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第1章
第11話:土の精霊と風の精霊
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それから数日後、広場に村人が全員集まった。ある者は自作したと思われる釣竿を手に、ある者は収穫したものを運ぶためのカゴや布を手に。
「さあ、サオリも一緒に行きましょうか。一番の貢献者ですものね」
ミシアさんが手を差し伸べてくる。だが、私はその手を掴むことができなかった。
「私は行かない……留守番してるよ」
「どうしたの?」
私は悲痛な表情で、訴えかける。
「……だって私がこの村に来た時に、助けてくれたのミシアさんだけだもん……他の村人は私に冷たかった」
それを聞いたミシアさんは、何やら考え込んでいる。
「……そうなのね。わかったわ。いい子にお留守番していてね。昨日の木の実食べていいから」
そういうと、ミシアさんはチラチラと私の方を気にしつつ、村人たちと湖と森へと向かった。
私は一人ぽつんと取り残された。何をしようか?
そう考えて、自分が『神』であり、使命があることを思い出した。村人とはあまり仲良くなれる気がしないけど、村の為に何かをしなければ……。
私はとりあえず、村を歩き回る。すると畑に目がついた。
しゃがみこんで、畑に植えてあるものを観察する。なにやらほうれん草のようだが、育ちが悪い。
その原因を考えてみることにした。まず目についたのは土である。なんかべちょべちょしているような土である。確か植物も空気の通りがいいと聞いたことがある気がする。このべちょべちょな土では、根っこに空気の通りは悪いであろう。
(土……土……。そうだ! 土の精霊!)
私は土の精霊を作り出すことにした。現れたのは、小人なおじいさんのような精霊。弱々しくみえるけど、大丈夫かなぁ~?
「初めまして、女神様」
「初めまして、よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
不安を抱えつつ、駄目もとで土の改善をお願いをしてみる。
「えっと……土をふかふかのお布団みたいにできる?」
「やってみます」
土の精霊は、畑に向かって手をかざしたて集中している。
終わったのか、私の方に向いて述べた。
「……無理でした。もう年なもんで……」
「え~!?」
予想をしない状況に慌てる。いや、ダメ元とは思っていたけど、少しは期待していたんだよ?
でもまあ、確かにおじいちゃんだとあまり力がなさそう。
そこで私は閃いた。いつもの名前付けだ!
「あ! 名前を付けたら力出る?」
「多分、名前を頂ければ……」
名前に悩む。女の子なら可愛い名前をつければいいけど、おじいさんらしい名前って何?
悩んだ末につけた名前は……。
「貴方の名前は、ゴメラス!」
「女神様、名前をありがとうございます」
そう言うと、ゴメラスの周りの土がもこもこと、ゴメラスの身体全体を覆った。今までの精霊のネームド化では、成長していたけど、おじいさんから更に成長とは? と不思議に思い、色々想像していた。
ネームド化が終わったようで、ゴメラスを覆っていた土が崩れ去って行く。そこから出て来たのは、筋肉質でがっちりとした身体の若い小人であった。
どうも精霊たちはネームド化をすると、私に近い年齢の姿になるようだ。
「では、もう一度やってみますね」
再びゴメラスが手をかざすと、土がもこもこと生きているようにうごめく。そしてふかふかの土になった。
私は喜びのあまり、歓声をあげる。
「やった~!」
私は不安のどん底から、成功した喜びにより、嬉しさのあまりぴょんぴょんと飛び跳ね回る。
ゴメラスの視線に気づき、我に返る。
「……コホン、では……」
恥ずかしさを隠すために、軽く咳払いをして、私は土を少しすくい、様子を確認する。うん、いい感じの土に見える。そこへゴメラスが進言してくる。
「女神様、空の黒雲をなんとかしないと、また土がダメになってしまいます」
「あ~、お日様が出ないと土が乾かないのか。だから、べちゃべちゃしていたのか。どうしよう」
私は新たな課題の発生に困る。そんな私にゴメラスは助言をしてくれた。
「風の精霊を創造したらいかがでしょうか?」
「そっか! 風でこの辺の黒い雲を吹き飛ばしちゃえばいいのか!」
