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第十二章 天龍の法衣
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「アストレア様……」
アストレアの隣りに立っていたアンナが一歩下がり、片膝をついてアストレアに頭を下げた。それを見たベイルートが驚愕のあまり、瞳を大きく見開きながら言葉を失った。
「女神アストレア様……?」
アンナが漏らした真名を聞き、ベイルートが慌てて跪いた。アストレアが発する神気は、ごく自然にベイルートにその行動を取らせたのだ。
「ベイルートさん、席にお掛けになってください。それから、アンナ……」
「はい、アストレア様……」
アストレアに対して跪き、深く頭を下げたままアンナが答えた。
「あなたがそのような態度を取ると、ベイルートさんも立てません。二人ともソファに座ってください」
そう告げると、アストレアは微笑を浮かべながら自らソファに腰を下ろした。それを見てアンナは立ち上がると、アストレアに深く一礼してからソファにゆっくりと座った。その様子を見て、ベイルートもアンナに倣いアストレアに深く頭を下げてからソファに腰を下ろした。
「ベイルートさん、あなたのご協力に感謝いたします。私は、エルフの女王アストレアの名に賭けて、あなたにお約束します。悪魔王ルシファーは、ここにいるアンナたちと一緒に必ず倒します」
「アストレア様……」
ゾルヴァラタ教の主神であり、ゾルヴァラタ神国建国の女神であるアストレアの言葉に、ベイルートは感動のあまり涙が止まらなかった。ゾルヴァラタ教の熱心な信者であるベイルートにとって、女神アストレアは何者にも代えがたい神聖不可侵な存在だったのだ。
「アストレア様、そろそろアスティの姿にお戻りください。先ほどの店員が戻ってくる頃です」
「そうですね。分かりました」
アンナの言葉に頷くと、アストレアは自身に幻影魔法をかけた。銀髪が黒色に変わり、金色の瞳が黒瞳に変化した。長い耳も元に戻り、黒髪黒瞳の美少女の姿に変わった。その様を呆然と見つめていたベイルートが、ハッと我に返ってアストレアに告げた。
「アストレア様……」
「この姿の時は、アスティとお呼びください」
やんわりとベイルートの言葉をただすと、アストレアは微笑みを浮かべた。
「申し訳ございません、アスティ様。先ほどの私の言葉を撤回させてください」
「撤回……ですか?」
ベイルートが告げた意味が分からずに、アストレアが首を傾げた。
「はい。昨日お求めになった魔道杖と本日お渡しするローブの代金ですが、全額を私どもで負担させてください。そのくらいしか私どもには出来ませんが、せめてアスティ様のご信頼に応えさせてください」
ベイルートがアストレアに向かって深く頭を下げた。それは、自分を信じて正体を明かしてくれた女神アストレアに対するせめてものお礼だった。
「お気持ちは大変ありがたいのですが、それは困ります。私が正体を明かしたのはベイルートさんだけです。エルズワースさんは私の正体をご存じありません。ベイルートさんが突然、私たちの魔道杖やローブの代金を全額持つと言ったら、エルズワースさんは不審に思われます。ですから、せめてお二人で折半にして頂けませんでしょうか?」
ベイルートの厚意を無碍にするようだったが、アストレアはこれ以上自分の正体を広めるつもりはなかった。
「なるほど、おっしゃるとおりです。私が浅はかでした。アストレア様……アスティ様の御心のままに……」
自分だけに正体を明かしたと告げられ、ベイルートは狂喜してアストレアの言葉に従った。
その時、扉がノックされた。ベイルートはアストレアが頷いたことを確認してから、店員に入室を許可した。
「大変お待たせいたしました。当店の最高級品をお持ちいたしました。お手にとってご覧ください」
最初に声をかけた若い女性の店員が、五着のローブが掛けられた移動式ハンガーを押して入ってきた。
