ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜

西館亮太

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お店経営編

第二章 5話『『元』究極メイド、特殊な矢を作る3』

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フィーはひた走った。
流れ続けるアミナの血を気にかけて。
アミナは左肩から流れ続ける血で意識が朦朧としていた。
応急処置はしたものの、傷跡が複雑に抉られ、なかなか血が止まらなかった。
フィーは日が傾こうと、夜の暗闇に飲まれようとも、ただ走った。
そして全力で走った結果、ものの数時間で到着する事が出来た。
夜の真っ只中、フィーはスターターの城門を前に歩みを緩める。

「おい!なんだお前っ!」
「入ってくるな!!」

街の城門前の衛兵が巨大な姿で走ってくるフィーを止めようと槍を構える。
しかしフィーはとてつもない咆哮をあげる。

「ヒイッ!」

その怒号に衛兵は腰を抜かして恐怖する。

「フィー……ちゃ……んダメ……で……」

アミナは遠のく意識の中、フィーが手を出さないように声を出した。
しかしその声は小さく微かに掠れている。
すると吠えるのを止めたフィーは城門を飛び越え街の中へと入っていった。

「なんだったんだ……」
「と、とにかく街の中へ行くぞ!」

2人の衛兵は走って街の中に行くが、既に家の中に移動し、小さくなっていたフィーを見つける事は出来なかった。

―――

後で分かった事だが、フィーちゃんが他者を極度に怖がらせられるのはスキルによるものだそうだ。
そのスキル名は『威嚇フィアー』。
フィーちゃんの魔力の籠った咆哮に中てられると、本能的な恐怖を掻き立てられるそうだ。
そもそも危険度ランクがS以上の魔物は複数スキルを所持しているらしい。
フィーちゃんの大きさを変えられる体も、スキルあってこそだ。

「ありがとうフィーちゃん。もう大丈夫ですよ」

アミナは自身の作った回復薬を左肩に垂らして傷を埋めた。
包帯を巻き、しっかり残りの処置をした。

「ここまでありがとうございます。さぁ、エリックさん達が来るのは明日です。矢を作ってしまいましょう」

エリックとは、絶対貫通の矢ブレイクスルーを作るように依頼してきた弓術士アーチャー職の冒険者の名だ。
彼のパーティーではあまり向いていない討伐クエストだったのだが、なんだか事情がある様子だった。
そのクエストを達成する為に、今回私がその矢を作る事となった。

「さて、早速矢を作ってみましょう」

アミナは狩ったばかりのシュバルドンの牙を机の上に乗せた。
どうやら素材はこれだけでいいようだ。
なんでも、普通の木や鉄では矢尻の強度や、打ち出して直撃した時の威力に負けて、矢そのものが折れてしまうそうだ。
その事を念頭に入れてアミナはスキルを発動する。

「形は結構特殊でしたね……こう……普通の矢のように平たくない形状で……」

触れた牙の部分が少しずつ形状を変えていく。
矢では珍しい円錐の様な形状をしている。
そして渦巻くような刃が矢尻についている。
それは発射する瞬間に回転するように打ち出し、より深く、より貫通する為に必要な形状だった。

「折れないように絶妙な細さで……」

慎重に脳内で構造を組み立ながら、その構造を実際の物体に投影していく。
そしてシュバルドンの牙の一部は次第に完成系を形作った。

「ふぅ……できた……」

アミナは目の前にある完成に等しい物体を眺めながら言った。
後はこれを使う人がいれば、この矢は完成する。
そして、出来上がった矢をカウンターの下に仕舞った。

最初はどうなるかと思ったこの依頼だったが、なんとか達成できそうだ。
それもこれも、謎の老婆が持ち帰らずに置いていってしまったカチューシャのお陰だ。
どんな素材でできていて、どんな形状をしているのかも分からなかったその矢の全てを教えてくれた。

「怪しいと思ってましたけど、凄い魔道具である事に間違いは無いみたいですね」

アミナはカチューシャを頭から外してそれを見つめる。脳みそに直接情報を流し込んでくる感覚は慣れないが、使い勝手は良い。
だがあの時、老婆はこう呟いていたような気がする。

