55 / 135
第二部『箱舟』
姫川美憂の場合ーその⑦
しおりを挟む
美憂は全力を掛けて戦うつもりであった。それこそが自分に対して願いの事を話してくれたウォルターへの礼儀であると考えたのだ。美憂はレイピアを突き付けていく。風を切る音が美憂の肌を撫でていく。なんとも心地の悪い風である。
それでも美憂は懸命に戦い続けていた。何度かレイピアと打ち合う末に美憂はウォルターが疲労し始めている事に気が付いた。このまま推し進めていけば自分は勝てるかもしれない。そんな淡い期待を抱いた時だ。不意にウォルターの攻撃の手が止まった。
「……見事だ。キミがここまでの腕だったとはな……この前の時よりも腕をあげたな。キミを子供と侮って下に見ていてはならん。私も全力でキミに答えようじゃあないか」
(なんだと?今までの戦いは本気でこそあれど、全力ではなかったというのか?)
美憂が思わず生唾を飲み込むのと、ウォルターの両手にカトラスの代わりに左右に鋭利な刃が付いた鎌が装備されたのは殆ど同時であった。
「ま、まさか、そんな武器があったなんて……」
「意外だったか?」
ウォルターは鎌を大きく振りながら美憂を攻撃していく。正直に言えば大きな鎌と美憂の細いレイピアでは分が悪かった。鎌によって揺らされていくレイピアの刃を見るたびに美憂は不安に駆られてしまうのであった。そして細い剣身では防ぎきれなくなったのか、迎撃のために放ったレイピアが弾かれて、そのままウォルターの持つ鎌の刃が美憂の元へと迫っていったのである。
美憂は兜こそ被っていれども、他のサタンの息子とは異なり下の装備は軍服なのだ。それだけ首も跳ねやすかった。
そこに助けに向かったのは秀明である。彼は美憂の代わりにウォルターの鎌を防いで、美憂を首斬りの憂目から救ったのである。
「……二本松か?」
「あぁ、無事だったか?」
秀明はサーベルで自身の元へと迫り来る鎌を防ぎながら自身の背後にいる美憂を案じていたのである。
「……あたしは無事だ。しかしどうしてあんたが?」
「決まってるだろ。仲間だからかだ」
「……仲間?」
「そうだとも、ウォルターや一緒にあの狂った女と戦って、志恩を守る騎士仲間だろ?」
美憂は秀明の冗談に思わず微笑を浮かべてしまっていた。だからだろう。自然と彼女の口から出る言葉も軽かった。
「あぁ、そうだな」
「そうだッ!だから、こうして仲間を止めるのは当然の事なんだッ!」
秀明は勢いのまま鎌ごとウォルターを押し返した。ウォルターは両足のバランスを崩し掛けたが、なんとか耐えたらしい。
うまくその場で足を踏みとどまった彼はもう一度鎌を持って秀明の元へと突っ込んでいったのである。
秀明は自身の剣を真上に構える事で攻撃を防いだが、その際に剣を通して鎌から伝わる衝撃のようなものも伝わってしまったのだろう。秀明は兜の下で苦痛に顔を歪めた。
「無茶だッ!今すぐに助けに向かうぞ!」
「バカ野郎ッ!このまま志恩を連れて逃げろッ!」
「バカはお前だろう!?この状態だと死んでしまうじゃあないかッ!」
「うるせぇ!弟や仲間を守れて死ねるんだったら本望だよッ!」
秀明はウォルターにサーベルを打ち付けながら叫んだ。
美憂は秀明の意志を無駄にしてはいけないと感じたのか、志恩に向かって逃げ出すように指示を出す。
「に、兄さんは!?」
「その兄さんからの指示だッ!ここは一旦引くぞ!」
「でもッ!」
「兄さんの意志を無駄にしたいのか!?」
その一言で志恩はこの場所からの撤退を決意したらしい。美憂と共にその場を去っていく。一旦近くの家の中に身を潜めようとしたのだが、その家の人間に見つかってしまってからは逃げにくくなってしまった。
というのも、信者たちが集まって教祖の敵を排除しようとしていたからだ。そこに美憂と志恩が逃走の最中といえども住居の中に侵入したのは痛手であったらしい。ただでさえ警察官の無理な捜査によって家族や仲間が殺され、家の中が荒らされた状態でにあったのだ。
そこに教祖と敵対する人物が侵入すればその家にいる人が家を守るために武装して追い回すのは当然といえたし、その考えが回り回って他の信者たちに伝わっていくのも当然といえた。悪いのは逃げるのに必死になるあまりにその考えを頭から抜け落としていた二人なのである。
二人は慌てて道を走って逃げ出していくのだが、気が付けばどこもかしこも武装した信者たちで一杯であった。
古めかしい格好をした老若男女が凶器や懐中電灯、松明などを持って二人を追い掛けてきていた。
いや、途中で涙目になっていた恭介が合流したので、正確には三人であろう。
とりわけ恭介は三人の中でもパニックに陥りやすいのか、他の二人の不安を煽るような発言を平気で行うのであった。
とりわけどこかの建物の裏に隠れた時の恭介の反応は顕著であった。
「だ、だめだよ……オレたちはきっとあいつらに殺されてしまうんだ」
「バカ野郎が……卑屈になるんじゃあない。このまま息を潜めていればもしかしたら助かるかもしれんだろ?」
美憂の問い掛けにも恭介は何も言わずに全身を震わせるばかりであった。
そんな恭介の肩を強く掴んで揺さぶっていた時だ。信者たちの一人が人差し指を指して大きな声で叫んだ。
「その建物の後ろにあいつらが隠れているぞッ!」
この一言は散らばっていた人々をそこの場所に集結させるには十分であった。
血走った目に正気を失った人々は狂気と凶器を携えながら建物の陰へと向かっていく。
「や、やべーよな?あいつらどうするんだ?」
恭介の問い掛けに対して、美憂は黙って兜の牙を折ると、それを地面の上にばら撒いていく。同時に地面の上から何人もの姫川美憂が現れたのである。
美憂は分身の美憂に人々の間を縫ってあちこちに逃亡する様に指示を出す。
同時に人々は目の前で人参を吊り下げられて、それを追い掛けて食うために走る馬の様に美憂の思惑にのって分身を追い掛けていくのである。
美憂は正気を失った人々が分身を追い掛けているのを建物の陰から観察し、居なくなったのを確認して仲間たちに指示を出す。
「……いいか、あたしたちはこのまま建物や置物の陰を利用しながらこの狂った街の入り口を目指して突き進むぞ……」
「な、なぁ、姫川」
「なんだ。質問か?」
「い、いやそうじゃあないんだ。も、もしこの場から誰も殺さずに帰る事ができたらお、オレとーー」
「おれと?なんだ?」
恭介はどうしてもこの後の言葉が言い出せなかった。言葉が詰まって出てこないのだ。まるで喉に頑強な岩盤によって防がれているかの様に。
「なんだ?早く言え」
「……おれとまた喫茶店に行かないか?今度おれの家の近所に美味しいケーキを売っている店ができるらしいんだ」
「……そこは抹茶の菓子も置いてあるのか?」
美憂の問い掛けに恭介は言葉を濁しながら、
「そ、それはわからないけどさ」
と、兜の上から頭をかいた。
「まぁ、いいだろう。あたしの予定が何もない日にお前に案内してもらおうか」
「そ、それって……」
「あたしはあんたの地元に行った事がないからな」
「も、勿論おれはいつでも大歓迎だぜ!」
喜ぶ恭介の袖を可愛らしい動作で引きながら志恩が言った。
「その話もいいけどさ、そろそろ行かないとまずいんじゃあないかな?」
志恩の一言に恭介は慌てて美憂と共に陰に隠れながら出口を目指して進んでいくのであった。
後少しだけバレなければ万事上手くいくのだ。どうか見つかりませんように……。
恭介は心の中で神に祈った。悪魔と契約している身だというのに神に祈るというのは変であったが、今の恭介には神にでも祈りたい気分であったのだ。
それでも美憂は懸命に戦い続けていた。何度かレイピアと打ち合う末に美憂はウォルターが疲労し始めている事に気が付いた。このまま推し進めていけば自分は勝てるかもしれない。そんな淡い期待を抱いた時だ。不意にウォルターの攻撃の手が止まった。
「……見事だ。キミがここまでの腕だったとはな……この前の時よりも腕をあげたな。キミを子供と侮って下に見ていてはならん。私も全力でキミに答えようじゃあないか」
(なんだと?今までの戦いは本気でこそあれど、全力ではなかったというのか?)
美憂が思わず生唾を飲み込むのと、ウォルターの両手にカトラスの代わりに左右に鋭利な刃が付いた鎌が装備されたのは殆ど同時であった。
「ま、まさか、そんな武器があったなんて……」
「意外だったか?」
ウォルターは鎌を大きく振りながら美憂を攻撃していく。正直に言えば大きな鎌と美憂の細いレイピアでは分が悪かった。鎌によって揺らされていくレイピアの刃を見るたびに美憂は不安に駆られてしまうのであった。そして細い剣身では防ぎきれなくなったのか、迎撃のために放ったレイピアが弾かれて、そのままウォルターの持つ鎌の刃が美憂の元へと迫っていったのである。
美憂は兜こそ被っていれども、他のサタンの息子とは異なり下の装備は軍服なのだ。それだけ首も跳ねやすかった。
そこに助けに向かったのは秀明である。彼は美憂の代わりにウォルターの鎌を防いで、美憂を首斬りの憂目から救ったのである。
「……二本松か?」
「あぁ、無事だったか?」
秀明はサーベルで自身の元へと迫り来る鎌を防ぎながら自身の背後にいる美憂を案じていたのである。
「……あたしは無事だ。しかしどうしてあんたが?」
「決まってるだろ。仲間だからかだ」
「……仲間?」
「そうだとも、ウォルターや一緒にあの狂った女と戦って、志恩を守る騎士仲間だろ?」
美憂は秀明の冗談に思わず微笑を浮かべてしまっていた。だからだろう。自然と彼女の口から出る言葉も軽かった。
「あぁ、そうだな」
「そうだッ!だから、こうして仲間を止めるのは当然の事なんだッ!」
秀明は勢いのまま鎌ごとウォルターを押し返した。ウォルターは両足のバランスを崩し掛けたが、なんとか耐えたらしい。
うまくその場で足を踏みとどまった彼はもう一度鎌を持って秀明の元へと突っ込んでいったのである。
秀明は自身の剣を真上に構える事で攻撃を防いだが、その際に剣を通して鎌から伝わる衝撃のようなものも伝わってしまったのだろう。秀明は兜の下で苦痛に顔を歪めた。
「無茶だッ!今すぐに助けに向かうぞ!」
「バカ野郎ッ!このまま志恩を連れて逃げろッ!」
「バカはお前だろう!?この状態だと死んでしまうじゃあないかッ!」
「うるせぇ!弟や仲間を守れて死ねるんだったら本望だよッ!」
秀明はウォルターにサーベルを打ち付けながら叫んだ。
美憂は秀明の意志を無駄にしてはいけないと感じたのか、志恩に向かって逃げ出すように指示を出す。
「に、兄さんは!?」
「その兄さんからの指示だッ!ここは一旦引くぞ!」
「でもッ!」
「兄さんの意志を無駄にしたいのか!?」
その一言で志恩はこの場所からの撤退を決意したらしい。美憂と共にその場を去っていく。一旦近くの家の中に身を潜めようとしたのだが、その家の人間に見つかってしまってからは逃げにくくなってしまった。
というのも、信者たちが集まって教祖の敵を排除しようとしていたからだ。そこに美憂と志恩が逃走の最中といえども住居の中に侵入したのは痛手であったらしい。ただでさえ警察官の無理な捜査によって家族や仲間が殺され、家の中が荒らされた状態でにあったのだ。
そこに教祖と敵対する人物が侵入すればその家にいる人が家を守るために武装して追い回すのは当然といえたし、その考えが回り回って他の信者たちに伝わっていくのも当然といえた。悪いのは逃げるのに必死になるあまりにその考えを頭から抜け落としていた二人なのである。
二人は慌てて道を走って逃げ出していくのだが、気が付けばどこもかしこも武装した信者たちで一杯であった。
古めかしい格好をした老若男女が凶器や懐中電灯、松明などを持って二人を追い掛けてきていた。
いや、途中で涙目になっていた恭介が合流したので、正確には三人であろう。
