ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜

西館亮太

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雷鳴は思わぬ方角へ

第三章 72話『情報共有』

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 広大……と言う程広い訳ではない地下通路。天井からは水が滴り、地面に水溜りを作っている。
 そんな中カイドウは重い足取りで水をはねさせながらも、地下通路の中を歩いていた。

「はぁ……はぁ……」

 息が切れる。体力も持たない。地下通路内で魔人会の最高幹部であるフォルネウスから逃げていた弊害が明らかになる。逃げている最中は必死で、ここまで頭が回らなかったというのが事実だ。

右肩は……まだ痛む。血は止まってきたけど、それでも傷口が完治する訳じゃない。それに地下だから空気も薄い。……そして、これ程までの息苦しさと筋肉の痙攣……破傷風になるリスクもかなりありそうだ……。悠長に歩いてる時間も無さそうだ……。

 天井から降り注いでくる水が良くなかったのかもしれない。そう思いながらも、カイドウは出口までの道程を覚えている範囲で辿る。
 一度見た図面や設計図は何となく覚えられるカイドウは、王立図書館の設計図を目にし、地下通路の存在を知った。
 フォルネウスはその構造までは知らず、カイドウを追ってきた。明らかにカイドウの方が有利だった。

それでもこのザマか……メイさんに怒られちゃうな……。

 思い鞄をぶら下げ、右肩を抑えながらカイドウは前へと歩む。そして階段を登った先に見えた光。
 光に飲まれるように最後の足を踏み出すと、そこに見えた景色は、人気の全く無い、商店街に面している大通りだった。
 相変わらず息が上がったままだが、ようやく地上の空気が吸えて深呼吸をする。

「魔人会のヤツ等が来て、皆逃げたのかな……。とりあえず宿屋に戻ってみよう。もしかしたらメイさんたちがいるかもしれない」

 カイドウはそう呟き、仲間が待っているハズの友待ちの宿へと向かって、静かな王都でひっそりと歩みを進めた。
 だがその瞬間、視界が一瞬暗くなる。意識がハッキリとせず、足に力が入らないのを感じ取る。
 あぁ……地面が近づいてくる。判断力が鈍り、危機感を感じ取りにくくなっていた。
 前のめりになって倒れるカイドウは、力が入らないという事もあってか、重力に身を任せてそのまま目を瞑ろうとした。

 …………

 だがいつまで経っても顔に地面の冷たく硬い感触はない。
 どちらかと言えば温かい。しかし硬い。柔らかくもあって硬いという矛盾がカイドウの肌に触れたと思うと、意識を失いかけているカイドウに声がかけられた。

「今安全な場所に連れて行ってあげるからね、カイドウ君」
 
 倒れる彼を支えていたのは、心配そうにカイドウの顔を覗き込みながらも、笑顔を絶やすまいと頑張っている、筋骨隆々な少女―――ルナ・スルーズだった。
 今度はカイドウの耳に、安心が流れ込んできた音がした。



―――



 一方その頃、エルミナたち。

「結局アミナさんは見つからなかったな」

 ギーラが頭の上で腕を組みながらぼやいた。
 エルミナとギーラとケイの3人は、魔導騎士団の団員たちと共にカイネと、彼女に攫われたアミナを探していた。

「でも確か、カイネ様は帰ってきたんだよね?だから騎士団の人たちは王城に戻った訳だし」

 ギーラの言葉にケイは返す。
 この場で言っているカイネは、アミナが変装したものだ。無論、それを知るエルミナたちでは無いが。

「あぁ、カイネ様が話してくれればいいのだが……王城の人たちからすればアミナさんの事はどうでもいいからな。そこにわざわざ時間を割く道理はない」

 エルミナたちはそう話しながら、アミナたちが宿泊している友待ちの宿へと到着した。
 外観はやはり宿屋と言うには豪勢で、王都の中でもよく目立っていた。

「ここにいるといいんだけどなぁ……」

「確かに。俺たちが探し回ってる間に、ちゃっかり帰ってきてるかもしれねぇな」

「あぁ、そうなっている事を祈ろう」

 エルミナたちはそう呟いて、宿屋の玄関をくぐった。
 するとエルミナは入って早々、靴の泥を落とす為に敷かれているマットがぐちゃぐちゃになっていたのが気になった。
 王都一という名にふさわしい接客態度を誇っている友待ちの宿の従業員がそのような仕事をするとも思えず、違和感を抱く。まるで急いで走ったような、そんな感覚だった。

