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第2章 十八歳の軌跡
5.咲耶刀の使い方
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(ふう……。気持ちいい……)
頭上に輝く満天の星々の下で、美しくライトアップされたバラ園を見下ろしながら、咲希は露天風呂でゆったりと体を伸ばした。都会の喧噪や忙しい日々を忘れ、心身ともに思いっきりリラックスすることができた。水藻のように広がった漆黒の髪が湯面を揺れただよい、月の光を受けて幻想的に煌めいた。
(色葉さんもきっと、このホテルで大和さんと愛し合ったんだわ……)
色葉からのメッセージを思い出すと、彼女がここで忘れられない夜を迎えたことを咲希は確信した。だから、咲希にも幸せな時間を過ごさせようと考えて、このホテルを予約してくれたのだと気づいた。
(あたしも将成に愛されたいけど……また、あんなお仕置きをされるのは絶対にごめんだわ……)
絶頂しているにも拘わらず、激しく責められ続けることは拷問に他ならなかった。歓喜の極みの先にある極致感から逃れることもできずに、頭が真っ白になって意識さえ灼き溶かされた。
随喜の涙が止まらず、涎を垂れ流しながら咲希は何度も哀願の言葉を叫んだ。途切れることなく襲ってくる快絶の奔流に、息をつくことさえできなかった。そして、最後には、かつてないほどの極致感を極めさせられて失神したのだった。
(でも、あんなに感じたの……初めてだった……)
思い出しただけでドキドキと鼓動が高まり、体が火照ってきたのが分かった。
(イヤだ……。あたしったら、何を期待して……)
お湯の中で揺れる白い乳房の先端が、硬く屹立していた。指先でそっと触れると、全身に鋭い電気が駆け抜けて四肢の先端まで甘く痺れた。
「凄い星空だな……。まるでプラネタリウムみたいだ……」
不意に背後から聞こえた声に、咲希は驚いて振り向いた。そこには引き締まった裸体にタオル一枚を巻き付けただけの将成が立っていた。
「きゃッ……! 何、考えてるのッ!」
黒曜石の瞳を驚愕に大きく見開くと、咲希は慌てて両手で胸を隠しながら将成から背を向けた。
「せっかく露店風呂付きの部屋に泊まったんだ。楽しまなきゃ損だろう……?」
笑いながらそう告げると、将成はザプッと音を立てて湯船に入って来た。そして、咲希のすぐ後ろに身を沈めると、背中から体を抱き締めてきた。
「ち、ちょっと……! 出てってよッ……!」
恥ずかしさのあまりカアッと顔を赤く染めながら、咲希が文句を言った。
「大丈夫だよ……。もっと恥ずかしい咲希の姿を何度も見てるから……?」
「ば、ばか……! 何を言って……あッ、どこ触ってるのよッ! あッ、いやッ……」
後ろから胸を揉まれ、左耳に舌を這わされて咲希はビクンッと顎を突き上げた。ゾクゾクとした愉悦が背筋を舐め上げ、紛れもない官能が全身を駆け抜けた。
「もうカチカチに硬くなってるぞ……。咲希も期待してたんじゃないのか……?」
「そんな訳ないでしょ……あッ、だめッ……!」
突き勃った媚芯を指先でコリコリと扱かれると、甘い喜悦が迸って熱い喘ぎが唇から漏れ始めた。咲希は将成の言葉を否定するように首を振ると、白い乳房を揉みしだく彼の手を上から押さえた。
「やだ、こんなところで……。もう、やめてッ……! あッ、いやッ……!」
誰にも見られていないとはいえ、星空の下で愛されるのはベッドとは違った羞恥があった。だが、次々と送り込まれてくる快感のパルスに、全身の力が抜け落ちて咲希は抵抗できなくなっていった。自分の意志とは裏腹に、濡れた唇から切なく熱い吐息が溢れ出た。
