受付嬢として召喚されました

推理

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人権は異世界でも通用しますか?

ざけんな、クソ野郎っ

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学校で授業を受けてたら、
何となく眠気が襲ってきて、
授業を放棄して目を閉じた。


そして、目を開ければ男が一人覗き込んでいた。
「___あ、起きました?異世界に転生したからやはり身体に負荷がかかったんですかね?」
「は?」
何でも無いかのように話し始めた男の言葉にまず脳が停止する。異世界?負荷?転生?
厨二病、若しくは頭イカれた人かと聞こうとすれば窓から空を飛ぶ龍の姿を視界に写す。次に脳が停止する。龍って想像上の架空生物じゃないの?


その間に私の脈を測った男は今度は胸に手を当ててくる。
「ふむ、心拍もせいじょ___」
「ざけんな、クソ野郎っ!?」
近くにあった顔面を殴りつけてやれば、後ろによろけて尻餅をついた。
「女性の身体に触るな、クソ野郎が。」
もう一度吐き捨てるように言ってやれば、ポカンとした顔で殴った頬を抑えながらコチラを凝視した。私も警戒して、逃げることなくにらみつける。
「……おなご……ですよね?」
「そうだよ。」
確認するかのように訪ねてきたクソ野郎にイライラしながら答えた。
「口、悪すぎませんか?」
「はぁ?女子高生JKなんてこんなもんでしょ?……それより、アンタの猥褻わいせつの方が悪い。」
ど正論を噛ませば、確かにと頷いて立ち上がった。服についたホコリをパタパタと払って、近くに置かれていた椅子に座る。

ツナギのような上下繋がった服に高そうないい生地のマント。中世ヨーロッパの軍人の様な棟飾りが3つ。
「僕は、ギルドマスターのシューベル=L=シュリーマン。異世界に住んでいたきみを呼び出した者です。」
異世界に住んでいた私?
つまりここは私の住んでいた日本ではないと?
「……八橋やつはし 絵未えま
私の答えにふむふむ都頷いた男、もといシューベルはトントンと手首を見せてきた。そこには、黒い入れ墨の様な紋章が描かれている。
「僕はこのギルドマスターなんですが、他人と話すことが苦手というか、相手の不況を買ってしまうのが常でして。」
「いや、知らん。」

照れたように頭をかくシューベルに首を横に降ったが、スルーされた。
「……で、受付嬢にふさわしいおなごを召喚しまして。」
「私が、召喚されましたと?」
「理解画早くて助かります。」







ゴンッ____
「クソ野郎だな、クソ野郎。」
「そ、そんなに強く殴らなくてもいいんじゃないですかね?は、はじめて殴られましたよ。」
条件反射でシューベルの頭を殴ってやれば、涙眼で頭を抑えながら反論してきた。大きなたんこぶが出来ている。
「ちなみにもとの世界に帰るには召還の10倍の魔力が必要でして、事実的には帰れません。」
「はぁ?」

話を聞いてみれば、このシューベルは世界でも指折りの魔力の持ち主と才能を保持しており。彼の10倍の魔力を持つ人間はこの世にはいないそう。
いたとしても、せいぜい3倍がいるだけらしい。結果、私は帰ることができない。
……もともと帰りたいという思いも無かったし、それはいい。問題はこの男に小もないことで呼び出されたことに腹が立つ。

ギルドには閑古鳥我泣きわめいて、財政赤字は当たり前。もちろん、ギルドメンバーはマスターを除いて三名しかおらず、そのうち二人は行方不明。
後ろ盾はとっくの昔に手を切られていて、あるのは僅かな個別依頼と国にあるギルド全てに依頼されているもののみ。


「こんなギルドで、一体どうしろって言うのよっ!!」

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