「誰かいるようだな」

 小さく呟いて、人の気配のある場所へと歩みを進めていく。
 そして応接室へと足を運び、木の扉を開けた。
  するとそこにいたのは、見覚えのある3人と、2、3度見かけた覚えのある者が対面して座っていた。

「よぉ、帰ってきたか」

 メイは視線だけをエルミナたちへと向けて呟く。
 彼女の隣にはカルム、そしてその目の前には、探し回っていた少女の姿があった。

「ア、アミナさん!!良かった!!戻ってきていたんだな!」

「良かった~!どこに行ったか心配してたんだよ!!」

 エルミナは声を張って言い、アミナへと近寄った。
 だがアミナは驚いた表情で困惑しており、「えっ?エルミナ……?」と呟いた。

「あぁ、いつの間にか呼び捨てに……。だがそれも悪くはない。むしろ―――良い!!」

 探していたアミナが見つかってテンションが上ったのか、手を強く握り締めてアミナへと顔を近づけた。
 アミナは相変わらずエルミナの態度に引いていたが、アミナの顔をじっと見ていたエルミナは「……あ?」とらしからぬ声を出して眉間にシワを寄せた。

「……その目は……アミナさんじゃないな。この目の色は………っ!!まさか!!!」

 エルミナは咄嗟にメイの顔を見る。メイは顔は正面に向けたままエルミナを見ない。だが小さく頷き、「あぁ、そのまさかだ」とだけ呟いた。
 今目の前にいるアミナの正体に気がついたエルミナが唖然としていると、もう1人の女性がこちらを見ているのに気がついた。

「貴女は確か……カイネ様の教育係の……」

「はい。シュルナと申します。……まさか、カイネ様が入れ替わっていたとは思いませんでした」

 シュルナは視線を落とし、腿の上に乗せた手をギュッと強く握り締めた。
 それは見抜けなかった自身を悔やんでいるように思えた。
 「やっぱり……」とエルミナは小さく呟く。ケイとギーラは先程まで状況を把握できていないように見えたが、シュルナが入れ替わったと言った事で大体の状況を察したらしい。

「それで、現況は?」

「話が早くて助かるな。……おい、もう1回話してくれ」

 メイがシュルナへと説明を要求する。
 それに対してシュルナは「はい」と小さく呟いて口を開いた。

「実は―――」

 話を始めようとしたタイミングで、応接室の扉が勢いよく開いた。その勢いは凄まじく、扉を壊す程の勢いを持っていた。
 扉を破壊しかけた人物は、屈強な肉体を持った少女だった。

「お前は……」

 メイがルナの名を呼ぼうとするが、それよりも早くルナが謝罪の言葉を口にした。

「ごめんお邪魔しちゃって!でもカイドウ君が大変なの!」

 そう言って背負っていたカイドウを優しく降ろした。見れば右肩からは大量に出血しており、愛用のワイシャツを赤く染めていた。
 それを見て目を見開いたメイは、立ち上がってカイドウが寝転べる場所を作ったカルムに「確か、アミナの荷物に回復薬があったハズだ。それを持って来い」と指示した。カルムは従い、すぐに部屋を出て客室へと向かった。

「ったく、急に色々起こり過ぎだろうが……」

 頭をボリボリかきながらメイは言う。カイネと出会い、シュルナが逃げ込み、エルミナたちも合流し、ルナがボロボロのカイドウを連れて帰ってきた。
 1度に様々な事が起こり、流石のメイも参っていた。


 カイドウに回復薬をかけてからしばらく安静にしている間、シュルナはその場にいる全員に事の説明を始めた。

「魔人会の者共が、大聖堂にてカイネ様……いえ、この場合アミナ様ですね。アミナ様がカイネ様と間違えられ、魔人会に捕らえられてしまったのです。しかもその相手は魔人会の最高幹部と名乗っていました」

