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ユリエの憂鬱
10-2 二人の始まり
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「相変わらずお二人ともガードが堅いですね。でも、必ずそのガードを突破してみせますよ」
殴られ、頬を腫らしたレインは、右頬を押さえながらそう言う。
ちなみに、レオンハルトがレインを殴ったのは左手でだ。利き手である右手で殴っていたら、今レインはこの世にいないかもしれない。
そんな自国の王家の恥をさらすレインに頭を痛めていたユリエは、弟の馬鹿な台詞に釘を刺した。
「そんな事している余裕ないわ。私達、明後日には帰国の為にアシェイラを発つのよ」
「え?」
顔を強張らせたレインをユリエは呆れたように見上げる。
「話してあるはずよ。その様子だと、まだ準備も何も出来ていないのでしょう? 馬鹿ねぇ」
「そういえば、そんな話を聞いたような、聞いていないような」
でも、しかし、折角目当ての王子二人が帰国したというのに……。
未練がましい目を自分達に向け、同時に卑猥な目つきで弟を見始めたレインに気づいたレオンハルトは、腰に帯びていた剣に手を伸ばす。
このままでは、血の雨が降る!
それに気づいたユリエは、慌ててレインに言った。
「ともかく、明後日にはここを発つのよ! いいから準備しなさい!」
「準備っていっても、俺はそんなに荷物はないからな~、それよりも、時間がないのなら尚更……」
往生際悪く、二人の王子、特に弟王子の方を狙っている様子のレインの腹を殴ると、目を細めながらその顔を見上げた。
「いい加減にしなさいよ、愚弟。準備するものがないって言うのなら、あなたがこの国で手を出してきた人達との関係の清算でもしておきなさい。滞在中に一体何人に手を出したと思っているの?」
「そ、そんな怖い目で見るなよ。腹も殴るな……」
ドスドスと殴られ続けながら、レインはこれ以上ユリエに逆らう事が出来ずに、とぼとぼと中庭を去って行った。もちろん、ユリエの命令通り、アシェイラで出来た情人達との関係の清算をしに行ったのだ。
「うちの愚弟が本当にごめんなさいね。リュセル王子、レオンハルト王子」
その謝罪にリュセルは乾いた笑いを返し、一瞬でレインの存在を頭の中から消し去ったレオンハルトは、何事もなかったようにユリエの手の甲に姫君への挨拶をした。
「お久しぶりです、ユリエ姫。お会いできて光栄ですよ」
「おかえりなさい、レオンハルト王子。それにリュセル王子も。無事のご帰還、お喜び申し上げます」
「ありがとうございます」
そんなやりとりを聞いていたリュセルは、レオンハルトに衝撃の事実を教えた。
「レオン、彼女が俺の未来の義姉上らしい」
「ユリエ姫と婚約したのか?」
リュセルの言葉に首を傾げると、レオンハルトはそう、すぐ下の弟に尋ねた。
「うん」
「そうか」
あっさりとしたカイルーズの返事に、これまたあっさりとレオンハルトが返事を返す。
「そうか。って、それだけかい!?」
最初に予定されていた次兄の婚約者が変わっていて、それもユリエがその座に納まっていたという驚きの事実なのに、相変わらずも冷静な男だ。
「……あのう、もうよろしいですか?」
それまでレインの奇行や自分の主君達の過激な行動を見守っていたカイエの困ったような声を聞き、リュセルはハッとした。
「今回こそ何もないだろうな!?」
過去二回程、大きな浄化任務が終わり帰国すると、何かしらの事件に巻き込まれていたリュセルは、カイルーズの後ろから飛び出ると、勢いつけてカイエの両肩を掴んだ。
「え、ええ。何もありません。大丈夫です!」
ガクガク揺さぶられながら何とか答えたカイエの返答を聞き、リュセルはほっと息をついて彼の横にいたツバキに向かい、反射的に甘い微笑を浮かべたのだった。
「ねえ、本当に、何も言う事ないの?」
リュセルがいつものごとく、甘い微笑みと声でツバキに挨拶し、真赤になって倒れそうになっている妹をユリエが隣でハラハラしながら見守っている光景を、兄と並んで見つめながら、カイルーズは何気なくそう尋ねてみた。
「何がだ?」
「ユリエと僕の婚約について」
「…………」
カイルーズの言葉に、レオンハルトは一瞬押し黙る。すぐ下の弟とユリエの婚約について、彼が気にする事柄はただ一つ。
ユリエが、古の昔、創世の女神の為に邪神を倒した勇者であるサンジェイラ国の建国者、勇者サンジェイラの生まれ変わりであるという事実だ。
