42 / 42
二章〜冒険者は時に、資金稼ぎとして依頼も受ける〜
四十一話 終わり
しおりを挟む
グレイルは叫んだ。
私とシュートが『純愛結晶』の中身を書き換えたことにより、叫びながらグレイルの体は激しく光り周囲を巻き込んでしまった。
また視界を奪われたーーと、思ったがそうでもなかった。
私とシュートには、光の中に居ながら黒く染まっていない、本来あるべき姿だろう爽やかな男ーーグレイルが見えている。
「……ありがとう、若い少女と少年。私は、君達が止めてくれなければ愛する人を殺していた」
綺麗な黒髪が揺れ、優しい目をしたグレイルはそう私に言った。
「グレイル……あなたは、寂しかったの?」
「そうだった……のかもしれない。いいや、私は多分、ロッドをただずっと守っていたかったのだろう。それが気づけば、秘宝に頼り、人間としてあるまじき行為である悪魔に魂を売ってしまった……何も、変わらないというのに」
「いや、変わったぜ。お前自身が今そうやって、愛する人のことを考えていることが証拠だ。悪魔に魂を売ってしまったもんは、取り返しがつかねーけど……待ってやることは、できるんじゃねーか?」
シュートは、グレイルにそう返す。
私もそう思う。
グレイルがロッドのことを今考えている、それが大きな進展であり、変わった証拠。
グレイルはただ、秘宝に頼り死神に魂を売っただけの、弱い人間で終わらなくて済んだのだ。
私とシュートは、最後にちゃんと見るべき景色を見て変わることのできたグレイルを、評価してあげなければならない。
「シュート君、だったかな? 君を一度私は殺してしまった……すまないことをしたね」
「なに、結果生きてりゃ死んだことにはならねーよ」
「そう言ってくれると、助かるよ。それとリリーちゃん。君には、感謝してもしきれない。ありがとう、暴走した私を止めてくれたのは紛れもない君だ」
「感謝される覚えはないわよ。私はただ、二人の愛がちゃんと闇に埋もれていてもそこにあることを分かっていたから、だからただその愛の為に動いただけよ。それに、あんたがシュートを殺さなかったら、魔族の力にも気づけなかった訳だから」
「魔族の力か。一つだけ分かることがある。その魔族の力は、ペルセポネの物でないことだね。他の何かが、君の中に眠っていることなる。これが、感謝してもしきれない分の代わりとして、受け取って欲しい」
「……ありがとう、グレイル。その事、ちゃんと頭に置いておくわ」
「そうしてくれると嬉しい。君は多分、これからその力について知ると思うけど……絶対に、君の側には誰かが居て助けてくれる。大切にして欲しい、仲間を……隣に居てくれる赤髪の少年を」
グレイルは私との会話を終えると、蛍のように光り、無数の白い発光玉になって消えていく。
「ーーロッドを頼みたい。君達に」
「消える前の最後の願いね……。それはロッドが決めることよ、だけど、聞いておいてあげるわ」
「君は本当に上から目線だけど……強い子だ。ロッドは弱い子だからね……君達が強くして、あげてくれーー」
「グレイル……ちゃんと、愛する人が行くまで待ってなさいよ」
「……冥界でまた会ったら、今度は俺が殺してやる」
「そうだねーーさよならは言わない。だから……待っている」
グレイルの足から頭の先まで、全てが発光玉となって消えると、私達は元の景色の真ん中に立っていた。
燃えた森の一部分ーーそこに、アリアータ、ネネ、ベリアルが立ち尽くし、ロッドを治癒するグレモリーが居る。
私達が見ていたのは、グレイルの最期だったのだろうか。
いや、もしかするとただの幻影だったのかもしれない。
しかし、グレイルが生きた証はちゃんとそこに残っていた。
「……ロッド」
「リリー……か。グレイルは……グレイルはどうなった!」
