婚約破棄された悪役令嬢の巻き返し!〜『血吸い姫』と呼ばれた少女は復讐のためにその刃を尖らせる〜

アンジェロ岩井

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第四章『この私が狼の牙をへし折ってご覧にいれますわ』

割を喰らったのは次男のようですわ

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ジェームズにとって受難であったのは自身がアンブリッジ家という腐敗と腐臭に見舞われた大貴族の家に生を受け、次男として、一生を兄にこき使われて暮らす身分に生まれてしまったことだ。
ジェームズは剣の腕も立ち、学問にも優れた優秀な人物であった。
そればかりではない。太い眉ばかりが目立つ兄のルシウスとは異なり、涼やかな青い瞳に小さくて形の整ったピンク色の唇などの顔の部位が整った美男子でもあった。

父、ウィルストンはジェームズを後継ぎに据えて、アンブリッジ家の今後を立ち行かせたかったと聞くが、ジェームズはその言葉は嘘だと思っていた。
というのも、父ウィルストンは口ではそのようなことを伝えながらも、長男ルシウスを溺愛し、ルシウスが市井に繰り出し、どのような悪行を積んだとしても擁護しているのだ。

そのような二枚舌を扱う人物は例え実の父親であっても信用できない。ジェームズはそう信じていた。

哀れな青年ジェームズは部屋に備え付けられたバルコニーから真夜中の空を見上げながら物思いに耽っていた。
今夜は薄い雲がかかっていないこともあって、宝石を散りばめたような美しい星空が広がっていた。
ジェームズにとって星空というのは特別な夜の象徴であった。

ジェームズが思い返すのは幼少の頃の思い出。父ウィルストンに連れられ、国王主催のお茶会へと足を踏み入れた時のことだった。
慣れない正装に身を包んだ幼いジェームズは知らない者ばかりが集うお茶会に戸惑いを覚え、上手く馴染めずにいた。
兄であるルシウスはとっくの昔に王子ベクターに挨拶を済ませていた。
その傍にいる婚約者とされるプラフティー公爵家の一人娘、カーラにも声を掛けていた。
カーラはともかく、ベクターとはウマが合ったのか、初対面とは思えぬほどに仲良さげに喋っていた。

その姿がジェームズには羨ましく感じられた。兄は豪快で遊び好きな性格のためもあってか、似たような人物を連れ回して遊び回っていることが多い。
それに比べ、ジェームズは兄のような遊び方が苦手で、家で本を読んだり、武芸に励んでいた。
生真面目のためか、社交界において浮ついた話の一つもできない。

そんな自分が情けなかった。冬の時期で寒かったということもあり、何気なく吐いた溜息が窓ガラスに掛かり、窓ガラスを白く染め上げた。
ジェームズは慌ててハンカチで窓ガラスの曇りを拭き取り、自分の不甲斐なさを悔いていた。もういい。帰ってしまおう。

ジェームズが踵を返し、立ち去ろうとするところに声を掛けられた。

「お待ちなさって、あなた、まだ殿下とお話になられていませんわよね?」

振り向くと、そこには見た目麗しい美姫がその美しい姿を引き立てるかのような黒色の袖の付いたドレスを身に纏って立っていた。その姿はまるで、御伽噺に登場する姫君が現世に姿を現したかのようだった。
この世のものとも思えぬような美女に声を掛けられたジェームズは戸惑い、咄嗟に足を止めて、振り返った。
美姫は戸惑っていたジェームズに向かって、令嬢という呼称に相応しい落ち着いた素敵な笑顔で笑い掛けていたのだ。

ジェームズは必死になって頭を下げながら、

「は、初めまして、アンブリッジ家の次男……ジェームズと申します。本日はよろしくお願い致します」

と、しどろもどろな口調で挨拶を行う。

だが、目の前の令嬢は慣れないジェームズを笑うこともなく、礼を返し、和かな笑顔を浮かべながら自身の紹介を始めていく。
カーラ・プラフティーと名乗った令嬢にジェームズは夢中になった。