「ここも、こんなになってきたぞ……。これ、お湯じゃないよな?」
「ばか……。あッ……そこ、だめッ! ひぃッ……! いやぁッ……!」
将成の右手が柔らかい叢をかき分けて、敏感な真珠を探り当てた。クルンと薄皮を剥かれ、真っ赤に充血した真珠をコリコリと転がされると咲希はビクンッと総身を震わせた。
「だめッ……のぼせちゃう……」
熱いお湯の中で快美の奔流に全身を灼かれ、咲希は意識がボーッと霞んできた。
「それじゃあ、立って湯船に腰掛けて……」
「うん……」
将成の言葉に従って湯船の縁に腰を下ろすと、濡れた裸身が月の光を反射して煌めきを放った。自分のすべてを将成の目の前に晒していることに気づくと、咲希はカアッと顔を赤く染めて羞恥に顔を逸らした。
「綺麗だよ、咲希……。脚を開いてみて……」
「いや、恥ずかしい……」
真っ赤に染まった貌を伏せながら、咲希はゆっくりと両脚を開いていった。濡れ光った羞恥の源泉が、将成の目に晒された。咲希の太股を両手で掴むと、将成が更に大きく脚を広げた。そして、ゆっくりと顔を近づけると、赤く尖り勃った真珠をネットリと舌で舐り始めた。
シンと静まった星月夜の中で、ピチャピチャと卑猥な音色が響き始めた。
「ひぃいッ……! それ、いやぁッ……! あッ、あッ……だめぇッ ……!」
腰骨を灼き溶かすような愉悦が背筋を舐め上げ、咲希は随喜の涙を溢れさせながら悶え啼いた。堪えきれない快絶が、落雷となって脳天を何度も直撃した。
「だめッ、イッちゃうッ……! あッ、あッ、あぁああッ……!」
ビクンッビックンッと激しく痙攣すると、咲希は裸身を大きく仰け反らせながら絶頂を極めた。そして、歓喜の硬直に震える裸身を脱力させると、グッタリと将成にもたれかかった。
「もうイッたのか……? イヤらしいヤツだな……。そんな淫乱な女には、お仕置きが必要だな……」
「えッ……?」
官能の残滓にトロンと蕩けた黒瞳で将成を見つめると、咲希は力強い腕に抱き上げられた。
(お仕置きって……? また、あんな目に……?)
期待と不安に胸を高鳴らせながら、咲希は将成に抱かれたまま寝室へと運ばれていった。
「あッ、だめッ……! また、イクッ! あッ、あぁああッ……!」
ビクンッビックンッと裸身を痙攣させると、咲希は壮絶な極致感を極めた。ガチガチと歯を鳴らしながら歓悦の硬直に震えると、グッタリと弛緩して咲希は白いシーツの波間に沈み込んだ。
今のが何回目の絶頂なのか、すでに咲希には分からなかった。激しすぎる快感に脳髄はトロトロに灼き溶けて、意識さえ真っ白に染まっていた。
「おねがい……もう、ゆるして……」
何度目かも分からない哀願の言葉を漏らす唇から、トロリと細い糸を引いて涎が垂れ落ちた。美しい貌は赤く紅潮し、官能に蕩けきった黒曜石の瞳から滂沱の涙が頬を伝って流れ落ちていた。真っ赤に充血した花唇から溢れ出た蜜液が内股を伝って流れ落ち、白いシーツにビッショリと淫らな模様を描いた。
「これ以上……されたら……、あたし……毀れる……んッ……!」
咲希の哀訴の言葉を遮るように、将成がその紅唇を塞いだ。そして、ネットリと舌を絡ませながら、猛りきった男で咲希の最奥まで一気に貫いた。
「んッ、くぅうッ……あッ、はぁああッ……!」
濃厚な口づけをされながら、眉間に縦皺を刻んで咲希が熱い喘ぎを漏らした。再開された将成の動きに、咲希は総身を痙攣させながら悶え啼いた。
それは女を狂わせる三浅一深の悪魔の律動だった。何度も絶頂を極めている女体が、その動きに耐えられるはずなどなかった。壮絶な快感が火柱となって燃え上がり、四肢の先端まで咲希の全身を灼き溶かした。