「ちゃんと、自分の行いを振り返って、反省しながら冥界へ落ちたと思うわよ。あんたのこと、最後に頼まれちゃったしね。それに、グレイルが生きた証……それが残っていたわ」
「……これは、これは……私とお揃いのピアス……」
グレイルが立っていた場所には、サファイアの付いたピアスが落ちていた。
それを私は、まだ起き上がることのできそうにないロッドに渡してあげる。
ロッドはピアスを少し見つめると、強く握りしめて口を震わせる。
結局ロッドは、一緒にグレイルと居ることは敵わなかった。
だが、グレイルがそれを望まなかったからこの結果が生まれたと思う。
ロッドには、まだまだ生きて欲しい。
私には分からないけど、グレイルはきっとそう望んだはず。
ーー本当、男って馬鹿ばっか。
「……うう、うああああ!」
「ロッド……グレイルの分も、荷物背負って生きていくよ」
「ううっ……! ぐっ……! グレイル……グレイルウウウウ!!」
ロッドはピアスを大事に握り締め、胸に当てながら涙を流して声を上げた。
鬼の村に響く一人の女の泣き声は、きっと冥界にも響いているはずだーー。
★
「村長さん、ありがとう。私達はもう行きます」
私は村長さんにお礼をして、待つ三人の元へ向かった。
ギルド『ドリーマー』、私率いる馬鹿の集まり。
依頼を成すまでバラバラのつもりだったけど、結局最後はこうしてみんな集まってしまうのよね。
ーー磁石が体に付いているようで、笑ってしまいそうだ。
私達は全員集合したところで、帰るべき場所を目指して村を出ることにする。
と、その時ーー後ろから足音がして全員振り向く。
「待ってくださいですう!」
「ベリアル? どうしたのよ」
「わ、私も連れて行って欲しいですう! 世界を見たいですう!!」
「……はあ。そんなこと? それならもっと早く来なさいよ、あまりに言ってこないから、行く気無いのかと思って依頼の成功報酬を無視しようかと思ってたのに」
私が冗談交じりに言うと、ベリアルはニコッと微笑み私達四人の中にジャンプして入ってきた。
これでギルドメンバーが五人に増えた。
鬼族の少女を迎え、私達は再度歩き出す。
「ーー私を、忘れていないかリリー」
と、今度は頭上から声がして顔を上げる。
木の太い枝に座り、果実を頬張るロッドが私を見下ろすと降りてきた。
「私を置いて行く気か?」
「あんたも来るの? 面倒みきれないわよ」
「それはこっちのセリフだ。リリーのような性格のリーダー、メンバーが面倒みきれなくて困ると思うが?」
「言うわねロッド。でもあんたはメンバーだから、私の言うことは忠実に従う羽目になるわよ~?」
「ごめんだな……。リリー、真面目な話だ。私を連れて行って欲しい。グレイルと見ようとしていた、世界の全てを見てみたいんだ。グレイルの重みを背負って、私は私達の夢を叶えたい」
ロッドは真剣な表情でそう言うと、「お願いします!」と土下座した。
「……はあ。意義のある方~」
「「ないない」」
「と、言うことでロッドが加わりまーす。みんな、荷物を背負うそうなので持ってもらいましょう」
「なっ! その荷物は違うーーフフッ! アッハハハハッ!!」
「フフフッ! よろしく、ロッド。ベリアル。さあ、帰るべき場所に帰るわよ!! 私達はまだまだ、見ていない景色を見に行かないと行けないのだからあ!!」
私とシュートが『純愛結晶』の中身を書き換えたことにより、叫びながらグレイルの体は激しく光り周囲を巻き込んでしまった。
また視界を奪われたーーと、思ったがそうでもなかった。
私とシュートには、光の中に居ながら黒く染まっていない、本来あるべき姿だろう爽やかな男ーーグレイルが見えている。
「……ありがとう、若い少女と少年。私は、君達が止めてくれなければ愛する人を殺していた」
綺麗な黒髪が揺れ、優しい目をしたグレイルはそう私に言った。
「グレイル……あなたは、寂しかったの?」
