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大魔術師編
ブードゥー教、呪師の野望
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魔術師が蘇らせた敵を順調に倒していき、予想以上にあっさりと倒される姿を見て、動揺する彼の首元に剣を突き付けながら私は言った。
「今からでも人類に対する考えって改められないかな?人類ってあんたが思うほどに捨てたものじゃあないと思うよ」
「残念だけど、私はあの狼やルシフェルのように寛大な心を持っていないのでね。この美しい世界を食い尽くそうとする悪質なウィルスどもを許すことができないんだ」
この場合の「狼」というのは暗殺者もどきの偽善者ではなく、私たちの仲間、タンプル・シュマイザーのことである。
大魔術師は骸骨の塚が付いた悪趣味な剣で私の剣を弾きながら主張する。
「どうしても駄目なの?」
私は頭上から剣を振り上げながら問い掛ける。剣と剣とが重なり合い、火花が散っていく。
電気が纏った剣と炎が纏った剣とが重なり合い刃の上で電流と火炎とがぶつかり合う。
お互いに視線が合うたびに睨み合う。いっそのこと歯茎を剥き出しにして理性を失うまでに睨んでやりたかったが、なんとか押し止まった。
いくら興奮していたとしてもそんなみっともない真似だけでは勘弁したかったのである。
目の前の魔術師もといオースティンをなんとか説得できないだろうか。
悲しい過去があったことには同情するが、それでも人類を害してもいい理由にならないはずだ。
そう考えていた時だ。オースティンの目の前にエルフの死体が投げ付けられた。
彼が慌てて死体が投げ付けられた方向を見つめると、そこにはニヤニヤとし陰湿な笑みを浮かべたポイゾの姿があった。
彼の背後でブレードが戦っていることから彼一人で他の敵を引き受けたのだろう。
恐らく私の支援を行うという名目でブレードに伝えて、やってきたのだろう。
そうした支援があるというのにポイゾは私を押し除けて、オースティンへと切り掛かっていく。
ポイゾはいやらしい笑顔を浮かべながらオースティンに向かって問い掛けた。
「あぁいうバカなことをするのをやめてくれないかな?ボクらの士気に関わるんだからさぁ。それにやっていることもあの蛇のやつの二番煎じだよね?恥ずかしくないのかなぁ?」
「オレは事実を指しただけだ。問題なんてない」
ポイゾはニヤニヤとした笑みを浮かべながら言った。
「事実?嘘に決まってる。お前たち薄汚い天使の言葉なんて信じられるものか」
ポイゾの言葉と表情は偏見に満ち溢れていた。彼はそのままオースティンの腹を強く蹴り付け、彼の剣が地面に落ちたのを確認すると、自身も剣を鞘にしまってから飛び乗り、馬乗りになってリンチを行なっていく。
「汚らしい天使の分際で、よくも人間を陥れたな。お前は簡単に倒さない……こうしてやる。こうしてやるんだ」
我を忘れて自身を殴るポイゾに対して、オースティンは唾を吐き捨てて言った。
「事実を忘れてしまったようだな。うつくしき世界に巣食う寄生虫め……オレたち天使が汚かったら貴様ら人間はそれ以下だな?汚物以下の汚物を飛び回る蠅だ」
「蠅だとッ!」
ポイゾが怒りに我を忘れてオースティンの顔に強烈な一撃を叩き込もうとした時だ。その前にオースティンがポイゾに対して強烈な頭突きを喰らわせ、悶絶させ、その後に彼の腹を思いっきり蹴飛ばしたのである。
先程とは対照的に地面の上を転がるポイゾ。その上に馬乗りになるオースティン。
腕を押さえ付けられるものの、オースティンは容赦することなくポイゾを殴り続けていく。あまりにも執拗に殴り続けるので、私が哀れに思ってオースティンに体当たりを繰り出し、彼を転倒させた。
私は倒れたポイゾに向かって手を伸ばし、彼の窮地を助けることに成功したのである。
彼は私が差し伸べた手を受け取り、立ち上がるとひどくなった顔を袖で拭いながら言った。
「礼を言う。助けられたのは事実だからな」
「何を言っているの?仲間だから当たり前じゃん」
「フッ、仲間ね」
ポイゾは案外満更でもなさそうな表情を浮かべて私に向かって笑い掛ける。
それからお互いに今度は肩を並べる。剣を構えてオースティンの逆襲に備えたのである。
オースティンはすぐには逆襲には向かわずに剣を拾い上げると、私たちを目にして大きな声で叫ぶ。
「この寄生虫どもめッ!薄汚い病原菌のくせにッ!」
