さきのない恋だとしても

真憂

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親友からの忠告

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「ホントにそれでいいわけ?」

私の唯一の女友達といってもいいカエデが眉を潜めた。

「彼、結婚しないっていうんでしょ?私達もうすぐ30だよ?一生腹を括って子供なし、結婚式もなしで過ごすわけ?絶対止めた方がいいって。親も悲しむし美智留(みちる)にはもっといい人いるって。」

「う~ん、でも独身が悪って訳じゃないし…好きならそれもありかなって。」

「美智留、あんた一体今何歳なつもりな訳?若いうちはいいかもしれないけどそれを一生続けるのは無理があるって。別の人探しな。ね?なんなら私が紹介するから。」

そう言ってカエデが時計を見上げた。カエデはいわゆるバリキャリだ。会社では昨今の女性役員の推奨もあって、かなり上の役職に就いていると聞いている。しかも恋愛も充実していて既婚。子供も秒読みといったデキる女だ。そんなカエデに言われるとな…

「じゃな、美智留。私が言ったこと、よく考えた方がいいよ。人生棒に振る事になるから。またいつでも連絡して。相談のるから。」そう言ってカエデはスターバックスを出ていった。

私はカエデの言葉に違和感を覚えていた。相談というのは何か困っている事がある人がするものじゃないのだろうか。私は何も困っていない。幸せ1色だ。その幸せが続かない、とカエデは言いたいのだろうが、何かが引っ掛かる。そういうことじゃないんだよな…自分でも上手く言語化できないけど。
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