ネトゲ廃人兼冒険者です。

異世界ではなく世界攻略

「あ、あのー神様…前にすごく大きいラスボスらしきドラゴンが倒れているのですが…」
「あ～、はいラスボス討伐しました」
「じゃねえよ！サラッと俺の異世界スローライフを奪ってんじゃねえよ」
「ということで、」
ふと目が覚めた。
そこは何もないただの空間暗いのにはっきりと見える。
何処か気まずい雰囲気だ、例えるならば……
「はい、来たときの事はやらない」
「はい…」
っていうか心の声まで聞こえるのかよ。
「貴方を貴方が住んでいた所に返します」
「そんな事が出来るのか?」
「柏木蒼汰は死んでいませんでしたー」
「ほ、本当か?」
「はい、ですので今から貴方を返します」
「ああ、お世話になったな。」
「やはり、最後は名残惜しいものですね、では柏木蒼汰君お気をつけて」
目が覚め、辺りを見渡す。
「この天井嫌いだ」
そこは、病院のベッドの上。
地球に、世界に戻ってきた訳だ。