警視 速水行男

たけさん

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プロローグ 警視 速水行男

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私の名前は速水行男、現在 職業は警視庁新宿西警察署で副署長を勤めている
25歳 独身男性である。
職業 年齢でもわかるとおり、国立T大を卒業後 国家公務員上級職試験を経て
警察官になった 所謂 キャリア警察官である
警部補で警察庁に採用後 1年かけて警視庁の各部署や交番勤務などを経て、
警部に昇進後 配属希望で総務部を希望したら、警務部人事一課長の兵藤警視長
に呼び出され 他の部署に主に公安部や警備部 後は刑事部等に変更するように
言われたが、断固として総務部を希望を押したら、最後には兵藤課長も諦め
希望を考慮すると言い 私はその後部屋を後にした。
後日 人事一課長室で兵藤警視長から配属先の辞令を受け取ると、
警視庁新宿西警察署警務課長に任命すると書いてあった。
兵藤課長に聞くと 現在 総務部にキャリアの警部を受け入れるポストが無いため
たまたま前任者が定年で退官した新宿西警察署の警務課長のポストがあったため
そこに私を入れたのが理由らしい。
ここで警察署における警務課長のポストについて、警察署には警務課の他に
交通違反なんかの罰金を受け付ける会計課 交通勤務等をする地域課
交通取締りの交通課 刑事課 生活安全課 警備課 公安課(無い警察署もある)
等がある。その中で警務課長のポストは署長 副署長に次いでナンバー3のポストである。 そこに新宿西警察署の次長待遇の警務課長として赴任する事になった訳だが、
今 新宿西警察署には副署長が居ないため警務課長になる私が次長待遇(警部の階級のため警視のポストである副署長になれないため 小規模の警察署の署長が警視の場合 警部のポストである次長になることがある)
もっとも1年間 問題なく次長待遇兼警務課長のポストを努めれば、その後 警視
に昇進して 新宿西警察署の副署長になることが約束されている
そのためには1年間 平穏無事に仕事をこなさなくては、さぁ 三日後は新しい
職場 新宿西警察署に行かないとな、着任の挨拶を署長にするため、
さて これから どんなことになるか楽しみだ。



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