15 / 69
1.少女のハンドクリーム
謎解き②
しおりを挟む
翌朝、すっきりと目を覚ましたドーラは朝食までに時間があるようだったので、大公邸の中庭を少し散歩してみることにした。
部屋の外に出ると、クルトとルッツが寝ずの番をしていたらしく、少し眠そうな顔で挨拶をしてくれた。
「おはようさん」
ドーラはその声に笑顔を見せた。
「おはようございます。今までこの部屋の護衛をしてくださって、ありがとうございます」
彼女の言葉に大丈夫だよ、と首を横に振ったクルト。
「それより、今からどこに行くんだ?」
ルッツは朝食前の時間にどこに行くのだろうかと訪ねてきた。
特別隠すことでもなかったので、中庭まで散歩しに行きたいんです、と答えると、じゃあ、俺が案内するよ、と彼は言ってくれ、ドーラは素直にお願いした。
大公邸の中庭はやはり食事同様、エルスオング大公邸とは違うものだった。
エルスオング大公邸は温暖な気候のため、色とりどりの花が植えられていたが、ここは寒冷地帯のためか、大きな花を持つ植物は植えられておらず、どちらかといえば、中庭でさえ有効活用しようとしているのがよく分かった。
数十分の散策の後、朝食の時間になったので、屋敷の中へ戻った。
今日も昨日と同じく、部屋に朝食が運ばれていて、メイドたちがかいがいしく世話をしてくれた。
そして、朝食後、調香師の正装である白衣を羽織ったドーラは、ルッツとクルトに保温箱を持ってもらい、調香室へ向かった。
すでに調香室にはゲオルグ、フリードリヒ、ディアーナ、院長、そしてテレーゼが揃っていた。
保温箱を運んできてくれた二人にお礼を言って、五人の前に立った。
「おはようございます」
ドーラが頭を下げると、全員が軽く頭を下げた。
「まず、昨日、アロマクラフト作製していただいた件ですが、ヒアリングは実施いたしません。というのも、それを聞くまでの事だったんです」
ドーラがそう宣言すると、驚くフリードリヒ。対照的にゲオルグは相変わらず無表情のままだった。
「今回、私がここに来ている理由はすでにご存じだと思います。
テレーゼ・アイゼル=ワード大公殿下の両てのひらがここにいらっしゃるファーメナ調香師が作製されたハンドオイルを使用したのち、炎症を引き起こしているという事案です」
彼女の言葉に堅く口を縛るテレーゼ。それを見てしまったドーラは、申し訳ないと思いつつも、言葉を続けることにした。
「一つお伺いしたいのですが、ファーメナ調香師。あなたは嗅覚に何らかの障害を持っていらっしゃるのではありませんか?」
最初に切り込んだのは、事の発端となったゲオルグの障害。テレーゼが手を握りしめるのが見え、やはり彼女からゲオルグを信じたい、という思いが強く感じられた。
しかし、そんな彼女の願いとは反対に頷くゲオルグ。
それにはテレーゼだけではなく、院長も驚いていた。その一方で、フリードリヒとディアーナの二人はとうとうその時が来てしまったか、という表情をしていた。
「――――やはりそうでしたか」
そうドーラは言って、持ってきた鞄の中から取り出したのは昨日、『利き香』で使った三番目のオー・ド・トワレの瓶。それをゲオルグの前に差し出した。
「これは昨日の『利き香』の試験の時、三番目に出したオー・ド・トワレ――――もどきです」
ドーラの言葉に、今までの無表情が嘘のように目を見開くゲオルグ。
「ええ、そうです。最初にも言いましたが、これは私が作ったものです。ファーメナ調香師のハンドオイルをまねて作ったラベンダーとローズマリー、レモングラスのブレンドオイルをアルコールに溶かした香水もどきなのです」
そう種明かしをすると、隣でフリードリヒがなるほど、だからあのハンドオイルと似ている匂いだったんだね、と呟くのが聞こえた。
一方、当のゲオルグは呆然としていた。
それもそのはずだろう。自分が作ったものだと思い込んだ彼は、他の精油を付け加えて解答していたのだから。
そんな様子のゲオルグをドーラは置いておくことにした。
なぜなら、それだけでは今回の混入事件の真相にたどり着けないから。
一拍置いたのち、今度はフリードリヒの隣にいる少女を見た。
「――――アイゼルワーレ嬢、ファーメナ調香師の処方箋を持ってきていただけませんか?」
ドーラの言葉にかすれた声ではい、と頷き、事務机から紙の束を持ってきたディアーナ。その中からテレーゼのハンドオイルの処方箋を確認したのち、そのまま院長へ渡した。彼はその処方箋を見て首を傾げた。
「――――ここにブレンドする精油の一つとして『アンジェリカ』が記載されています」
彼女の言葉にますますどういうことだ、と疑問の目で見る院長。その次に昨日、確認したあの台帳の該当ページを開いて渡した。
