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認められないもの
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「異界というのは面白い世界だ・・・」
若い猩猩、そして土乱と腕利きの4体の猩猩達とともにその妖怪がいる所へ向かった。
その妖怪がいる場所は人間界へと通じる別の出入り口で我らはそこを通って人間界へ出ねばならぬ。
「ホロ、土乱は弓が嫌いなのか?」
某の側を歩いて一緒にサクヤ様を守っているホロに尋ねた。
「いや、土乱だけじゃねぇ。猩猩ってのは別のものを一切認めねぇ。それが良いやつで、自分たちに問題があったとしてもだ」
今、猩猩達が困っている妖怪退治と共に土乱の息子の弓を認めさせるために付き合っている。
大きな木々が生い茂る葉っぱをかき分けながら歩いていた。
やがて森を抜けると、広い平原に出た。
遠くに白い塊が見えた。
「・・・木か?」
近寄るとと、それは一定の間隔で平原に立っている白い木だった。
不思議な幹だ。
まるで岩のように堅く、表面もつるつるしていた。
何千年どころじゃない何万年かもしれない。
それほど古いのなら、この木は亡骸であろうか?
だが、違う。上を見れば、緑の空と思える程の葉っぱが空を覆い、隙間から光がこちらを照らしている。
タッタッタッ・・・。
「なっなんだお主は!?」
いきなり馬のように大きな鶏みたいな鳥が走ってきた。
「ハッハッハッ、ペロペロ・・・」
「きゃあ!?」
その鳥は犬のように下を出しながら、サクヤ様に近づくと、犬見たいに舌でサクヤ様をなめた。
「あぁ、その鳥は大丈夫です。人懐っこい鳥なので」
若い猩猩が心配ないと笑っている。
「もしかしてこれが犬鳳凰(いぬほうおう)か?」
「はいそうです。またの名が波山(ばさん)って呼ばれてるようですね」
しかし、何と言う人懐っこさ。
ちゃんと尻尾までふっている。
「背中に乗れますよ。伏せ!」
若い猩猩が犬鳳凰に合図すると、犬鳳凰はサクヤ様の側で伏せた。
「どうぞ、乗って下さい」
「はっはい・・・」
サクヤ様は恐る恐る乗ってみた。
てけ、てけ、てけ・・・。
犬鳳凰はサクヤ様を乗せて歩き出した。サクヤ様は某の後ろにいて、4匹の猩猩達に守られている。
某の前にはククリ殿、若い猩猩、先頭には土乱が歩いている。
「土乱そろそろ教えろ。どんな妖怪だ?」
「頭が三つあるでっけぇ犬だ」
「頭が三つ!?八岐大蛇のような奴か?」
「知らねぇよ、犬っころの妖怪であんなのは初めてだ・・・そいつはこの先をもうちょい行った場所だ・・・」
草原を歩いていると目の前に巨大な高い岩が見えた。
「・・・岩じゃない!?」
近づくにつれ、岩だと思ったのはそびえ立つ大きな建物だった。
後ろを振り向いた。
まさか、先ほど通ったあの木の幹と思っていたのは、何者かが作った柱なのか?
我らは、建物の真ん中のにある大きな道を歩いて行った。
ドォン!
陰から無数の犬神が飛び出した。
「敵の奇襲か!?」
神斬を抜いた。
犬神の群れが接近してきた。
「どいうことだ?」
犬神はぎりぎりまで近づくが、近づくと離れ、また近づいて絶妙な距離でまた離れた。
「横を見ろ!殺されるぞ!」
ザン!
ホロの怒声に横を見たら犬神が噛みつこうとした。とっさに片手で太刀を操り、犬神を斬った。
そして犬神はまた、距離を取った。
ドッドッド!
後ろから足音が聞こえた。
「サクヤさま!」
後ろから大きな犬が大口を開けて走ってきた。サクヤ様が食われそうになった。
ガシッ!
間一髪、土乱の六尺棒で犬の頭は弾かれ、サクヤ様は食われなかった。
犬はそのまま走り去った。
「何だ・・・あれは」
そいつは分厚い毛で覆われたクマのようにでかい確かに頭が三つある犬の妖怪だった。
「オオオオゥ!」
どうやらあの妖怪はあそこで犬神達に命令しているようだ。三つ頭の遠吠えで犬神の動きが変わる。
「奴が走った先に人間界への出入り口があるんだよ!あの野郎を倒すにはこいつらを倒さねえとダメだ!」
土乱が犬神の大軍を6尺棒を振り回してまとめて叩き落とした。
だが、犬神はさらに大軍となって襲ってくる。
「この犬ども!」
ホロが2刀の刀を駆使して、次々と犬神を叩き落とした。
サクヤ様が結界を作った。
結界に入った犬神達の動きが鈍る。
それにより犬神達も攻めあぐねている。サクヤ様の周りを土乱の配下と犬鳳凰が守る。
前線ではホロと土乱が犬神どもらを叩き落としまくっている。ククリ殿と土乱の息子も援護している。
だが、犬神の攻撃は止むことなく無数に襲ってくる。
猩猩は六尺棒しか持たない。それを知っているのか三つ頭の犬は兵を分散させ、近づけさせ、遠ざけを繰り返している。
「頭をやらねば・・・」
某は1人抜けると離れて全体が見える所に立った。
「・・・・・・なるほど」
三つ頭の犬は大きな岩を背にして立っている。観ていると三つ頭のそれぞれの頭が支持を出し、しかも真ん中の犬神を動かしているのは左端の頭だった。
「猩猩、この距離からあの妖怪を射れるか!?」
仲間の所に戻り、土乱の息子に尋ねた。
「・・・はい!」
「ホロ、土乱殿、サクヤ殿!」
ホロ、土乱殿、ククリ殿、土乱の息子に作戦を教えた。
「サクヤ様、犬鳳凰をお借りします!」
サクヤ様を盾となって守っている犬鳳凰の背中に乗った。そしてかなり大回りしながら、この巨大な建物を犬鳳凰と共に上った。
「なるほど、奴の後ろに出入り口があるのか・・・」
ばれないように遠くの方で戦況を見ていると、先の方で三ツ頭の犬が犬神達を動かしている。
その三ツ頭の犬の背後に急な坂のようになっている壁があった。
皆が犬神達の意識を自分達に向けているすきに某は3つ頭の犬の背後に回った。
「やはりな・・・」
この3つ頭の犬は油断している。
この壁から敵は来ないだろうと思っているせいで、この場所は兵も配置していなければ、ここは風下なので匂いはすることなく、敵は前方だけに意識を集中していた。
ダッ・・・。
崖を駆け下りた。
あの時のように。
敵が気付いた。
「遅いわ!」
太刀を構えた。
斬!
敵の頭の左の1体を斬った。三つ頭の犬の動きが止まると同時に犬神共らの動きも止まった。
シュパッ!
ククリ殿が右の頭を射貫き、続いて若い猩猩が、止めの一撃を真ん中の頭に突き刺した。
三つ頭の犬は倒れ、炎に包まれた。
「お見事!お主の弓があの三ツ頭の犬を倒したぞ!」
大手柄だ。
仲間のところに戻ると若い猩猩の手柄を褒めた。
「おとう、おいらはおとうの棒にどうしたって勝てない。だから考えたんだ。弓を使えばいい。それで弓の修練を重ねたんだ・・・おいらなりの立派な猩猩になるためだ」
「土乱殿!あなたの息子の弓は役に立つ。仲間の将来のために!」
「・・・息子の弓の才能は凄いと思う・・・だがな、俺達の戦い方は六尺棒以外受け入れない!」
「それは何故に?」
「息子の弓を認めると、今度は息子に勝つために次の奴が世界のどこかから弓よりも強力な武器を持ってくるかもしれん。あるいはどんな戦い方してくるかわからん・・・秩序が乱れるんだよ!」
土乱の言葉はどこか認め難かった。それでは猩猩界で初めて弓を手にした息子は永遠に認められない。
息子が悔しい顔をしていた。
才能を否定されるのは妖怪でも辛いのだろう。
「旅に出ます・・・どこか遠い地に」
認めてくれなかった若い猩猩は某達に頭を下げると独りどこかへ行こうとした。
「しばし待て!」
若い猩猩に伝えたいことがあった。
「仲間を見つけてくれ・・・この広い世界には、どこかにお主の才を認める者がいるはずだ。独りにはなるな!」
「あっありがとう、ございます」
若い猩猩は深く頭を下げて、立ち去った。
「おい・・・あの人間は何者だ?」
土乱がホロに光の事を訪ねた。
ホロは土乱の耳に教えた。
「あいつはな、鬼神と戦おうってんだよ」
土乱は信じられない顔をした。
「正気か?俺はバカじゃないから絶対に勝てない相手とは喧嘩はしねぇ。そいつとやろうってのかあの人間は?」
「まぁ、人間にとって命をかけるってのはそいうことかもしれんな・・・土乱、生きてたらまた勝負してやる」
「やっぱりお前は元人間だな・・・おい、そこの人間!」
土乱が近づいてきて、某をじっと見ている。
そして某の腹に顔を近づけた。
「・・・おんどれ、大した人間だ・・・」
土乱が腰につけていた瓢箪をくれた。
「とある鬼からもらった理水だ。その腹が苦しみだしたときは竜涎薬ほどじゃねえがこいつが役に立つだろう・・・」
「ありがたい!恩に着る!」
土乱から良い物をいただいた。
その理水をサクヤさまに渡した。
若い猩猩、そして土乱と腕利きの4体の猩猩達とともにその妖怪がいる所へ向かった。
その妖怪がいる場所は人間界へと通じる別の出入り口で我らはそこを通って人間界へ出ねばならぬ。
「ホロ、土乱は弓が嫌いなのか?」
某の側を歩いて一緒にサクヤ様を守っているホロに尋ねた。
「いや、土乱だけじゃねぇ。猩猩ってのは別のものを一切認めねぇ。それが良いやつで、自分たちに問題があったとしてもだ」
今、猩猩達が困っている妖怪退治と共に土乱の息子の弓を認めさせるために付き合っている。
大きな木々が生い茂る葉っぱをかき分けながら歩いていた。
やがて森を抜けると、広い平原に出た。
遠くに白い塊が見えた。
「・・・木か?」
近寄るとと、それは一定の間隔で平原に立っている白い木だった。
不思議な幹だ。
まるで岩のように堅く、表面もつるつるしていた。
何千年どころじゃない何万年かもしれない。
それほど古いのなら、この木は亡骸であろうか?
