感情の無い少年死ねない少女

ゆっくり白霊

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美奈と付き合って

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それで私は美奈と付き合い互いの連絡先を交換したのだが…
「何だこれは……」
LINEの新規メッセージがクソ来ている。
私はLINEなどは中々しないのだが何だこのメッセージの量帰り道なのに30ぐらい来てるぞ、一体何が気になるんだ?
はぁーとため息をつくそして家につく、
「ただいま。」 
「誠、お前今日、おいてきやがったな。」
と兄貴が言ってくる。
そして私は思い出す。
そういえば忘れてた、というか今日はもう休みたい。
「何だ兄貴?私は疲れてるんだが。」
「お前兄妹で投稿しないのか?」
「あぁ多分しない。これからは彼女と登校する。」
そうLINEできてたからな。
「彼女だと!!」
「ん?どうした?」
「誠…おめでとう。姉に今日赤飯にするよう頼んでくる。」
そしてどっか行く兄貴。
「ただいま。」
そう、リビングに入って言うと、渚が睨みつけてくる。
「お帰り。」
「どうしたそんなに怒って?」
「怒ってないよ💢」
「いや怒ってるだろ、何だ?」
「何で付き合ってるのさ?」
「何でってなぁ…付き合ってて言われたからかな。」
「はぁー、まあ……とりあえずおめでとう。」
「そうだな。」
すると姉貴が来て、
「誠、貴方付き合ったの?」
「そうだけど。」
「おめでとう、今、連が赤飯買いに行ってるから。」
何で赤飯?そういうのってめでたいときに食べるやつだよな、この家族めでたいのレベル低くない?
そう思った今日この頃だった。
次の日、暇だから散歩をする。
もちろん今日は休みの日だから、決して学校などはサボっていない。
と道を歩いていると。
「やっほー誠。」
という声が聞こえた。
私は振り返る、そこには美奈がいた。
だから私は彼女の横を素通りする。
「いや!!何でよ!?」
と言い手を掴まれる。
振り払おうとした思ったより力が強かった。
「なんのようだよ?」
「いや、もうちょっと構っても良くない?」
「構うだって…面倒くさい。」
「いや、酷くないこれでも私貴方の彼女だよ。」
「彼女になって何か変わるのか?」
「いや、変わるでしょ。」
変わるのかな?
「で、用が無いなら私は帰るぞ。」
「じゃぁ私とデートしてよ。」
「デート?」
私は嫌そうな顔をする。
「いや、あからさまに嫌そうな顔しないでよ。」
「デートねぇ……デートって何するの?」
「は!?そんなのも知らないの?」
「うん、そうだけど。」
「はぁー駄目だこりゃ。」
「何が駄目なんだ?」
「じゃあいいや私と遊ぼう。」
「何して?」
「うーんじゃあショッピングセンターに行こう。」
「まあ……いいぞ。」
「ヤッター!!」
と無邪気な笑顔の美香を見て私は表情が柔らかくなった。
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