絶頂のさらに先にある快絶の極みに、咲希はあっという間に押し上げられた。腰骨が灼き溶け、背筋が震撼し、脳天に歓悦の雷撃が何度も落ちた。全身の痙攣は止まらず、花唇からは蜜液の飛沫がプシャップシャッと飛び散った。
だが、将成は三浅一深の動きを止めなかった。その悪魔の律動に、咲希は本気で泣き出した。
「ひぃいいいッ! もう、だめぇッ! 狂っちゃうッ! また、イクッ! イグぅううッ!」
かつてないほどの快感が膨れ上がり、限界を超える超絶な極致感となって爆発した。全身を粉々に崩壊させる快美の奔流に、咲希の意識は真っ白な閃光となって砕け散った。
生涯で二度目の官能地獄に突き落とされ、咲希はガックリと首を折って失神した。
喉元に押しつけられた冷たい感触と、それを遥かに上回る冷徹な殺気を感じて将成は目を覚ました。そして、一瞬のうちに状況を把握すると、黒瞳を大きく見開いて慄然とした。
月の光を反射して白銀に輝く刀身が、自分の首筋に押し当てられていたのだ。
「な、何を……咲希……?」
神々しいほどの神気を全身から放っている咲希が、一糸纏わぬ美しい姿で<咲耶刀>を突きつけていた。そして、その神気は紛れもなく、濃厚な殺気に満ち溢れていた。
「目が覚めたかしら、将成……? ずいぶんと好き勝手にあたしを弄んでくれたわね……」
黒曜石の瞳に冷徹な光を浮かべながら、咲希がニッコリと微笑んだ。
「お、落ち着け……咲希……」
焦燥にかられた声で、将成が告げた。だが、その声は隠しようもない怯えの色に震えていた。
「あたしは落ち着いているわ。泣き叫ぶあたしを、調子に乗って責め続けた誰かよりもずっとね……」
長い漆黒の黒髪が、風もないのにゆっくりと舞い上がった。それが全身から放たれる神気によるものだと気づいた瞬間、将成は凄まじい恐怖に震え上がった。
「わ、悪かった……許してくれ……」
「許してくれ……? その言葉を、あたしが何回言ったか覚えている? それをすべて無視したのは、誰だったかしら……?」
かつてない激烈な怒りを映す黒曜石の瞳が、真っ直ぐに将成を見据えた。その苛烈に燃え上がる炎を見て、将成は全身に鳥肌を沸き立てながらガチガチと歯を鳴らした。
(やばい……! こんなに怒った咲希を見たのは初めてだ……)
咲希が神社幻影隊で最大の神気を持つ女性であることを、将成は実感を込めて思い出した。
(咲希のSA係数は最低でも二一五〇だ……)
その値が何もしていない状態のSA係数であることを、将成は知っていた。<咲耶刀>を構えて本気で神気を解放したら、その数倍のSA係数を叩き出すのは間違いなかった。
「悪かった、咲希……。もう、二度とあんなことはしないッ! 許してくれ……」
本気で謝罪をした将成をじっと見つめると、咲希はニッコリと微笑みながら告げた。
「それは残念だわ。あんなに激しく愛してくれたのに……。でも、二度とあたしを愛してくれないのなら、それは不要よね……」
将成の喉元に押しつけている刀身を、咲希はゆっくりと下へ滑らせていった。そして、ダウンケットの下で縮こまっている将成の男に<咲耶刀>の切っ先を突きつけた。
「ま、待ってくれッ……! た、頼む……許してくれッ!」
凄まじい恐怖に全身を震わせながら、将成が大声で叫んだ。その表情は蒼白を通り越して、土気色に変わっていた。
その様子をしばらく無言で見据えると、咲希が厳しい口調で訊ねた。
「あたしのことを愛してる?」
「も、もちろんだ……!」
咲希の問いに、間髪を入れずに将成が告げた。その答えに満足そうな笑みを浮かべると、咲希は右手に構えていた<咲耶刀>を消失させた。そして、将成の隣に腰を下ろすと、彼の黒瞳を見つめながら言った。
「それならば、普通に愛して……。もう二度と、あんな愛し方はしないで……。
「分かった……」