「そうだった……のかもしれない。いいや、私は多分、ロッドをただずっと守っていたかったのだろう。それが気づけば、秘宝に頼り、人間としてあるまじき行為である悪魔に魂を売ってしまった……何も、変わらないというのに」
「いや、変わったぜ。お前自身が今そうやって、愛する人のことを考えていることが証拠だ。悪魔に魂を売ってしまったもんは、取り返しがつかねーけど……待ってやることは、できるんじゃねーか?」
シュートは、グレイルにそう返す。
私もそう思う。
グレイルがロッドのことを今考えている、それが大きな進展であり、変わった証拠。
グレイルはただ、秘宝に頼り死神に魂を売っただけの、弱い人間で終わらなくて済んだのだ。
私とシュートは、最後にちゃんと見るべき景色を見て変わることのできたグレイルを、評価してあげなければならない。
「シュート君、だったかな? 君を一度私は殺してしまった……すまないことをしたね」
「なに、結果生きてりゃ死んだことにはならねーよ」
「そう言ってくれると、助かるよ。それとリリーちゃん。君には、感謝してもしきれない。ありがとう、暴走した私を止めてくれたのは紛れもない君だ」
「感謝される覚えはないわよ。私はただ、二人の愛がちゃんと闇に埋もれていてもそこにあることを分かっていたから、だからただその愛の為に動いただけよ。それに、あんたがシュートを殺さなかったら、魔族の力にも気づけなかった訳だから」
「魔族の力か。一つだけ分かることがある。その魔族の力は、ペルセポネの物でないことだね。他の何かが、君の中に眠っていることなる。これが、感謝してもしきれない分の代わりとして、受け取って欲しい」
「……ありがとう、グレイル。その事、ちゃんと頭に置いておくわ」
「そうしてくれると嬉しい。君は多分、これからその力について知ると思うけど……絶対に、君の側には誰かが居て助けてくれる。大切にして欲しい、仲間を……隣に居てくれる赤髪の少年を」
グレイルは私との会話を終えると、蛍のように光り、無数の白い発光玉になって消えていく。
「ーーロッドを頼みたい。君達に」
「消える前の最後の願いね……。それはロッドが決めることよ、だけど、聞いておいてあげるわ」
「君は本当に上から目線だけど……強い子だ。ロッドは弱い子だからね……君達が強くして、あげてくれーー」
「グレイル……ちゃんと、愛する人が行くまで待ってなさいよ」
「……冥界でまた会ったら、今度は俺が殺してやる」
「そうだねーーさよならは言わない。だから……待っている」
グレイルの足から頭の先まで、全てが発光玉となって消えると、私達は元の景色の真ん中に立っていた。
燃えた森の一部分ーーそこに、アリアータ、ネネ、ベリアルが立ち尽くし、ロッドを治癒するグレモリーが居る。
私達が見ていたのは、グレイルの最期だったのだろうか。
いや、もしかするとただの幻影だったのかもしれない。
しかし、グレイルが生きた証はちゃんとそこに残っていた。
「……ロッド」
「リリー……か。グレイルは……グレイルはどうなった!」
「ちゃんと、自分の行いを振り返って、反省しながら冥界へ落ちたと思うわよ。あんたのこと、最後に頼まれちゃったしね。それに、グレイルが生きた証……それが残っていたわ」
「……これは、これは……私とお揃いのピアス……」
グレイルが立っていた場所には、サファイアの付いたピアスが落ちていた。
それを私は、まだ起き上がることのできそうにないロッドに渡してあげる。
ロッドはピアスを少し見つめると、強く握りしめて口を震わせる。
結局ロッドは、一緒にグレイルと居ることは敵わなかった。
だが、グレイルがそれを望まなかったからこの結果が生まれたと思う。
ロッドには、まだまだ生きて欲しい。
私には分からないけど、グレイルはきっとそう望んだはず。
ーー本当、男って馬鹿ばっか。
「……うう、うああああ!」