「ありがとう、後は私が応対させて頂くので君は下がっていてくれ」
「はい、支配人。それでは失礼いたします」
アストレアたちに向かって一礼すると、店員が応接室から出て行った。それを見送ると、ベイルートがアストレアに向き直って恭しく説明を始めた。
「この五着はいずれも四大龍の鱗や皮を鞣した物をミスリルの魔道糸で加工したものです。いずれもオリハルコン並みの強度があり、重量軽減魔法が施されています」
ベイルートの説明を聞きながら、アストレアはその中の一着に手を触れてみた。
「凄く柔らかいですね。着心地も良さそうです。性能に違いはないのでしょうか?」
「多少の違いはあります。今、アスティ様がお手に取られているものは天龍の鱗を鞣した物です。この中で最も性能が良く、お値段も白金貨二千五百枚となります」
「二千五百枚ですか……」
金色の瞳を見開いて驚いたが、天龍の鱗から出来ているのであればそのくらいの値段はするのかも知れないと思い直すと、アストレアはハンガーからそのローブを外して手に取った。全体的に濃い青紫色に染められたローブは襟と袖だけが白かった。胸元は大きく開いており、袖口と腰から下はゆったりと広がった女性らしいデザインをしていた。丈の長さは膝下十セグメッツェくらいで、戦闘などの激しい動きをしても妨げにはならないように作られていた。
「その隣りにある赤いローブは、火龍の鱗から出来ています。天龍よりは多少強度が落ちますが、オリハルコンの軽鎧よりは遥かに強度があります。お値段は白金貨二千枚となります」
「この赤いローブはアンナに似合いそうですね」
「私は後でいいから、アスティが先に選んでいいわよ」
アストレアの言葉を笑顔でいなすと、アンナが笑いながら告げた。
「その横にある青いローブは水龍の鱗から出来ており、天龍のものと性能的にはほとんど変わりません。お値段は二千二百枚となります。後の黒いローブと緑のローブはいずれも木龍の鱗から出来ています。お値段は、黒い方が千八百枚、緑の方が千五百枚です」
「この天龍のローブを試着してもいいでしょうか?」
一番最初に手に取ったローブを体の前に会わせながら、アストレアが訊ねた。
「もちろんでございます。こちらが試着室になっておりますので、ごゆっくりとお試しください」
そう告げると、ベイルートは応接室の奥にある扉を開けてアストレアを通した。
試着室に入ると、入口の扉を覗いて三面が大きな姿見になっていた。アストレアは着ていたローブの紐を解くと床に脱ぎ捨て、手に持った天龍のローブを身につけた。V字型に胸元が広がっており、少しかがむと胸の谷間が見えそうだった。サイズ調整の魔法が掛けられているようで、アストレアの女性らしい体のラインを強調するようにぴったりとフィットした。思った以上に軽くて着心地も良く、手足の動きも楽だった。
(いいですね、これ。気に入りました)
鏡に映った自分の姿に満足すると、アストレアは嬉しそうに微笑んだ。胸元が見えそうなことだけは少し恥ずかしかったが、他に欠点はなく性能も申し分なかった。
(セイリオスもきっと気に入ってくれると思います)
アストレアは大きく頷くと、アンナの意見を聞くために試着室の扉を開けた。
「どうですか、アンナ。似合いますか?」
アンナの前でくるりと一回転すると、アストレアが楽しそうに訊ねた。
「よく似合ってるわ、アスティ」
「アンナ様のおっしゃるとおりです。アスティ様のために作られたように、よくお似合いです」
アンナの言葉に大きく頷くと、ベイルートが眩しそうに眼を細めてアストレアを見つめた。
「ありがとうございます。では、私のローブはこちらにします。このまま着ていっていいでしょうか?」
その美貌に満面の笑みを浮かべると、アストレアがベイルートに訊ねた。
「もちろんでございます。そのままお召しになってください」
「ありがとうございます。では、次はアンナの番ですね」
「あたしはその赤いのと青いのを両方試してみたいわ」