コクコクと頷く将成の唇に、咲希はゆっくりと魅惑的な唇を重ねた。そして、自ら舌を挿し入れると、将成の舌を絡め取った。将成が咲希の裸身を抱き寄せて、濃厚な口づけに応え始めた。
(これだけ脅しておけば、あんなことは二度としないはず……。あんなのを毎回されたら、本当におかしくなっちゃうわ……)
二人の唇を繋ぐ細い糸が、銀色の月明かりを反射してキラリと光った。将成が咲希の白い肢体をゆっくりとベッドに押し倒した。
「もう一度……愛して……」
官能に潤んだ瞳で将成を見つめながら、咲希が熱い吐息とともに囁いた。その言葉に小さく頷くと、将成は白い乳房を揉みしだきながら突き勃った媚芯を唇で咥えた。
「あッ……それ……気持ちいい……」
胸から広がる甘い快感に、恍惚の表情を浮かべながら咲希が喘いだ。将成の右手が脇腹を撫でながら、ゆっくりと下りていった。
「ひッ……! そこ、いやッ……!」
咲希が慌てて将成の右手を押さえつけた。柔らかい叢をかき分けて、敏感な真珠を嬲り始めたのだ。
「さっきのお詫びに、気持ちよくしてあげるよ……」
そう告げると、将成は慣れた手つきでクルンと真珠の薄皮を剥きあげた。そして、溢れ出た蜜液を塗り込みながら、コリコリと指先で転がし始めた。
「あッ、いやッ……! それ、だめぇッ……! あッ、あッ、あぁああッ……!」
ビクンッビックンッと裸身を痙攣させると、咲希はあっという間に絶頂を極めた。
(そんな……これじゃ、さっきと変わらない……)
峻烈な愉悦に総身を震わせながら、咲希は不安に慄いた。その不安を嘲笑うかのように、将成が咲希の太股を掴んで両脚を大きく広げた。
「いやッ……! 待ってッ……! だめッ……あッ、ひぃいいッ……!」
将成が唇で真っ赤に充血した真珠を咥えると、激しく舌で舐りながら強く吸い上げた。女の急所を凄絶に責められて、一瞬も堪えることができずに咲希は続けざまに絶頂を極めた。だが、ビクンッビクンッと痙攣している咲希を、将成は休むことなく責め続けた。
「ひぃいッ……! だめぇッ! 今、イッてるッ……! いやぁあッ! また、イッちゃうッ! あぁああッ……!」
腰骨を灼き溶かすような快絶が背筋を舐め上げ、脳天を凄まじい雷撃が直撃した。脳髄がトロトロに蕩けて、意識さえも真っ白な閃光に灼き溶かされた。全身を壮絶な快感が駆け巡り、四肢の先端まで甘く痺れた。
官能に蕩けきった瞳から随喜の涙が溢れ、濡れた唇から涎の糸を垂らしながら咲希は茫然と将成を見つめた。
「咲希、覚えておけ……。これが、俺の普通の愛し方だ……」
ニヤリと笑みを浮かべながらそう告げると、将成は猛りきった男で咲希の最奥まで一気に貫いた。
「ひぃいいッ……! あッ、あぁああッ……!」
ビクンッと白い顎を突き上げると、咲希は大きく背中を反らしながら壮絶な極致感に達した。
だが、ビクンッビックンッと激しく痙攣を続けている咲希を、将成は三浅一深の動きで責め始めた。女を狂わせる悪魔の律動だった。粒だった入口を三度擦り上げられ、最奥まで一気に貫かれた。それを何度も繰り返されては堪ったものではなかった。
「あッ、あッ、あぁああッ……! だめぇッ! おかしくなっちゃうッ! やめッ……あッ、あッ、いやぁあッ……!」
長い黒髪を舞い乱しながら、咲希が激しく首を振った。快美の火柱に腰骨が灼き溶かされ、壮絶な愉悦に全身の細胞さえもドロドロに熔解させられた。
「ひぃいいッ……! 許してぇッ……! イクの……止まらないッ! また、イクッ! イグぅうッ……!」
背筋が折れるほど大きく仰け反ると、ビックンッビックンッと痙攣しながら咲希は凄絶な極致感を極めた。官能に蕩けきった瞳を茫然と見開き、ガチガチと歯を鳴らしながら硬直を解き放つと、咲希はグッタリと脱力してシーツの波間に沈み込んだ。
限界を遥かに超える快絶に、咲希は今夜二回目の失神に陥った。
頭上に輝く満天の星々の下で、美しくライトアップされたバラ園を見下ろしながら、咲希は露天風呂でゆったりと体を伸ばした。都会の喧噪や忙しい日々を忘れ、心身ともに思いっきりリラックスすることができた。水藻のように広がった漆黒の髪が湯面を揺れただよい、月の光を受けて幻想的に煌めいた。
(色葉さんもきっと、このホテルで大和さんと愛し合ったんだわ……)
色葉からのメッセージを思い出すと、彼女がここで忘れられない夜を迎えたことを咲希は確信した。だから、咲希にも幸せな時間を過ごさせようと考えて、このホテルを予約してくれたのだと気づいた。
(あたしも将成に愛されたいけど……また、あんなお仕置きをされるのは絶対にごめんだわ……)
絶頂しているにも拘わらず、激しく責められ続けることは拷問に他ならなかった。歓喜の極みの先にある極致感から逃れることもできずに、頭が真っ白になって意識さえ灼き溶かされた。
随喜の涙が止まらず、涎を垂れ流しながら咲希は何度も哀願の言葉を叫んだ。途切れることなく襲ってくる快絶の奔流に、息をつくことさえできなかった。そして、最後には、かつてないほどの極致感を極めさせられて失神したのだった。
(でも、あんなに感じたの……初めてだった……)
思い出しただけでドキドキと鼓動が高まり、体が火照ってきたのが分かった。
(イヤだ……。あたしったら、何を期待して……)
お湯の中で揺れる白い乳房の先端が、硬く屹立していた。指先でそっと触れると、全身に鋭い電気が駆け抜けて四肢の先端まで甘く痺れた。
「凄い星空だな……。まるでプラネタリウムみたいだ……」
不意に背後から聞こえた声に、咲希は驚いて振り向いた。そこには引き締まった裸体にタオル一枚を巻き付けただけの将成が立っていた。
「きゃッ……! 何、考えてるのッ!」
黒曜石の瞳を驚愕に大きく見開くと、咲希は慌てて両手で胸を隠しながら将成から背を向けた。
「せっかく露店風呂付きの部屋に泊まったんだ。楽しまなきゃ損だろう……?」
笑いながらそう告げると、将成はザプッと音を立てて湯船に入って来た。そして、咲希のすぐ後ろに身を沈めると、背中から体を抱き締めてきた。
「ち、ちょっと……! 出てってよッ……!」
恥ずかしさのあまりカアッと顔を赤く染めながら、咲希が文句を言った。
「大丈夫だよ……。もっと恥ずかしい咲希の姿を何度も見てるから……?」
「ば、ばか……! 何を言って……あッ、どこ触ってるのよッ! あッ、いやッ……」
後ろから胸を揉まれ、左耳に舌を這わされて咲希はビクンッと顎を突き上げた。ゾクゾクとした愉悦が背筋を舐め上げ、紛れもない官能が全身を駆け抜けた。
「もうカチカチに硬くなってるぞ……。咲希も期待してたんじゃないのか……?」
「そんな訳ないでしょ……あッ、だめッ……!」
突き勃った媚芯を指先でコリコリと扱かれると、甘い喜悦が迸って熱い喘ぎが唇から漏れ始めた。咲希は将成の言葉を否定するように首を振ると、白い乳房を揉みしだく彼の手を上から押さえた。
「やだ、こんなところで……。もう、やめてッ……! あッ、いやッ……!」
誰にも見られていないとはいえ、星空の下で愛されるのはベッドとは違った羞恥があった。だが、次々と送り込まれてくる快感のパルスに、全身の力が抜け落ちて咲希は抵抗できなくなっていった。自分の意志とは裏腹に、濡れた唇から切なく熱い吐息が溢れ出た。
「ここも、こんなになってきたぞ……。これ、お湯じゃないよな?」
「ばか……。あッ……そこ、だめッ! ひぃッ……! いやぁッ……!」