『もっと我々の役に立っておくれ』と……

その言葉の意味はなんだろう。
我々とは。
そもそも、私はこの大陸に来たばかりだ。
私の事を知っている人間も、私が知っている人間も限られてくる。
その相手を私が覚えていない訳が無い。
……なんだか、嫌な予感がする。
怪しいけどこの魔道具凄く便利だ。などと楽観的に考えてはいけない気がする。
もっと大きく、そして深い意味があるような……

アミナはカチューシャを握り締めた。
そして以前から着けていたカチューシャへ着け替えた。

エリックさんの依頼が終わったら、あの人の所に行こう。

そう考えていると、店の扉がガランと音を鳴らして開いた。
入口の方を見ると、エリックと、彼のパーティーメンバーの人達がいた
入ってきた順に、弓術士のエリック、盗賊シーフのサーラ、僧侶クレリックのレドラ、そして戦士のロイ。

「少し早めに来てすまないな」

エリックは言う。
それに対してアミナは「いえいえ、丁度出来上がったところです」と返す。
それを聞いた途端、エリックの表情は明るくなった。

「本当か店主さん!」

「はい、こちらがその矢になります」

アミナはカウンターの下から先程作ったばかりの矢を取り出してエリックに見せる。

「これが……。だが普通の矢と明らかに形状が違うな……。どう撃つんだ?」

「はい、こちらは魔力を込めて輪転するようにして撃ち出します。その為緻密な魔力操作と回転させながら撃つという技術が求められます」

「なるほど……今までに無い代物だな……」

「確か、納品期限は明日まででしたよね?という事は、今日は討伐には向かわないのでしょう?あと一日ありますのでその期間に回転する矢の撃ち方や魔力の操作を練習なさってはいかがですか?」

アミナはそう提案する。
するとエリックは表情に変化は無かったが、明らかに依頼をしに来た時とは違う口調で「分かった、必ず撃てるようになってみせる」と言って、仲間を置いて店をせっせと出ていってしまった。

「あははは……ごめんなさいね、なんだか騒がしくて。いつもはもっと寡黙なんだけど……」

サーラが頬を人差し指でかきながら言う。
他のメンバー達も、確かに、と言いたげな表情をしている。
その事が気になり、アミナは訊いた。

「皆様に心当たりは無いんですか?いつもより喋る事に関して」

アミナのその問いかけに、サーラは少しだけ悲しそうな表情をしてポッと呟いた。

「きっと……嬉しいんでしょうね」

「嬉しい……?」

アミナはそのまま聞き返す。
何が嬉しいのだろう、そう聞こうとしたが、すぐにロイが説明してくれた。

「あいつの無理な依頼を聞いてくれた店主さんだ。折角だから話すよ。実は俺達は、全員同じ土地出身でね、小さい頃からずっと仲良しだったんだ。特にサーラとエリックは家が隣だったから、俺とレドラより付き合いが長い」

なるほど、エリックさんとこの3人は同郷なのか。
でも、それがどうして嬉しいに繋がるんだ……?

「田舎で何も無い村だったけど、充実した幸せな日々を送れていたんだ」

送れていた。
その言葉に、アミナは嫌な予感を感じずにはいられなかった。
すると悔しそうに、そして悲しそうにロイが話を続ける。

「……でも、その幸せはあの魔物のせいで急に終わったんだ……」

「まさか……」

「あぁ……突然俺達の村に一匹のガレキオーラが攻めてきたんだ……!!」

嫌な予感は的中してしまった。
そこから先の話は容易に想像出来てしまう。
惨たらしい話だ。

「当時、村の外に出て遊ぶのが俺達の間で流行っててね。悲鳴が聞こえて村に戻っみたら、巨大な魔物が俺達の家族や村の人達を一人残らず食らっていた。……生き残ったのは俺達4人だけだった。親が元々国の衛兵だった事もあって、頭一つ抜けて正義感が強かったエリックはガレキオーラを倒す為に冒険者になったんだ」

「でも、正義感が無駄に強いと損するのが冒険者って職業の悪いところ。危なっかしいエリックを一人だけ冒険者にさせておく訳にもいかないし、第一、私達だってお父さんやお母さん、他の友達の仇をとりたかった。だからエリックに続いて冒険者になったの」