火龍と水龍のローブに視線を移しながら、アンナが言った。
「かしこまりました。では、こちらでお試しください」
試着室の扉を開けながら、ベイルートがアンナに向かって告げた。アンナは二着のローブを左腕に掛けると、ベイルートに礼を言って試着室に入っていった。
ロウメテールで買った黒いローブを脱ぎ捨てると、アンナは赤い火龍のローブに袖を通した。アンナの豊かな胸を強調するかのように体にぴったりと一致し、それをポンチョマントで隠すようなデザインだった。色も濃紅でアンナの赤茶色の髪と良く合っていた。丈は膝下五メッツェくらいで、袖と腰から下がゆったりと広がっており、軽くて動きやすかった。
「悪くないわね。こっちはどうかな?」
火龍のローブを脱ぐと、アンナは濃青色の水龍のローブを身につけた。こちらは全体的にゆったりとしたデザインで、丈も足首近くまであり落ち着いた雰囲気のローブだった。上品な大人の女性向けにデザインされているようで、動きにくくはないものの活動的なアンナのイメージとは違っていた。アンナは水龍のローブを脱ぐと、再び火龍のローブを身につけて姿見を見た。
「やっぱり、こっちね」
そう告げると、水龍のローブと脱いだ黒いローブを左腕に掛けて試着室を後にした。
「どうかしら?」
手に持ったローブをベイルートに渡すと、アンナはアストレアの方を向いて訊ねた。
「よく似合いますね。凄くいいですよ、アンナ」
「うん、ありがとう。あたしはこれにするわ」
アストレアの言葉に嬉しそうに頷くと、アンナがベイルートに向かって告げた。
「お二人とも、大変よくお似合いでございます。今までお召しになっていたローブは持ち帰られますか、それとも当方で処分いたしますか?」
「お手数ですが処分をお願いします、ベイルートさん」
アストレアがニッコリと微笑しながらベイルートに依頼をした。
「かしこまりました。それでは昨日の魔道杖の代金を返却させて頂きますので、ギルド証をお預け頂けますか?」
「はい。よろしくお願いします」
アストレアが首に提げていたギルド証をベイルートに手渡した。
アストレアの隣りに立っていたアンナが一歩下がり、片膝をついてアストレアに頭を下げた。それを見たベイルートが驚愕のあまり、瞳を大きく見開きながら言葉を失った。
「女神アストレア様……?」
アンナが漏らした真名を聞き、ベイルートが慌てて跪いた。アストレアが発する神気は、ごく自然にベイルートにその行動を取らせたのだ。
「ベイルートさん、席にお掛けになってください。それから、アンナ……」
「はい、アストレア様……」
アストレアに対して跪き、深く頭を下げたままアンナが答えた。
「あなたがそのような態度を取ると、ベイルートさんも立てません。二人ともソファに座ってください」
そう告げると、アストレアは微笑を浮かべながら自らソファに腰を下ろした。それを見てアンナは立ち上がると、アストレアに深く一礼してからソファにゆっくりと座った。その様子を見て、ベイルートもアンナに倣いアストレアに深く頭を下げてからソファに腰を下ろした。
「ベイルートさん、あなたのご協力に感謝いたします。私は、エルフの女王アストレアの名に賭けて、あなたにお約束します。悪魔王ルシファーは、ここにいるアンナたちと一緒に必ず倒します」
「アストレア様……」
ゾルヴァラタ教の主神であり、ゾルヴァラタ神国建国の女神であるアストレアの言葉に、ベイルートは感動のあまり涙が止まらなかった。ゾルヴァラタ教の熱心な信者であるベイルートにとって、女神アストレアは何者にも代えがたい神聖不可侵な存在だったのだ。
「アストレア様、そろそろアスティの姿にお戻りください。先ほどの店員が戻ってくる頃です」
「そうですね。分かりました」
アンナの言葉に頷くと、アストレアは自身に幻影魔法をかけた。銀髪が黒色に変わり、金色の瞳が黒瞳に変化した。長い耳も元に戻り、黒髪黒瞳の美少女の姿に変わった。その様を呆然と見つめていたベイルートが、ハッと我に返ってアストレアに告げた。