その部分を呼んだ院長の顔つきが、驚愕の色に染まった。ついでとばかりに、二つの小瓶を彼に渡した。片方は容量の四分の三程度、減ったもの、もう片方は全くの手が付けられていないもの、だった。
小瓶を渡された院長は片方ずつ蓋を開けて、匂いを嗅いだ。二つとも嗅ぎ終わった時には、手が震えていた。
そして、おそるおそるドーラが作製したオー・ド・トワレもどきの匂いも嗅ぐと、絶望したような表情になっていた。
「――――院長はお気づきになられましたでしょう。これが手荒れの原因だと」
ドーラは非常に冷静に、冷酷に告げた。
「私の知り合いの調香師からの証言もありました。ファーメナ調香師がアイゼルワーレ嬢にもチェックなしに、調香させていると。
だから、私の中ではここに来る前にはすでにあなたが嗅覚を患っていると、考えておりました。
そして、殿下の手荒れの正体。はっきり言わせていただくと、ここに来るまでは、まだ不確定でしたが、実は私も数日間、ハンドオイルを腕に塗り続けました」
最後の一文を言いながら上腕部をおさえたドーラに、全員の注目が集まる。
「しかし、私には殿下と同じような肌荒れは起こりませんでした。その原因を考えた時、二つのことが考えられました。
一つ目は、純粋に体質の違い――――私が敏感な肌ではなかった、という可能性。まあ、これでも説明がつきそうな気はしたのですが、私も一応、何でも屋の調香師。ハンドクリーム作りからアロママッサージまですべて行います。
その時に、どうしても失敗してしまうことがあるんですよね。
ええ、うっかり精油が肌についてしまうこともあるんですよ。
酷いものだと数週間、赤みが引きません。
なので、私が敏感肌の持ち主ではなかった、という可能性は限りなく低いんです」
そこまで言い切って、ひと呼吸を入れた。もう誰も異を唱える者はいなかった。この場にいる全員が、ドーラの言葉に耳を傾けていた。
「なので、もう片方の可能性を考えました。
――――――――ええ、その害をなした精油の名前は、アンジェリカ・ルート。そして、手荒れの直接の原因は塗った直後に、直接患部を日に当てたこと。
ちょうど潜入捜査を控えていた時だったので、普段は手袋をしているはずの殿下は脱いでいた、とおっしゃっていました。それが直接の原因、です」
部屋の外に出ると、クルトとルッツが寝ずの番をしていたらしく、少し眠そうな顔で挨拶をしてくれた。
「おはようさん」
ドーラはその声に笑顔を見せた。
「おはようございます。今までこの部屋の護衛をしてくださって、ありがとうございます」
彼女の言葉に大丈夫だよ、と首を横に振ったクルト。
「それより、今からどこに行くんだ?」
ルッツは朝食前の時間にどこに行くのだろうかと訪ねてきた。
特別隠すことでもなかったので、中庭まで散歩しに行きたいんです、と答えると、じゃあ、俺が案内するよ、と彼は言ってくれ、ドーラは素直にお願いした。
大公邸の中庭はやはり食事同様、エルスオング大公邸とは違うものだった。
エルスオング大公邸は温暖な気候のため、色とりどりの花が植えられていたが、ここは寒冷地帯のためか、大きな花を持つ植物は植えられておらず、どちらかといえば、中庭でさえ有効活用しようとしているのがよく分かった。
数十分の散策の後、朝食の時間になったので、屋敷の中へ戻った。
今日も昨日と同じく、部屋に朝食が運ばれていて、メイドたちがかいがいしく世話をしてくれた。
そして、朝食後、調香師の正装である白衣を羽織ったドーラは、ルッツとクルトに保温箱を持ってもらい、調香室へ向かった。
すでに調香室にはゲオルグ、フリードリヒ、ディアーナ、院長、そしてテレーゼが揃っていた。
保温箱を運んできてくれた二人にお礼を言って、五人の前に立った。
「おはようございます」
ドーラが頭を下げると、全員が軽く頭を下げた。
「まず、昨日、アロマクラフト作製していただいた件ですが、ヒアリングは実施いたしません。というのも、それを聞くまでの事だったんです」
ドーラがそう宣言すると、驚くフリードリヒ。対照的にゲオルグは相変わらず無表情のままだった。
「今回、私がここに来ている理由はすでにご存じだと思います。
テレーゼ・アイゼル=ワード大公殿下の両てのひらがここにいらっしゃるファーメナ調香師が作製されたハンドオイルを使用したのち、炎症を引き起こしているという事案です」
彼女の言葉に堅く口を縛るテレーゼ。それを見てしまったドーラは、申し訳ないと思いつつも、言葉を続けることにした。
「一つお伺いしたいのですが、ファーメナ調香師。あなたは嗅覚に何らかの障害を持っていらっしゃるのではありませんか?」
