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第四部『キャンドール・コーブ』
パート4 竜騎兵隊への指示
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絵里子は掛けてきた相手の電話を受信したが、相手は絵里子の対応が遅い事に苛立ったのか電話を切ってしまう。
二人の仲間達から誰から掛けてきたのかと尋ねられたが、絵里子は微笑を浮かべて、
「間違い電話だったわ、それよりも孝ちゃんを迎える時のための用意はいいかしら?」
聡子は満面の笑みで、
「勿論!よくぞ戻って来てくれた!お帰り!ですよね!」
絵里子ははしゃぐ聡子の頭を優しく撫でて、
「その通りよ。正解……あなたもちゃんと台詞を覚えられるようになったのね?」
絵里子の皮肉めいた問い掛けとニヤニヤと笑う姿が聡子の感に触ったらしい。
「ちくしょー。ムカつくゥゥゥゥ~!!あたしだってやれば覚えられるよッ!腹立つなァ~本当に」
プゥと頬を膨らませる聡子を絵里子と明美は苦笑いで眺めていた。
やがて、扉が開き中村孝太郎が一日ぶりに白籠署公安部の部屋に顔を出した。
聡子は先程の台詞を叫び、孝太郎が帰ってきた事を大きな声で祝う。
涙ぐみながら再開を喜ぶ聡子と共に絵里子は弟の無事を喜び、姉弟の間での抱擁を行う。
そして再会を終えると、その後には仕事を終える事にしたらしく、孝太郎は自分の席に着いて仕事を始める。
溜まっていた仕事を片付ける孝太郎、そして、今日の業務に集中している聡子の姿を見てから、明美はトイレと言う名目で席から立ち上がり、絵里子の手を取ってトイレへと向かう。
少し乱暴な手付きで引っ張られ、外に連れ出された絵里子はいつもと違う明美の様子に違和感を感じたようだ。
明美は部屋から離れた場所で絵里子に向かってさっきの電話の相手は誰かを問う。
「別にそんなのじゃないわよ。本当に間違いの電話で……」
「なら、そんなに慌てた様子を浮かべたりはしませんよね?どうして、先程あんなに慌てたりしたんですか?」
明美の質問に絵里子は答えようとはしない。視線を逸らしている。
「絵里子さん……答えになっていませんよ。数学の世界においては答えが重視されます。どんなに優れた公式や方程式を作り出したとしても、その式で弾き出された数字が一つでも間違っていたら、その式は間違いで、また別の式で解決していかなければいけないんです」
「つまり、答えになっていなかったと言いたいの?」
絵里子の問いに明美は真剣な顔で首を縦に動かす。
「答えてください。さっきの電話は何処からだったんですか?あの電話を見た時の絵里子さんの表情はちょっと普通じゃ無かったような気がします」
絵里子は返答に困ったらしく、仕切りに視線を右往左右させていた。視線をあてもなく宇宙を漂う小惑星のように彷徨わせている絵里子に明美は強い声で名前を呼ぶ。
それで決心が付いたのだろう。絵里子は口元をハッキリと結んで言った。
「聞いて驚かないでちょうだいよ。あのチクバテレビからの電話よ。しかも、ただの相手じゃあないわ、社長からの電話よ。途中で切れちゃったから、どんな内容だったのかは推し量られるけれど……」
絵里子の視線には何処かハッキリとしたものがあったような気がした。
明美はそんな事を考えながら、テレビ局の社長からの電話の内容を考えたが、専門外の分野に手を出すのは頭の中で憚れるらしく、彼女の頭の中には適当な推理が浮かんでこなかった。
「困りますな、鞍馬社長。まさか、あなたが御親友の御令嬢に警告の言葉を問い掛けようとなさるとは思いもしませんでしたよ」
ユニオン帝国竜騎兵隊参謀、アンソニー・フォックスは手元のリボルバーを西部劇に登場するガンマンのように振り回しながら言った。社長室の社長が座る椅子の下にはアンソニーが撃ち抜いた携帯端末が転がっていた。
アンソニーは舌を舐めまわしながら、消音器付きのリボルバーを弄っていた。
「か、構うもんかッ!私はもうお前達の悪魔のような計画に協力するのはもう沢山なんだッ!」
「それは無いですよ。社長さん。キャンドール・コーブ計画の中に多くの犠牲者が出るのはあなたも覚悟済みの筈ですよね?それを今更……」
「中止するッ!チクバテレビは今後は一切キャンドール・コーブ計画から手を引くッ!やるのなら、お前達の国でやれ!皇帝の飼い犬めッ!」