 シュルナの言葉にカイネはピクリと体を動かし、エルミナは魔人会という名に反応し、目つきが鋭くなった。

「アミナ様はこう仰られました。大聖堂が占拠されている今、恐らく王城も既にヤツ等の手の中にあると。騎士団の詰め所も同様で刺客の手が回っている可能性もある。だからそちらでは無く、外部の、そして自身が信頼している人間がいるこの宿屋を目指せ、と」

 一同が静かに言葉を受け、各々の中で整理をする。
 アミナは自身が逃げるよりも他者が逃げて情報を伝えるという方に賭けたらしい。アミナらしい判断と思いつつも、エルミナやメイは複雑な心境だった。

「……その話、僕もちょっと聞いたよ」

 突然会話に声が挟まれた。メイの横でカルムに膝枕をして貰っていたカイドウが目を覚まして体を起こしたのだ。

「カイドウ、聞いたってどういう事だ?」

「……実は、僕の所―――つまり王立図書館にも来たんだ。魔人会の最高幹部が」

 初めて耳にする情報にメイは目を見開く。それはやはりエルミナ同様、魔人会という言葉に反応しての事でもあっただろう。

「確か、フォルネウス……『環害』のフォルネウス・ベルーラ。そう名乗ってた。メルナスって名前も出してたし、間違いは無いと思う」

 アミナの作り出した回復薬のお陰ですっかり傷の癒えたカイドウは体を完全に起こして椅子に座った。
 するとメイはまたしてもとある名に反応し、「メルナス……」と呟いた。


 オセ・グラウデ・メルナス―――。
 それはコルネロ帝国のザストルクという街で、メイが戦った魔人会の最高幹部の1人だ。
 ありとあらゆる生物と無生物を再現する事が可能で、彼女の血には体を侵す毒があり、メイはかなり苦戦を強いられた。その上倒す事も出来ず逃げられ、結果的にカイドウが頭を撃ち抜かれてしまった。

 良い記憶が何一つ無いその名に強く拳を握る。それには表しきれない怒りが込められていたが、一瞬力を抜いて手を開いた。
 そして深呼吸をして落ち着き、カイドウへと問いを投げる。

「カイドウ、フォルネウスの目的はなんだ?」
 
「分からない……。でも、この国のお姫様について言ってた。だから多分、その人が目的だとは思うんだけど、それなら図書館に来る必要性は無いから、僕個人としては、魔人に関する本だと思う。あの図書館には色々な資料があった。これもその1つ何だけど、情報を渡したくないって一心で持ってきたんだ」

 カイドウは鞄の中から『魔人』と書かれた本を取り出した。
 著者『開拓者』による、魔人との邂逅と戦いを事実に沿って本人が書き記した本だ。

「元々ヤツ等の拠点がコルネロ帝国にあったと考えると、一番近い大国はここレリックだ。そして魔人に関する資料があるかもしれない王立図書館。狙うには十分な理由だと思う」

「なるほどな。それで、フォルネウスって野郎はどうなった。お前はどうやって逃げ切った」

「王立図書館の地下通路を使ったんだ。逃げながら魔鉱石で応戦して、最終的に天井が崩れて下敷きに出来た。……でも、あの人は警備員の人に斬られても何故か生きてた。多分、あの程度じゃ死なないと思う」

「そうか。……よく戦って、生きて戻ってきたな」

「戦った……か。僕は自分が逃げるのに必死だったのに、アミナさんは人を逃がしてた。やっぱりアミナさんは凄いよ」

 俯きながら呟いた。カイドウの瞳の奥ではまだ、フォルネウスによって惨殺された警備員の死体と、それを喜びながら遊んでいたフォルネウスの姿が残っている。
 自分だけ生き残っても、素直に喜べない心境だったのだ。

