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ユリエの憂鬱
1-1 突然のプロポーズ
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それは、突然のプロポーズだった。
「僕の妻となる人はあなたしかいない。どうか、僕の妻となって欲しい」
「…………は?」
目の前の青年が真剣な表情で言ったのに対し、自分はかなりまぬけな返事を返してしまった。
肩上で切りそろえられた黒い髪、優しい黒色の瞳。
彼の父王によく似た他国の王位継承者である青年は、それは(黙っていれば)ハンサムなさわやか好青年である。
無類の毒草、オカルト好きを抜かせば、見た目的に悪くない。むしろ、おつりが出る程良いのだから、望めばいくらでも見目のよい姫君を未来の王妃として迎える事は可能だろう。
なのに……何故。
(なんで、私なの?)
いきなりの事にパニックに陥り、目の前の毒王子とも呼ばれている(らしい)青年から逃げだしたい気持ちに襲われる。自分はこの青年に気に入られるような事をしたのだろうか? ここ数日の事を思い浮かべるが、嫌われるならまだしも、気に入られる要素がまったく浮かばない。
(落ち着け。落ち着け、私っ! 最初から思い出すのよ。最初……そう、アシェイラに来る事になったきっかけ。それはアサギ兄上の一言から始まった)
こうして、彼女の思考は、数週前のサンジェイラ王の執務室へと飛んだのだった。
*****
「婚約?」
そう問い返した妹に、サンジェイラの新王である青年は、垂れ気味の穏やかな目を細めて頷いた。
「うん。正式にアシェイラのジェイド王より申し込みがあった。我が国の姫を、第二王子であるるカイルーズ王子の婚約者としたいと。ユリエ、君はカイルーズ王子を知っているかい?」
兄王たるアサギの言葉に、ユリエは軽く首を傾げる。その動きで二つに分けて束ねていたおさげ髪がかすかに揺れた。そうしてユリエは、地味な容姿を更に地味に見せている眼鏡を中指で押し上げると、知っている情報をアサギに提供する。
「アシェイラの王位継承者。ちょっと変わっているけれど、次期国王の器としては結構いい線いっているらしいわ。少し前までは毒王子とも呼ばれていたみたいだけど、最近はそんな風に噂する人もいなくなったって」
カイルーズ王子について意外と詳しいユリエの返答を聞き、予想以上の答えを返されたアサギは驚きを隠せない。
「そんなに細かく、よく知っているね」
「カイルーズ王子の側近が私の母方の親戚なのよ。たまに手紙のやりとりもしているから、それで教えてもらったの」
その言葉に対し、アサギは納得いったように深く頷く。
「ああ、そうだったね。カイエ・ケイフォスタン殿だったか?」
「ええ。ディエラからアシェイラ王族の側近として引き抜かれたと聞いた時は驚いたけれど、結構うまくやっているみたい」
ユリエはそう言うと、カイエから聞いたカイルーズ王子の年齢を思い出す。
「年齢的に近いのは、ツバキかしらね?」
今年十八歳になる妹。
サンジェイラ国、元第四王女にして現王妹 ツバキ・サンジェイラ。
「サクラじゃ年が離れ過ぎてるしね。まあ、政略結婚なんだから、年齢なんて関係ないといえば関係ないのだけど」
思案するようにそう言ったアサギの顔を見上げ、ユリエも眉根を寄せて考える。
「でも、カイルーズ王子は、確か二十歳だったわよね? サクラは十一だから九歳差か。無理はない年の差でしょうけど、ツバキの方が妥当な線だわね。でも、あの子に未来の王妃が務まるかしら?」
悩むように腕を組んだ妹に同意するように、アサギも困ったような顔をした。
「一国の王妃ともなれば、その責任も重いからね。あの子はおとなしいが、少しわがままで世間知らずだから。今のままではアシェイラという大国の王妃は務まらないだろう。でも、そう結論を急ぐこともない。そうだね……、一度、カイルーズ王子と対面させてはどうだろうか?」
「行かせるの? アシェイラに」
現在、任を退いた長兄に代わり、国王補佐の任に就いているカイルーズが自国の王都を離れる訳にもいかない。となると、こちらから出向かなくては、対面は果たされないだろう。
「うん。こちらからジェイド王宛に書状を送っておくよ。それで、頼みがあるんだけど……」