だが、違う。上を見れば、緑の空と思える程の葉っぱが空を覆い、隙間から光がこちらを照らしている。
タッタッタッ・・・。
「なっなんだお主は!?」
いきなり馬のように大きな鶏みたいな鳥が走ってきた。
「ハッハッハッ、ペロペロ・・・」
「きゃあ!?」
その鳥は犬のように下を出しながら、サクヤ様に近づくと、犬見たいに舌でサクヤ様をなめた。
「あぁ、その鳥は大丈夫です。人懐っこい鳥なので」
若い猩猩が心配ないと笑っている。
「もしかしてこれが犬鳳凰(いぬほうおう)か?」
「はいそうです。またの名が波山(ばさん)って呼ばれてるようですね」
しかし、何と言う人懐っこさ。
ちゃんと尻尾までふっている。
「背中に乗れますよ。伏せ!」
若い猩猩が犬鳳凰に合図すると、犬鳳凰はサクヤ様の側で伏せた。
「どうぞ、乗って下さい」
「はっはい・・・」
サクヤ様は恐る恐る乗ってみた。
てけ、てけ、てけ・・・。
犬鳳凰はサクヤ様を乗せて歩き出した。サクヤ様は某の後ろにいて、4匹の猩猩達に守られている。
某の前にはククリ殿、若い猩猩、先頭には土乱が歩いている。
「土乱そろそろ教えろ。どんな妖怪だ?」
「頭が三つあるでっけぇ犬だ」
「頭が三つ!?八岐大蛇のような奴か?」
「知らねぇよ、犬っころの妖怪であんなのは初めてだ・・・そいつはこの先をもうちょい行った場所だ・・・」
草原を歩いていると目の前に巨大な高い岩が見えた。
「・・・岩じゃない!?」
近づくにつれ、岩だと思ったのはそびえ立つ大きな建物だった。
後ろを振り向いた。
まさか、先ほど通ったあの木の幹と思っていたのは、何者かが作った柱なのか?
我らは、建物の真ん中のにある大きな道を歩いて行った。
ドォン!
陰から無数の犬神が飛び出した。
「敵の奇襲か!?」
神斬を抜いた。
犬神の群れが接近してきた。
「どいうことだ?」
犬神はぎりぎりまで近づくが、近づくと離れ、また近づいて絶妙な距離でまた離れた。
「横を見ろ!殺されるぞ!」
ザン!
ホロの怒声に横を見たら犬神が噛みつこうとした。とっさに片手で太刀を操り、犬神を斬った。
そして犬神はまた、距離を取った。
ドッドッド!
後ろから足音が聞こえた。
「サクヤさま!」
後ろから大きな犬が大口を開けて走ってきた。サクヤ様が食われそうになった。
ガシッ!
