22 / 135
東京追跡編
仁義なき戦い。勝つのは私か、あなたか
しおりを挟む
対魔師の獅子王院風太郎と吉森組の組員にして妖鬼と化した堺義政が交戦を行う僅か数分前へと遡る。
風太郎と別行動をしていた斑目綺蝶と近作日向の二人は『妖鬼』の総大将の情報を集めるために、東京の下町を懸命に歩き回っていたが、成果は見当たらない。
空振りが悔しかったのか、眼鏡の少年は拳を握り締めたが、綺蝶はそんな少年の手を優しく握り締めて、
「まぁ、ちょっとやそっとで見つかる様な相手ならば、直ぐに過去の対魔師に敗れて死んでいますよ。どうです?ここら辺で少し休憩でもしませんか?」
綺蝶はそう言って自分たちの歩く街の端の一角に存在するもんじゃ焼きの店を親指で指差す。
過保護な祖父に育てられたためか、日向はあまり村から出た事がなく、今回の探索で様々な物を見て食べたりしたが、そんな彼でももんじゃの店の名前だけは知っていた。
もんじゃと言えば江戸の頃から続く伝統のある菓子だと聞くので日向は村に居た頃から、その噂を聞いて涎を垂らしたものだ。
その店に今、綺蝶は入ろうかと提案している。そう、たった二人で。
日向の頭の中でこの文字が踊るのと同時に、頭の中でこの歳下の美しい少女と恋人であったらという妄想が止まらない。
無論、くだらない妄想である事は百も承知であるのだが、それでも彼の頭の中ではもんじゃを未だに食べた事がない自分にもんじゃの事を教えてくれ、あまつさえは自分の口にスプーンを運ぶ綺蝶の姿が目に浮かぶ。
日向が都合の良い妄想で体をくねらせていると、遠くから綺蝶が自分を呼ぶ声が轟く。
どうやら、自分が妄想をしている間に、彼女は既に店の前にまで辿り着いてしまったらしい。
日向が慌ててもんじゃ焼きの店の前まで駆け寄ろうとすると背後から突然、口を塞がれて見知らぬ男の胸に引き寄せられてしまう。
そして、頭に冷たいあるものを突き付けられてしまう。
日向が恐る恐る左の方向を向いてそれを確かめると、自分の頭に突きつけられている冷たいものはコルトと呼ばれる最新式の拳銃らしいというのが分かった。
「大人しくしてな。小僧。脳漿をこの道の上にぶち撒けて死にたくはねぇだろ?」
柄の悪そうな男の嘲笑う声が響く。
日向は抗議の声を上げようとしたが、銃口を頭に突き付けられた事により、その言葉は喉の奥へと消えてしまう。
また、斑目綺蝶もこの状態を迂闊には打開できないらしい。
暴力団の男のピストルを持つ強張った手を斬ろうにも、その時には今、暴力団の男に人質に取られている日向にも被害が及ぶのは容易に想像がつくからだ。
やむを得ずに、彼女は両手を上げて武器を持っていない事を披露する。
それを見て、暴力団の男はヘラヘラと笑いながら、
「よし、それでいい。組長からは生きて連れて来いって言われてるからな。お前に死んでもらっちゃ困るんだよ」
それから、暴力団の男は商品でも見るかの様に綺蝶の顔を見つめて怪しげに笑う。
それから、日向をピストルで脅しながら、背後から付いて来る綺蝶を目的の場所へと案内していく。
吉森組の組事務所は下町の密集した地域と下町からは外れる街との間に存在する白い煉瓦の橋を渡った先に存在する二階建ての白いコンクリート状の建物であった。
周りの建物の倍はありそうな大きさの二階建てのビルを日向は感嘆の声を漏らして眺めていたが、綺蝶は一度眺め終えただけで特に何の感想も述べる事なく組事務所の中へと入っていく。
二人は奥の部屋へと連れて行かれ、ここ数日、常に自分たちをつけ狙っていたヤクザの親分と対峙する。
ヤクザの親分の顔は角刈りに思わず粋だと褒めたくなる程の惚れ惚れとする男らしくて格好の良い顔であった。
着ている服もネクタイの無い灰色のスーツであった事から、その格好を引き立たせていた。
吉森組の組長、吉森作造は二人を招き入れるのと同時に煙草に火を付けて人差し指と中指との間に煙草を持って白い煙を部屋の中に吐き出す。
それから、彼の座る組長の机と思われる上等の机の上に設置されている灰皿の上に煙草を押し付けていく。
それから、机の下から三枚の写真を取り出し、目の前に現れた二人と見比べていく。
そして、写真を確認し終えるのと同時に満足そうに首を縦に動かし、人払いを命ずる。
案内の男を追い出すと、ようやく吉森組長は口を開く。
「間違いない。あのお方が探しておられた人物に違いない。しっかし、ここまでオレの所の組を追い詰めてくれるとは思わなかったぞ。お前ら三人のせいでうちの組員の殆どが監獄行きよ」
