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その他恋愛小説
魔法
しおりを挟む「キスをして」
彼は言いました。
「どうして?」
私は聞きました。
「キスをしたら魔法がかかるんだ」
彼はおどけて笑います。
「なんの魔法?」
私は彼を試すように尋ねました。
「互いを好きになる魔法だよ」
彼の目は透き通って輝きました。
「その魔法なら私はもう、かかってるよ」
私は照れながらも負けじと彼の目を見つめます。
「俺も…だよ」
彼は照れくさそうに俯いたあと
やはり思い直したのか
私に向き合い
「じゃあこんな魔法はどう?」
そう呟くと私を
すっぽりと包み込みました。
「どんな…魔法?」
私は彼の胸の中で安らぎを感じながら
そっと囁きました。
彼はすすっと衣擦れの音をさせながら
私を一層強く抱き締め言いました。
「この愛が永遠に終わらない魔法」
「いいね…その魔法、かけて」
クリスマスツリーが輝く傍で
私たちは永遠の誓いを交わしました。
宿り木なんて気の利いたものは
なかったけれど
心臓を叩く鼓動
その愛こそが私たちの宿り木です。
幸せを誓い合ったクリスマス。
私にとって今日は
人生最良の日です。
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