といっても、自身の愛を綴った手紙を執拗に送り付けたり、高価な宝石やドレスを贈るという類の貴族の青年が行う求愛行動とは異なり、内気な彼はカーラを見つめるだけで満足していた。

カーラの婚約者が第一王子ベクターだということも大きかったが、何よりもジェームズは自分のような気弱な人物といるよりも他の人物といる方がカーラにとって幸せだと判断したのだ。
あの婚約破棄の際もマルグリッタという不愉快な少女がカーラを虐めていた時も本当だったら助けたかった。

だが、足がすくんで動けなかったのだ。こんな勇気のない自分が情けない。
甘い思い出は消え、苦い現実へと意識を引き戻された後、ジェームズはアルコールに逃げようと、部屋の中へ戻ろうとした。
その時だ。扉が開き、醜い笑顔を浮かべた兄の姿が見えた。

「あ、兄上!?」

「よっ、帰ってきてやったぜ。ひとまずちょっとオレに金を貸してくれや」

ルシウスは顔を近付けながら言った。口調こそ穏やかなものであったが、その中には圧と脅しが含まれていた。
顔も一見すれば笑っているように見えるが、目元は笑っていない。
心の底からの笑顔ではないということだ。ルシウスが昔から自分を脅す時に使っていた顔だ。

断れば何をされるかわからない。ジェームズは一旦顔を逸らしてから、観念したように机の前に向かい、引き出しから金貨の入った袋を取り出す。
それを黙って兄に差し出すと、兄は満足したような笑みを浮かべて、ジェームズの手からひったくるように奪い取った。

奪い取った金を片手で弄びながらルシウスは満足気な笑みを携えて、

「悪いな。必ず返すから」

と、お金を奪い取る際の常套句とも言える台詞を吐いて立ち去っていく。

自分や弱い立場の人たちから金を借りる時に兄は必ず台詞の中に『悪いな』という枕詞を付けるものの、その言葉からは罪悪感というものを感じさせられない。
ガハハハと下品な笑い声を上げながら部屋を去っていく兄の後ろ姿を見つめてから、ジェームズは悔しげな様子で、小さな声で吐き捨てた。

「クソッタレ」

だが、その声は聞こえない。あくまでも声を聞くのは自分一人だけ。それでいいのだ。
諦めはとっくの昔についてしまっている。もう一度空を見上げよう。
そんなことを考えながらバルコニーへと戻ろうとした時だ。部屋の扉を叩く音が聞こえた。
入室を許可すると、そこには脂の乗った三十代半ばと思われる執事がお茶とお菓子が載ったお盆を持って姿を現した。新人なのだろうか。見慣れない顔だ。ジェームズが首を傾げていると、その執事は和かな笑みを浮かべながら答えた。

「お初にお目に掛かります。本日よりお仕えさせていただきますグレントンというものです。以後、お見知り置きを」

グレントンを名乗る男は丁寧な一礼を行なっていく。
グイントンという名前にもその顔にもジェームズには覚えがあったはずであるのだが、思い出せずにいた。
例えるのならば、喉元にまで出かかっているというのに口に出すことができない小骨のようにむず痒く感じられた。
















「なんだい。まだ始末できないというのかい?」

ドロシーはバルコニー側に置かれている肘掛け椅子に赤い色の液体が入ったワイングラスを片手にもたれかかり、不満げな様子で二人の子どもを見下ろしていた。

二人の子どもがあの医者の始末を買って出てたからすでに一週間という時間が経過している。二人は子どもらしく、当初は正面から挑んで、返り討ちに遭ってとり、ドロシーは止むを得ずに捕えられていた二人助け出すために保釈金を支払う羽目になり、予想外の出費が出てしまったことに対して腹を立てていたのだ。

これがプロの「刺客」であったのならば話は別であるが、相手は素人、それも子ども。
長く拘留しておけばドロシーにとって不利な事を喋りかねない。金が要らない刺客だと判断したドロシーにとって、この保釈金は大きな痛手となった。
その後も夜道を襲ったりと方法を変えて、レキシーを始末しようとしたのはいいが、その度に警備隊や自警団に捕えられてしまうのではドロシーとしてもやりきれない。