「ロッド……グレイルの分も、荷物背負って生きていくよ」
「ううっ……! ぐっ……! グレイル……グレイルウウウウ!!」
ロッドはピアスを大事に握り締め、胸に当てながら涙を流して声を上げた。
鬼の村に響く一人の女の泣き声は、きっと冥界にも響いているはずだーー。
★
「村長さん、ありがとう。私達はもう行きます」
私は村長さんにお礼をして、待つ三人の元へ向かった。
ギルド『ドリーマー』、私率いる馬鹿の集まり。
依頼を成すまでバラバラのつもりだったけど、結局最後はこうしてみんな集まってしまうのよね。
ーー磁石が体に付いているようで、笑ってしまいそうだ。
私達は全員集合したところで、帰るべき場所を目指して村を出ることにする。
と、その時ーー後ろから足音がして全員振り向く。
「待ってくださいですう!」
「ベリアル? どうしたのよ」
「わ、私も連れて行って欲しいですう! 世界を見たいですう!!」
「……はあ。そんなこと? それならもっと早く来なさいよ、あまりに言ってこないから、行く気無いのかと思って依頼の成功報酬を無視しようかと思ってたのに」
私が冗談交じりに言うと、ベリアルはニコッと微笑み私達四人の中にジャンプして入ってきた。
これでギルドメンバーが五人に増えた。
鬼族の少女を迎え、私達は再度歩き出す。
「ーー私を、忘れていないかリリー」
と、今度は頭上から声がして顔を上げる。
木の太い枝に座り、果実を頬張るロッドが私を見下ろすと降りてきた。
「私を置いて行く気か?」
「あんたも来るの? 面倒みきれないわよ」
「それはこっちのセリフだ。リリーのような性格のリーダー、メンバーが面倒みきれなくて困ると思うが?」
「言うわねロッド。でもあんたはメンバーだから、私の言うことは忠実に従う羽目になるわよ~?」
「ごめんだな……。リリー、真面目な話だ。私を連れて行って欲しい。グレイルと見ようとしていた、世界の全てを見てみたいんだ。グレイルの重みを背負って、私は私達の夢を叶えたい」
ロッドは真剣な表情でそう言うと、「お願いします!」と土下座した。
「……はあ。意義のある方~」
「「ないない」」
「と、言うことでロッドが加わりまーす。みんな、荷物を背負うそうなので持ってもらいましょう」
「なっ! その荷物は違うーーフフッ! アッハハハハッ!!」
「フフフッ! よろしく、ロッド。ベリアル。さあ、帰るべき場所に帰るわよ!! 私達はまだまだ、見ていない景色を見に行かないと行けないのだからあ!!」
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(19件)
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
誤字発見、ありがとうございます!
読んでいただけましたか……嬉しいです(*´▽`*)
リリーはもう、常に強気。ジャンプであるあるの強い敵に燃えるチャレンジャーですね!
そして壁を超えていく……。少年漫画のほうが、面白さ倍増だったかも(ここだけの話し)w
まだ読んでないけど、涼しくなってきたら ゆっくり読ませて頂きますね♪
回想だけでも面白そうだったので、お気に入りに追加しました( ﹡・ᴗ・ )b
ありがとうございます!
涼しくなってきましたら、是非、読んでください!
その頃には、沢山のキャラクターが出ていると思いますので、頭の中を整理しながらゆっくりとお読みいただけると嬉しいです(*´▽`*)
また、読んで何か感想ありましたら、どしどし書いてくださいねっ!
気づいていただきありがとうございます。
いつも分かっていながらも、一応を一様と書いてしまう癖がありますので、多分、全部が間違っていると思います。
修正は行っていきますので、次の話から気をつけて書かせていただきます。