チクバテレビの社長はその後も勇敢なる発言を続けようとしたが、彼の口からそれ以上言葉が発せられる事は無かった。
社長が引き続いて言葉を口から引き出すよりも先に、アンソニーの銃弾が彼の額を撃ち抜いていたのだから。
アンソニーは狂気じみた笑い顔を出しながら、社長室の机の引き出しからキャンドール・コーブ計画の書を取り出す。
クリップに留められた紙には大樹寺雫の考えた計画に微量な修正を加えた計画が綿密に記されていた。
「これがありゃあ、我々ユニオン帝国竜騎兵隊の力は増していく一方だぜ、そして隊長の野望が成就される日が来るんだろうな……」
アンソニーは社長室に備え付けられていた煎餅を溢しながら呟く。
バラバラと煎餅をこぼしながら、彼は部屋を退出していく。
と、目の前にその竜騎兵隊の隊長と副隊長が立っていた。
彼は煎餅と計画書を持った部下を見下ろしながら言った。
「我々の目的を忘れた訳ではないだろう。フォックス?」
「ええ、勿論ですよ。隊長……キャンドール・コーブ計画の邪魔をする人間を潰し、時を支配する伝説の聖杯をこの手に収めるッ!そうでしょう?」
満面の笑顔で両手の拳を握り締めながら叫ぶアンソニーの言葉をシリウスは首肯した。
「キャンドール・コーブの本格的な計画に移るのはもう二、三週間はかかるらしいな、大惨事を起こさせるのは日本を一番驚かせた大樹寺雫の初公判の日だと聞いている」
「つまり、日本人にとっての一番の敵を裁く日に我々が大樹寺雫から思案していた計画以上の計画を発動させるのです。これは軍会議の幹部が全会一致で可決した事ですよ」
シャーロットの言葉にアンソニーは口元を歪ませながら、
「成る程、我が軍の上官方も意地が悪いようだ。それで、あんたは約束を守るんですか?」
「約束?」
シャーロットは両眉を上げる。何の用かと問いたげに。
「惚けないでくださいよぉ~あんた確か教祖の親友と約束したんじゃないんですか?」
シャーロットは長い金髪を弄りながら言った。
「ああ、そう言えばそんな約束もしていたわね。なら、逃した方が面白そうだわ、大樹寺雫は駒として使えそうだもの」
怪しく笑うシャーロットにシリウスもアンソニーも同調して笑っていた。
暗い灯に照らされた中で笑う三人の姿は見る者には深い嫌悪感を与えたに違いない。それくらい、彼らは不気味に笑っていたのだ。地獄の底にいた妖怪が現世に上がって笑っているかのように。
二人の仲間達から誰から掛けてきたのかと尋ねられたが、絵里子は微笑を浮かべて、
「間違い電話だったわ、それよりも孝ちゃんを迎える時のための用意はいいかしら?」
聡子は満面の笑みで、
「勿論!よくぞ戻って来てくれた!お帰り!ですよね!」
絵里子ははしゃぐ聡子の頭を優しく撫でて、
「その通りよ。正解……あなたもちゃんと台詞を覚えられるようになったのね?」
絵里子の皮肉めいた問い掛けとニヤニヤと笑う姿が聡子の感に触ったらしい。
「ちくしょー。ムカつくゥゥゥゥ~!!あたしだってやれば覚えられるよッ!腹立つなァ~本当に」
プゥと頬を膨らませる聡子を絵里子と明美は苦笑いで眺めていた。
やがて、扉が開き中村孝太郎が一日ぶりに白籠署公安部の部屋に顔を出した。
聡子は先程の台詞を叫び、孝太郎が帰ってきた事を大きな声で祝う。
涙ぐみながら再開を喜ぶ聡子と共に絵里子は弟の無事を喜び、姉弟の間での抱擁を行う。
そして再会を終えると、その後には仕事を終える事にしたらしく、孝太郎は自分の席に着いて仕事を始める。
溜まっていた仕事を片付ける孝太郎、そして、今日の業務に集中している聡子の姿を見てから、明美はトイレと言う名目で席から立ち上がり、絵里子の手を取ってトイレへと向かう。
少し乱暴な手付きで引っ張られ、外に連れ出された絵里子はいつもと違う明美の様子に違和感を感じたようだ。
明美は部屋から離れた場所で絵里子に向かってさっきの電話の相手は誰かを問う。
「別にそんなのじゃないわよ。本当に間違いの電話で……」
「なら、そんなに慌てた様子を浮かべたりはしませんよね?どうして、先程あんなに慌てたりしたんですか?」
明美の質問に絵里子は答えようとはしない。視線を逸らしている。
