人間は絶対勝てない最強の存在 ~奴の力を持っている某は仲間の力も得て奴と戦う~

オオカミ

文字の大きさ
23 / 41

静とサクヤ

しおりを挟む
「何をしているのですか?」

 金峯神社に戻ると従者達が何かを捕まえていた。

「いっいやぁ、珍しい蛇がいるなぁととっ捕まえたんですよ・・・」

 1人の従者が太刀で串刺しにしたものを見た。それは最初は小さな蛇に見えた。
 だが蛇にしては胴が太く、口はあっても目と鼻がなかった。

「珍しいって、お前らそれは野槌(のづち)だ!」

 行信さまが叫んだ。
  それと同時に地面から巨大なものが飛び出した。
 一間(1,8メートル)はあろうかという野槌だった。

「わぁああああああ!」

 従者達が悲鳴を上げて逃げ出した。その1人を野槌は咬むと一気に飲み込んだ。
 反転して野槌はわたくしの方を見た。

「静!」

 義経さまがわたくしの名を叫ぶと太刀を抜いて大きな野槌に突進した。
 義経さまの刃が頭を上げた野槌の下顎から頭上を貫いた。

「シャアアアア!」

 炎に包まれて消える野槌の背後からもう一匹の大きな野槌が飛び出して義経様を襲った。
 義経様は怯むことなくその野槌も斬った。

「ぐぁ!」

 草むらから一匹の小さな野槌(のづち)が飛び出し、義経さまの脇腹を咬んだ。
 義経さまは脇差しでその野槌を刺し殺した。

 ドォン!

「なんて大きさだ・・・」

 行信さまの前にさらに大きな野槌が現れた。
 頭を上げたその大きさは一丈(3メートル)を超える巨体だった。

 バサッ!

 突然、陰が飛び出した。

「お前たちを守る!」
 
 前鬼だった。
 鉞を持って巨大な野槌と対峙した。

「シャアアアア!」

 野槌が大口を開けて前鬼を咬もうとした。

 ドォオオッン!

 前鬼が鉞を振り下ろした。
 野槌はかろうじて避けた。
 前鬼の鉞は地面に刺さり、勢いで地面が揺れた。

 ドォオオオッン!

 再び地面が揺れた。
 だが、前鬼の鉞では無い。

 行信はサクヤを見た。水瓶を持ち、額に一本の角が生えているサクヤが立っていた。

「後鬼が力を貸したのか?」

「聞きなさい、野槌!あなたが我が子を殺した人間に怒る気落ちはわかります。ですが、この者達とこの娘はあなた同様わたくしも守らねばなりません。退きなさい!」

 後鬼の力を借りたサクヤが野槌にそう告げた。
 野槌は身を切り返すと姿を消した。

「義経さま!」

 倒れている義経さまのところへ行った。

「しず・・か・・・拙者には・・・おぬしが!・・・ひつ・・・よう・・・」

 毒に苦しんでいる。
 持っていた水瓶の中に入っている理水を口の中に含んだ。
 以前、鞍馬天狗さまから聞いたことがある。

 野槌の毒を治療する方法は龍涎薬か鬼が作り出す理水で治せる。
 だが、理水はそのまま人に飲ましてはいかん。鬼の理水は人間の身体には危険なので、中和させねばならん。
 その方法は。

 理水を口に含んだ。
 そして、義経さまに口づけした。

 これが鬼の理水を薬として人に飲ませる方法だった。
 憑依した者が半分鬼の力、半分人間の力で理水を人が飲んでも大丈夫なように口の中で中和させることだった。

「・・・静・・・助けてくれたのか?」

「はい・・・」

 義経さまは回復した。
 義経さまが元気になると先ほどの好意が急に恥ずかしくなり、顔が熱くなった。
 おもわず、義経さまから顔をそらした。

「・・・・・・ぁ」

 義経さまの顔が消えると、義経さまと瓜二つの顔と目があった。
 
 行信さまがずっとわたくしの行いを見ていた。
 何か悔しそうな目をしていた。

            *       *       *

「静、拙者は今から後白河法皇のところまで行かねば成らぬ。出来れば家まで送りたかったのだが・・・今日は楽しかったか?」

 都に帰ったとき義経さまが心配そうに今日の事を尋ねた。

「はい、とても良い日でした」

 笑顔で返事をした。義経様の顔から心配が消え晴れ渡るような笑顔になった。

「返事を、待っておる!」

 義経さまはわたしから離れた。わたしのもとに残ったのは行信さまだけだった。
 行信さまは黙ってわたしを家まで送り届けてくれた。

「行信さま、わたしは義経さまの妾になれますか?」

 無事に送り届けてくれた行信さまに思わず聞いてしまった。

「・・・兄者は某を真の弟のように接してくれます・・・兄者は家族と仲間を大切にいたします。静様を不幸にはいたしません!」

 言葉を詰まらせながら行信さまはそう言ってくれた。

「ですが、あのお方には郷御前さまと娘がいるはずでは?」

 この問いに行信さまの顔が焦っている。
 良くない事を聞いているのは分かっている。
 だが、聞かずにはいられなかった。

「確かにおります。兄者は郷御前様も娘も大切にしております・・・ですが」

 行信は一度、言葉を止めると、大きく胸を動かして続きを言った。

「郷御前さまは兄、鎌倉殿の命で嫁がれたお方です。判官様が真に側にいて欲しいのは、あなた様です」

 すぐに返事が出来ない。
 わたしには覚悟が出来ていない。

「・・・あなたは綺麗な人です・・・」
 
 目を合わさず行信さまが答えてくれた。

「あなたは人を幸せにする綺麗な人だ。だからこそ・・・あなたは不幸になるべきではない・・・良い人と結ばれるべきです」

 最後の言葉が心に刺さった。
 義経さまは良いお人だ。

「・・・わたし・・・義経さまの妾になります」

 覚悟を決めた。わたしは、あの人の妾になる。決意すると馬から降りた。
 母屋に入る前に、行信さまの耳元でささやいた。

「わたしの真の名はサクヤと申します」

「えっ!?すると静御前というのは?」

「わたくしが白拍子でいるときの名です!ちなみに母、磯禅師の真の名は巫(かんなぎ)。本当は静御前なんて女性はいないのですよ!」

 行信さまだけにわたしの真の名を伝えると、母屋に入った。
 行信さまはしばらく呆然と立っていた。
 
 翌日わたしは静御前として源義経の妾となった。

            *       *       *

「なぁ、ホロ・・・夫婦を長く続けるコツってのは何だ?」

「何の質問だ?」

「お主はククリ殿と100年以上長く夫婦をやって来たのであろう?ちと、その秘訣を知りたくてな」

「いや、少し前まで別れていた」

「何だと?」

「俺達にも色々あってな。ずっと昔、ククリが1人になりたいと言い出した。まぁそれで俺達は別々に暮らしたんだが・・・俺がまた鬼神と戦うと知って、守ってやるって戻ってきやがった」

「はぁ~大したもんだお主らは・・・」

「ほれ、俺の妻とお前の女が出てきたぞ」

「判官様の妾だ・・・」

 外で半日ほど待たされて日が傾きかけた時、ようやく男達の前にサクヤとククリが出てきた。

「猫というのは警戒心が強くてな、あそこの男共らは戦の臭いが強すぎて怖いみゃ・・・だが、おみゃーさまらは大好きみゃ~。もしまた会えたら思いっきり笑顔であうみゃ~」

「はい、ありがとうございます・・・」

 わたしは猫又の家を後にした。
 猫又は笑顔で手を振って見送った。

「おさと~~~~」

 サクヤとククリがおさとと共に戻ってきた。そこに待ちかねていた貴族がおさとを見るなり走り出した。

「みゃぁああああああああ~~~~~~」

 貴族が名を呼ぶとサクヤの腕から一匹の三毛猫が飛び出して男に走っていった。
 そして甘い声を出しながら男の足をすりすりした。

「そうかおさと、やっぱりまろが好きでおじゃるかー!」

 この男は動物に対して強い愛情があったようだ。おさとと呼んでいる猫を抱きかかえると猫の身体に自分の頬をすりすりした。

「皆の者、大義であった!まろに幸せが戻ったでおじゃる!」

 貴族は幸福に包まれたように猫を抱きながら帰って行った。無事におさとを男に連れ戻したサクヤは皆を見た。

「あっあの・・・申し訳ありません・・・」

 申し訳なさそうに付き合ってくれた皆に謝った。

「ぷっ・・・はっはっはっー!・・・愛しい者が猫とはのぉ~」

 こらえきれずククリは大笑いした。

「まっ恋は色々ある。良かったじゃねぇか!」

 ホロはからかうようにサクヤのおでこをつついた。サクヤはからかわれるのが少し嫌な気分だったが、皆は楽しそうに笑っていた。

 その中で1人、光さまだけがずっと真顔だった。

「あ、あの・・・おさがわせしました・・・」

「某はサクヤさまのその優しさは・・・良いと思います・・・」

 光さまは耳をかきながら、そうおっしゃってくれた。その姿を見たら何だかこちらがおかしくなって少し笑ってしまった。

「それは?」

 光がわたくしが持っていた鈴に気がついた。

「あぁ・・・これは、猫又さまからいただいた物で、困ったときにはこの鈴をならせと・・・それと・・・」

「何か?」

「猫又さまがおっしゃるには、最近ここら辺を鬼神の配下がうろついているそうなので、この先の人間界への出入り口にも、その者達が待ち構えているかもしれないと」

「それは困った・・・」

 光は頭を抱えた。

「光殿。それで猫又が異界から異界への抜け道を教えてくれたぞ。この道を行けば良いらしい」

 サクヤを気に入った猫又が異界から異界への抜け道を教えてくれた。ククリがその道を指さした。

「本当か!?よし、その道を使おう!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった

黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった! 辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。 一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。 追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~

とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。 先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。 龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。 魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。 バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……

【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】 佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。 新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。 「せめて回復魔法とかが良かった……」 戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。 「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」 家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。 「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」 そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。 絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。 これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。

処理中です...