ゴメラスに言われて、早速風の精霊を創造する。今度は手のひらサイズの羽の生えた小さく幼い女の子だった。私の中のイメージで性別が分かれるのかな? 『火』『土』は男の子イメージ。『水』『風』『森』は女の子イメージ。うん、なんかそんな気がしてきた。
「初めまして、女神様」
「初めまして、よろしくね。貴女のお名前はシルキーね」
もうすぐに名前を付けてしまった。すると、シルキーの周りにそよ風が吹き始める。段々と風は強くなり、その中にシルキーのシルエットだけが浮かんでいる。段々と大きくなっている。そして、風がおさまると、そこには手のひらサイズだけど少女といった感じのシルキーがいた。
「名前を付けて頂きありがとうございます。でも女神様、いきなりすぎですよ……」
「ごめんごめん」
私は笑いつつ、頭を掻いた。
いきなりの名付けに加えて、いきなりのお願いをする。
「ねえ、シルキー。この辺りのあの黒い雲を吹き飛ばせる?」
「できますけど、全部を吹き飛ばすのはお勧めしません」
「なんで?」
「えっと、土の精霊さんがいるということは、多分この畑の植物を育てるためですよね?」
「うん、だからそのためにお日様を出したいの。その為にはあの黒い雲が邪魔で」
そこまで話すと、シルキーが問題点を指摘してきた。
「雲を全部飛ばしてしまうと、今度は日差しが強すぎて土が常に乾燥状態になってしまうかもしれません。その為に適度に雲は残した方がいいと思います」
なるほど。言われてみればそうかもしれない。私よりも精霊たちの方が、頭がいい気がする。一応、立場的には私が精霊たちの上司ということになるはずなのだが、そんなんでいいのだろうか?
疑問に思いつつも、その提案の方向でやるようにお願いをする。
「じゃあ、それでお願いできるかな?」
「かしこまりました」
するとシルキーは小さな竜巻を、自分の掌の上に作り出した。それを空に向かって放り投げる。
途端に上空では、黒雲が竜巻のように渦を巻く。それは分裂してあちこちに飛んでいった。村の事を気遣ってくれたのか、竜巻が起きたのは上空だけで、私たちがいるところは、心地いいそよ風だけが吹いていた。
そして雲が散り散りになり、陽が差し込んできた。畑に陽の光が当たるようになった。
心なしか、作物が輝いて見えるが、太陽の日差しで輝いて見えるのであろう。今までは黒雲のせいで、どんよりとして見えていたからね。
「やった~! シルキーすごい!」
私は新たな課題の完了に歓喜した。
「さあ、サオリも一緒に行きましょうか。一番の貢献者ですものね」
ミシアさんが手を差し伸べてくる。だが、私はその手を掴むことができなかった。
「私は行かない……留守番してるよ」
「どうしたの?」
私は悲痛な表情で、訴えかける。
「……だって私がこの村に来た時に、助けてくれたのミシアさんだけだもん……他の村人は私に冷たかった」
それを聞いたミシアさんは、何やら考え込んでいる。
「……そうなのね。わかったわ。いい子にお留守番していてね。昨日の木の実食べていいから」
そういうと、ミシアさんはチラチラと私の方を気にしつつ、村人たちと湖と森へと向かった。
私は一人ぽつんと取り残された。何をしようか?
そう考えて、自分が『神』であり、使命があることを思い出した。村人とはあまり仲良くなれる気がしないけど、村の為に何かをしなければ……。
私はとりあえず、村を歩き回る。すると畑に目がついた。
しゃがみこんで、畑に植えてあるものを観察する。なにやらほうれん草のようだが、育ちが悪い。
その原因を考えてみることにした。まず目についたのは土である。なんかべちょべちょしているような土である。確か植物も空気の通りがいいと聞いたことがある気がする。このべちょべちょな土では、根っこに空気の通りは悪いであろう。
(土……土……。そうだ! 土の精霊!)
私は土の精霊を作り出すことにした。現れたのは、小人なおじいさんのような精霊。弱々しくみえるけど、大丈夫かなぁ~?
「初めまして、女神様」
「初めまして、よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
不安を抱えつつ、駄目もとで土の改善をお願いをしてみる。
「えっと……土をふかふかのお布団みたいにできる?」
「やってみます」
土の精霊は、畑に向かって手をかざしたて集中している。
終わったのか、私の方に向いて述べた。
「……無理でした。もう年なもんで……」
「え~!?」
予想をしない状況に慌てる。いや、ダメ元とは思っていたけど、少しは期待していたんだよ?