「アストレア様……」
「この姿の時は、アスティとお呼びください」
やんわりとベイルートの言葉をただすと、アストレアは微笑みを浮かべた。
「申し訳ございません、アスティ様。先ほどの私の言葉を撤回させてください」
「撤回……ですか?」
ベイルートが告げた意味が分からずに、アストレアが首を傾げた。
「はい。昨日お求めになった魔道杖と本日お渡しするローブの代金ですが、全額を私どもで負担させてください。そのくらいしか私どもには出来ませんが、せめてアスティ様のご信頼に応えさせてください」
ベイルートがアストレアに向かって深く頭を下げた。それは、自分を信じて正体を明かしてくれた女神アストレアに対するせめてものお礼だった。
「お気持ちは大変ありがたいのですが、それは困ります。私が正体を明かしたのはベイルートさんだけです。エルズワースさんは私の正体をご存じありません。ベイルートさんが突然、私たちの魔道杖やローブの代金を全額持つと言ったら、エルズワースさんは不審に思われます。ですから、せめてお二人で折半にして頂けませんでしょうか?」
ベイルートの厚意を無碍にするようだったが、アストレアはこれ以上自分の正体を広めるつもりはなかった。
「なるほど、おっしゃるとおりです。私が浅はかでした。アストレア様……アスティ様の御心のままに……」
自分だけに正体を明かしたと告げられ、ベイルートは狂喜してアストレアの言葉に従った。
その時、扉がノックされた。ベイルートはアストレアが頷いたことを確認してから、店員に入室を許可した。
「大変お待たせいたしました。当店の最高級品をお持ちいたしました。お手にとってご覧ください」
最初に声をかけた若い女性の店員が、五着のローブが掛けられた移動式ハンガーを押して入ってきた。
「ありがとう、後は私が応対させて頂くので君は下がっていてくれ」
「はい、支配人。それでは失礼いたします」
アストレアたちに向かって一礼すると、店員が応接室から出て行った。それを見送ると、ベイルートがアストレアに向き直って恭しく説明を始めた。
「この五着はいずれも四大龍の鱗や皮を鞣した物をミスリルの魔道糸で加工したものです。いずれもオリハルコン並みの強度があり、重量軽減魔法が施されています」
ベイルートの説明を聞きながら、アストレアはその中の一着に手を触れてみた。
「凄く柔らかいですね。着心地も良さそうです。性能に違いはないのでしょうか?」
「多少の違いはあります。今、アスティ様がお手に取られているものは天龍の鱗を鞣した物です。この中で最も性能が良く、お値段も白金貨二千五百枚となります」
「二千五百枚ですか……」
金色の瞳を見開いて驚いたが、天龍の鱗から出来ているのであればそのくらいの値段はするのかも知れないと思い直すと、アストレアはハンガーからそのローブを外して手に取った。全体的に濃い青紫色に染められたローブは襟と袖だけが白かった。胸元は大きく開いており、袖口と腰から下はゆったりと広がった女性らしいデザインをしていた。丈の長さは膝下十セグメッツェくらいで、戦闘などの激しい動きをしても妨げにはならないように作られていた。
「その隣りにある赤いローブは、火龍の鱗から出来ています。天龍よりは多少強度が落ちますが、オリハルコンの軽鎧よりは遥かに強度があります。お値段は白金貨二千枚となります」
「この赤いローブはアンナに似合いそうですね」
「私は後でいいから、アスティが先に選んでいいわよ」
アストレアの言葉を笑顔でいなすと、アンナが笑いながら告げた。
「その横にある青いローブは水龍の鱗から出来ており、天龍のものと性能的にはほとんど変わりません。お値段は二千二百枚となります。後の黒いローブと緑のローブはいずれも木龍の鱗から出来ています。お値段は、黒い方が千八百枚、緑の方が千五百枚です」
「この天龍のローブを試着してもいいでしょうか?」
一番最初に手に取ったローブを体の前に会わせながら、アストレアが訊ねた。
