現実世界に生きる俺のところにゲームキャラが転生してきたんだが、タイプじゃないので手は出しません。

真憂

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雑魚キャラヒロイン外出前夜、そして現実…

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ゲームのせいで体内時計が滅茶苦茶だったせいか、夜中に起きてしまった。リザロットがベットを使うかもと思って床で寝たのだが、リザロットは絨毯の上に横になっていた。やっぱりベットをベットとして認識していないらしい。そしてお姫様キャラの縦ロールとスウェットが凄まじく合っていなかった。

「あら、起きたんですの?」

リザロットもスウェットが似合っていない事を自覚しているのかちょっと恥ずかしそうだ。

「リザロット、ベットはあっちだよ」

「分かってますわよ、わたくしは置いてもらってる身ですもの。あなたが使えばいいじゃない。」

少し驚いた。リザロットがそんなことを言うとは思わなかったのだ。

「それより…寝たことがないから寝方が分からないの。あなた、手伝ってくださらない?」

「子守唄でも歌うとか?」

「馬鹿にしてるの?もっと、こう…優しさを感じられるようなのがいいわ。その…側にいるとか…」

「はいはい」

ちっちゃい子のお守りの気分で添い寝して等間隔でポンポンしてあげた。そうしたら数分で寝息をたてはじめたので、ベットに運んでおいた。

そういえば普段はゲームをしてる時間だ。いつもログインしている時間にしていないからみんなが心配しているかもしれない。それにリザロットが何故転生してきたのかヒントも探りたかった。

ログインすると、案の定メッセージの嵐だった。「奏多さ~ん、生きてますか~?」(奏多(かなた)とは僕のユーザーネームだ)「奏多さんがログインを欠かすなんてこりゃあ明日には天変地異が起こるな笑」
僕は返信を送る。「いや~ちょっと居候が転がり込んできちゃって、何も知らない世間知らずなんで世話に追われてました」
「おっ、まさか女の子?」「違います、違います」「何だ男か。安心したよ。彼女なんかできたらゲーマーはおしまいだからなあ」

「それよりリザロットの事で何か変わったこととかありました?」

「何で今更リザロット?何も変わってないと思うけど。人気無いからイベントにもでてないし」

「そうですか…」

「何?いきなり。リザロットなんて雑魚じゃん。大して可愛くないし」

「そ、そうですよね~。いや~居候がリザロット好きみたいでそれでちょっと気になったんですよね~」

「ふうん。変わった人だね。あ、でもユーザー2位の人もリザロット推しだって聞いたことあるよ」

「そうなんですか」

「珍しいよね。あんなのどこがいいんだか。運営だってもう求めてないだろ」

「そうですよね、リストちゃんやララベアルちゃんがやっぱ鉄板ですよね」

やりきれなくなってチャットを閉じた。ベットではリザロットがすうすう眠っている。

もしかしたら…僕は違うキャラの強化を進めながら考える。もしかしたらリザロットは、ゲーム世界で必要とされなくなったから現実世界に逃げてきたんじゃないのか?あのチャットの後だとそんな気がしてしまう。いずれにしてもゲーム世界でリザロットの人気が無いことは今回の転生に関係ある気がする。

「明日はリザロットの服を買わなきゃいけないからもう一眠りしよう」

外出でも波乱が期待されるし、休んでおいた方が良い。

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