「仕掛けたのはそちらです。私たちはあなた方が仁義のない戦いを仕掛けたから、それに応戦しただけです」
日向はヤクザの組長に向かって暴言とも取れる言葉を吐いた綺蝶を宥めようとしたが、綺蝶は無言で日向を制して組長に突っ掛かっていく。
「第一、私たちはあなた達の世界の人間ではありません。言うならば、堅気の人間です。そんな人間を指令があったからと襲うのがヤクザのやる事ですか?教えてください」
何処までも冷たい声。ヤクザである筈の吉森さえもそれを聞いて椅子の上で背筋を凍らせたが、直ぐに平静を取り戻して、綺蝶と向き直る。
「まぁ、聞きな。ねえちゃん。オレにはやらなくちゃいけない事があるんだよ。お前たち二人を始末した後には東京の方を牛耳るあの忌々しい品塚のクソ野郎と戦争しなくちゃいけねぇ。そのためにはーー」
「そのためには妖鬼の力が必要。だから、次の戦争で勝つためだけに私たちを殺そうとしたんですね?」
綺蝶は顔は一応は笑顔を整えていたのだが、彼女が怒っている事は眉間に微かに垣間見える青筋が証明している。
暫くの間、吉森組長と斑目綺蝶との間で睨み合いの刀を交えない冷たい戦争が行われたが、それは吉森組長が机の下に隠していたと思われるコルト式のピストルを取り出し、綺蝶を撃ち殺そうとした瞬間に始まった。
彼女はコルト式の拳銃を見切り、隠し持っていた刀を抜いて、吉森組長の懐に近寄るなり、椅子の上から立ち上がった吉森組長の右手の甲を斬りつけた時にはその勝負は容易につくかと思われた。
だが、結果というのはいつでも予測や予想といったものを容易に裏切っていく。
今回の場合もそうだろう。何故なら、綺蝶の刀を直に受けた吉森組長の手は完全に人ならざるものの手。家の玄関の先に巣食う蜘蛛の手そのものであったからだ。
流石の綺蝶もその光景を見て言葉を失ってしまったらしい。そればかりか、両目を大きく見開いて吉森組長を見てめている。
吉森組長はその様子を見て大きな声で笑う。
「ハッハッハッ、その顔から察するに、オレが妖鬼だったというのは想定外だったらしいなッ!さてと、ここからが反撃の始まりだッ!どうしてやろうかな」
吉森組長は野を狩る狐を狙う狐狩りの狩人の様な嫌らしい笑顔を浮かべていた。
風太郎と別行動をしていた斑目綺蝶と近作日向の二人は『妖鬼』の総大将の情報を集めるために、東京の下町を懸命に歩き回っていたが、成果は見当たらない。
空振りが悔しかったのか、眼鏡の少年は拳を握り締めたが、綺蝶はそんな少年の手を優しく握り締めて、
「まぁ、ちょっとやそっとで見つかる様な相手ならば、直ぐに過去の対魔師に敗れて死んでいますよ。どうです?ここら辺で少し休憩でもしませんか?」
綺蝶はそう言って自分たちの歩く街の端の一角に存在するもんじゃ焼きの店を親指で指差す。
過保護な祖父に育てられたためか、日向はあまり村から出た事がなく、今回の探索で様々な物を見て食べたりしたが、そんな彼でももんじゃの店の名前だけは知っていた。
もんじゃと言えば江戸の頃から続く伝統のある菓子だと聞くので日向は村に居た頃から、その噂を聞いて涎を垂らしたものだ。
その店に今、綺蝶は入ろうかと提案している。そう、たった二人で。
日向の頭の中でこの文字が踊るのと同時に、頭の中でこの歳下の美しい少女と恋人であったらという妄想が止まらない。
無論、くだらない妄想である事は百も承知であるのだが、それでも彼の頭の中ではもんじゃを未だに食べた事がない自分にもんじゃの事を教えてくれ、あまつさえは自分の口にスプーンを運ぶ綺蝶の姿が目に浮かぶ。
日向が都合の良い妄想で体をくねらせていると、遠くから綺蝶が自分を呼ぶ声が轟く。
どうやら、自分が妄想をしている間に、彼女は既に店の前にまで辿り着いてしまったらしい。
日向が慌ててもんじゃ焼きの店の前まで駆け寄ろうとすると背後から突然、口を塞がれて見知らぬ男の胸に引き寄せられてしまう。
そして、頭に冷たいあるものを突き付けられてしまう。
日向が恐る恐る左の方向を向いてそれを確かめると、自分の頭に突きつけられている冷たいものはコルトと呼ばれる最新式の拳銃らしいというのが分かった。
「大人しくしてな。小僧。脳漿をこの道の上にぶち撒けて死にたくはねぇだろ?」
柄の悪そうな男の嘲笑う声が響く。
日向は抗議の声を上げようとしたが、銃口を頭に突き付けられた事により、その言葉は喉の奥へと消えてしまう。