「もちろんでございます。こちらが試着室になっておりますので、ごゆっくりとお試しください」
そう告げると、ベイルートは応接室の奥にある扉を開けてアストレアを通した。
試着室に入ると、入口の扉を覗いて三面が大きな姿見になっていた。アストレアは着ていたローブの紐を解くと床に脱ぎ捨て、手に持った天龍のローブを身につけた。V字型に胸元が広がっており、少しかがむと胸の谷間が見えそうだった。サイズ調整の魔法が掛けられているようで、アストレアの女性らしい体のラインを強調するようにぴったりとフィットした。思った以上に軽くて着心地も良く、手足の動きも楽だった。
(いいですね、これ。気に入りました)
鏡に映った自分の姿に満足すると、アストレアは嬉しそうに微笑んだ。胸元が見えそうなことだけは少し恥ずかしかったが、他に欠点はなく性能も申し分なかった。
(セイリオスもきっと気に入ってくれると思います)
アストレアは大きく頷くと、アンナの意見を聞くために試着室の扉を開けた。
「どうですか、アンナ。似合いますか?」
アンナの前でくるりと一回転すると、アストレアが楽しそうに訊ねた。
「よく似合ってるわ、アスティ」
「アンナ様のおっしゃるとおりです。アスティ様のために作られたように、よくお似合いです」
アンナの言葉に大きく頷くと、ベイルートが眩しそうに眼を細めてアストレアを見つめた。
「ありがとうございます。では、私のローブはこちらにします。このまま着ていっていいでしょうか?」
その美貌に満面の笑みを浮かべると、アストレアがベイルートに訊ねた。
「もちろんでございます。そのままお召しになってください」
「ありがとうございます。では、次はアンナの番ですね」
「あたしはその赤いのと青いのを両方試してみたいわ」
火龍と水龍のローブに視線を移しながら、アンナが言った。
「かしこまりました。では、こちらでお試しください」
試着室の扉を開けながら、ベイルートがアンナに向かって告げた。アンナは二着のローブを左腕に掛けると、ベイルートに礼を言って試着室に入っていった。
ロウメテールで買った黒いローブを脱ぎ捨てると、アンナは赤い火龍のローブに袖を通した。アンナの豊かな胸を強調するかのように体にぴったりと一致し、それをポンチョマントで隠すようなデザインだった。色も濃紅でアンナの赤茶色の髪と良く合っていた。丈は膝下五メッツェくらいで、袖と腰から下がゆったりと広がっており、軽くて動きやすかった。
「悪くないわね。こっちはどうかな?」
火龍のローブを脱ぐと、アンナは濃青色の水龍のローブを身につけた。こちらは全体的にゆったりとしたデザインで、丈も足首近くまであり落ち着いた雰囲気のローブだった。上品な大人の女性向けにデザインされているようで、動きにくくはないものの活動的なアンナのイメージとは違っていた。アンナは水龍のローブを脱ぐと、再び火龍のローブを身につけて姿見を見た。
「やっぱり、こっちね」
そう告げると、水龍のローブと脱いだ黒いローブを左腕に掛けて試着室を後にした。
「どうかしら?」
手に持ったローブをベイルートに渡すと、アンナはアストレアの方を向いて訊ねた。
「よく似合いますね。凄くいいですよ、アンナ」
「うん、ありがとう。あたしはこれにするわ」
アストレアの言葉に嬉しそうに頷くと、アンナがベイルートに向かって告げた。
「お二人とも、大変よくお似合いでございます。今までお召しになっていたローブは持ち帰られますか、それとも当方で処分いたしますか?」
「お手数ですが処分をお願いします、ベイルートさん」
アストレアがニッコリと微笑しながらベイルートに依頼をした。
「かしこまりました。それでは昨日の魔道杖の代金を返却させて頂きますので、ギルド証をお預け頂けますか?」
「はい。よろしくお願いします」
アストレアが首に提げていたギルド証をベイルートに手渡した。
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