モブらしいので目立たないよう逃げ続けます

餅粉

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「ハル!ここ綺麗でしょう?!おねちゃん頑張って探したんだ!」


学校を不登校になってから二年が経った。僕は18になり成人した。八代遙それが僕の名前だった。


(あれ?なんでここにきたんだっけ?)


あぁ花見がしたいって姉さんが言ったからか。桜のが綺麗な時期だから人も多いし煩いし帰りたい。まだクリアできていないステージもあるから本当に帰りたい。


「姉さん僕やっぱかえ「今日ね、頑張ってお弁当作ったんだ、だからハルにはいっぱい食べて欲しいの!」


姉さんが目を輝かせながら言うので帰るにも帰れなくなった僕は姉さんの手作り弁当を堪能した。


「どう?美味しいでしょ」

ひょこっと僕の方に姉さんは顔を出し僕に聞いた。まだ口に入っていたから急いで飲み込んだ。


「っ……美味しいよ!」


ニマッと姉さんは笑った。


ここまでが八代遙の過ごした幸せな記憶だった。


「私が知っている限りではここまでだね。どうだい?思い出したかい?」


うっすらと微笑みこちらの方を見た。
モニターのようなもので僕が姉さんと過ごした日々を彼と一緒に見た。


「何が目的ですか」

僕が聞いたところで彼は答えるとは限らない。彼はただその笑みを崩さず僕を見るだけだ。

「まぁ焦らないで、続きを見ようじゃないか」

彼はモニターの方を指差した。今の状況では何もすることができない。だから僕は彼の言うことを聞くしかない。
モニターに目を向けた。そこ映っていたのは僕が人体実験されている最中の映像だった。見るほどのものでもない、僕がただひたすら苦しむだけだ。どれだけ助けてと言っても願っても誰も…!

『ハル!ハル!どうしてハルが!あなたたちはハルを治してくれるんじゃなかったの!?ハルの病気を治してくれるって!』

『落ち着いてください、これも弟さんの病気を治療するのに必要な過程なのです』

驚いた。そこに姉さんがいることに対して、僕を助けようとしている姉の姿に僕はどうして喜べないのか、どうして姉の姿を見ると怖がるのか
その時だった。僕の頭はまるでで鈍器にでも殴られたかのように痛みを帯びた。

「それ以上の思考は許さないよ。今日はここまでだ」

「な、にを?」

「戻りなさい」

彼は僕のおでこを軽く突いた。
僕の意識が遠のいて行くまだ知りたいことが知れていないと言うのに………。


「え、いいのですか?ではお願いします!すぐに戻るので!!」

「あぁわかった」

ガチャンと言う音と共に一人の男が入ってきた。僕と目が合うと驚いていた。

「すまない、起こしたか?」

「……いえ」

誰だろう?さっきまでの出来事せいでまだ本調子じゃない。見た感じ僕と同い年に見える心なしか生徒会長と似ている気がする。

「自己紹介をするよ、俺はルートヴィッヒ・エストレッラ」

「あ、はい。私はアルウィンといい……え、エストレッラってことは」

「第二王子だ」

ですよね~知ってました。そもそもなぜ第二王子がこの部屋に居るんだろう。ジンは猫の姿のまま僕の膝の上で遊び始めてるし気まずい。

「俺、ずっと君を探してたんだ!ずっと……この学園に来たらきっといると思ったんだそれで君がいた六年前と同じように」

……な、何を言っているのだろう?まるで今からお前に告白するとてもいいたいようだ。まさか!パッとルートヴィッヒに顔を向けたが遅かった


「アルウィン、君が好きだ」





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