最初に切り込んだのは、事の発端となったゲオルグの障害。テレーゼが手を握りしめるのが見え、やはり彼女からゲオルグを信じたい、という思いが強く感じられた。
しかし、そんな彼女の願いとは反対に頷くゲオルグ。
それにはテレーゼだけではなく、院長も驚いていた。その一方で、フリードリヒとディアーナの二人はとうとうその時が来てしまったか、という表情をしていた。
「――――やはりそうでしたか」
そうドーラは言って、持ってきた鞄の中から取り出したのは昨日、『利き香』で使った三番目のオー・ド・トワレの瓶。それをゲオルグの前に差し出した。
「これは昨日の『利き香』の試験の時、三番目に出したオー・ド・トワレ――――もどきです」
ドーラの言葉に、今までの無表情が嘘のように目を見開くゲオルグ。
「ええ、そうです。最初にも言いましたが、これは私が作ったものです。ファーメナ調香師のハンドオイルをまねて作ったラベンダーとローズマリー、レモングラスのブレンドオイルをアルコールに溶かした香水もどきなのです」
そう種明かしをすると、隣でフリードリヒがなるほど、だからあのハンドオイルと似ている匂いだったんだね、と呟くのが聞こえた。
一方、当のゲオルグは呆然としていた。
それもそのはずだろう。自分が作ったものだと思い込んだ彼は、他の精油を付け加えて解答していたのだから。
そんな様子のゲオルグをドーラは置いておくことにした。
なぜなら、それだけでは今回の混入事件の真相にたどり着けないから。
一拍置いたのち、今度はフリードリヒの隣にいる少女を見た。
「――――アイゼルワーレ嬢、ファーメナ調香師の処方箋を持ってきていただけませんか?」
ドーラの言葉にかすれた声ではい、と頷き、事務机から紙の束を持ってきたディアーナ。その中からテレーゼのハンドオイルの処方箋を確認したのち、そのまま院長へ渡した。彼はその処方箋を見て首を傾げた。
「――――ここにブレンドする精油の一つとして『アンジェリカ』が記載されています」
彼女の言葉にますますどういうことだ、と疑問の目で見る院長。その次に昨日、確認したあの台帳の該当ページを開いて渡した。
その部分を呼んだ院長の顔つきが、驚愕の色に染まった。ついでとばかりに、二つの小瓶を彼に渡した。片方は容量の四分の三程度、減ったもの、もう片方は全くの手が付けられていないもの、だった。
小瓶を渡された院長は片方ずつ蓋を開けて、匂いを嗅いだ。二つとも嗅ぎ終わった時には、手が震えていた。
そして、おそるおそるドーラが作製したオー・ド・トワレもどきの匂いも嗅ぐと、絶望したような表情になっていた。
「――――院長はお気づきになられましたでしょう。これが手荒れの原因だと」
ドーラは非常に冷静に、冷酷に告げた。
「私の知り合いの調香師からの証言もありました。ファーメナ調香師がアイゼルワーレ嬢にもチェックなしに、調香させていると。
だから、私の中ではここに来る前にはすでにあなたが嗅覚を患っていると、考えておりました。
そして、殿下の手荒れの正体。はっきり言わせていただくと、ここに来るまでは、まだ不確定でしたが、実は私も数日間、ハンドオイルを腕に塗り続けました」
最後の一文を言いながら上腕部をおさえたドーラに、全員の注目が集まる。
「しかし、私には殿下と同じような肌荒れは起こりませんでした。その原因を考えた時、二つのことが考えられました。
一つ目は、純粋に体質の違い――――私が敏感な肌ではなかった、という可能性。まあ、これでも説明がつきそうな気はしたのですが、私も一応、何でも屋の調香師。ハンドクリーム作りからアロママッサージまですべて行います。
その時に、どうしても失敗してしまうことがあるんですよね。
ええ、うっかり精油が肌についてしまうこともあるんですよ。
酷いものだと数週間、赤みが引きません。
なので、私が敏感肌の持ち主ではなかった、という可能性は限りなく低いんです」
そこまで言い切って、ひと呼吸を入れた。もう誰も異を唱える者はいなかった。この場にいる全員が、ドーラの言葉に耳を傾けていた。
「なので、もう片方の可能性を考えました。
――――――――ええ、その害をなした精油の名前は、アンジェリカ・ルート。そして、手荒れの直接の原因は塗った直後に、直接患部を日に当てたこと。
ちょうど潜入捜査を控えていた時だったので、普段は手袋をしているはずの殿下は脱いでいた、とおっしゃっていました。それが直接の原因、です」
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる