138 / 233
聖杯争奪戦編
大坂の陣ーその③
しおりを挟む
孝太郎はイワン・トロツキーがどう出るのかを見極める必要があるなと感じた。と、その時に冷たい風が孝太郎の頰を撫でたか、孝太郎はブルっと身を震わせた。イワンは孝太郎の震える様を見ても、何の感情も見せずに、ただ見下すような目で、孝太郎を見つめていた。そして、ようやく大阪城の正門よりも固く閉ざされた口を開く。
「これが、最後の警告だ、命が惜しければ、その男を庇うのはやめろ」
イワンは脅しではないとばかりに撃鉄を鳴らす。
「そういう訳にもいかない」
孝太郎は有利を振り絞って、言ったのだが、イワンという男にはそんな孝太郎の懸命な嘆願は何の意味もなかったようで、何のためらいもなさそうに引き金に手を当てる。孝太郎はイワンが銃を発砲するのと同時にポンプ式ショットガンを撃ち放つ。弾はイワンには当たらなかったものの、イワンの近くの壁を粉々に砕く。
「やるな、お前には躊躇いがない、ミーチェをお前の相手にさせなくて、本当に良かったよ」
イワンは冷や汗一つかかずに言い放つ。
「ミーチェというのは、お前の女か?」
そんな、孝太郎の下らない質問には、「あんたには関係ない」と、イワンはインテリらしく、簡潔に答えた。
「確かに、この戦いには何の関係もないだろうしな」
孝太郎は更にポンプ式ショットガンの銃口をイワンに向ける。だが、イワンも負けじと、孝太郎にリボルバーの銃口を向ける。
ギリギリの展開だなとと、孝太郎。恐らく、敵も同じ事を考えているだろうと、イワン。両者とも一向に譲らない戦いになるだろうと、予測していた、まさにその時。
赤川友信が孝太郎の頭に銃口を突きつけていたのだ。
「何のつもりだ?」
「銃を捨てろ、このままオレが引き金を引けば、お前は死ぬんだぜ」
赤川は引きつった笑顔で言った。
「バカな真似はやめろ、おれが死んだら、お前も死ぬんだぞ」
「覚悟の上さ、私の命と引き換えにお前が宇宙に返るのなら、私は喜んでこの身を捧げ用ではないかッ!」
(狂信者め……)
孝太郎はバラのように美しい唇を噛み締めて、赤川の銃の出所は自分に守られている時に武器保存から、リボルバーを取り出したのだろうと考えていた時だ、イワンが動き出す。
孝太郎はイワンがてっきり、自分か赤川を撃つのだと、身構えたのだが、どうやら攻撃目標が違うらしい。絵里子達の方へと向かっていく。
「どういうつもりだ!?」
孝太郎は人質に捕らえられながらも、勇気を振り絞り、辺りを振動させるような大声で、イワンに向かって叫ぶ。
「今の捕らえられたお前を始末しても、困るだろうしな、きみの姉たちを始末してから、そっちへ向かうよッ!」
イワンは孝太郎に聞こえるように大声で返答する。
(クソッタレめ)
孝太郎は心の中で、悪態を吐いたのだが、そんな事をしていても意味はないだろうというのは重々承知済みである。今は、イワンに悪態を吐くよりも、自分に銃口を突きつけている狂信者を払いのける方が先だろう。孝太郎はそう判断した。
「さてと、どうするかな?キミの大事な姉が、アイツに殺されるよりも前におれから脱出した方がいいんじゃあないのか! 」
赤川はいやらしげな笑いを浮かべながら、孝太郎の頰にリボルバーの銃口を向ける。
「試してみるか?あんたの銃なんて、大した事のないものだとね」
その言葉を聞くなり、赤川の目の色が明らかに変わった。険しい目つきで孝太郎を睨む。
「よし、言ったな、殺してやる……殺してやるぞォォォォォォ~!!! 」
赤川は撃鉄を鳴らす。そして、安全装置を解除する。これで、いつでも撃てるという状況になったのだろう。