「わかったわ、私が付き添いでついて行く。あの子だけでは心配ですもの」
「ありがとう、ユリエ」
察しがよく、有能な補佐役がしばらくいなくなるのは、復国の最中にあるこの国の状態では痛手なのだが、彼女が王の側近として育てている従者や補佐役として目をかけているシオンもいるのでなんとかなるだろう。
「ツバキには私から話をしておくよ。ユリエは私の補佐はしばらく休業でいいから、ツバキのフォローをよろしく頼む。これで縁が結ばれれば、彼女は未来のアシェイラ王妃となり、先のルリカ妃のようにサンジェイラとアシェイラとを結ぶ架け橋になる。その辺をふまえて接してやってくれ」
「はい、お兄様」
真剣な兄の言葉に頷きながらも、ユリエは大変な事になったと、これからの予定をその小さな頭の中で組み立て始めたのだった。
そして次の日、アサギから縁談の話をされたツバキに会いに行ったユリエは、承知はしていたけれど、妹の無恥さにため息をつきたくなった。
「アシェイラって、とても大きな国なんですってね。お姉様! わたくし、とても楽しみですわ~」
「あのね、ツバキ。遊びに行くんじゃないのよ? そこの所わかってる?」
ユリエの困ったような声に答えるように、その女性はにこっと笑い、無邪気に頷く。
「ええ、カイルーズ様にお会いしに行くんですのよね? わたくしの未来の旦那様」
「いやいやいやいや、まだ決まってはいないんだけど……」
ユリエが首を左右に振ってそうつっこみを入れるが、人の話をあまり聞かないすぐ下の妹は、すっかり自分の世界に入り込んでしまっていた。
「カイルーズ様…………。一体どんな方なのかしら? わたくし、背が高くて、顔がよくて、優しくて力強い方がいいわ」
なんか、頭痛くなってきた……。ユリエは指先で軽く眉間の皺を伸ばしながら、目まいを起こしかけていた。
艶めく、癖のない長い黒髪。大きな漆黒の瞳。160cmのスラリとした体型。身に纏う振り袖は、常に最新の流行を追ったおしゃれなもの。サンジェイラ美人の代表のようなこの姫君は、見た目は美しいが、中身がからっぽに近い状態だった。
(これを教育しろって? いつか私の胃に穴が開くわよ)
既にキリキリと痛みだした胃を抱え、ユリエはこれからの自分の苦労を思い、顔を引きつらせていた。
「僕の妻となる人はあなたしかいない。どうか、僕の妻となって欲しい」
「…………は?」
目の前の青年が真剣な表情で言ったのに対し、自分はかなりまぬけな返事を返してしまった。
肩上で切りそろえられた黒い髪、優しい黒色の瞳。
彼の父王によく似た他国の王位継承者である青年は、それは(黙っていれば)ハンサムなさわやか好青年である。
無類の毒草、オカルト好きを抜かせば、見た目的に悪くない。むしろ、おつりが出る程良いのだから、望めばいくらでも見目のよい姫君を未来の王妃として迎える事は可能だろう。
なのに……何故。
(なんで、私なの?)
いきなりの事にパニックに陥り、目の前の毒王子とも呼ばれている(らしい)青年から逃げだしたい気持ちに襲われる。自分はこの青年に気に入られるような事をしたのだろうか? ここ数日の事を思い浮かべるが、嫌われるならまだしも、気に入られる要素がまったく浮かばない。
(落ち着け。落ち着け、私っ! 最初から思い出すのよ。最初……そう、アシェイラに来る事になったきっかけ。それはアサギ兄上の一言から始まった)
こうして、彼女の思考は、数週前のサンジェイラ王の執務室へと飛んだのだった。
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「婚約?」
そう問い返した妹に、サンジェイラの新王である青年は、垂れ気味の穏やかな目を細めて頷いた。
「うん。正式にアシェイラのジェイド王より申し込みがあった。我が国の姫を、第二王子であるるカイルーズ王子の婚約者としたいと。ユリエ、君はカイルーズ王子を知っているかい?」
兄王たるアサギの言葉に、ユリエは軽く首を傾げる。その動きで二つに分けて束ねていたおさげ髪がかすかに揺れた。そうしてユリエは、地味な容姿を更に地味に見せている眼鏡を中指で押し上げると、知っている情報をアサギに提供する。
「アシェイラの王位継承者。ちょっと変わっているけれど、次期国王の器としては結構いい線いっているらしいわ。少し前までは毒王子とも呼ばれていたみたいだけど、最近はそんな風に噂する人もいなくなったって」