でもまあ、確かにおじいちゃんだとあまり力がなさそう。
そこで私は閃いた。いつもの名前付けだ!
「あ! 名前を付けたら力出る?」
「多分、名前を頂ければ……」
名前に悩む。女の子なら可愛い名前をつければいいけど、おじいさんらしい名前って何?
悩んだ末につけた名前は……。
「貴方の名前は、ゴメラス!」
「女神様、名前をありがとうございます」
そう言うと、ゴメラスの周りの土がもこもこと、ゴメラスの身体全体を覆った。今までの精霊のネームド化では、成長していたけど、おじいさんから更に成長とは? と不思議に思い、色々想像していた。
ネームド化が終わったようで、ゴメラスを覆っていた土が崩れ去って行く。そこから出て来たのは、筋肉質でがっちりとした身体の若い小人であった。
どうも精霊たちはネームド化をすると、私に近い年齢の姿になるようだ。
「では、もう一度やってみますね」
再びゴメラスが手をかざすと、土がもこもこと生きているようにうごめく。そしてふかふかの土になった。
私は喜びのあまり、歓声をあげる。
「やった~!」
私は不安のどん底から、成功した喜びにより、嬉しさのあまりぴょんぴょんと飛び跳ね回る。
ゴメラスの視線に気づき、我に返る。
「……コホン、では……」
恥ずかしさを隠すために、軽く咳払いをして、私は土を少しすくい、様子を確認する。うん、いい感じの土に見える。そこへゴメラスが進言してくる。
「女神様、空の黒雲をなんとかしないと、また土がダメになってしまいます」
「あ~、お日様が出ないと土が乾かないのか。だから、べちゃべちゃしていたのか。どうしよう」
私は新たな課題の発生に困る。そんな私にゴメラスは助言をしてくれた。
「風の精霊を創造したらいかがでしょうか?」
「そっか! 風でこの辺の黒い雲を吹き飛ばしちゃえばいいのか!」
ゴメラスに言われて、早速風の精霊を創造する。今度は手のひらサイズの羽の生えた小さく幼い女の子だった。私の中のイメージで性別が分かれるのかな? 『火』『土』は男の子イメージ。『水』『風』『森』は女の子イメージ。うん、なんかそんな気がしてきた。
「初めまして、女神様」
「初めまして、よろしくね。貴女のお名前はシルキーね」
もうすぐに名前を付けてしまった。すると、シルキーの周りにそよ風が吹き始める。段々と風は強くなり、その中にシルキーのシルエットだけが浮かんでいる。段々と大きくなっている。そして、風がおさまると、そこには手のひらサイズだけど少女といった感じのシルキーがいた。
「名前を付けて頂きありがとうございます。でも女神様、いきなりすぎですよ……」
「ごめんごめん」
私は笑いつつ、頭を掻いた。
いきなりの名付けに加えて、いきなりのお願いをする。
「ねえ、シルキー。この辺りのあの黒い雲を吹き飛ばせる?」
「できますけど、全部を吹き飛ばすのはお勧めしません」
「なんで?」
「えっと、土の精霊さんがいるということは、多分この畑の植物を育てるためですよね?」
「うん、だからそのためにお日様を出したいの。その為にはあの黒い雲が邪魔で」
そこまで話すと、シルキーが問題点を指摘してきた。
「雲を全部飛ばしてしまうと、今度は日差しが強すぎて土が常に乾燥状態になってしまうかもしれません。その為に適度に雲は残した方がいいと思います」
なるほど。言われてみればそうかもしれない。私よりも精霊たちの方が、頭がいい気がする。一応、立場的には私が精霊たちの上司ということになるはずなのだが、そんなんでいいのだろうか?
疑問に思いつつも、その提案の方向でやるようにお願いをする。
「じゃあ、それでお願いできるかな?」
「かしこまりました」
するとシルキーは小さな竜巻を、自分の掌の上に作り出した。それを空に向かって放り投げる。
途端に上空では、黒雲が竜巻のように渦を巻く。それは分裂してあちこちに飛んでいった。村の事を気遣ってくれたのか、竜巻が起きたのは上空だけで、私たちがいるところは、心地いいそよ風だけが吹いていた。
そして雲が散り散りになり、陽が差し込んできた。畑に陽の光が当たるようになった。
心なしか、作物が輝いて見えるが、太陽の日差しで輝いて見えるのであろう。今までは黒雲のせいで、どんよりとして見えていたからね。
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