しかし、カイルーズとの婚約を承諾したという事は、ユリエの魂がサンジェイラ国、つまりは、創世の女神よりもこの弟を選んだという事。それは今後の彼女にとって、とても良い事である。ユリエの魂を見守る事を義務の一つとしていたレオンハルトにとっても、それは喜ばしい事に思えた。
サンジェイラ国に捕らわれずに生きる。
これできっと、ユリエが破滅的な生き方をする事は、おそらくないだろう。この優しい弟が傍で生きてくれるのなら……。
口には出さないが、カイルーズの優しさや努力を怠らない勤勉さを好ましいものであると、レオンハルトはずっと昔から感じていた。
だが、見た目にそぐわず、口の足らない無骨なこの長兄は、それを口にはせずに別の事を言った。
「お前の趣味は、部屋といい調度品といい、あまり良くないものだと、常々思っていたのだが……」
「何それ、いきなり喧嘩売ってるの?」
他人には理解されにくいカイルーズの趣味は、はっきり言って悪い。骸骨とか血とか、そんなオカルトめいたものを好むのは、周知の事実。
しかし、レオンハルトが言いたいのは、そういう事ではなかったらしい。
「だが、女性の趣味が良い事だけは、認めてやる」
そう言って自分を振り返ったレオンハルトの顔を見て、カイルーズは一瞬、ポカンと口を開きっぱなしにしてしまった。
兄は……、レオンハルトは笑っていた。リュセルに向けるような暖かい眼差しで。その初めての経験に、不覚にもカイルーズは、自分の顔が真っ赤に染まるのを止める事が出来なかった。
「駄目だああああ~~~~!」
そして、それに気づいたリュセルが、カイルーズと見つめ合っているレオンハルトに勢いつけて横から抱きつく。
「レオンは、お、俺のだぞ! いくらカイルーズでも、それは譲らないからなっ」
まるで先程の、手の甲に口づけを受けていたユリエを口づけていたリュセルから引き離す時のカイルーズのようだ。登場人物は違うが、正にその時の再現。
「……そんな勢いつけて主張しなくても、兄上は永遠にお前のものだよ。奪うつもりなんて死んでも絶対にないし、考えたくもない。馬鹿だね~、リュセルは」
そして、反応が冷たかった。
「冷たいぞ、カイルーズ。顔を赤くしてレオンを見ていたくせに」
ぼそりと呟いたリュセルに対し、カイルーズはなんとか余裕の笑みを浮かべる事に成功する。
「気の所為じゃない?」
「ぐっ……、うううう、レオン」
泣き縋るリュセルの頭をよしよしと撫でているレオンハルトを見ながら、カイルーズはなんだか心が晴れやかなのに気づく。
いつもはこんな場面を見ると、弟を甘やかすレオンハルトにも、兄に甘えるリュセルにも、疎外されているようで、複雑な気分になったものだが。
その理由は、すぐにわかった。
兄弟と接するカイルーズを心配そうに見守ってくれていた薄茶色の瞳。
優しく強い、自分の婚約者。
カイルーズは、そんな心配そうなユリエに微笑みかけた。
いつもの、さわやかだが毒の漂うものではない。本物の優しい微笑。そして思う……。
きっとこの先、ずっと自分はこの女性と光の中を共に歩んでいくのだろう。
どんな事があっても、彼女と共にいれば大丈夫。そう思える事が幸せで、とても誇らしい。
「ユリエ」
だから呼びかけた。初めて愛した人に……。
「何?」
少し離れた場所にいたユリエは、ゆっくりとカイルーズの元へと歩んで行く。
目の前まできた小さな体を見下ろすと、万感の想いを込めて告げた。
「君と出会えて良かった」
その言葉に、わずかにユリエは目を見開く。
いきなり始まった告白に、リュセル達が注目する中、彼女はそれに答えるように、嬉しそうに笑い返したのだった。
「私もよ、カイル」
それが、二人の始まりだった。
殴られ、頬を腫らしたレインは、右頬を押さえながらそう言う。
ちなみに、レオンハルトがレインを殴ったのは左手でだ。利き手である右手で殴っていたら、今レインはこの世にいないかもしれない。
そんな自国の王家の恥をさらすレインに頭を痛めていたユリエは、弟の馬鹿な台詞に釘を刺した。
「そんな事している余裕ないわ。私達、明後日には帰国の為にアシェイラを発つのよ」
「え?」
顔を強張らせたレインをユリエは呆れたように見上げる。
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「そういえば、そんな話を聞いたような、聞いていないような」
でも、しかし、折角目当ての王子二人が帰国したというのに……。
未練がましい目を自分達に向け、同時に卑猥な目つきで弟を見始めたレインに気づいたレオンハルトは、腰に帯びていた剣に手を伸ばす。
このままでは、血の雨が降る!