カイルーズ王子について意外と詳しいユリエの返答を聞き、予想以上の答えを返されたアサギは驚きを隠せない。
「そんなに細かく、よく知っているね」
「カイルーズ王子の側近が私の母方の親戚なのよ。たまに手紙のやりとりもしているから、それで教えてもらったの」
その言葉に対し、アサギは納得いったように深く頷く。
「ああ、そうだったね。カイエ・ケイフォスタン殿だったか?」
「ええ。ディエラからアシェイラ王族の側近として引き抜かれたと聞いた時は驚いたけれど、結構うまくやっているみたい」
ユリエはそう言うと、カイエから聞いたカイルーズ王子の年齢を思い出す。
「年齢的に近いのは、ツバキかしらね?」
今年十八歳になる妹。
サンジェイラ国、元第四王女にして現王妹 ツバキ・サンジェイラ。
「サクラじゃ年が離れ過ぎてるしね。まあ、政略結婚なんだから、年齢なんて関係ないといえば関係ないのだけど」
思案するようにそう言ったアサギの顔を見上げ、ユリエも眉根を寄せて考える。
「でも、カイルーズ王子は、確か二十歳だったわよね? サクラは十一だから九歳差か。無理はない年の差でしょうけど、ツバキの方が妥当な線だわね。でも、あの子に未来の王妃が務まるかしら?」
悩むように腕を組んだ妹に同意するように、アサギも困ったような顔をした。
「一国の王妃ともなれば、その責任も重いからね。あの子はおとなしいが、少しわがままで世間知らずだから。今のままではアシェイラという大国の王妃は務まらないだろう。でも、そう結論を急ぐこともない。そうだね……、一度、カイルーズ王子と対面させてはどうだろうか?」
「行かせるの? アシェイラに」
現在、任を退いた長兄に代わり、国王補佐の任に就いているカイルーズが自国の王都を離れる訳にもいかない。となると、こちらから出向かなくては、対面は果たされないだろう。
「うん。こちらからジェイド王宛に書状を送っておくよ。それで、頼みがあるんだけど……」
「わかったわ、私が付き添いでついて行く。あの子だけでは心配ですもの」
「ありがとう、ユリエ」
察しがよく、有能な補佐役がしばらくいなくなるのは、復国の最中にあるこの国の状態では痛手なのだが、彼女が王の側近として育てている従者や補佐役として目をかけているシオンもいるのでなんとかなるだろう。
「ツバキには私から話をしておくよ。ユリエは私の補佐はしばらく休業でいいから、ツバキのフォローをよろしく頼む。これで縁が結ばれれば、彼女は未来のアシェイラ王妃となり、先のルリカ妃のようにサンジェイラとアシェイラとを結ぶ架け橋になる。その辺をふまえて接してやってくれ」
「はい、お兄様」
真剣な兄の言葉に頷きながらも、ユリエは大変な事になったと、これからの予定をその小さな頭の中で組み立て始めたのだった。
そして次の日、アサギから縁談の話をされたツバキに会いに行ったユリエは、承知はしていたけれど、妹の無恥さにため息をつきたくなった。
「アシェイラって、とても大きな国なんですってね。お姉様! わたくし、とても楽しみですわ~」
「あのね、ツバキ。遊びに行くんじゃないのよ? そこの所わかってる?」
ユリエの困ったような声に答えるように、その女性はにこっと笑い、無邪気に頷く。
「ええ、カイルーズ様にお会いしに行くんですのよね? わたくしの未来の旦那様」
「いやいやいやいや、まだ決まってはいないんだけど……」
ユリエが首を左右に振ってそうつっこみを入れるが、人の話をあまり聞かないすぐ下の妹は、すっかり自分の世界に入り込んでしまっていた。
「カイルーズ様…………。一体どんな方なのかしら? わたくし、背が高くて、顔がよくて、優しくて力強い方がいいわ」
なんか、頭痛くなってきた……。ユリエは指先で軽く眉間の皺を伸ばしながら、目まいを起こしかけていた。
艶めく、癖のない長い黒髪。大きな漆黒の瞳。160cmのスラリとした体型。身に纏う振り袖は、常に最新の流行を追ったおしゃれなもの。サンジェイラ美人の代表のようなこの姫君は、見た目は美しいが、中身がからっぽに近い状態だった。
(これを教育しろって? いつか私の胃に穴が開くわよ)
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