将成の右手が柔らかい叢をかき分けて、敏感な真珠を探り当てた。クルンと薄皮を剥かれ、真っ赤に充血した真珠をコリコリと転がされると咲希はビクンッと総身を震わせた。
「だめッ……のぼせちゃう……」
熱いお湯の中で快美の奔流に全身を灼かれ、咲希は意識がボーッと霞んできた。
「それじゃあ、立って湯船に腰掛けて……」
「うん……」
将成の言葉に従って湯船の縁に腰を下ろすと、濡れた裸身が月の光を反射して煌めきを放った。自分のすべてを将成の目の前に晒していることに気づくと、咲希はカアッと顔を赤く染めて羞恥に顔を逸らした。
「綺麗だよ、咲希……。脚を開いてみて……」
「いや、恥ずかしい……」
真っ赤に染まった貌を伏せながら、咲希はゆっくりと両脚を開いていった。濡れ光った羞恥の源泉が、将成の目に晒された。咲希の太股を両手で掴むと、将成が更に大きく脚を広げた。そして、ゆっくりと顔を近づけると、赤く尖り勃った真珠をネットリと舌で舐り始めた。
シンと静まった星月夜の中で、ピチャピチャと卑猥な音色が響き始めた。
「ひぃいッ……! それ、いやぁッ……! あッ、あッ……だめぇッ ……!」
腰骨を灼き溶かすような愉悦が背筋を舐め上げ、咲希は随喜の涙を溢れさせながら悶え啼いた。堪えきれない快絶が、落雷となって脳天を何度も直撃した。
「だめッ、イッちゃうッ……! あッ、あッ、あぁああッ……!」
ビクンッビックンッと激しく痙攣すると、咲希は裸身を大きく仰け反らせながら絶頂を極めた。そして、歓喜の硬直に震える裸身を脱力させると、グッタリと将成にもたれかかった。
「もうイッたのか……? イヤらしいヤツだな……。そんな淫乱な女には、お仕置きが必要だな……」
「えッ……?」
官能の残滓にトロンと蕩けた黒瞳で将成を見つめると、咲希は力強い腕に抱き上げられた。
(お仕置きって……? また、あんな目に……?)
期待と不安に胸を高鳴らせながら、咲希は将成に抱かれたまま寝室へと運ばれていった。
「あッ、だめッ……! また、イクッ! あッ、あぁああッ……!」
ビクンッビックンッと裸身を痙攣させると、咲希は壮絶な極致感を極めた。ガチガチと歯を鳴らしながら歓悦の硬直に震えると、グッタリと弛緩して咲希は白いシーツの波間に沈み込んだ。
今のが何回目の絶頂なのか、すでに咲希には分からなかった。激しすぎる快感に脳髄はトロトロに灼き溶けて、意識さえ真っ白に染まっていた。
「おねがい……もう、ゆるして……」
何度目かも分からない哀願の言葉を漏らす唇から、トロリと細い糸を引いて涎が垂れ落ちた。美しい貌は赤く紅潮し、官能に蕩けきった黒曜石の瞳から滂沱の涙が頬を伝って流れ落ちていた。真っ赤に充血した花唇から溢れ出た蜜液が内股を伝って流れ落ち、白いシーツにビッショリと淫らな模様を描いた。
「これ以上……されたら……、あたし……毀れる……んッ……!」
咲希の哀訴の言葉を遮るように、将成がその紅唇を塞いだ。そして、ネットリと舌を絡ませながら、猛りきった男で咲希の最奥まで一気に貫いた。
「んッ、くぅうッ……あッ、はぁああッ……!」
濃厚な口づけをされながら、眉間に縦皺を刻んで咲希が熱い喘ぎを漏らした。再開された将成の動きに、咲希は総身を痙攣させながら悶え啼いた。
それは女を狂わせる三浅一深の悪魔の律動だった。何度も絶頂を極めている女体が、その動きに耐えられるはずなどなかった。壮絶な快感が火柱となって燃え上がり、四肢の先端まで咲希の全身を灼き溶かした。
絶頂のさらに先にある快絶の極みに、咲希はあっという間に押し上げられた。腰骨が灼き溶け、背筋が震撼し、脳天に歓悦の雷撃が何度も落ちた。全身の痙攣は止まらず、花唇からは蜜液の飛沫がプシャップシャッと飛び散った。
だが、将成は三浅一深の動きを止めなかった。その悪魔の律動に、咲希は本気で泣き出した。