「なに、殺し合うだけが戦いじゃねぇ。立ち向かう意思を持ってたお前は、立派に戦ってたさ。……さて―――」

 メイは膝に手を置いて気合を入れ直した。
 そして右手を上げて3本の指を立てた。

「―――今の必要事項。それは、王城の奪還。アミナの救出。そして魔人会の『幻理』と『環害』の討伐だ」

 一同はそれに頷き、メイへと視線を移す。
 するとまたしても、突然扉の外から「その話、俺も混ぜてくれ」と聞こえた。
 
 扉が開かれると、そこから四つん這いの毛玉と、長身で白髪の男が入ってきた。

「誰だ」

 メイが鋭い目つきで睨みつけ、カルムは刃を抜いて男の首元へと突きつけた。
 その勢いは首を刎ね飛ばす程の速度だったが、ガヴェルドは刃に素手で触れ、カルムの斬撃を防いだ。

「ちょっ!カルムちゃん!?」

 ルナが驚いて止めようとする。しかしそれは徒労に終わり、入ってきた怪しい人物をメイは睨み続けていた。
 だが男は全く動じず、口を開いて名乗りを始めた。

「レリック王国魔導騎士団所属、ガヴェルド・ノワールだ」

 カルムの刀を軽々と押しのけながらガヴェルドは言った。指をたった2本しか使われていないというのに、刀が押し返された為、カルムは他に分からない程度に顔をしかめた。

「ガヴェルド……!!それにフィアレーヌ君まで!!どうして2人が一緒に……!!」

「みゃぁう」

 カイドウが驚きの声を上げる。それに答えるようにフィーは鳴き、かいどの膝の上へと移動するが、あいにく彼の言葉を完全に理解できる人間はこの場にはいなかった。
 エルミナたちもガヴェルドとは面識があるようで、「私も驚きだ……。同じ質問をするようで悪いが、何故フィー殿と……?」とエルミナが問いを投げる中、ギーラもケイもポカンとしていた。

「俺は朝、カイドウを図書館の前で見送ってたら、この猫が入ろうとするから止めたんだ。だが見た感じカイドウのダチっぽくてよ、一緒に王都を見て回ってた。だが1度城に戻る用事があってな。そん時にカイドウのダチだって、カイネ様に変装してたアミナさんに聞いたんだ。そんでまた外に出てみたら王都中が殺気立っててよ。フィーが無理矢理ここに連れてこようとするから来てみりゃ、こんな話をしてるじゃねぇか」

 簡潔にこの場に至るまでの経緯を説明をした。
 怪しい人物という事で刃を向け、殺気を放ったのだが、フィーが連れてきて、カイドウとも友人という事もあり、メイは引き下がり、カルムにも「刀下ろせ」と指示した。

「良い太刀筋だ。メイ……だったか。あんたはいい師匠だな」

「御託はいい。そんで、お前は味方なのか」

 メイは未だにガヴェルドに鋭い眼差しを向けていた。引き下がりはしたが、信用し、背中を預けるとなれば話は別だ。
 するとガヴェルドは一瞬目を閉じて俯くと、何かを祈るように、または誓うかのような動作をした。

「あぁ。信用するかは好きにしてもらって構わない。だが、こっからの話には俺も混ぜてくれ。きっと、役に立ってみせる」

 胸に手を当てて誓いの言葉を告げた。騎士という堅苦しい人種にこういった者がいるのは珍しい。だがその心根は騎士団員の誰しも同じだ。
 一度誓った言葉は守る。それが騎士というものだ。
 各国を回り、そういった男たちを見ていたメイには分かる。この男は嘘を言っていない、と。

 警戒心が解けたメイは再び深呼吸をして息を吸うと、ガヴェルドに対して手を伸ばした。

「よろしくなガヴェルド。こっからは修羅場だ。気合入れろよ」

「あぁ、勿論だ」

 メイは差し出した開いた手を握り締め、拳をガヴェルドに突き出した。
 それに応えるようにガヴェルドも拳を差し出し、2人は互いの拳をぶつけあった。

 最初はメイとカルムとカイネとシュルナだけだった空間に、エルミナとギーラとケイが増え、更にカイドウとルナ、そしてフィーとガヴェルドまで増えた。
 これからこの王都における最高戦力による、魔人会を退ける為の戦いの準備が始まろうとしていた。


 その空間の中でもカイネはただ1人、一言も発さずにただ俯いて膝に目線を落としていた。







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