やれやれと、孝太郎は溜息を吐きたくなるのだが、自分で選んだ道なのだから、そうも言ってられないだろう。
孝太郎は自分の後頭部を赤川に思いっきりぶつけてやる。赤川は孝太郎の頭が当たるなり、あまりの衝撃に鼻を抑えながら、よろめく。孝太郎はその隙を突いて、ポンプ式ショットガンの銃口を赤川に向けた。
「動くな、お前を逮捕する」
「おれを?おれは宇宙の戦士なんだぞ! 捕まえられるのなら、捕まえてみろッ!」
赤川はリボルバーを武器保存に仕舞い、代わりにそこから、唐刀を取り出す。
「こんなの滅多に使う奴はいないだろうからな、お前だってこんな刀を見るのは、珍しいだろ?」
そんな赤川の問いに納得している気持ちが孝太郎にはあった。
「その通りだな、まず日本では滅多に手に入らないタイプの刀だ」
「しかも、これは中国本土でも九頭龍のボスや幹部しか自分の手足のように操る事はできないッ!」
「要するに、九頭龍の幹部に並ぶほど自分は偉い……そう言いたいのか?」
「どう解釈してもらっても、構わないよ、キミが死ぬのは確定事項だからね」
赤川の唐刀の剣先は孝太郎を真っ直ぐに捉えていた。
イワンは絵里子たち玄関近くに集まっていた3人に奇襲をかけた。
明美は咄嗟に自由の壁で、壁を作り、イワンの侵入を防ぐのだが、イワンはその壁を見るなり、すぐに地面に着地し、3人に銃口を向けた。
「3人か、少しばかり厄介そうだな」
「厄介なんて、もんかよぉ~あたしら、白籠市のアンタッチャブルを敵に回した代償は大きいぜ! 」
聡子は武器保存から、日本刀を取り出しながら言った。
「見事なものだな」
「あんたも出しなよ、武器保存は誰でも使える魔法だろ?」
イワンは聡子の挑発を聞くなり、クスクスと笑い出す。
「そうだったな、なら、私は武器保存から、こいつを出させてもらうか……」
イワンが取り出したのは、鞘にキリスト教の守護聖人の一人聖ゲオルギオスの代わりに300年以上前に発生した、ロシア革命のシンボルたる鎌と槌が刻まれたサーベルであった。
イワンはその鞘からまるで、古来の騎士のように堂々と刃を抜く。
「さてと、あんたは日本の刀で、おれのこのサーベルの相手をしてくれるんだったな?」
イワンは更にフェンシングの構えを見せている。
「言っておくけど、あんたらのやり方には合わせねーぞ」
その言葉は本当らしい。聡子は両腕で日本刀を持って、イワンの方へと向かっていく。
最初に剣を振ったのは、イワンの方だ。イワンのサーベルを聡子は日本刀の刃を横にして、防ぐ。その重なり合った刃は激しく火花を散らしていた。
やがて、二人とも苛立ったのだろうか。お互いに後方にジャンプし、お互いに相手に斬りかかっていく。
聡子は両腕で日本刀を構えながら。イワンは右手のみでサーベルを持って。
やがて、両者が激突する。日本刀とサーブルは再びぶつかり合う。今度は何度も何度も激しく打ち合う。
「日本刀というのも中々壊せもんだ、おれのサーベルがこんなに手こずった相手は、お前が初めてかな?大抵はおれの魔法の後にこの剣術のコンビで、すぐに殺されちまうんだが……」
「あんたの剣術は強すぎるもんなッ!」
ここで、聡子は強力な一撃をイワンのサーベルに与えた。イワンは聡子の剣撃による衝撃に腕が痺れたのを感じたが、怯むわけにもいくまいと、腕に力を入れ続けた。
「やれやれ、あんたは刑事にしておくには勿体ない人材かもしれんな、あんたがおれたちの同志になったら、どんなに頼もしいか……」
「残念だけれど、あたしは革命を成功させるために、人殺しも厭わないような、過激派とはごめんだねッ!」
聡子は更に剣撃を放つ。イワンはそれをサーベルで何とか受け止めた。だが、それは思わずに冷や汗が出そうな緊張した一瞬だった。
「これが、最後の警告だ、命が惜しければ、その男を庇うのはやめろ」
イワンは脅しではないとばかりに撃鉄を鳴らす。
「そういう訳にもいかない」
孝太郎は有利を振り絞って、言ったのだが、イワンという男にはそんな孝太郎の懸命な嘆願は何の意味もなかったようで、何のためらいもなさそうに引き金に手を当てる。孝太郎はイワンが銃を発砲するのと同時にポンプ式ショットガンを撃ち放つ。弾はイワンには当たらなかったものの、イワンの近くの壁を粉々に砕く。
「やるな、お前には躊躇いがない、ミーチェをお前の相手にさせなくて、本当に良かったよ」
イワンは冷や汗一つかかずに言い放つ。
「ミーチェというのは、お前の女か?」
そんな、孝太郎の下らない質問には、「あんたには関係ない」と、イワンはインテリらしく、簡潔に答えた。
「確かに、この戦いには何の関係もないだろうしな」
孝太郎は更にポンプ式ショットガンの銃口をイワンに向ける。だが、イワンも負けじと、孝太郎にリボルバーの銃口を向ける。
ギリギリの展開だなとと、孝太郎。恐らく、敵も同じ事を考えているだろうと、イワン。両者とも一向に譲らない戦いになるだろうと、予測していた、まさにその時。
赤川友信が孝太郎の頭に銃口を突きつけていたのだ。
「何のつもりだ?」
「銃を捨てろ、このままオレが引き金を引けば、お前は死ぬんだぜ」
赤川は引きつった笑顔で言った。
「バカな真似はやめろ、おれが死んだら、お前も死ぬんだぞ」
「覚悟の上さ、私の命と引き換えにお前が宇宙に返るのなら、私は喜んでこの身を捧げ用ではないかッ!」
(狂信者め……)
孝太郎はバラのように美しい唇を噛み締めて、赤川の銃の出所は自分に守られている時に武器保存から、リボルバーを取り出したのだろうと考えていた時だ、イワンが動き出す。
孝太郎はイワンがてっきり、自分か赤川を撃つのだと、身構えたのだが、どうやら攻撃目標が違うらしい。絵里子達の方へと向かっていく。
「どういうつもりだ!?」
孝太郎は人質に捕らえられながらも、勇気を振り絞り、辺りを振動させるような大声で、イワンに向かって叫ぶ。
「今の捕らえられたお前を始末しても、困るだろうしな、きみの姉たちを始末してから、そっちへ向かうよッ!」
イワンは孝太郎に聞こえるように大声で返答する。
(クソッタレめ)
孝太郎は心の中で、悪態を吐いたのだが、そんな事をしていても意味はないだろうというのは重々承知済みである。今は、イワンに悪態を吐くよりも、自分に銃口を突きつけている狂信者を払いのける方が先だろう。孝太郎はそう判断した。
「さてと、どうするかな?キミの大事な姉が、アイツに殺されるよりも前におれから脱出した方がいいんじゃあないのか! 」
赤川はいやらしげな笑いを浮かべながら、孝太郎の頰にリボルバーの銃口を向ける。
「試してみるか?あんたの銃なんて、大した事のないものだとね」
その言葉を聞くなり、赤川の目の色が明らかに変わった。険しい目つきで孝太郎を睨む。
「よし、言ったな、殺してやる……殺してやるぞォォォォォォ~!!! 」
赤川は撃鉄を鳴らす。そして、安全装置を解除する。これで、いつでも撃てるという状況になったのだろう。
やれやれと、孝太郎は溜息を吐きたくなるのだが、自分で選んだ道なのだから、そうも言ってられないだろう。
孝太郎は自分の後頭部を赤川に思いっきりぶつけてやる。赤川は孝太郎の頭が当たるなり、あまりの衝撃に鼻を抑えながら、よろめく。孝太郎はその隙を突いて、ポンプ式ショットガンの銃口を赤川に向けた。