間一髪、土乱の六尺棒で犬の頭は弾かれ、サクヤ様は食われなかった。
犬はそのまま走り去った。
「何だ・・・あれは」
そいつは分厚い毛で覆われたクマのようにでかい確かに頭が三つある犬の妖怪だった。
「オオオオゥ!」
どうやらあの妖怪はあそこで犬神達に命令しているようだ。三つ頭の遠吠えで犬神の動きが変わる。
「奴が走った先に人間界への出入り口があるんだよ!あの野郎を倒すにはこいつらを倒さねえとダメだ!」
土乱が犬神の大軍を6尺棒を振り回してまとめて叩き落とした。
だが、犬神はさらに大軍となって襲ってくる。
「この犬ども!」
ホロが2刀の刀を駆使して、次々と犬神を叩き落とした。
サクヤ様が結界を作った。
結界に入った犬神達の動きが鈍る。
それにより犬神達も攻めあぐねている。サクヤ様の周りを土乱の配下と犬鳳凰が守る。
前線ではホロと土乱が犬神どもらを叩き落としまくっている。ククリ殿と土乱の息子も援護している。
だが、犬神の攻撃は止むことなく無数に襲ってくる。
猩猩は六尺棒しか持たない。それを知っているのか三つ頭の犬は兵を分散させ、近づけさせ、遠ざけを繰り返している。
「頭をやらねば・・・」
某は1人抜けると離れて全体が見える所に立った。
「・・・・・・なるほど」
三つ頭の犬は大きな岩を背にして立っている。観ていると三つ頭のそれぞれの頭が支持を出し、しかも真ん中の犬神を動かしているのは左端の頭だった。
「猩猩、この距離からあの妖怪を射れるか!?」
仲間の所に戻り、土乱の息子に尋ねた。
「・・・はい!」
「ホロ、土乱殿、サクヤ殿!」
ホロ、土乱殿、ククリ殿、土乱の息子に作戦を教えた。
「サクヤ様、犬鳳凰をお借りします!」
サクヤ様を盾となって守っている犬鳳凰の背中に乗った。そしてかなり大回りしながら、この巨大な建物を犬鳳凰と共に上った。
「なるほど、奴の後ろに出入り口があるのか・・・」
ばれないように遠くの方で戦況を見ていると、先の方で三ツ頭の犬が犬神達を動かしている。
その三ツ頭の犬の背後に急な坂のようになっている壁があった。
皆が犬神達の意識を自分達に向けているすきに某は3つ頭の犬の背後に回った。
「やはりな・・・」
この3つ頭の犬は油断している。
この壁から敵は来ないだろうと思っているせいで、この場所は兵も配置していなければ、ここは風下なので匂いはすることなく、敵は前方だけに意識を集中していた。
ダッ・・・。
崖を駆け下りた。
あの時のように。
敵が気付いた。
「遅いわ!」
太刀を構えた。
斬!
敵の頭の左の1体を斬った。三つ頭の犬の動きが止まると同時に犬神共らの動きも止まった。
シュパッ!
ククリ殿が右の頭を射貫き、続いて若い猩猩が、止めの一撃を真ん中の頭に突き刺した。
三つ頭の犬は倒れ、炎に包まれた。
「お見事!お主の弓があの三ツ頭の犬を倒したぞ!」
大手柄だ。
仲間のところに戻ると若い猩猩の手柄を褒めた。
「おとう、おいらはおとうの棒にどうしたって勝てない。だから考えたんだ。弓を使えばいい。それで弓の修練を重ねたんだ・・・おいらなりの立派な猩猩になるためだ」
「土乱殿!あなたの息子の弓は役に立つ。仲間の将来のために!」
「・・・息子の弓の才能は凄いと思う・・・だがな、俺達の戦い方は六尺棒以外受け入れない!」
「それは何故に?」
「息子の弓を認めると、今度は息子に勝つために次の奴が世界のどこかから弓よりも強力な武器を持ってくるかもしれん。あるいはどんな戦い方してくるかわからん・・・秩序が乱れるんだよ!」
土乱の言葉はどこか認め難かった。それでは猩猩界で初めて弓を手にした息子は永遠に認められない。
息子が悔しい顔をしていた。
才能を否定されるのは妖怪でも辛いのだろう。
「旅に出ます・・・どこか遠い地に」
認めてくれなかった若い猩猩は某達に頭を下げると独りどこかへ行こうとした。
「しばし待て!」
若い猩猩に伝えたいことがあった。
「仲間を見つけてくれ・・・この広い世界には、どこかにお主の才を認める者がいるはずだ。独りにはなるな!」
「あっありがとう、ございます」
若い猩猩は深く頭を下げて、立ち去った。
「おい・・・あの人間は何者だ?」
土乱がホロに光の事を訪ねた。
ホロは土乱の耳に教えた。
「あいつはな、鬼神と戦おうってんだよ」
土乱は信じられない顔をした。
「正気か?俺はバカじゃないから絶対に勝てない相手とは喧嘩はしねぇ。そいつとやろうってのかあの人間は?」
「まぁ、人間にとって命をかけるってのはそいうことかもしれんな・・・土乱、生きてたらまた勝負してやる」
「やっぱりお前は元人間だな・・・おい、そこの人間!」
土乱が近づいてきて、某をじっと見ている。
そして某の腹に顔を近づけた。
「・・・おんどれ、大した人間だ・・・」
土乱が腰につけていた瓢箪をくれた。
「とある鬼からもらった理水だ。その腹が苦しみだしたときは竜涎薬ほどじゃねえがこいつが役に立つだろう・・・」
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