「キミはそれ以外言えないのか?」
ポイゾは毒を纏わせた剣を構えながら言った。口元には冷笑の色が浮かんでいる。
だが、オースティンはポイゾの皮肉など無視をして自分の考えを叫び続けていく。
「アダーが、マーヌがお前たちに何をしたというんだ!?みんなそこに住んでいただけだッ!お前たちが、人間などと自称するお前たちがあいつらを殺したんだッ!文明開化の大義名分の元になッ!」
オースティンはそれから怒りのままに剣を構えて突っ込んでいく。
オースティンは雄叫びを上げて、迫る中で彼はその姿を異形のものへと変えていったのである。
それは等身大の像の姿をした怪物だった。灰色の肌に二本の見事な芸術品のような白い牙を口から生やし、大きな鼻を伸ばしていた。それが二本足で歩き、手足は像の皮に覆われているものの、人間の姿をしているのはどこか不気味であった。
これまでの指揮官と同様に鎧を着ていたが、これまでの指揮官と異なるのはその鎧の中央にブードゥー教の人形が描かれていることにあるだろう。
その手に握られているのは先程、落としたはずの骸骨の塚が付いた剣だ。
剣を構え、海中から新たな生物を蘇らせて、自身の手駒にしながら私たちの元へと近付いてくる。
「……見たこともない化け物に変化してしまったな?いよいよ、指揮官の種類もネタ切れで独自の化け物を作り出してしまったのか?」
皮肉混じりに吐き捨てるポイゾに私は黙って目の前の男が変貌した怪物の名称を教える。
「ゾウ?なんだそれは?」
「鼻が長くて穏やかな生き物だけれども、世界の中で最大の動物とされている生き物だよ。それでいて、動物園の人気者で、人間の友達で、子供たちが大好きな存在だよ」
像の知識など図鑑と動物園の解説コーナーに書かれていた文章でしか知らなかった上に説明の後半は私の主観が混じったものである。
だが、ポイゾは納得したらしく目の前から突進する像の怪物を見てふーんと興味のなさそうな声を上げていた。
その後で私の方を向いていつものいやらしい笑みを浮かべながら言った。
「けど、キミが言うような穏やかな生き物ではなさそうだな。さっさと片付けた方がよさそうだ」
「それについては同感」
私はポイゾに先に切り掛かってくる像の怪物の手下を迎え撃つように指示を出し、私は少し離れて雄叫びを上げて電気の鎧と武器。翼を生やして像の怪物と渡り合う。
電気の弓矢で蘇った怪物たちを始末するだけ始末してから、腰に下げていた電気の短剣を掲げてポイゾの手助けに向かう。
「今からでも人類に対する考えって改められないかな?人類ってあんたが思うほどに捨てたものじゃあないと思うよ」
「残念だけど、私はあの狼やルシフェルのように寛大な心を持っていないのでね。この美しい世界を食い尽くそうとする悪質なウィルスどもを許すことができないんだ」
この場合の「狼」というのは暗殺者もどきの偽善者ではなく、私たちの仲間、タンプル・シュマイザーのことである。
大魔術師は骸骨の塚が付いた悪趣味な剣で私の剣を弾きながら主張する。
「どうしても駄目なの?」
私は頭上から剣を振り上げながら問い掛ける。剣と剣とが重なり合い、火花が散っていく。
電気が纏った剣と炎が纏った剣とが重なり合い刃の上で電流と火炎とがぶつかり合う。
お互いに視線が合うたびに睨み合う。いっそのこと歯茎を剥き出しにして理性を失うまでに睨んでやりたかったが、なんとか押し止まった。
いくら興奮していたとしてもそんなみっともない真似だけでは勘弁したかったのである。
目の前の魔術師もといオースティンをなんとか説得できないだろうか。
悲しい過去があったことには同情するが、それでも人類を害してもいい理由にならないはずだ。
そう考えていた時だ。オースティンの目の前にエルフの死体が投げ付けられた。
彼が慌てて死体が投げ付けられた方向を見つめると、そこにはニヤニヤとし陰湿な笑みを浮かべたポイゾの姿があった。
彼の背後でブレードが戦っていることから彼一人で他の敵を引き受けたのだろう。
恐らく私の支援を行うという名目でブレードに伝えて、やってきたのだろう。
そうした支援があるというのにポイゾは私を押し除けて、オースティンへと切り掛かっていく。
ポイゾはいやらしい笑顔を浮かべながらオースティンに向かって問い掛けた。
「あぁいうバカなことをするのをやめてくれないかな?ボクらの士気に関わるんだからさぁ。それにやっていることもあの蛇のやつの二番煎じだよね?恥ずかしくないのかなぁ?」
「オレは事実を指しただけだ。問題なんてない」