ロイの説明の続きをレドラがする。
しかし何故だかサーラだけは不服そうな顔をしている。
アミナがどうしたのか訪ねた。
すると、最初以来開いていなかった口を開いた。

「……あいつは、真っ先に故郷を捨てた……」

サーラがそう言ったと思うと、ロイとレドラはそれを否定するように「あれは仕方無かったって納得しただろ!」や「しょうがないじゃない」と言う。

「仕方無くもしょうがなくもない!!だって私達は村が滅んだ後も一生懸命村を復興させようとしたじゃない!!なのにあいつは、私達の誰よりも早く村を出て行った!!しかもあいつは私達に言った『この村もまたいつ襲われるか分からない、だからそんな無駄な事は辞めて俺とデカい街へ行こう』って……!!」

サーラの瞳からは涙が零れそうになっていた。
手を振り払って行き場のない怒りを表している。
先程はここまで憤っている様子はなかった。
恐らくこの話が彼女にとってタブーなのだろう。
驚くほどに感情的になっている。

「無駄な事って何!?私達の育った大切な村なのに、簡単に捨てられる訳無いじゃない!!私はエリックの事を頼れる良い友達で仲間だと思ってる。だけど!!そこだけは、その言葉だけは許すことは出来ない!!」

そう言い切ると、サーラは息切れしたかのように肩を大きく揺らした。
彼女に対してロイもレドラも何も言わなかった。
しかしアミナは思うところがあり、つい口を動かした。

「……私はエリックさんの気持ち、少し理解できる気がします」

「え?」

サーラだけでは無く、他の2人もアミナの顔を見る。

「無責任に全てを、わかります、とは言いません。でも、私も故郷から出てきました。……まぁ、追い出されたって表現の方が正しいのですが」

何を言っているんだ、と言わんばかりの視線がアミナに集中する。

「追い出されて、この大陸に来て右も左も分かりませんでしたけど、今こうして生きられています。……だから、なんとなく理解できる気がします。重要なのはどこで生きるかより、どう生きて、誰と生きるかだ、と。私はそう解釈しました」

「そ、そんなの……故郷が残ってる人の言い草よ。私達の故郷はもう、人が住めるような状態じゃないのよ……」

サーラは再び俯いてそう言い捨てる。

「はい、確かに私の故郷はまだ残っていますし、故郷が残っているという事実はとても重要です。……ではお聞きします。サーラさんやロイさん、レドラさんは、故郷での出来事を覚えていますか?」

アミナのその問いかけにロイとレドラは顎に手を当てる。

「もちろん、思い出なんて沢山あるわよ」
「そうだな……村中走り回ったりしたなぁ」
「虫取りもしたわね」
「かくれんぼも鬼ごっこも」
「しょっちゅう怒られたっけ」
「冒険者になりきってた時期もあったな」
「喧嘩も沢山した」
「雪が降った日には雪合戦して、次の日全員風邪ひいたよな」
「村で使ってた畑の一部を使わせてもらって、皆で頑張って野菜育てたね」

ロイとレドラは次々に述べる。
それはそれは楽しそうに。
聞いているアミナも嬉しそうな表情をしている。
一頻り出終わると、アミナは思い出の余韻に申し訳無いと思いつつも水を差した。

「サーラさん。これが、人が生きているからこそ語れる思い出たちです。大切な記憶は、その人の魂に深く刻まれます。しかし、土地に記録は残っても、記憶そのものは残りません。だからこそ、本当に大切なのは『人』なのです。人が集まることでそこが自然と居場所となり、帰る場所になる。失礼ながら言わせていただくと、土地や物は大切な記憶を呼び起こすための依代にすぎません」

サーラは段々顔を上げてきた。
その頬には涙が伝っている。

「……エリックさんが私と同じ考えだとは思いません。私よりもっと物事を深く考えているでしょうし、私なんかが分かった気になって語るのはおこがまし過ぎます。ですが、私の仮説に少しでも共感頂けたのなら、エリックさんを助けてあげて下さい」

