人間は絶対勝てない最強の存在 ~奴の力を持っている某は仲間の力も得て奴と戦う~

 ある日、突然両親を妖怪に殺された、少年は必死に逃げて鞍馬山へとたどり着く。そこで1人の少女を助けた。
 
 同時にそこに現れた、天狗に強くなりたいと願う。

 10年後、少年は成長し、光(ひかる)と名乗った。

 そして光は守るべき者が現れた。
 それは10年前に守った、あの人だった。

 名をサクヤと名乗ったその人を襲う者は、10年前両親を殺したあの妖怪だった。
 師匠が言うにはその妖怪は神格化された妖怪の中でも最強と言われ、人間の世界を陰で操り、裏で人間の歴史を作り、人間は絶対に勝てないと言われていた。

 世界中の人々はその妖怪を様々な名で呼び、日本では鬼神と呼ばれていた。
 
 そして光は鬼神の血を飲んでいる。それによって光は超人的な力を持ったが同時に鬼神の血に苦しめられていた。

 10年の時を経て再び現れた鬼神。
 あの時は逃げることしか出来なったが、今、光はサクヤを守らねばならない。

 平安の世が終わり、鎌倉の時代が始まり、妖怪の世界と人間の世界が織りなすこの世界で光は最強の鬼神と戦う。
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