とりわけ恭介は三人の中でもパニックに陥りやすいのか、他の二人の不安を煽るような発言を平気で行うのであった。
とりわけどこかの建物の裏に隠れた時の恭介の反応は顕著であった。
「だ、だめだよ……オレたちはきっとあいつらに殺されてしまうんだ」
「バカ野郎が……卑屈になるんじゃあない。このまま息を潜めていればもしかしたら助かるかもしれんだろ?」
美憂の問い掛けにも恭介は何も言わずに全身を震わせるばかりであった。
そんな恭介の肩を強く掴んで揺さぶっていた時だ。信者たちの一人が人差し指を指して大きな声で叫んだ。
「その建物の後ろにあいつらが隠れているぞッ!」
この一言は散らばっていた人々をそこの場所に集結させるには十分であった。
血走った目に正気を失った人々は狂気と凶器を携えながら建物の陰へと向かっていく。
「や、やべーよな?あいつらどうするんだ?」
恭介の問い掛けに対して、美憂は黙って兜の牙を折ると、それを地面の上にばら撒いていく。同時に地面の上から何人もの姫川美憂が現れたのである。
美憂は分身の美憂に人々の間を縫ってあちこちに逃亡する様に指示を出す。
同時に人々は目の前で人参を吊り下げられて、それを追い掛けて食うために走る馬の様に美憂の思惑にのって分身を追い掛けていくのである。
美憂は正気を失った人々が分身を追い掛けているのを建物の陰から観察し、居なくなったのを確認して仲間たちに指示を出す。
「……いいか、あたしたちはこのまま建物や置物の陰を利用しながらこの狂った街の入り口を目指して突き進むぞ……」
「な、なぁ、姫川」
「なんだ。質問か?」
「い、いやそうじゃあないんだ。も、もしこの場から誰も殺さずに帰る事ができたらお、オレとーー」
「おれと?なんだ?」
恭介はどうしてもこの後の言葉が言い出せなかった。言葉が詰まって出てこないのだ。まるで喉に頑強な岩盤によって防がれているかの様に。
「なんだ?早く言え」
「……おれとまた喫茶店に行かないか?今度おれの家の近所に美味しいケーキを売っている店ができるらしいんだ」
「……そこは抹茶の菓子も置いてあるのか?」
美憂の問い掛けに恭介は言葉を濁しながら、
「そ、それはわからないけどさ」
と、兜の上から頭をかいた。
「まぁ、いいだろう。あたしの予定が何もない日にお前に案内してもらおうか」
「そ、それって……」
「あたしはあんたの地元に行った事がないからな」
「も、勿論おれはいつでも大歓迎だぜ!」
喜ぶ恭介の袖を可愛らしい動作で引きながら志恩が言った。
「その話もいいけどさ、そろそろ行かないとまずいんじゃあないかな?」
志恩の一言に恭介は慌てて美憂と共に陰に隠れながら出口を目指して進んでいくのであった。
後少しだけバレなければ万事上手くいくのだ。どうか見つかりませんように……。
恭介は心の中で神に祈った。悪魔と契約している身だというのに神に祈るというのは変であったが、今の恭介には神にでも祈りたい気分であったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
聖女を追放した国の物語 ~聖女追放小説の『嫌われ役王子』に転生してしまった。~
猫野 にくきゅう
ファンタジー
国を追放された聖女が、隣国で幸せになる。
――おそらくは、そんな内容の小説に出てくる
『嫌われ役』の王子に、転生してしまったようだ。
俺と俺の暮らすこの国の未来には、
惨めな破滅が待ち構えているだろう。
これは、そんな運命を変えるために、
足掻き続ける俺たちの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる