カラダで熱を確かめて

タマ鳥

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激甘ナイト

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「ねえ梓。これやってみない?」


薫が出てきたのはなんとポリネシアンセックス特集。聞いたことも無いものだったので、私はなにそれ?と薫に尋ねる。




「なんか、5日間に分けてやるやつなんだけど、1日目から4日目までは愛撫しかしちゃいけなくて、5日目にようやく挿入するんだって。すごく気持がいいらしいから梓としてみたい。」



薫は目を輝かせながら、私の方を見る。私も気持ちいいことは好きだ。せっかくだしと思って薫の案に乗ることにした。今日は火曜日。薫も今はあまり忙しくない時期なので、夜の時間はたっぷりある。




私はお風呂からあがり、バスタオル1枚で薫と向かい合った。



「じゃあ今から1時間、触り合いっこしよっか。」


何故か薫はタイマーをセットする。部活みたいと笑うと、萎えるからやめてと怒られてしまった。



「はぁ、、ん。」


ポリネシアンセックスにおいて、愛撫でも性器への接触はダメ。それを知っていたが、こんなにももどかしいものだとは思わなかった。



薫は敏感なところを避けるように私の体にキスを落としていく。首や耳の裏、それに太ももの付け根。思わず太ももに愛液が垂れてしまって、それを舐められた時、直接触って欲しいと感じた。



「薫にも仕返ししてやる。」


それから私は、薫の太ももをサラリとなでる。薫の体がビクッとはねた。



抱き合って、お互いの敏感なところ以外を触りあっていると、ピピピッとタイマーがなる。



「じゃあ今日はここまで。寝よっか?」


興奮を隠しきれないのは薫も同じで、お互いスッキリしない表情でその日は布団に入った。



2日目、今日も同じようにタイマーをセットし、敏感なところを避けるようにキスをする。



「ねえ薫、意外とこれ、もどかしいね。」



薫も何かを我慢するようにこくりと頷いた。私の秘部は、早く薫のが欲しいと疼いてしまっている。それでも、私たちは抱き合い、触ったことの無いような所ばかりを触る。



「ちょっ、薫脇はヤバいかも。」



薫が脇を舐めた時、感じたことの無い衝動に私の頭はビリビリとした。薫はそれを聞いて、脇をじわじわと攻める。



「んっ、だめぇ、」



「へぇ、弱いんだ。」



私も対抗して、薫の指を音を立てるようにしゃぶると、薫の肌が赤く染った。



「アズ、その舐め方はズルい……。」



私たちは、敏感なところを触れない分、いつもやっていることを違う場所で代行してるのだ。



抱き合いながらキスをしていると、私のお腹に熱をもった薫の息子が当たる。



「かおるぅ、触りたい……。」


思わず手で触りそうになると、薫は私の手を阻止し



「まだダメ…。」



しかし、薫の顔は余裕が無い。本当にギリギリのところでポリネシアンセックスを成功させようとしてる。



「…分かった。」


それから、今日のタイマーがなる。私は、やはり敏感なところがグジュグジュになっている感覚のまま、眠りに落ちるのだ。



(薫side)



自分から提案したことにこんなに後悔する日が来るなんて。

1日目2日目と過ごしてきて、とにかく言いたい。……もう限界。



言うなればこっちもオナ禁してる状況だ。ポリネシアンセックス期間中、挿入しなければ別に射精してもいいのだが、せっかく梓としているのだから、自分で抜くのは虚しいと勝手に我慢している。まぁ、元々頻繁にするようなタイプではなかったが、やはり愛する人というのが絡むと性欲は我慢できなくなる。



「どうした薫。そんな物憂げな顔をして。」


坂本が俺に話しかける。



「事務の子達が黒田係長がフェロモン垂れ流してて困ってますぅ~って俺に苦情が入ったんだけど、梓ちゃんとなんかあった?」



「俺、自分からとんでもない提案してしまったって反省してる…。」



「は!?なんの提案!?ちょっとそれ梓ちゃんがとんでもないことなってないだろうな!?あんな可愛い子にちょっとイケないことしてないだろうな!?おい!!」



「坂本。梓で変な想像したら訴える。」



でも、実際には確かにイケないことではあるが……。その後も坂本からは何をしたんだとずっとちゃちゃ入れられていた。ポリネシアンセックスなんて言ったらますます梓で変な想像をすると思うから絶対に言わない。







「…今日から、乳首もOKなんだっけか?」


梓がおずおずと俺に尋ねる。俺はこくんと頷いた。またいつものように1時間のタイマーをセットする。もう末期なのかもしれないが、梓を見るだけで息子が熱く膨れ上がるのがわかる。



