おっさんは 勇者なんかにゃならねえよ‼

とめきち

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第三十五話 レジオのパンが食べたい

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「ラル、あしたこの鉄をチグリスに届けてくれ、そうだな兵士を五人ばかり連れて行くんだ。」
 土魔法の精錬を使って、鉄鉱石から鉄だけを抜き出して、のべ板にしたものを魔法の皮袋に入れて渡した。
 ラルは、うれしそうに笑って、それを受け取って腰につけた。
「兵士の訓練だね。」
 俺は頷いて、ラルの肩に両手を置いた。
「そうだ、馬も使っていい。」
「がってんでい!」
 レジオに戻ると、ラルにたのんで鋼板を運ぶ仕事を任せた。
 ラルは喜んで仕事を請け負った。

 レジオからマゼランまでは、一日半かかる。

 途中、野宿で一泊するが、俺の作った小屋は中間地点にあるので、便利だ。
 一泊くらい、一〇人なら十分に使用に耐える。
「小屋をもっと頑丈にしたほうがいいな、夜間魔物に襲われないように。」
 少し強い柵で囲むとか、堀を掘るとかか…
「そうですね、お館さまの作った小屋は土ばかりだもの。」
 ティリスが言うので、改めて思い出すとかなり適当に作ってあるよな。
 ほとんどワンルームだし。
 窓もはめ殺しにしちゃったし。
「急ごしらえだからな、あとでゼノに頼もう。」
 大工を入れれば、少しはいいものになるさ。

 夕食にロフノールを招いて、正式な晩餐となる。

 この際、ティリスもアリスもドレスで出席している。
 ティリスは青い花柄のドレス。
 アリスは、ピンクの花柄のドレス。
 俺も、ましな服装にかえた。

「男爵さま、お出かけでしたか?」
 ロフノールは、慇懃に聞く。
 なかなか態度は硬いままだな。
「ええ、農機具用の鉄鉱石を探しに行って来ました。」
「ほほう、鉄で農機具を。」
 ロフノールの顔は、マジで驚いている。
「青銅では減りが早いですからね。」
「そう言うものですか?私は、素養がないので、わかりませんが。」
 俺の作ったワインに、すぐになじんだようだ。
 あれは、少し甘めなんだけどな。

「マゼランのドワーフは腕がよくて、重宝してますよ。」
「ほほう、マゼラン伯爵領ですか。」
「ええ、伯爵はレジオに協力的ですから。」
「なるほど、それはありがたいですなあ。」
 ロフノールは、にこにこと人のよい笑顔で食事をしている。


「聖女殿は、ドレスになるといっそうあでやかですな。」
 二人はほほを染めてうなずきあった。
「ありがとうございます、お使者さま。」
 ふたりの声に、ロフノールの眉尻は下がりっぱなしだ。
 固いのかやわかいのか、どっちなんだ?
「うほほ。」
 鼻毛が伸びてるぜ、おっさん。
「お使者さまはお口がお上手ですわね。」
「どうぞマリウスとおよびください。」
「そんな、もったいない。」
「いえいえ、聖女様にそう呼んでいただけたら、望外の幸せと言うものですよ。」
 さっきからワインのピッチが早い早い。
 酒豪というより、ただの水みたいだ。
 もったいねえ。

「では、マリウスさま、パンのおかわりはいかがですか?」

「おお、もちろんいただきますとも、しかし、この煮込み料理はなんの肉ですかな?」
「ああ、それはツキノワグマですよ、先日王都の行きがけにとってきたんです。」
 ロフノールは、驚いてパンのかけらを落とした。
「つ、ツキノワグマですと!なんとまあ、そんな凶暴な魔物を。」
「ああ、足は遅いし遠間から攻撃すれば、あっさりと倒せますよ。」
 ロフノールは、ぎょっとして首を回した。
「それは、魔法で攻撃されたのですか?」
「まあそうです、とどめに眉間にメイスの一撃を。」
 こぶしを縦に振ってみせる。

「さすが、レジオ男爵は剛の者ですなあ!」
 またワインが空になる。
「それほどでも。」
 俺は、肩をすくめてみせた。
「陣屋の町でも評判でした。男爵さまはたくさんのけが人だけでなく、村のみんなも治療してしまったと。」

 陣屋の町は『レアン』と言うらしいですな。

「たまたまです。聖女たちが馬車に酔ってしまって、動けなかったんですよ。ですから俺が代りに治療したんです。」
 俺は妙にテレた。
「治癒魔法は繊細で使いにくいので、魔力が入りすぎました。おかげで、周りにいた村人の水虫まで治ったそうですが。」
「ほほ!水虫まで!」
「その熊は、レアンの郊外の森で獲れたんですよ。」
「なるほど、村人たちが感謝するわけですな!」
 そんなもんですかねえ?たいした苦労もしていないので気にもしていなかったが。
 ハタからみたら、けっこう大変なことなのかね?
「こちらに来る途中で、サイレーンの池を見てきました。大事業ですね。」
 俺の土魔法一発でカマしたんだけど。
「そうです。あれは、サイレーンの災害をなくすために、無理やり行った政策です。本来なら、あんな強引な立ち退きはさせませんが。」
「しかし、危険な魔物ではあります。」
「そうですね、ですから川から隔離したのです。川漁師や水運の安全のために。しかも、サイレーンの卵は高値安定ですからね。」


「さてもそこですよ!サイレーンの卵!聞いただけでよだれが出ますな。」
 ロフノールは、目を細めた。
「そうですか?あいにく食べたことがないんですよ。」
「それはもったいない。せっかく大量に捕まえたのです、ぜひご賞味されるべきです。」
「では、今度セリのときにでもいただきましょう。」
 俺が言うと、ロフノールは理解が追いついていないのか、聞き返した。
「セリですか?なんです?」
「今度、王都やマゼランの商人を集めて、サイレーンの卵の競売を行うのです。いちばん高値をつけたものが晴れて購入できると言う。」
「おお!なんとも公正なお裁き。」
「商人の独占を防ぐためです。王都だけでなく、周りの町からも商人が来たら、レジオは大儲けですからね。」
「なるほど、それまでに生産を上げると言うことですな。」

「その通り!マリウス殿は商業にも明るくていらっしゃる。」
「なんのなんの。」
 マリウス=ロフノールはほほを上気させて嬉しそうにしている。
 マリウスと酒を呑み、軽い話をして散会となった。

「お屋形さま、ごきげんですね。」
 俺の部屋に来て、アリスティアはソファにかけた。
「ああ、アリスか。どうだい?マリウスは。」
「あんなに正直なお方で、王宮が勤まりますのでしょうか?」
「ふむ、おれはあの正直さが、王様の気に入ってるところだと思うがな。そうでなければ、使者になどせんだろう。」
「そうかしら?」
「おれは気に入っているんだがな。」
「それはよろしゅうございます。」
「アリスはあいかわらずかたっ苦しいな。」
「これはくせでございます。」
「そうか。」
「お屋形さまを尊敬もしておりますし。」


「ふうん。」
「レジオに入って二カ月、もうじき三カ月になりましょうか、瞬くうちに町の様子が変わりました。」
「…」
「すべて、お屋形さまの手腕でございますよ。そのぶん苦労もされましたが、途中くじけもせずやりとげてございます。」
 アリスティアにしては饒舌だな。
 いつになく、言葉が多い。
「そうか、それで今夜はどうした?」
「そのことでございます。ティリスさまはご懐妊であらしゃいます。」
 アリスティアは、まっすぐに俺を見つめた。
「ほえ?」
「お屋形さまの御子ができてございます。」
「あら~、それはびっくり。」
「もともとまあるいお顔が、少しふっくらしておいででしょう?昨日医師にかかりましたところ、ふた月でないかとのことです。」
「よくやったと言ってやらねばな。」

 おいおい、俺、まだ十七なんだけどさ、親父になんのかい?

「さようですね、そして、ティリスさまと相談しまして、今夜から私がお褥にあがることにしました。」
「いいのかい?」
「覚悟はできてございます。お屋形さまは、私がお嫌い?」
「お好きです。」

「ならば問題ございません。」
 そう言って、夜着を落としたアリスティアは、女神のごとくきれいだった。
「聖女様のくせに。」
「こうしたのは貴方さまでしょう?」
「そうかい?」
 やわらかい体を抱きよせて、そっと口づけるとアリスは腰がくだけた。
 あわてて支えると、ほほを赤くして目を閉じる。
 もう一度口づけて、そのままベッドに運んだ。
 自慢の胸は、上向きに寝ても崩れたりしない。
 そっと手を這わせると、あまい吐息が漏れる。
 この際だから、じっくりとその大きな胸を堪能する。

 ゆっくりとじらすようになであげて、そっともむと手のひらを押し返すような弾力がある。
 そのくせ、ほわほわと柔らかい。
 思わずその先を口に含むと、ぴくりと背が震え、「あっ」と声が漏れた。
 アリスは、その声がはずかしかったのか、さらに赤くなって小さくなる。
 それを逃がさないようにして、手のひらに唇を這わせ、腕から肩へと舌を流す。
 もう、アリスは自分がどんな声を出しているのか、わかってはいないようだ。
 背中、尻と、ふれるか触れないかの感じで指を流すと、びくんびくんと反応する。
 アリスは、全身が気持ちいい感覚であふれているのだ。
 へそに舌をすべりこませて、よく嬲るとよい声で鳴く。
 少しざらついた下腹部に息をかけると、ひときわ大きな声で鳴く。
 しかし、そこは飛び越えて、つま先に顔を向ける。

 アリスは、もじもじと膝をすりあわせるが、かまわず足の指をなめる。
 またも、声の色が変わる。
 俺のものは、臨戦態勢を保ったままだが、すぐに勝負には出ない。
 たぶん、アリスの目の前にあるんだろうが、アリスは気が付いていないのか?
「う」
 唐突に、アリスの手がお屋形さまをつかんだ。
 両手ではさみこむように、そっと手にしたのだ。
 それだけで、ずいぶん気持ちいいが、かわいい舌をだして、ぺろりと先をなめあげたからたまらない。
「うう。」
 思わず俺も、声が出る。
 入念になめ上げるのに合わせて、足をなめ返してやると、もじもじはさらに加速する。
 自然と足が開いていく様は、花が開いていくようで、薄明かりの中で真ん中に赤い花が咲いている。

 もういいだろう、花弁はその隙間から蜜をあふれさせたようで、真ん中がぬれて光っている。
 もう少しだ、もう少しで花が咲く。
 俺は、そっとその周囲に舌を這わせる。
「ひいい!」
 待ち焦がれていたアリスは、直接刺激を受けたわけではないのに、悲鳴のような声をあげた。
「あ!あ!」
 だんだん声のトーンが上がっていく。
 ここで、一気に花弁をなめる。
「ああー!」
 いってしまったようだ。
 はあはあと、小刻みに震えるアリスの口に、容赦なくさしこまれるお館さま。
「ん、ん!」
 唇と、舌の動きを肌で感じて、こちらも爆発しそうだが、ここはぐっとこらえてもう一度攻める。

 花弁をなめ上げると、自然と花が開いていく。
 アリスの花弁は今まさに、開ききった。
 だがここであせると、さらに痛いだけになる。
 今度は、そっと開いた花の中心を、舌で押し広げる。
 アリスの声が断続的に、強く弱くくぐもって聞こえる。
 まだ口にくわえたままなのだ。
 初めてにしては、よく頑張る。
 指が入るかな?
 ゆっくりと指を出し入れすると、甲高い声と共にお館さまは放されたようだ。
「あー!あー!」
 よしよし、もう一本増えてもいいかな?
「あー!」
 また逝った。

 ここで少し休ませる。
 処女をいきなりいじめると、好きもの以外は恐怖で終わりやすいのだ。
「お屋形さま、キスして。」
 弱弱しく言うアリスに、体を入れ替えて抱きしめる。
 生の肌の感触と、汗を含んだ体臭に、さらに硬度が上がるが、あわてない。
 体と体の間に汗の膜ができて、ぬるぬるとした感触が気持ちいいので、それを楽しむ。
「気持ちよかった…」
「そうか?」
「でも、お屋形さまはまだなんでしょう?」
「あわてなくていい、アリスのは小さいから痛いかもしれないし。」
「痛い…のですか?」
「ティリスに聞かなかったのか?」
「そこまでは…」

 ふん、いじわるだな。
 まあいい、ティリスとは違うアプローチでやってみたいのだ。
 ティリスは、この二カ月ほとんど毎日のようにしてきたからな。
 最近になってやけに積極的でもあったし。
 俺は、アリスのおっぱいをゆっくりとなでまわして、感触を楽しんでいる。
「ん!ん~!」
「きもちいいか?」
「…ええ…」
「正直に甘えればいいんだぞ、遠慮するな。」
「はい…」
 谷一馬(五十八)としての生涯は、あんまり女に縁がなかった。
 嫁の前に付き合った女も一人くらいだし。
 だから、女体に対してはよくわからんこともあるんだ。
 だが、ひとつ面白いことを覚えていた。
 処女膜を破らないように、膜の穴を広げてやると、女はもっと気持ち良くなるらしい。

 そんなわけで、アリスの開発は念を入れて行っている。
 朝までかかって、ゆっくりやってみようと思うので、みなさまとはこの辺で。


「「「「「おい!」」」」


(悲痛な叫びが聞こえそうだ。)
 あ~、これは楽しんで書いたなあ。

 みなさん、楽しんでくれるといいなあ。

 翌朝は快晴。

 そろそろ蝉の声が大きくなってきた。
 地球でいえばアブラゼミなんだろう、こぶし大の大きな茶色い蝉が、庭木に停まって鳴いている。
 みーんみーんとうるさい。
 ティリスは、体調がすぐれないと言って、部屋から出てこない。
 悪阻というやつか?
 俺は、ティリスの部屋に行ってみた。
「なんだよ、具合が悪いのか?」
「…」
 ティリスは、毛布をかぶったままだ。
「どうしたんだよ?」
 おれが毛布をまくると、また、毛布を引っ張って体に巻きつける。

「何が気に入らないんだか?」
 俺はベッドの端に座って、その背中をなぜた。
「わからないの?あいかわらず鈍感なひと。」
「わからんが、俺のせいか?」
「だって、ゆうべアリスとしたんでしょう?」
 そのことで怒っているのか?
「お前と相談したと言っていたぞ。」
「頭でわかっていても、感情が付いてこないこともあるのよ!」
「そうか、それは俺が無神経だったな、お前は子供のことを気遣っているんだと思ってた。」
「それもあるわよ。」
「生むのに不安か?」

「それもあるわ、でも、あんたの子供だもん、産みたい。」
「そうか、いい子を産んでくれ。」
「ばか…」
 ティリスをひっくりかえして唇を重ねる。
「ん…」
「おまえは俺の大事な聖女様だ。」
 やっと安心したように、ほんのりと笑ってティリスは俺を送り出した。


「これは、暑くて馬がたまらんなあ。」
 マリウス=ロフノールは、従者を二人連れてきた。
 王様の使者にしては質素なものだ。
 もちろん、従者はウォルフたちが接待していた。
「そうですね、ゆっくり行きましょう。」
 俺は、あいかわらずの幌馬車に、ロバをくっつけてかぽかぽと、つつましやかに進んでいる。
「男爵さまの乗り物とは思えませんな。」
「愛着があるんだよ。この馬車もロバも。」
「左様ですかな。」
「幌があるから、日差しが暑くないし。」
「なるほど。」

 馬車の横に轡を並べて、マリウスは上機嫌で進む。

「しかし、パン持ってこいとは、恐れ入る内容だな。」
「そうですか?」
 幌の中から、アリスティアの声がする。
 妊娠二か月のティリスは留守番に置いてきた。
 アリスも残そうと思ったんだが、どうしても着いてくると言うので、しかたなく許可した。
「聖女殿は、暑くありませんか?」
「はい、お屋形さまが風魔法で、幌の中を涼しくしてくださるんです。」
「ほほう!なんと言う多彩な魔法でござろう。」
「応用しているだけですよ。」
 水魔法で霧を出して、風魔法で運ぶだけさ。
「なんと二系統同時発動ですと!上級魔術師でも難しいのに、馬車を操りながら…」
 そんなむずかしいことなのか?俺にはよくわからん。
「しかし、水運で向かえば一日で着くのに、馬では二日もかかってしまう。不便なものですね。」
「男爵さま、騎士とはそういうものでござる。」

 なるほど、騎士道ってやつですかい?ご苦労なこってす。
 半日かけて、ソンヌ川の岩場に来た。
 ここで大休止である。
 昼食もここで取るので、川岸に馬をつなぐ。
 向こうに遠くサイレーンの池の石壁が見える。
「こうしてみるとでかいな。」
「さよう、わしは最初、何の防壁か見当もつきませなんだ。」
「そうですかね?」
「こうして見ると、出城のようにも見えますな。」
「なるほど、まあ片面一〇〇メートルもありますから、そのぐらいの規模はありますね。」
「まさかあれが、魚の池とは思いませんよ。」
「ふむ、でも魔物に取られては大損ですからねえ。」
「そのとおりですな、サイレーンの卵は、金の重さと同等の値(あたい)と言いますからな。」
「たまご一グラム金一グラムですか?」
「そのとおり、まことに貴重なものです。」
 それはいいこと聞いた。
 セリでは、せいぜい釣り上げてくれよ。

 俺は、昼食用にストレージからかまどを取りだして火を起こした。

「男爵さまはいつもそのようなものを持ち歩いておるのですか?」
「ええまあ、俺の革袋は大きめに作ってあるので、大抵のものは持ち歩けます。」
「作ってある?」
「ええ、魔力の大きさによって、革袋は変化するんですよ。こめる術式にも差があります。」
「なんとのう、それでワシの袋は小さいのかのう?」
「どれ、見せてください。」
 マリウスは、懐から小さな革袋を取りだした。
「ほう、これですか、なるほどなるほど。」
 確かに汎用で、魔力がなくても使えるタイプだが、さすがに小さいな。
 着替えとなにか少ししか入らない。
 かなり魔力をケチったシロモノだ。
「ちょっと細工してもいいですか?」
「は、はあ。」

 マリウスは、不安そうだ。
 これだって、金貨一枚はしただろうからな。
「ここをこうして~、うにょにょにょ。」
 魔力は倍以上にして、空間を押し広げる。
 よし、ここだ!
 うにょん!
「ひろがりました、汎用だから少し苦労しましたが、家一軒分は広がったはずです。」
「ええ!家一軒分なんて、金貨一〇枚しますですよ!」
 王都物価たけェ!
「ないしょですよ、マリウス殿は苦労しておられるようですから、ほんのお礼です。」
 マリウスは、革袋を握りしめて考え込んでいた。

「ごはんですよ~。」
 アリスの間の抜けた声が届いた。
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