「助……ける……?」

サーラは震える声で聞き返す。
ロイとレドラは何かを察したような表情をしている。

「エリックさんはきっと口下手で寡黙な男性だと思います。村を出ようと言った時に強い口調になってしまったのも、皆様を魔物が戻ってくる可能性のある危険な村から無理にでも逃がしたかっただけだと思います。しかし、きっと口下手な彼にはいい方法が思い浮かばなかったのでしょう。そんな男性が人一倍強い正義感を持てば、周りの人を頼る事を躊躇してしまうと思います。誰にも心から頼れず、自分が犠牲になればと考え始めているかもしれません」

思い当たる節があるのか、ロイとレドラだけでなく、サーラにも心当たりがあるような反応が見られた。

「だから、エリックさんが人を頼れるように助けてあげてください。これはロイさんでもレドラさんでもダメなんです。一番身近に一番長くいた貴女にしか出来ません」

アミナがそう言い切ると、サーラは「エリック……」と小さく呟いた。
すると後ろに立っていたロイが一歩前に歩き、レドラはサーラの肩をそっと抱いた。

「あのよ店主さん、頼みがある」

「……なんでしょうか」

アミナは息を飲む。
何故なら、ロイの表情が真剣そのものだったからだ。

「……俺達の討伐について来て欲しい」

そう言ってロイは頭を下げた。
困惑したアミナはレドラの顔を見るが、彼女の顔も何かを決め込んだように引き締まっており、アミナに対して小さく頷いていた。

「ど、どうしてか理由をお聞きしても……?」

「サーラには悪いが、俺は店主さんの意見に賛成だ。誰かがエリックを助けてやらねぇと、あいつはいつか一人になっちまう。でも、悔しいけどその役は俺じゃ務まらない……。それを客観的な目線で店主さんは言ってくれた。それで今サーラの心境に変化があったように、俺はこの人がいてくれる事で他にも何か変わるんじゃねぇかって思う」

アミナは「でも……」と言いかけるが、ロイの言葉に遮られる。

「頼りっぱなしが良くないのは分かってる!!……でも!!後生の頼みだ!!どうか俺達の討伐依頼に同行してはもらえねぇだろうか!!聞けば店主さんは、英雄エルミナのパーティーとダンジョンに入って無事に生還したそうじゃないか!!足場の不安定な俺等に店主さんのその実績ほど安心出来るものはねぇ!!」

ロイは頭を下げるだけでは飽き足らず、地面に頭を擦り付けて土下座した。
その時アミナは思った。

きっとロイさんはロイさんで、エリックさんを助けようとしていたのだろう。
けれど、自分じゃどうにもできないのが、堪らなく悔しかったに違いない。
だから私なんかに頭を下げてまで頼み込んでいるんだ。

「……分かりました。私に何が出来るか、まだ分かりませんが同行致します。」

アミナがカウンターから出て、頭を擦りつけているロイの肩に手を置いて言った。
するとロイはバッと顔を上げた。
彼の目にも涙のような物が浮いていた。

「――ッ!!本当か!!」

「はい、嘘は言いませんよ。……では明日、出発する時間になったらもう一度お店に来てください。その時矢を納品致します。行くからには、全力でお手伝いさせて頂きますね」

心底嬉しそうなロイにアミナは笑顔を向ける。

「ありがとう……!!ありがとう……!!」

ロイは零れる前の涙を拭き取っている。
感謝の言葉を言われた後、アミナは立ち上がった。
するとフィーがアミナの左肩に触れて「にゃう……」と鳴いた。

「心配しないで下さい。私なら平気です。目の前の救われるべき心を助けるのが、今は優先です」

アミナにそう言われ、フィーは少し落ち込んだ様子で黙ってしまった。
それを見たアミナは小声で「心配してくれてありがとうございます」と呟いた。

明日、エリックさん、サーラさん、ロイさん、レドラさんにとっての決戦が始まる。
私はそれに同行する事になってしまったが、今回は不本意では無い。
強く言われると断れない私だけれど、ロイさんの押しに負けた訳じゃなく、自らの意思で行く事を決めたのだ。
私に何が出来るかは分からない。
けれど、行くと決めたからには私にしか出来ない事を、精一杯やってみせる。

4人の悲願を――成就させる為に。

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