「じゃあせっかくだし。」


と、梓が俺に抱きついてくる。まるで触ってくれと言わんばかりに胸を押し付けてくるのだ。とんでもなく煽ってくるので、3日でも充分なんじゃないかとも思う。それでも、5日目じゃないとダメなのだ。



「んっ、薫どうしよう。」



キスをしながら梓の胸の突起をくにくにと弄っていると、梓は下半身をモジモジさせながら上目遣いで俺に問いかける。どうした?と聞き返すと




「私、初めて胸を弄られてイッてしまった。今、めちゃくちゃ敏感かも……。」



マシュマロのような柔肌の頬がピンク色になっている。あまりのエロさに固まってしまっていると、急に梓が俺の乳首に顔を近づけ、それからカプりと柔らかな唇で咥えた。



「ちょっ、アズ?」



チロチロと小さな舌が俺の乳首を這い回る。そんなことされたこと無かったのと、初めての感覚にますます下半身が疼く。



梓はいつも俺がやっているように、わざとイヤらしい音を立てながらチュポチュポ吸い上げるのだが、少し控えめな音がますます俺を追い込む。



「梓、やめっ、イクっ、」



何も触られていないのに、何故か俺の息子は白濁した液を梓目掛けてドビュドビュと放出してしまった。少し情けない顔をしてしまった俺に対して



「2人して乳首でイケちゃったね?」


と小悪魔のように微笑む梓。それから、タイマーが1時間を告げる。俺は何故か舐めようとしている梓を止め、梓の身体に付いた精液を拭き取ってからベッドに寝た。










「梓~、あんた欲求不満なの?もうここ、18禁オーラムンムンよ。」


藤村さんが私の横に来てツッコミを入れる。仕事に集中しなきゃいけないのに、ここ3日間ずっと1番感じるところを弄られていないもどかしさが、4日目にしてついに職場でも発症してしまったのだ。ありがたいことに今日は金曜日。あとは薫とお家にいるだけだから、ここが最大の難所かもしれない。



「実はちょっと今、薫と実験?みたいなことやってて。」



「へぇ。何?バイブでも突っ込まれてんの?あの美男子くんなかなかむっつりなことやるわね。」



「ちっ、違いますそんなことはしてないです!!!私の心の持ちようしだいなので、本当にそういうのはしてませんからね!!!」



私はわかりやすいのか、藤村さんに気付かれてしまっているが、薫は職場でどうやって上手く隠してるんだろう。ここ数日の朝、私だけではなく薫も、なんだかちょっとエロい顔を隠しきれていない。それでも薫はちゃんとスーツを着てしっかり働きに行くんだから大したものだ。私とは大違い。



何故か今日1日、業務課の男の子たちが私のところに近づく度に顔を赤く染めて言った。もしかしたら、本当にバイブささってるって噂されてないよね?藤村さんに本当に違いますからね!と強く念押しして、私は会社をあとにした。




「今日の三森さん、凄いエロいな。」



会社の男の子たちがそんな会話をしてるなんて微塵も知らずに……。





金曜日だから、本当なら朝までヤッてる時もあるが、ポリネシアンセックスのルール上1時間と決められている。初めはバスタオルを巻いていたのに、4日目になるともうそんなことも気にしてられないくらい薫に身体を求めてしまうのだ。




「昨日みたいなことにはならないようにするから。」



なんて力強く私に宣言してくれる薫の息子は、よく見たら半勃ち状態。ずっと我慢していたからこそ、ここでは触っちゃダメだ。


薫は私を抱きしめ、唇を合わせる。私も唇を開き、薫の背中に腕を回した。


日本人のくせに、洋画のような激しいキスをしてしまう。手のひらを大きく広げ、手のひらの面積全部で薫を感じようとする。薫もさわさわと私の背中や首、髪の毛を触る。


部屋には水音と私たちのキスの合間のくぐもった呼吸音だけが響く。ケダモノのようなキスをした後、この3日間で発見した新たな性感帯を復習するように攻め立てた。



私は、脇や膝裏、それからやっぱり乳首が弱い。薫も耳筋や尾てい骨が弱く、そこばかり攻めているせいで、何もされてないのに私の股からは愛液が溢れ出し、太ももを伝って大洪水だ。



ピピピ…とアラームがなる。私たちはお互い、熱の篭った視線だけを交わし、その日眠りについた。











土曜日、なぜだか興奮してるせいで起きてからずっと薫の横にぺったりとくっついてしまう。早く夜にならないかな。そう思っているのは薫も一緒で



「このままお家でダラダラしてたら、すぐヤッちゃいそうだし…。」


と私を外に連れ出した。


手を繋ぎ、訪れた先は横浜。ワールドポーターズで軽く軽食を取り、赤レンガ倉庫で食品サンプルのキーホルダーを買った。それから、中華街で遅めの昼食。夜のことを考えて、私たちはニンニクやスパイスの効いていないものを注文した。