それに気づいたユリエは、慌ててレインに言った。
「ともかく、明後日にはここを発つのよ! いいから準備しなさい!」
「準備っていっても、俺はそんなに荷物はないからな~、それよりも、時間がないのなら尚更……」
往生際悪く、二人の王子、特に弟王子の方を狙っている様子のレインの腹を殴ると、目を細めながらその顔を見上げた。
「いい加減にしなさいよ、愚弟。準備するものがないって言うのなら、あなたがこの国で手を出してきた人達との関係の清算でもしておきなさい。滞在中に一体何人に手を出したと思っているの?」
「そ、そんな怖い目で見るなよ。腹も殴るな……」
ドスドスと殴られ続けながら、レインはこれ以上ユリエに逆らう事が出来ずに、とぼとぼと中庭を去って行った。もちろん、ユリエの命令通り、アシェイラで出来た情人達との関係の清算をしに行ったのだ。
「うちの愚弟が本当にごめんなさいね。リュセル王子、レオンハルト王子」
その謝罪にリュセルは乾いた笑いを返し、一瞬でレインの存在を頭の中から消し去ったレオンハルトは、何事もなかったようにユリエの手の甲に姫君への挨拶をした。
「お久しぶりです、ユリエ姫。お会いできて光栄ですよ」
「おかえりなさい、レオンハルト王子。それにリュセル王子も。無事のご帰還、お喜び申し上げます」
「ありがとうございます」
そんなやりとりを聞いていたリュセルは、レオンハルトに衝撃の事実を教えた。
「レオン、彼女が俺の未来の義姉上らしい」
「ユリエ姫と婚約したのか?」
リュセルの言葉に首を傾げると、レオンハルトはそう、すぐ下の弟に尋ねた。
「うん」
「そうか」
あっさりとしたカイルーズの返事に、これまたあっさりとレオンハルトが返事を返す。
「そうか。って、それだけかい!?」
最初に予定されていた次兄の婚約者が変わっていて、それもユリエがその座に納まっていたという驚きの事実なのに、相変わらずも冷静な男だ。
「……あのう、もうよろしいですか?」
それまでレインの奇行や自分の主君達の過激な行動を見守っていたカイエの困ったような声を聞き、リュセルはハッとした。
「今回こそ何もないだろうな!?」
過去二回程、大きな浄化任務が終わり帰国すると、何かしらの事件に巻き込まれていたリュセルは、カイルーズの後ろから飛び出ると、勢いつけてカイエの両肩を掴んだ。
「え、ええ。何もありません。大丈夫です!」
ガクガク揺さぶられながら何とか答えたカイエの返答を聞き、リュセルはほっと息をついて彼の横にいたツバキに向かい、反射的に甘い微笑を浮かべたのだった。
「ねえ、本当に、何も言う事ないの?」
リュセルがいつものごとく、甘い微笑みと声でツバキに挨拶し、真赤になって倒れそうになっている妹をユリエが隣でハラハラしながら見守っている光景を、兄と並んで見つめながら、カイルーズは何気なくそう尋ねてみた。
「何がだ?」
「ユリエと僕の婚約について」
「…………」
カイルーズの言葉に、レオンハルトは一瞬押し黙る。すぐ下の弟とユリエの婚約について、彼が気にする事柄はただ一つ。
ユリエが、古の昔、創世の女神の為に邪神を倒した勇者であるサンジェイラ国の建国者、勇者サンジェイラの生まれ変わりであるという事実だ。
しかし、カイルーズとの婚約を承諾したという事は、ユリエの魂がサンジェイラ国、つまりは、創世の女神よりもこの弟を選んだという事。それは今後の彼女にとって、とても良い事である。ユリエの魂を見守る事を義務の一つとしていたレオンハルトにとっても、それは喜ばしい事に思えた。
