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第3章 飼育小屋のうさぎだけを愛する飼育係

第14日目 以前の🏫学校にとって当たり前のものが存在しない?

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私が進学した🏫学園は、昔は日本一の生徒数とか就職率ナンバー1とか、世間一般には知れ渡っていた有名校だったらしいのだが…今はそんな面影もどこにもなく

🏫巨大な校舎にそこそこ生徒と教師が点在するようなどこにでもありそうな名前も🗾場所も隠れ家的にマイナーな🎄自然豊かな風景の広がる居心地の良いオアシスな🏫初登校日。

昔はどこの🏫学校にも存在していたと伝えられている飼育小屋目当てで、まずはそれを探してみることにした初日。教師も生徒も誰もが存在すら知らなかった飼育小屋。を探すのに難航すら感じていく聞き込み調査と🏫校舎全体を把握するのにひと苦労な巨大さは絶望と不安感だけがどんどん募ってしまう⏰これからの数日間。

空き時間を見つけては既存の飼育小屋を探す日々。数週間が過ぎたある日のこと。荒廃した🏫旧校舎の片隅に飼育小屋とただならぬ表情でこちらを見つめた🐰ウサギたちをようやく発見した。

その飼育小屋および🐰ウサギたちの噂や話題も誰もが知らず、存在していたことさえ知らなかった模様。立派な飼育小屋とは言えないほどにオンボロ具合が最優先されそうな老朽化した🐰ウサギ小屋ではあったけど、放置されていたり🐰ウサギたち自身が餌を集めたりする独立性を兼ね備えている訳でもなく、自然とたたずんでいた。

それに違和感はなさげに、とりあえず巡り合えたことに神に感謝しつつ、その🐰子らとの対話する毎日はそこから始まった。独占欲などが強かったわけでもないけど、その間で他には誰にも遭遇せず一人ぼっちの(自称)飼育係の挑戦が始まった。ただし、🐰ウサギの飼育経験もなく、知識も📖書籍のみだったので…🏫学園近くの頼りになりそうな専門家のいるところへ(同じくして)通い始めたのもちょうどこの頃からだった。

…続く。
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