「ひぃいいいッ! もう、だめぇッ! 狂っちゃうッ! また、イクッ! イグぅううッ!」
かつてないほどの快感が膨れ上がり、限界を超える超絶な極致感となって爆発した。全身を粉々に崩壊させる快美の奔流に、咲希の意識は真っ白な閃光となって砕け散った。
生涯で二度目の官能地獄に突き落とされ、咲希はガックリと首を折って失神した。
喉元に押しつけられた冷たい感触と、それを遥かに上回る冷徹な殺気を感じて将成は目を覚ました。そして、一瞬のうちに状況を把握すると、黒瞳を大きく見開いて慄然とした。
月の光を反射して白銀に輝く刀身が、自分の首筋に押し当てられていたのだ。
「な、何を……咲希……?」
神々しいほどの神気を全身から放っている咲希が、一糸纏わぬ美しい姿で<咲耶刀>を突きつけていた。そして、その神気は紛れもなく、濃厚な殺気に満ち溢れていた。
「目が覚めたかしら、将成……? ずいぶんと好き勝手にあたしを弄んでくれたわね……」
黒曜石の瞳に冷徹な光を浮かべながら、咲希がニッコリと微笑んだ。
「お、落ち着け……咲希……」
焦燥にかられた声で、将成が告げた。だが、その声は隠しようもない怯えの色に震えていた。
「あたしは落ち着いているわ。泣き叫ぶあたしを、調子に乗って責め続けた誰かよりもずっとね……」
長い漆黒の黒髪が、風もないのにゆっくりと舞い上がった。それが全身から放たれる神気によるものだと気づいた瞬間、将成は凄まじい恐怖に震え上がった。
「わ、悪かった……許してくれ……」
「許してくれ……? その言葉を、あたしが何回言ったか覚えている? それをすべて無視したのは、誰だったかしら……?」
かつてない激烈な怒りを映す黒曜石の瞳が、真っ直ぐに将成を見据えた。その苛烈に燃え上がる炎を見て、将成は全身に鳥肌を沸き立てながらガチガチと歯を鳴らした。
(やばい……! こんなに怒った咲希を見たのは初めてだ……)
咲希が神社幻影隊で最大の神気を持つ女性であることを、将成は実感を込めて思い出した。
(咲希のSA係数は最低でも二一五〇だ……)
その値が何もしていない状態のSA係数であることを、将成は知っていた。<咲耶刀>を構えて本気で神気を解放したら、その数倍のSA係数を叩き出すのは間違いなかった。
「悪かった、咲希……。もう、二度とあんなことはしないッ! 許してくれ……」
本気で謝罪をした将成をじっと見つめると、咲希はニッコリと微笑みながら告げた。
「それは残念だわ。あんなに激しく愛してくれたのに……。でも、二度とあたしを愛してくれないのなら、それは不要よね……」
将成の喉元に押しつけている刀身を、咲希はゆっくりと下へ滑らせていった。そして、ダウンケットの下で縮こまっている将成の男に<咲耶刀>の切っ先を突きつけた。
「ま、待ってくれッ……! た、頼む……許してくれッ!」
凄まじい恐怖に全身を震わせながら、将成が大声で叫んだ。その表情は蒼白を通り越して、土気色に変わっていた。
その様子をしばらく無言で見据えると、咲希が厳しい口調で訊ねた。
「あたしのことを愛してる?」
「も、もちろんだ……!」
咲希の問いに、間髪を入れずに将成が告げた。その答えに満足そうな笑みを浮かべると、咲希は右手に構えていた<咲耶刀>を消失させた。そして、将成の隣に腰を下ろすと、彼の黒瞳を見つめながら言った。
「それならば、普通に愛して……。もう二度と、あんな愛し方はしないで……。
「分かった……」
コクコクと頷く将成の唇に、咲希はゆっくりと魅惑的な唇を重ねた。そして、自ら舌を挿し入れると、将成の舌を絡め取った。将成が咲希の裸身を抱き寄せて、濃厚な口づけに応え始めた。