サンジェイラ国に捕らわれずに生きる。
これできっと、ユリエが破滅的な生き方をする事は、おそらくないだろう。この優しい弟が傍で生きてくれるのなら……。
口には出さないが、カイルーズの優しさや努力を怠らない勤勉さを好ましいものであると、レオンハルトはずっと昔から感じていた。
だが、見た目にそぐわず、口の足らない無骨なこの長兄は、それを口にはせずに別の事を言った。
「お前の趣味は、部屋といい調度品といい、あまり良くないものだと、常々思っていたのだが……」
「何それ、いきなり喧嘩売ってるの?」
他人には理解されにくいカイルーズの趣味は、はっきり言って悪い。骸骨とか血とか、そんなオカルトめいたものを好むのは、周知の事実。
しかし、レオンハルトが言いたいのは、そういう事ではなかったらしい。
「だが、女性の趣味が良い事だけは、認めてやる」
そう言って自分を振り返ったレオンハルトの顔を見て、カイルーズは一瞬、ポカンと口を開きっぱなしにしてしまった。
兄は……、レオンハルトは笑っていた。リュセルに向けるような暖かい眼差しで。その初めての経験に、不覚にもカイルーズは、自分の顔が真っ赤に染まるのを止める事が出来なかった。
「駄目だああああ~~~~!」
そして、それに気づいたリュセルが、カイルーズと見つめ合っているレオンハルトに勢いつけて横から抱きつく。
「レオンは、お、俺のだぞ! いくらカイルーズでも、それは譲らないからなっ」
まるで先程の、手の甲に口づけを受けていたユリエを口づけていたリュセルから引き離す時のカイルーズのようだ。登場人物は違うが、正にその時の再現。
「……そんな勢いつけて主張しなくても、兄上は永遠にお前のものだよ。奪うつもりなんて死んでも絶対にないし、考えたくもない。馬鹿だね~、リュセルは」
そして、反応が冷たかった。
「冷たいぞ、カイルーズ。顔を赤くしてレオンを見ていたくせに」
ぼそりと呟いたリュセルに対し、カイルーズはなんとか余裕の笑みを浮かべる事に成功する。
「気の所為じゃない?」
「ぐっ……、うううう、レオン」
泣き縋るリュセルの頭をよしよしと撫でているレオンハルトを見ながら、カイルーズはなんだか心が晴れやかなのに気づく。
いつもはこんな場面を見ると、弟を甘やかすレオンハルトにも、兄に甘えるリュセルにも、疎外されているようで、複雑な気分になったものだが。
その理由は、すぐにわかった。
兄弟と接するカイルーズを心配そうに見守ってくれていた薄茶色の瞳。
優しく強い、自分の婚約者。
カイルーズは、そんな心配そうなユリエに微笑みかけた。
いつもの、さわやかだが毒の漂うものではない。本物の優しい微笑。そして思う……。
きっとこの先、ずっと自分はこの女性と光の中を共に歩んでいくのだろう。
どんな事があっても、彼女と共にいれば大丈夫。そう思える事が幸せで、とても誇らしい。
「ユリエ」
だから呼びかけた。初めて愛した人に……。
「何?」
少し離れた場所にいたユリエは、ゆっくりとカイルーズの元へと歩んで行く。
目の前まできた小さな体を見下ろすと、万感の想いを込めて告げた。
「君と出会えて良かった」
その言葉に、わずかにユリエは目を見開く。
いきなり始まった告白に、リュセル達が注目する中、彼女はそれに答えるように、嬉しそうに笑い返したのだった。
「私もよ、カイル」
それが、二人の始まりだった。
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