「絵里子さん……答えになっていませんよ。数学の世界においては答えが重視されます。どんなに優れた公式や方程式を作り出したとしても、その式で弾き出された数字が一つでも間違っていたら、その式は間違いで、また別の式で解決していかなければいけないんです」
「つまり、答えになっていなかったと言いたいの?」
絵里子の問いに明美は真剣な顔で首を縦に動かす。
「答えてください。さっきの電話は何処からだったんですか?あの電話を見た時の絵里子さんの表情はちょっと普通じゃ無かったような気がします」
絵里子は返答に困ったらしく、仕切りに視線を右往左右させていた。視線をあてもなく宇宙を漂う小惑星のように彷徨わせている絵里子に明美は強い声で名前を呼ぶ。
それで決心が付いたのだろう。絵里子は口元をハッキリと結んで言った。
「聞いて驚かないでちょうだいよ。あのチクバテレビからの電話よ。しかも、ただの相手じゃあないわ、社長からの電話よ。途中で切れちゃったから、どんな内容だったのかは推し量られるけれど……」
絵里子の視線には何処かハッキリとしたものがあったような気がした。
明美はそんな事を考えながら、テレビ局の社長からの電話の内容を考えたが、専門外の分野に手を出すのは頭の中で憚れるらしく、彼女の頭の中には適当な推理が浮かんでこなかった。
「困りますな、鞍馬社長。まさか、あなたが御親友の御令嬢に警告の言葉を問い掛けようとなさるとは思いもしませんでしたよ」
ユニオン帝国竜騎兵隊参謀、アンソニー・フォックスは手元のリボルバーを西部劇に登場するガンマンのように振り回しながら言った。社長室の社長が座る椅子の下にはアンソニーが撃ち抜いた携帯端末が転がっていた。
アンソニーは舌を舐めまわしながら、消音器付きのリボルバーを弄っていた。
「か、構うもんかッ!私はもうお前達の悪魔のような計画に協力するのはもう沢山なんだッ!」
「それは無いですよ。社長さん。キャンドール・コーブ計画の中に多くの犠牲者が出るのはあなたも覚悟済みの筈ですよね?それを今更……」
「中止するッ!チクバテレビは今後は一切キャンドール・コーブ計画から手を引くッ!やるのなら、お前達の国でやれ!皇帝の飼い犬めッ!」
チクバテレビの社長はその後も勇敢なる発言を続けようとしたが、彼の口からそれ以上言葉が発せられる事は無かった。
社長が引き続いて言葉を口から引き出すよりも先に、アンソニーの銃弾が彼の額を撃ち抜いていたのだから。
アンソニーは狂気じみた笑い顔を出しながら、社長室の机の引き出しからキャンドール・コーブ計画の書を取り出す。
クリップに留められた紙には大樹寺雫の考えた計画に微量な修正を加えた計画が綿密に記されていた。
「これがありゃあ、我々ユニオン帝国竜騎兵隊の力は増していく一方だぜ、そして隊長の野望が成就される日が来るんだろうな……」
アンソニーは社長室に備え付けられていた煎餅を溢しながら呟く。
バラバラと煎餅をこぼしながら、彼は部屋を退出していく。
と、目の前にその竜騎兵隊の隊長と副隊長が立っていた。
彼は煎餅と計画書を持った部下を見下ろしながら言った。
「我々の目的を忘れた訳ではないだろう。フォックス?」
「ええ、勿論ですよ。隊長……キャンドール・コーブ計画の邪魔をする人間を潰し、時を支配する伝説の聖杯をこの手に収めるッ!そうでしょう?」
満面の笑顔で両手の拳を握り締めながら叫ぶアンソニーの言葉をシリウスは首肯した。
「キャンドール・コーブの本格的な計画に移るのはもう二、三週間はかかるらしいな、大惨事を起こさせるのは日本を一番驚かせた大樹寺雫の初公判の日だと聞いている」
「つまり、日本人にとっての一番の敵を裁く日に我々が大樹寺雫から思案していた計画以上の計画を発動させるのです。これは軍会議の幹部が全会一致で可決した事ですよ」
シャーロットの言葉にアンソニーは口元を歪ませながら、
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「約束?」
シャーロットは両眉を上げる。何の用かと問いたげに。
「惚けないでくださいよぉ~あんた確か教祖の親友と約束したんじゃないんですか?」
シャーロットは長い金髪を弄りながら言った。
「ああ、そう言えばそんな約束もしていたわね。なら、逃した方が面白そうだわ、大樹寺雫は駒として使えそうだもの」
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