(これだけ脅しておけば、あんなことは二度としないはず……。あんなのを毎回されたら、本当におかしくなっちゃうわ……)
二人の唇を繋ぐ細い糸が、銀色の月明かりを反射してキラリと光った。将成が咲希の白い肢体をゆっくりとベッドに押し倒した。
「もう一度……愛して……」
官能に潤んだ瞳で将成を見つめながら、咲希が熱い吐息とともに囁いた。その言葉に小さく頷くと、将成は白い乳房を揉みしだきながら突き勃った媚芯を唇で咥えた。
「あッ……それ……気持ちいい……」
胸から広がる甘い快感に、恍惚の表情を浮かべながら咲希が喘いだ。将成の右手が脇腹を撫でながら、ゆっくりと下りていった。
「ひッ……! そこ、いやッ……!」
咲希が慌てて将成の右手を押さえつけた。柔らかい叢をかき分けて、敏感な真珠を嬲り始めたのだ。
「さっきのお詫びに、気持ちよくしてあげるよ……」
そう告げると、将成は慣れた手つきでクルンと真珠の薄皮を剥きあげた。そして、溢れ出た蜜液を塗り込みながら、コリコリと指先で転がし始めた。
「あッ、いやッ……! それ、だめぇッ……! あッ、あッ、あぁああッ……!」
ビクンッビックンッと裸身を痙攣させると、咲希はあっという間に絶頂を極めた。
(そんな……これじゃ、さっきと変わらない……)
峻烈な愉悦に総身を震わせながら、咲希は不安に慄いた。その不安を嘲笑うかのように、将成が咲希の太股を掴んで両脚を大きく広げた。
「いやッ……! 待ってッ……! だめッ……あッ、ひぃいいッ……!」
将成が唇で真っ赤に充血した真珠を咥えると、激しく舌で舐りながら強く吸い上げた。女の急所を凄絶に責められて、一瞬も堪えることができずに咲希は続けざまに絶頂を極めた。だが、ビクンッビクンッと痙攣している咲希を、将成は休むことなく責め続けた。
「ひぃいッ……! だめぇッ! 今、イッてるッ……! いやぁあッ! また、イッちゃうッ! あぁああッ……!」
腰骨を灼き溶かすような快絶が背筋を舐め上げ、脳天を凄まじい雷撃が直撃した。脳髄がトロトロに蕩けて、意識さえも真っ白な閃光に灼き溶かされた。全身を壮絶な快感が駆け巡り、四肢の先端まで甘く痺れた。
官能に蕩けきった瞳から随喜の涙が溢れ、濡れた唇から涎の糸を垂らしながら咲希は茫然と将成を見つめた。
「咲希、覚えておけ……。これが、俺の普通の愛し方だ……」
ニヤリと笑みを浮かべながらそう告げると、将成は猛りきった男で咲希の最奥まで一気に貫いた。
「ひぃいいッ……! あッ、あぁああッ……!」
ビクンッと白い顎を突き上げると、咲希は大きく背中を反らしながら壮絶な極致感に達した。
だが、ビクンッビックンッと激しく痙攣を続けている咲希を、将成は三浅一深の動きで責め始めた。女を狂わせる悪魔の律動だった。粒だった入口を三度擦り上げられ、最奥まで一気に貫かれた。それを何度も繰り返されては堪ったものではなかった。
「あッ、あッ、あぁああッ……! だめぇッ! おかしくなっちゃうッ! やめッ……あッ、あッ、いやぁあッ……!」
長い黒髪を舞い乱しながら、咲希が激しく首を振った。快美の火柱に腰骨が灼き溶かされ、壮絶な愉悦に全身の細胞さえもドロドロに熔解させられた。
「ひぃいいッ……! 許してぇッ……! イクの……止まらないッ! また、イクッ! イグぅうッ……!」
背筋が折れるほど大きく仰け反ると、ビックンッビックンッと痙攣しながら咲希は凄絶な極致感を極めた。官能に蕩けきった瞳を茫然と見開き、ガチガチと歯を鳴らしながら硬直を解き放つと、咲希はグッタリと脱力してシーツの波間に沈み込んだ。
限界を遥かに超える快絶に、咲希は今夜二回目の失神に陥った。
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