ポイゾはニヤニヤとした笑みを浮かべながら言った。
「事実?嘘に決まってる。お前たち薄汚い天使の言葉なんて信じられるものか」
ポイゾの言葉と表情は偏見に満ち溢れていた。彼はそのままオースティンの腹を強く蹴り付け、彼の剣が地面に落ちたのを確認すると、自身も剣を鞘にしまってから飛び乗り、馬乗りになってリンチを行なっていく。
「汚らしい天使の分際で、よくも人間を陥れたな。お前は簡単に倒さない……こうしてやる。こうしてやるんだ」
我を忘れて自身を殴るポイゾに対して、オースティンは唾を吐き捨てて言った。
「事実を忘れてしまったようだな。うつくしき世界に巣食う寄生虫め……オレたち天使が汚かったら貴様ら人間はそれ以下だな?汚物以下の汚物を飛び回る蠅だ」
「蠅だとッ!」
ポイゾが怒りに我を忘れてオースティンの顔に強烈な一撃を叩き込もうとした時だ。その前にオースティンがポイゾに対して強烈な頭突きを喰らわせ、悶絶させ、その後に彼の腹を思いっきり蹴飛ばしたのである。
先程とは対照的に地面の上を転がるポイゾ。その上に馬乗りになるオースティン。
腕を押さえ付けられるものの、オースティンは容赦することなくポイゾを殴り続けていく。あまりにも執拗に殴り続けるので、私が哀れに思ってオースティンに体当たりを繰り出し、彼を転倒させた。
私は倒れたポイゾに向かって手を伸ばし、彼の窮地を助けることに成功したのである。
彼は私が差し伸べた手を受け取り、立ち上がるとひどくなった顔を袖で拭いながら言った。
「礼を言う。助けられたのは事実だからな」
「何を言っているの?仲間だから当たり前じゃん」
「フッ、仲間ね」
ポイゾは案外満更でもなさそうな表情を浮かべて私に向かって笑い掛ける。
それからお互いに今度は肩を並べる。剣を構えてオースティンの逆襲に備えたのである。
オースティンはすぐには逆襲には向かわずに剣を拾い上げると、私たちを目にして大きな声で叫ぶ。
「この寄生虫どもめッ!薄汚い病原菌のくせにッ!」
「キミはそれ以外言えないのか?」
ポイゾは毒を纏わせた剣を構えながら言った。口元には冷笑の色が浮かんでいる。
だが、オースティンはポイゾの皮肉など無視をして自分の考えを叫び続けていく。
「アダーが、マーヌがお前たちに何をしたというんだ!?みんなそこに住んでいただけだッ!お前たちが、人間などと自称するお前たちがあいつらを殺したんだッ!文明開化の大義名分の元になッ!」
オースティンはそれから怒りのままに剣を構えて突っ込んでいく。
オースティンは雄叫びを上げて、迫る中で彼はその姿を異形のものへと変えていったのである。
それは等身大の像の姿をした怪物だった。灰色の肌に二本の見事な芸術品のような白い牙を口から生やし、大きな鼻を伸ばしていた。それが二本足で歩き、手足は像の皮に覆われているものの、人間の姿をしているのはどこか不気味であった。
これまでの指揮官と同様に鎧を着ていたが、これまでの指揮官と異なるのはその鎧の中央にブードゥー教の人形が描かれていることにあるだろう。
その手に握られているのは先程、落としたはずの骸骨の塚が付いた剣だ。
剣を構え、海中から新たな生物を蘇らせて、自身の手駒にしながら私たちの元へと近付いてくる。
「……見たこともない化け物に変化してしまったな?いよいよ、指揮官の種類もネタ切れで独自の化け物を作り出してしまったのか?」
皮肉混じりに吐き捨てるポイゾに私は黙って目の前の男が変貌した怪物の名称を教える。
「ゾウ?なんだそれは?」
「鼻が長くて穏やかな生き物だけれども、世界の中で最大の動物とされている生き物だよ。それでいて、動物園の人気者で、人間の友達で、子供たちが大好きな存在だよ」
像の知識など図鑑と動物園の解説コーナーに書かれていた文章でしか知らなかった上に説明の後半は私の主観が混じったものである。
だが、ポイゾは納得したらしく目の前から突進する像の怪物を見てふーんと興味のなさそうな声を上げていた。
その後で私の方を向いていつものいやらしい笑みを浮かべながら言った。
「けど、キミが言うような穏やかな生き物ではなさそうだな。さっさと片付けた方がよさそうだ」
「それについては同感」
私はポイゾに先に切り掛かってくる像の怪物の手下を迎え撃つように指示を出し、私は少し離れて雄叫びを上げて電気の鎧と武器。翼を生やして像の怪物と渡り合う。
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