また、斑目綺蝶もこの状態を迂闊には打開できないらしい。
暴力団の男のピストルを持つ強張った手を斬ろうにも、その時には今、暴力団の男に人質に取られている日向にも被害が及ぶのは容易に想像がつくからだ。
やむを得ずに、彼女は両手を上げて武器を持っていない事を披露する。
それを見て、暴力団の男はヘラヘラと笑いながら、
「よし、それでいい。組長からは生きて連れて来いって言われてるからな。お前に死んでもらっちゃ困るんだよ」
それから、暴力団の男は商品でも見るかの様に綺蝶の顔を見つめて怪しげに笑う。
それから、日向をピストルで脅しながら、背後から付いて来る綺蝶を目的の場所へと案内していく。
吉森組の組事務所は下町の密集した地域と下町からは外れる街との間に存在する白い煉瓦の橋を渡った先に存在する二階建ての白いコンクリート状の建物であった。
周りの建物の倍はありそうな大きさの二階建てのビルを日向は感嘆の声を漏らして眺めていたが、綺蝶は一度眺め終えただけで特に何の感想も述べる事なく組事務所の中へと入っていく。
二人は奥の部屋へと連れて行かれ、ここ数日、常に自分たちをつけ狙っていたヤクザの親分と対峙する。
ヤクザの親分の顔は角刈りに思わず粋だと褒めたくなる程の惚れ惚れとする男らしくて格好の良い顔であった。
着ている服もネクタイの無い灰色のスーツであった事から、その格好を引き立たせていた。
吉森組の組長、吉森作造は二人を招き入れるのと同時に煙草に火を付けて人差し指と中指との間に煙草を持って白い煙を部屋の中に吐き出す。
それから、彼の座る組長の机と思われる上等の机の上に設置されている灰皿の上に煙草を押し付けていく。
それから、机の下から三枚の写真を取り出し、目の前に現れた二人と見比べていく。
そして、写真を確認し終えるのと同時に満足そうに首を縦に動かし、人払いを命ずる。
案内の男を追い出すと、ようやく吉森組長は口を開く。
「間違いない。あのお方が探しておられた人物に違いない。しっかし、ここまでオレの所の組を追い詰めてくれるとは思わなかったぞ。お前ら三人のせいでうちの組員の殆どが監獄行きよ」
「仕掛けたのはそちらです。私たちはあなた方が仁義のない戦いを仕掛けたから、それに応戦しただけです」
日向はヤクザの組長に向かって暴言とも取れる言葉を吐いた綺蝶を宥めようとしたが、綺蝶は無言で日向を制して組長に突っ掛かっていく。
「第一、私たちはあなた達の世界の人間ではありません。言うならば、堅気の人間です。そんな人間を指令があったからと襲うのがヤクザのやる事ですか?教えてください」
何処までも冷たい声。ヤクザである筈の吉森さえもそれを聞いて椅子の上で背筋を凍らせたが、直ぐに平静を取り戻して、綺蝶と向き直る。
「まぁ、聞きな。ねえちゃん。オレにはやらなくちゃいけない事があるんだよ。お前たち二人を始末した後には東京の方を牛耳るあの忌々しい品塚のクソ野郎と戦争しなくちゃいけねぇ。そのためにはーー」
「そのためには妖鬼の力が必要。だから、次の戦争で勝つためだけに私たちを殺そうとしたんですね?」
綺蝶は顔は一応は笑顔を整えていたのだが、彼女が怒っている事は眉間に微かに垣間見える青筋が証明している。
暫くの間、吉森組長と斑目綺蝶との間で睨み合いの刀を交えない冷たい戦争が行われたが、それは吉森組長が机の下に隠していたと思われるコルト式のピストルを取り出し、綺蝶を撃ち殺そうとした瞬間に始まった。
彼女はコルト式の拳銃を見切り、隠し持っていた刀を抜いて、吉森組長の懐に近寄るなり、椅子の上から立ち上がった吉森組長の右手の甲を斬りつけた時にはその勝負は容易につくかと思われた。
だが、結果というのはいつでも予測や予想といったものを容易に裏切っていく。
今回の場合もそうだろう。何故なら、綺蝶の刀を直に受けた吉森組長の手は完全に人ならざるものの手。家の玄関の先に巣食う蜘蛛の手そのものであったからだ。
流石の綺蝶もその光景を見て言葉を失ってしまったらしい。そればかりか、両目を大きく見開いて吉森組長を見てめている。
吉森組長はその様子を見て大きな声で笑う。
「ハッハッハッ、その顔から察するに、オレが妖鬼だったというのは想定外だったらしいなッ!さてと、ここからが反撃の始まりだッ!どうしてやろうかな」
吉森組長は野を狩る狐を狙う狐狩りの狩人の様な嫌らしい笑顔を浮かべていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる