【ブルー・ウィッチ・シリーズ】 復讐の魔女

椎名 将也

文字の大きさ
28 / 32

第27章 ジュピターの正体

しおりを挟む
 GPS百五十メートル級恒星間宇宙艇<スピリッツ>は、GPSが科学の粋を結集した最新鋭宇宙艇である。その航行性能と戦闘力は四百メートル級巡洋艦に勝るとも劣らない。対衝撃シールドを始め、ニュートリノ探知システム、高出力レーザー砲、小型次元砲など、GPS戦闘艦並みの最新装備を誇っている。<スピリッツ>一隻の開発費は、七百メートル級戦闘艦のそれと同等であった。

 しかし、その<スピリッツ>にも、改善不可能な欠点があった。それは、百五十メートル級小型宇宙艇という物理的なスペースからくる短所であった。居住スペースが限られるのである。<スピリッツ>には、同型機である<ミューズ>と同じく、艦橋を除くと二つのプライベート・ルームしか存在しなかった。
 <銀河系最強の魔女>テア=スクルトから、<スピリッツ>を借りたシュンは、彼女が常時使用しているプライベート・ルームを寝室としていた。彼の名誉のために言っておくならば、もう一つのプライベート・ルームに入ることが、彼には出来なかったのである。

「セカンド・ルームを使用したい。ロックを解除してくれ」
 惑星ファラオの衛星エレクトラを発って約一時間後、シュンは<スピリッツ>のバイオ・コンピューターに命じた。
 しかし、コンピューターの答えは……。
『それは出来ません。セカンド・ルームのロックを解除するには、マスターテアの承諾が必要です』

 それを聞いた時、シュンは深く考えなかった。たぶん、その部屋にはテアのプライベートに関するものがあるのだろうと想像したのである。<銀河系最強の魔女>と呼ばれても、テアは若い女性だ。他人に、それも男に部屋を見られるのを拒んだのだろう。
 シュンはそう考え、ロックされていないファースト・ルームを使用させてもらうことにした。しかし、そこに足を踏み入れた途端、シュンは愕然とした。

 部屋の奥にあるドレッサーの上には、化粧品類コスメティックスが並べられていた。壁には、コバルト・ブルーの海が描かれた風景画が掛けられている。そして、ドレッサーの上に飾られたジェイ=マキシアンと一緒に映されたフォトグラフ……。
 これらが意味するもの。それは、この部屋こそが、テアが常時使用している場所であったのである。

(どういう事だ? ここがテアのプライベート・ルームならば、ロックされているセカンド・ルームには何があるんだ?)
 当然の疑問が、シュンの脳裏に浮かび上がった。しかし、彼にはそれを深く考慮している時間が与えられなかったのである。
 部屋のデスクにあるターミナル(コンピューター端末機)から、非常を告げる呼び出し音が鳴り響いた。

「どうした?」
 シュンがターミナルに設置されているマイクに向かって叫んだ。
『本機の近くに、GPSの宇宙艇がHDアウトして来ました。距離は、二十七万宇宙キロ。船籍コードは、GSAX-1307SHです』
「……! 何だってッ!」
 その船籍コードにシュンは聞き覚えがあった。それは紛れもなく、百五十メートル級万能型宇宙艇<ミューズ>……ジェシカの艇であった。

 彼は急いで艦橋に戻ると、<ミューズ>に向けて恒星間ヴィジフォーンのスイッチをオンにした。GPS緊急通信回線である。
「こちら、シュン=カイザード。ジェシカ、聞こえるか?」
「シュン? 何であなたがここに……?」
 サブ・スクリーンに映し出されたジェシカの表情には、驚愕の色が浮かんでいた。

「無事か? よかった……」
 心の底から安堵の声を上げると、シュンはパイロット・シートに腰を下ろした。
「テアはどうしたの? ロザンナ王女は?」
 ジェシカが立て続けに訊いた。
「直接会って話そう。そっちにテレポートしていいか?」
「待って、私が<スピリッツ>に行くわ。シールドを解除して」
 シュンがバイオ・コンピューターに対ESPシールドの解除を命じた。同時に、ジェシカが<スピリッツ>の艦橋にテレポート・アウトしてきた。

「シュン!」
 長い黒髪を靡かせながら、ジェシカがシュンに抱きついた。
「おい……」
「会いたかった……」
 戸惑うシュンの唇に、ジェシカが魅惑的な唇を重ねた。彼女の漆黒の髪から放たれる芳しい香りが、シュンの鼻孔をくすぐった。

「どんなに心配したか……」
 シュンが彼女を抱き締めた。もう、二度と離さないとでも言うように……。
「シュン、ジェイが生きているのよ!」
 ジェシカが彼の胸の中で呟いた。
「何……?」
 彼女の漆黒の髪を撫でていたシュンの手が止まった。

「ジェイが、あのジェイが生きているのよ! 私、どうしたらいいの……」
 ジェシカの黒曜石の瞳から、涙が溢れ出した。
「落ち着け! どういう事だ?」
 驚きを抑制して、シュンが真剣な表情で訊ねた。

 漆黒の女神と呼ばれ、銀河中の犯罪者から恐れられるジェシカが、涙を浮かべながら話し出した。
 SHLに捕縛されたこと。<テュポーン>のファースト・ファミリーに拷問されたこと。それを<テュポーン>の副総統ソルジャー=スピカが助けてくれたこと。
 そして、彼女とともに、総統ジュピターに会ったことを……。


 惑星ネプチューン。

 銀河航行図にも存在しないアウター・プラネットである。銀河系の中心から、アンドロメダ星雲の方向に四千七百光年離れた、テセウス星域にある太陽系ヘレナの第四惑星である。
 海陸比は実に九三:七。典型的な海洋惑星だ。そのネプチューンの唯一の大陸……と言っても島のようなものであったが……に、最新の科学技術を駆使して建造された巨大なドーム基地があった。
 銀河系最大の麻薬ギルド<テュポーン>の総本部である。その名を、<ネオ・ジオイド>と呼ばれていた。

 テア=スクルトとジェイ=マキシアンによって人工惑星ジオイドを失った<テュポーン>が、約七ヶ月の時間と莫大な資金を投入して建造したものであった。その規模は、惑星インディスヴァーンにあるGPS総本部<グランド・フェニックス>の三十倍以上はあった。

 その<ネオ・ジオイド>の司令室で、漆黒の女神ジェシカ=アンドロメダは、一人の男と対峙していた。年齢は二十後半で、漆黒の髪を持つ美形の男である。だが、映画俳優のような美しさではなかった。その怜悧で切れ長の眼は見る者を怯ませ、全身から発する強烈なプレッシャーは、圧倒的な力を持って相手を萎縮させた。ジェシカはこれ程の存在感を有する男に、かつて会ったことがなかった。

(ジュピター……)
 彼女は紹介される前に、目の前の男が全銀河系を裏から支配する帝王であることを認識した。SHとして、数多くの死線を生き抜いてきた彼女でさえも、対峙するだけで凄まじい緊張に襲われた。無意識に握り締めた両手の平に汗が滲んでいた。

「GPS特別犯罪課ジェシカ=アンドロメダ大尉だな。初めてお目にかかる。私が<テュポーン>の総統ジュピターだ」
 渋みのある低い声バリトンでジュピターが告げた。
「直接会ったのは、初めてね。あなたのテレパシーは、惑星アルピナで聞いたけれど……」
 精一杯の虚勢を張って、ジェシカが言った。しかし、彼女の背筋を戦慄とも言える感情が舐め上げていた。少しでも油断すると、膝がガタガタと震え出しそうだった。

 ジェシカはジュピターの発する強烈なプレッシャーから逃れようと、部屋の中を見渡した。
 戦闘艦の艦橋を彷彿させる部屋であった。天井は半球状になっている。部屋の中央に投影機が設置されていることから推測して、これは全方位型スクリーンに違いない。周囲の壁は上品な木目調であり、窓は一つも無かった。部屋の奥に大きめのデスクが置かれ、その上にはバイオ・コンピューターのターミナルが設置されている。

(つまり、この部屋は最新型のバイオ・コンピューターに制御されているって訳ね……)
 ジュピターの左手には、ジェシカを連れてきた<テュポーン>の副総統ソルジャー=スピカが立っている。
「ジョウ、立ち話も何ですから、ソファを出しません?」
「そうだな。アンドロメダ大尉、気付かなくて失礼した」

 ジュピターがそう告げると、部屋の中央にあった投影機が床の中に沈んでゆき、代わりに大理石のテーブルと本革のソファが三つ浮き上がってきた。テーブルの上には、コーヒーが三人分置かれている。その間、ジュピターは一言も口を開いていない。

(テレパシー? この部屋のバイオ・コンピューターは、彼のテレパシーに反応する?)
 GPS最新鋭の技術でも、まだテレパシー反応型のバイオ・コンピューターは実用化されていない。その事からも、<テュポーン>の技術力の高さが伺えた。
「掛けたまえ」
 ジュピターはジェシカに勧めると、自分もソファに腰掛けた。ソルジャー=スピカも彼の横に腰を下ろし、コーヒーカップをジェシカの方へ差し出してきた。

「シュガーは入れるの?」
 喫茶店にでもいるかのように、ソルジャー=スピカがジェシカに訊ねた。
「結構です……」
 彼女の好意を断ってから、ジェシカも二人の前に座った。
「さっき、ソルジャー=スピカがあなたのことを『ジョウ』と呼びかけたわ。それがあなたの本名なの?」
 ジェシカが訊ねた。

「……。以前から人前で私を呼ぶときは気をつけるように言っているだろう」
 ジュピターが困惑気味に、ソルジャー=スピカに告げた。
「ごめんなさい。以後、気をつけますわ」
 ソルジャー=スピカが美しい瞳に困惑を浮かべながら謝罪した。

「聞かれたのなら嘘はつけまい。君の指摘する通り、それは私の本名だ。だが、気をつけてくれたまえ。その名前で私を呼ぶことを許してあるのは、銀河系で彼女だけだ」
 ジュピターが横にいる青い髪の美女を指して言った。
(この二人……恋人?)
 二人の表情を見比べながら、ジェシカが思った。

「彼女にも、許しをあげたら? テアの親友なのよ」
「……。考えておこう。それより、私が君を招待した理由を話そうか」
 ソルジャー=スピカの言葉を軽く流して、ジュピターが言った。彼の漆黒の双眸が、ジェシカを射抜くように見つめる。
 ジェシカの全身を再び緊張が走った。鼓動が早くなる。見つめられるだけで、これほど緊張する相手は初めてだった。

「その前に、君に謝罪しておこう。私の部下ソルジャー=プレアデスが、君に危害を加えたそうだな。彼には三日間の謹慎を言い渡した。申し訳ない」
 銀河系を裏から支配する帝王が、ジェシカに頭を下げた。
「……。ソルジャー=スピカから既に謝罪を受けています。この場では、それについて文句を言うつもりはないわ」
 動揺しながら、ジェシカが答えた。

「そうか。では、本題に移らせてもらう。君は我々のクロス・プロジェクトを止めようとしているそうだな。テアと協力して……」
「そうよ……」
「そのクロス・プロジェクトの本当の目的を、君は……いや、テアと君は何処まで理解しているのかね」
「それは……」
 ジュピターの言葉に、ジェシカは戸惑った。

 クロス・プロジェクト。
 銀河系監察宇宙局GPS宇宙平和連邦SHLの間に恒星間戦争を引き起こし、自由惑星同盟FPをも巻き込んで銀河を混乱させる。その裏で、<テュポーン>が暗躍し、莫大な利潤と強力な軍事力を手中にする。
 ジェシカの調査では、それがクロス・プロジェクトの概略であった。それをわざわざ、敵のトップに説明して何になるのだろう。

「たぶん、あなた方は我々のプロジェクトを誤解しているわ。その誤解を解くために、ジョウはあなたをここに招待したのよ」
 ソルジャー=スピカが口を挟んだ。
「誤解……?」

「そうだ。我々の最終目的は、GPS、SHL、FPに三分された不均衡な銀河系を再統一することだ。その統一者に、私はGPSを考えているのだが、それはこの際おいておこう。その為の手段として戦争を利用するつもりだ。だが、それはあくまで最小限の犠牲でコントロールする」
「戦争を、コントロールするですって?」
 ジェシカが驚いて声を高めた。

「そうだ。我々の力ならば、それが可能だ。君たちはあのDNA戦争を知らないが、あれは無秩序な闘いのもとに多大な犠牲を出した、人類史上の汚点だ」
(DNA戦争って……。ジュピターはその戦争を経験したって言うの? まだ、三十才にも見えないのに……。やはり、外見通りの年齢じゃないの?)

 DNA戦争は第一次、第二次の二回にまたがって勃発した。そして、SD一二八五年から一二八六年の二年間に、二千百億人近い犠牲を出したのである。今から二十年以上も昔のことである。

「あのような戦争を再び繰り返してはならない。しかし、今のままでは遅かれ早かれ、GPSとSHLは戦端を開くだろう。それならば、我々がコントロールした方が銀河系人類のためだ」
 ジュピターはそこまで話すと、コーヒーカップを手に取り一口飲んだ。
「まるで、DNA戦争を知っているみたいな口振りね」
 内心の疑問の答えを求めて、ジェシカが訊ねた。

「DNA戦争は、我々が起こしたようなものだからな……」
 ジュピターは呟くように答えた。彼の口調はまるで、過去の傷をえぐり返すようであった。
「……!」
 彼の様子を見ていたジェシカの脳裏に、驚愕とも言える閃光が走った。
(まさか……? 『ジョウ』って言うのは……?)

 DNA戦争はその名の通り、DNAアンドロイドたちによって起こされた大規模な反乱である。そして、DNAアンドロイド軍を率いていた男の名は……。
(彼が、あの……ジョウ=クェーサー?)
(そんな、バカな……。ジョウ=クェーサーは死んだはず……)
 少なくても、銀河史は彼の死を告げている。しかし、彼は偉大なESPだったと言う。

「ソルジャー=スピカ、一つ聞いてもいい?」
 ジェシカは内心の動揺を抑えつけながら、訊ねた。
「私がお答えできる範囲なら……」
 ソルジャー=スピカは、長い青色の髪をかき上げながら言った。その動作の何とさまになることか。そして……。
(似ている……。テアに……)
 テアの淡青色の髪よりも、遙かに濃いブルーだが、その美しい表情や青い瞳は、<銀河系最強の魔女>に紛れもなく似ていた。

「あなたの本名は……、エマ=トスカ?」
「……!」
 ジェシカの言葉に、ソルジャー=スピカの動作が止まった。
(やはり……。では、ジュピターは間違いなく……)
 黒曜石の瞳でジュピターを真っ直ぐに見つめながら、ジェシカが訊ねた。
「そして、あなたは……ジョウ=クェーサーね……」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

処理中です...