「動くな、お前を逮捕する」
「おれを?おれは宇宙の戦士なんだぞ! 捕まえられるのなら、捕まえてみろッ!」
赤川はリボルバーを武器保存に仕舞い、代わりにそこから、唐刀を取り出す。
「こんなの滅多に使う奴はいないだろうからな、お前だってこんな刀を見るのは、珍しいだろ?」
そんな赤川の問いに納得している気持ちが孝太郎にはあった。
「その通りだな、まず日本では滅多に手に入らないタイプの刀だ」
「しかも、これは中国本土でも九頭龍のボスや幹部しか自分の手足のように操る事はできないッ!」
「要するに、九頭龍の幹部に並ぶほど自分は偉い……そう言いたいのか?」
「どう解釈してもらっても、構わないよ、キミが死ぬのは確定事項だからね」
赤川の唐刀の剣先は孝太郎を真っ直ぐに捉えていた。
イワンは絵里子たち玄関近くに集まっていた3人に奇襲をかけた。
明美は咄嗟に自由の壁で、壁を作り、イワンの侵入を防ぐのだが、イワンはその壁を見るなり、すぐに地面に着地し、3人に銃口を向けた。
「3人か、少しばかり厄介そうだな」
「厄介なんて、もんかよぉ~あたしら、白籠市のアンタッチャブルを敵に回した代償は大きいぜ! 」
聡子は武器保存から、日本刀を取り出しながら言った。
「見事なものだな」
「あんたも出しなよ、武器保存は誰でも使える魔法だろ?」
イワンは聡子の挑発を聞くなり、クスクスと笑い出す。
「そうだったな、なら、私は武器保存から、こいつを出させてもらうか……」
イワンが取り出したのは、鞘にキリスト教の守護聖人の一人聖ゲオルギオスの代わりに300年以上前に発生した、ロシア革命のシンボルたる鎌と槌が刻まれたサーベルであった。
イワンはその鞘からまるで、古来の騎士のように堂々と刃を抜く。
「さてと、あんたは日本の刀で、おれのこのサーベルの相手をしてくれるんだったな?」
イワンは更にフェンシングの構えを見せている。
「言っておくけど、あんたらのやり方には合わせねーぞ」
その言葉は本当らしい。聡子は両腕で日本刀を持って、イワンの方へと向かっていく。
最初に剣を振ったのは、イワンの方だ。イワンのサーベルを聡子は日本刀の刃を横にして、防ぐ。その重なり合った刃は激しく火花を散らしていた。
やがて、二人とも苛立ったのだろうか。お互いに後方にジャンプし、お互いに相手に斬りかかっていく。
聡子は両腕で日本刀を構えながら。イワンは右手のみでサーベルを持って。
やがて、両者が激突する。日本刀とサーブルは再びぶつかり合う。今度は何度も何度も激しく打ち合う。
「日本刀というのも中々壊せもんだ、おれのサーベルがこんなに手こずった相手は、お前が初めてかな?大抵はおれの魔法の後にこの剣術のコンビで、すぐに殺されちまうんだが……」
「あんたの剣術は強すぎるもんなッ!」
ここで、聡子は強力な一撃をイワンのサーベルに与えた。イワンは聡子の剣撃による衝撃に腕が痺れたのを感じたが、怯むわけにもいくまいと、腕に力を入れ続けた。
「やれやれ、あんたは刑事にしておくには勿体ない人材かもしれんな、あんたがおれたちの同志になったら、どんなに頼もしいか……」
「残念だけれど、あたしは革命を成功させるために、人殺しも厭わないような、過激派とはごめんだねッ!」
聡子は更に剣撃を放つ。イワンはそれをサーベルで何とか受け止めた。だが、それは思わずに冷や汗が出そうな緊張した一瞬だった。
0
あなたにおすすめの小説
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる