スキル【ファミレス】を使っていたら伝説になりました。

キンモクセイ

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1ヶ月が短く感じるようになったら大人の証

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その後のローズからの説教は続き、気づけば、半刻を過ぎていた。

「おい、クソ親父。次アホな事したら、ママに言うからな。」

「リリーにだけは!もう床板の上で寝るのはイヤだ!勘弁して!」

もはやデロイアは、半泣き状態だった。

「なら、しっかりブタ爺を見張ってろや!」

「わ、分かりました!」

「(奥さん、めっちゃ怖えぇんだろうな…………。)」

「スグルも、いくらギルド登録したからってもまだあの子は、子供なんだ。大人の話しに巻き込むな。殴られそうになった相手の前で、泣かずにいられるわけねぇだろ。」

あの子といってメリーのいる方を指差した。

「すいませんでしたっ!」

ちなみにメリーは、ポルーカ親子が来た瞬間からローズが部屋の隅に連れていき、キーからの防音魔法で今この瞬間も、何も聞こえていない。

「ったく、コレだから権力者ってーのは頼りにならねぇんだよ。」

ローズが腕を組みため息をついた時だった。

コンコン。

説教中の部屋に、ドアを叩く音が鳴った。

「失礼します。ルキアス隊長の息子さんをお連れしました。」

「おう、入れ。」

ドアが開くとそこには、別の受付嬢とアンソニー、トロイアが入ってきた。

「父さん、メリーちゃんと遊ぶ約束してるから、呼びにきたよ。」

「そ、そうか。」

「父上、頼まれていた物をお持ちしました。」

「おお、よくやったアンソニー。それでは私は失礼する。書類を確認しなければな。行くぞアンソニー。」

ルキアスはアンソニーを連れてそそくさと帰っていった。

「お、俺も今日の買い出しがあるのでこの辺で失礼します。トロイア君も一緒に行こうか。」

「メリー、遊びに行こう。とっておきの場所教えてあげる。」

「では、私も業務に戻ります。」

優もメリーとトロイア、キーを連れて逃げるように部屋を出た。
受付嬢も付いてくるようだ。

「ふ、2人とも帰らないで!」

「親父は、ココで仕事だろ。」

「(デロイアさん、貴方の犠牲は忘れません………。)」

優は心の中で合掌した。

ギルドを出る途中、トロイア達を連れてきた受付嬢がクスクスと笑っていた。

「ローズさん、凄かったですね………。」

「えぇ、総長のあの姿を見るのは久しぶりですね。」

「ほんとですね……………。……………え?」

「どうかなさいましたか?」

「総……長?」

「はい、総長です。」



「ア、ソウデスカ……………。(いや、この子もかよ!!!)」

「マスターが総長に叱られるのは、いつぶりかしら?最後だったのは………あぁ、ちょうど1月前ですね。」

「ソウナンデスネ…………。(先月かよ!1か月って割と最近だからね!?てかやらかし過ぎだろデロイアさん!)」

「ご安心を。は老若男女問わず、守られるべき方を守らない方以外には、何もしませんので。」

つまりは、には一切容赦しないという事だ。

「……肝に銘じておきます。」

「分かっていただけて何よりです。ああ、本日の中央広場の使用許可の申請書でしたら、既に完成してあります。あとはサインをいただくだけになっております。それでは私はこれで。」

受付嬢は、お辞儀をして去っていった。

(仕事早っ………。)

優はファルタールの影の支配者達の姿をみた気がしたのだった。
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