拝啓、くそったれな神様へ

Happy

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繰り返しの世界

魂の焼却炉

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「やぁ、君。こんなところを彷徨ってどうしたの??」


「え?ここは何処かって?周りが真っ暗で何も見えないって?」


「ここは、焼却炉だよ。魂の焼却炉。」


「浄化しきれないほど汚れた魂が最終的に来るところ。」


「君は生前に犯した罪が重すぎたんだ。浄化しきれずにここまできてしまったんだね。」


「それにしてもここに来るまでに自我があるなんて珍しいねぇ~。無い方が楽に逝けるのに。」


「ん?あぁ、それ程までに未練があるんだね。なるほどなるほど~」


「ちょ、い、と、君の記憶を見せてもらうよ?」


「あぁ~…、ふむふむぅ~……、うわぁ………こぉれぇはぁ~ひっどいねぇ…」


「理不尽で不条理で悲惨で悲劇的だぁ~。流石の私でも私情を挟んで力を貸しちゃいたいくらいだよぉ~。」


「え、私は誰かって?私に名前なんかないよ。………そうだねぇ……名乗るとしたら……アーカイブ(仮)下っ端の神様さ。」


「さて、君は運がいい。たまたまここに居合わせた私に会うことができたんだからっ!!」


「何だい?そんな不安そうにして。え?口調が軽いから神に見えない?ちょっと!!失礼だな!君は!!あのねぇ、たくさん世界があるように、神様だっていろんな性格の神様がたっくさんいるんだからねっ!!!」


「……ふぅ~ん、そんな事言うんだぁ~。いいのかなぁ~。そんな事言って。私は君のその悲惨な運命を変えることができるのに…って、わぁっ!!ちょっ!!急になんだよ??!落ち着けって!!!」


「ハイハイ、わかった、わかった。ただし、私が変えられることは少ないよ??神様とは言え勝手に運命を書き変えることはできない事はないけど御法度だ。」


「それに、運命を変える事はとても難しい事だよ。もしかしたら、永遠に同じ時間を繰り返す事になるかもしれない。それでもやるかい??」



「意思は固いようだね。わかった。」


「98:e、/3\あ8!0」89」7」

「2-5-/8)-」94329」6.357/7477」


「ん?分厚い本はなんだって?これは世界の記録を本にしたものだよ。この中にたくさんの世界の過去、現在、未来が記録されているんだ。記録書とでも言うし、運命の書とでもいうね。ここに書かれた事は絶対におきるんだよ。……確か、君の世界の記録はここのど、こ、か、にぃ……」


「あ、あった、あった。さて、何処の運命消したいかい?……よし、そこだね。わかった。うん。私が変えられるギリギリの範囲だ。ここを消して……」


「ハイ!できた!これで元のあの悲劇の運命を辿る事はもう絶対に無いよ!よかったねぇ!!」


「あはは!お礼はいいよぉ!むしろ、これからが大変だよ?運命を変えるまで先の未来が来ないのだから。」


「それでも、あの運命を辿るよりはマシだって??」


「まぁ、そうだろうね。君にとっては。」


「それじゃ、君ももう元の世界に戻らなくちゃね。」


「え?ここから出られるのかって?当たり前じゃないか。過去を変えたんだから君がここにきている現在も変わるよ。」


「それじゃ、私たちはきっと、会う事はないだろう。さようなら。」



「良き未来を」









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