兄のルシウスや父のウィルストンに甘えて媚を売りながら、資金を差し出すというやり方にも限度がある。
業を煮やしたドロシーはとうとう堪忍袋の尾を切らし、目の前で申し訳なさそうな表情を浮かべて、俯いているオリバーという少年の肩を右手で思いっきり突き飛ばし、その顔に赤い色をしたワインをぶち撒けたのである。
咄嗟の事に戸惑う少年を張り飛ばし、倒れているところに蹴りを喰らわせていく。

「この役立たずがッ!なんのために毎回テメェの保釈金を払ってやってると思ってるんだッ!このグズッ!死ねッ!死んでしまえッ!」

ドロシーは目を大きく見開き、血走った目を据えながら痛がる少年を蹴り続けていく。
この時のドロシーはたまたま部屋に兄であるルシウスが訪ねてこなければ、横で妹が泣いていようとも構うことなく暴行を続けていたに違いない。
ルシウスは上機嫌な顔を浮かべて、金貨の入った袋を妹に向かって差し出す。

「兄さん、これはなんだい?」

「お前への差し入れさ。金がないと聞いて居ても立っても居られなくなってな」

ルシウスはニヤニヤとした笑みを浮かべながら妹の部屋にある長椅子の上に深く腰を掛けた。
青色のクッションがついた上等な長椅子だ。ルシウスはニヤニヤと笑いながら手を突き出し、

「おい、酒はないのか?」

と、横柄な口調で問い掛けた。

「はい、ただいま」

ドロシーは慌てて、召使いのような口調で兄の要求に答えたが、自ら酒を入れにいくことはなく、地面いっぱいに敷かれた絨毯の上で戸惑っている兄を介抱しているエマに酒を入れるように指示を出したのだった。

エマはドロシーの命を受け、兄の介抱を一旦は止め、ワインとワイングラスを手に取り、ルシウスに向かって酒を注いでいく。
エマの入れた酒を啜りながら、ルシウスは密かに妹を呼び寄せ、耳打ちする。

「おい、あいつはどこの子だ?」

「あんたが始末するように命じたレオの娘だよ。今あたしが利用してるんだから余計なことを言うんじゃないよ」

ドロシーは釘を刺したつもりであったが、ルシウスはかえって刺激させられたらしい。
ルシウスは唇の周りを舐め回しながら、兄を助け起こすエマを見ていた。
ドロシーは基本的にルシウスと同類の悪党であり、普段はその悪事に手を貸すことも多い。

だが、一つだけ、兄の癖の悪さだけは許容し切れるものではなかった。
引き攣った表情を浮かべて顔を逸らす妹の腕を黙って掴んで、ルシウスは気色の悪い笑みを浮かべていく。

「決めたぞ。オレはあの子を侍女にする。これからはオレの世話をさせるんだ」

「あ、あんた……」

ドロシーがかける言葉を失ったのをいいことにルシウスは気色の悪い笑みを浮かべながら酒を啜っていく。
それから戸惑った表情を浮かべる妹に対して諭すように言った。

「案ずるな。この世の中で、大貴族の思い通りにならぬことがあるものか……倫理観?道徳?それは貴族の地位よりも高いところにあるのか?ん?」

「もういいよ。あたしの見てないところでやってくれ」

ドロシーはこれ以上言っては無駄だということを知っていたので、呆れと幻滅の混じった口調で吐き捨てると、兄から逃げるようにバルコニーへと戻っていく。
ルシウスはそんな妹の姿を嘲笑いながら、酒の肴にしていた。
やはり、この二人は人の生き血を啜る害虫である。

哀れなのはそのことを知らずに、力を貸しているオリバーとエマ。
二人の命運を知っているのは密かにこの様子を監視していたギークのみである。
ギークは密かに動き、可能であるのならば本日中にでもルシウスを始末しようかと考えていた。














あとがき
本日は投稿が遅れて申し訳ありませんでした。どうしても、外せない用事がございまして、そのために遅くなってしまいました。本当に申し訳ありません。
こんな私ですが、今後も見捨てることなく、作品を読み続けてくだされば幸いです。
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