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振っても噴き出さないコーラ
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「どういうこと…?」
寝ている彼女の足には包帯が巻かれ、ギプスで吊られていた。顔などは無傷だったがしかし生気が無かった。酸素マスクが取り付けられてかろうじて息はしているようだ。
「まあ、そういうことだね」
彼を見ると、何故か落ち着いてコーラの缶を思いっきり振っていた。
「お姉さん、名札を見てこの病室に入ったね?ってことは記憶にあったってことだ、この名前が。お姉さん、双子の姉妹とかはいないよね?」
「これは、私の名前…だと思う」
表札を見やる。彼は続けた。
「名前も顔も同じってことだね?ってことは道理を通して考えるとお姉さんとこの寝てる人が完全に別物って訳じゃなくて、分裂しちゃってるように見える。俺には」
コーラを更にしゃかしゃか振る。
「お姉さんの新しい自分との出会いに、かんぱーい!」
コーラのプルタブを開ける。しかしコーラは噴き出してこない。
「現実じゃないってことよ、ここは」
寝ている彼女の足には包帯が巻かれ、ギプスで吊られていた。顔などは無傷だったがしかし生気が無かった。酸素マスクが取り付けられてかろうじて息はしているようだ。
「まあ、そういうことだね」
彼を見ると、何故か落ち着いてコーラの缶を思いっきり振っていた。
「お姉さん、名札を見てこの病室に入ったね?ってことは記憶にあったってことだ、この名前が。お姉さん、双子の姉妹とかはいないよね?」
「これは、私の名前…だと思う」
表札を見やる。彼は続けた。
「名前も顔も同じってことだね?ってことは道理を通して考えるとお姉さんとこの寝てる人が完全に別物って訳じゃなくて、分裂しちゃってるように見える。俺には」
コーラを更にしゃかしゃか振る。
「お姉さんの新しい自分との出会いに、かんぱーい!」
コーラのプルタブを開ける。しかしコーラは噴き出してこない。
「現実じゃないってことよ、ここは」
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