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雑魚キャラヒロインはお風呂の入り方を知らない……さすがに手伝いません、ホントです。
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それから、リザロットにカップ麺を夕食として振る舞ったが(僕の家には食料はそれぐらいしかない)リザロットは食べたことがない味に「美味ですわ!」と喜んでいた。ただ、大便がでた時は相当ショックそうだった。
(そりゃそうだよな…今まで天使みたいに何も出なかったんだから…)
大便も「なかなか出ない!気持ち悪い!」と騒ぐリザロットに「踏ん張ればでるもんだから!」とレクチャーしたり大変だった。そして…
「リザロット、お風呂は入らなくていいの?
「お風呂…?ああ、温泉なら是非入りたいわ!前の世界にもあったもの」
そういやゲームの世界ってせいぜい湯船に浸かるくらいで洗ってはいないよな。
「そうじゃなくて、体や頭を石鹸で洗うんだよ。人間は汗をかくからね」
「それって従者がやるものじゃなくて?」
「この世界では自分でやるんだ。できないの?」
「やったことないわ…」
重い沈黙が流れた。
「わたくし、がんばってみる!自由にこの世界で生きるって決めたもの!」
「そうか。見ないように極力するけど困ったら呼んでね。石鹸を泡立ててこすれば大丈夫だよ。」
「誰があんたなんか呼ぶもんですか!」
リザロットがそう言ってお風呂に入った30秒後「キャー!」と悲鳴が聞こえた。
溜め息をつきながら見えない角度で入ると「目も洗おうと思ってつけたらしみるじゃない!何なのよこれ!業者に訴えるわ!」とリザロットが騒いでいたので、体と頭だけ洗うよう、頭を洗う時は目を閉じるよう指示して風呂場を離れた。
どっと疲れた。「これからこんなのが毎日かよ…」こういっちゃなんだが小さい子のお世話と変わらない。リザロットもそのうち慣れるだろうが、慣れるまで居られても困る。何とかこの現象を解明しなければ…
そう考えを巡らせているとリザロットがお風呂からでてきた。格好は入る前と同じドレスだ。
「…リザロット、その格好で寝るの?」
「え?わたくしは着せ替え機能がないからずっとこの衣装よ」
雑魚キャラだもんな…僕は悲しくなった。
「この世界では誰でも自由な服を着れるんだよ。明日、リザロットに似合う服を買いに行こうか」
「え?この世界ってこの部屋が全てじゃないの?」
「この世界は広いんだ。外には色んなものがあるし、色んなものが買える」
「ああ!街のショップみたいなものね。それなら分かるわ。」
「ドレスじゃ寝にくいだろうから、とりあえず僕の部屋着を貸すよ。」
「え、いいわよ。そもそもさっきから寝るって何?」
ネルッテナニ…?少々理解が追いつかなかったがゲームキャラは出番がない時は待機しているだけだとリザロットが言っていたのを思い出した。
「人間は寝ないと生きていけないんだ。寝ないと翌日ふらふらになってしまう」
そう言ったとたん、自分が今日の寝る時間を全てリザロットのお世話に費やしていた事に気づいた。
その途端眠気が襲ってきてとりあえずリザロットに「これ…着て……」とスウェットを差し出したところで意識が途切れた。
(そりゃそうだよな…今まで天使みたいに何も出なかったんだから…)
大便も「なかなか出ない!気持ち悪い!」と騒ぐリザロットに「踏ん張ればでるもんだから!」とレクチャーしたり大変だった。そして…
「リザロット、お風呂は入らなくていいの?
「お風呂…?ああ、温泉なら是非入りたいわ!前の世界にもあったもの」
そういやゲームの世界ってせいぜい湯船に浸かるくらいで洗ってはいないよな。
「そうじゃなくて、体や頭を石鹸で洗うんだよ。人間は汗をかくからね」
「それって従者がやるものじゃなくて?」
「この世界では自分でやるんだ。できないの?」
「やったことないわ…」
重い沈黙が流れた。
「わたくし、がんばってみる!自由にこの世界で生きるって決めたもの!」
「そうか。見ないように極力するけど困ったら呼んでね。石鹸を泡立ててこすれば大丈夫だよ。」
「誰があんたなんか呼ぶもんですか!」
リザロットがそう言ってお風呂に入った30秒後「キャー!」と悲鳴が聞こえた。
溜め息をつきながら見えない角度で入ると「目も洗おうと思ってつけたらしみるじゃない!何なのよこれ!業者に訴えるわ!」とリザロットが騒いでいたので、体と頭だけ洗うよう、頭を洗う時は目を閉じるよう指示して風呂場を離れた。
どっと疲れた。「これからこんなのが毎日かよ…」こういっちゃなんだが小さい子のお世話と変わらない。リザロットもそのうち慣れるだろうが、慣れるまで居られても困る。何とかこの現象を解明しなければ…
そう考えを巡らせているとリザロットがお風呂からでてきた。格好は入る前と同じドレスだ。
「…リザロット、その格好で寝るの?」
「え?わたくしは着せ替え機能がないからずっとこの衣装よ」
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「え?この世界ってこの部屋が全てじゃないの?」
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「ああ!街のショップみたいなものね。それなら分かるわ。」
「ドレスじゃ寝にくいだろうから、とりあえず僕の部屋着を貸すよ。」
「え、いいわよ。そもそもさっきから寝るって何?」
ネルッテナニ…?少々理解が追いつかなかったがゲームキャラは出番がない時は待機しているだけだとリザロットが言っていたのを思い出した。
「人間は寝ないと生きていけないんだ。寝ないと翌日ふらふらになってしまう」
そう言ったとたん、自分が今日の寝る時間を全てリザロットのお世話に費やしていた事に気づいた。
その途端眠気が襲ってきてとりあえずリザロットに「これ…着て……」とスウェットを差し出したところで意識が途切れた。
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