自分でしてるんですか、理央、」

「…っ、挿れて、くれねーから、」

俺の気も知らず、理央はそんなことを簡単に言うのだ。

自分が酷く上等なアルファになったかのように思えた。

「…俺などに抱かれては後悔します」

「っん、」

「理央、」

「…っ、く、んぅ、」

「…」

ふと、思い立った自分の欲望に、射精感を耐え、理央の小さな口から自分の器官を抜いた。

「…っ、なに、」

擦れて赤くなった唇が戸惑ったようにそう呟く。

「…見せて」

「!?、っあ、…っや、」
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