「なんか、会話するだけでも興奮しちゃって凄い仲の悪いカップルみたいだったね。」



夜、家に着いて私は一言そう言った。だって、薫の声を聞くだけでも私の体は疼いて仕方ないのだ。



「そうだね。楽しかったのに、ずっとエッチなことばっか考えちゃうね。」



そして、やはり裸になって見つめ合う。5日目は、愛撫を1時間した後にやっと挿入なのだ。



4日目同様、ケダモノのようにキスを交わしたあと、薫は私の秘部に手を伸ばしてきた。




グチュリ、とドロドロに溶けた音がする。



「凄、あっつくてグチャグチャだ。」



薫は耳元でそう囁く。耳からゾクゾクと雷が走ったような衝撃。



「んぁっ、あんっ、」


私は、本当に知能が無い生き物にでもなったかのように、声をあげることしか出来ない。



せっかくだし、と薫が提案し、私たちはお互いの顔にお互いの大切なところを向けるよう寝転がる。薫のムスコはもうビンビンに勃っており、お腹にピタンとついてしまっていた。手で触れると、まるで針金が入っているかのように硬い。



「薫、舐めるね?」



すっかり先端からねっとりとした透明な液を出している薫の息子を口に含む。薫も同じように私のおマメに吸い付いた。



お互い、ずっと我慢させていた秘器に夢中になってしゃぶりつく。薫の舌が、奥に入ってくれないことがもどかしく、私は恥じらいもなく股を大きく開き、手で中まで広げて見せた。



「梓何そのポーズ、えっろいね。」


 薫はそう言うと、まるで食べるかのごとく私の柘榴にむしゃぶりつく。


「んっ、あぁっ、イクっ、イクっ!!!」



私は中を振るえさせながら、果てた。それと同時にタイマーの音。薫はそれを止め、すぐさま私のグチャグチャになったところに熱い肉棒を挿入した。



「んんっ、あっ、薫っ、薫のあっつくて、気持ちいいっ!!」



ポリネシアンセックスは、生でやる。生の熱さを膣肉で感じながら、私がビクビクと震えていると、ドクドクと熱いモノがナカに入ってくる。



「薫、中出し?」


そう聞こうとすると、出したはずなのにまだ固くなっているものが私と薫の液体をグチャグチャに混ぜるように掻き混ぜる。



「んんっ、やぁっ、それきもちいいっ、」



薫はずっと、荒い息遣いで激しくピストン運動をする。本当はゆっくりのはずらしいが、もう私たちにはそんな余裕なんてないのだ。



「かおるっ、好きっ、好きぃっ、」



「っ、またイクねっ!!あず、受け止めてっ!!」



激しく動いてはどくどくと熱いものを注がれる。薫は3回射精した後、1度ズボッと私の膣から肉棒を抜いた。薫のムスコは、私の愛液と薫の精液でぬらぬらとテカッている。それでもまだ、薫は収まらないようで、ティッシュで1度愛液をふき取ったあと、また私の中に挿入した。



「ああんっ、あっ、だめっ、ダメダメっ、イクっ、イグうぅぅ…っ!!」


私ももう、薫の首に抱きつきながら、ケダモノのように喘ぐことしか出来ない。そのまま私たちは、何度も何度もグチャグチャにお互いの液を出し合った。




全て終わったあと、もうベッドは色んな液でグチャグチャになっていた。



「もうさすがに出ないなあ。」



元々絶倫気質のある薫が、5日間の我慢を解放し、出ないと言った時には既に朝日が登っていた。



「梓、ナカ見せて?」



「んっ、」



私は、よろよろになりながら膣を大きく広げて薫に見せると、デロんと濃厚な白濁液が私の中から溢れだしてきた。



「いっぱい出しちゃったね。出来てるかな?」



そう言いながらも薫は自分で出した分を私の中からかき出す。正直今の私たちは、子どもが出来たら嬉しいが、まだ2人で楽しみたいと言ったところだ。



「あず、声出る?」



私は首をふるふると横に振った。叫びすぎてもう何も出ない。それなのに薫は幸せそうに笑って立ち上がり、冷蔵庫から水を持って私に渡した。



「今日はゆっくりしてよっか。それにしてもポリネシアンセックス、すっごい耐えるけど開放感はあるね。ねぇ、梓。もし機会があればまたやらない?」



「…ずっとムラムラしちゃって仕事に支障が出るからもうやらない。」



そう言うと薫は確かにと納得したような素振りを見せる。それでも絶対、また忘れた頃に私たちはやっているのだ。

だって正直びっくりするくらい、自分のことを解放できるセックスなのだから。







薫の腕に抱きとめられながら、私はゆっくりと意識を手放した。




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